2006/07/04 - 2006/07/08
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SamShinobuさん
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かつてはフランス領だったベトナム・ラオス・カンボジアは、インドと中国に挟まれていることから、フランスによってインドシナと名付けられた。「インドシナ」という映画があったが、僕はこのインドシナという言葉の響きに、何故かロマンを感じてしまう。
ベトナム料理は中国料理とフランス料理が見事にミックスされ、高温多湿の気候に適応し変化していった、実にユニークで美味しい食べ物が多い。国土の半分が南シナ海に面しているため、安くて新鮮な海鮮料理がふんだんに食べられる。14年も前の旅行なので思い出はほぼ風化しているが、食べ物が美味しかったことだけはよく覚えている。
その他の事に関しては正直言って覚束ないが、残された写真を頼りに記憶の糸を手繰り寄せながら、当時のホーチミンの街の風景を記録しておく。
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2006年7月4日(火)
タンソンニャット空港
成田エクスプレスで、朝の9時2分に成田空港第2ターミナルに到着した。ところが待ち合わせ場所に同行者がいない。飛行機の出発時間は10時30分なので、1時間半を切っている。彼の携帯に電話してみると、あろう事か、なんとまだ家で寝ていた!一瞬目の前が真っ暗になったが、彼のマンションは千代田区なので、諦めるのは早い。パスポートと現金さえ忘れなければ何も持たなくていいからと、急いでタクシーに乗るように指示する。それからベトナム航空のカウンターで事情を話すと、出発時間に間に合えば彼を飛行機まで誘導するので、とりあえず先に搭乗して下さいと言われる。席に着いてドキドキしながら待っていると、出発時間の1分前になって、ようやく機内に乗り込んで来る彼が見えた。
ベトナム航空VN951便は14時30分にホーチミン・タンソンニャット空港に到着。2時間の時差があるので、6時間のフライトだ。 -
空港から車で約20分、レジェンドホテルサイゴンに到着。サイゴン川に面した17階建てで、283室を有する大型の日系ホテルだ。
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街歩き。熱帯性の多種多様な植物が街中に溢れており、緑が目に眩しい。
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ドンコイ通りにあるホーチミン市民劇場は、フランス統治時代の1897年に建てられた。コロニアル調の美しい建物だ。
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レックスホテル。1927年に建てられたコロニアル様式のクラシックホテル。ベトナム戦争時には、屋上のバーが軍人や従軍記者のたまり場だったそうだ。
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サイゴン川のフェリー。よく見ると、バイクに乗っている人ばかりだ。
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バインミーの屋台。ベトナムはフランス領だった名残でパン食文化が浸透しており、まさにフランスパンを使ったベトナム風サンドイッチ、バインミーの屋台がそこらじゅうに出ている。レバーペーストを塗ったパンにハムを挟み、パクチーを加えれば出来上がり。ベトナムB級グルメの王様だ。
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東南アジアの商店で、得体の知れない物を見つけるのは面白い。
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ベトナムコーヒーが売っている。ベトナムコーヒーは使う豆の量が多いのと抽出にじっくり時間をかけることで、実に濃い味になる。だからなのか、凄く甘かったり、ココナッツミルクコーヒーやエッグコーヒー等のアレンジコーヒーがよく飲まれている。エッグコーヒーは初めて見たが、コーヒーに玉子?と思って飲む気がしなかった。
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この通りは長い市場になっており、皆バイクで買い物に来ている。
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南国のフルーツが並んでいる。
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肉の吊るし売り。朝からずっと吊していたら、傷まないのかな?それにその日に売れなかったらどうするんだろう。
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市場にバイクがガンガン入って来る。砂ぼこりにバイクのクラクション、どこからともなく匂う異国の煙草の煙り。まさにアジアの混沌だ。
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肉売り場のお姉さん、迫力満点!
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見たことのない魚もあるけど、どれも美味しそうだ。人々の喧騒の中、こういう庶民の台所をぶらつくのは面白い。肉や魚に香辛料の香りが混じり、あまりの暑さに汗臭い澱んだ空気が漂っているような東南アジアのマーケットはワクワクする。
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これだけバイクがあっても、誰もヘルメットしてない。
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夕食はベトナム伝統音楽の生演奏のある「ソングー(Song Ngu)」。有名海鮮レストランだ。
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まずびっくりしたのは、このシャコの大きさ。シャコなんて寿司ネタサイズしか見たことないぞ。これはガーリック焼きだが、見た目からは想像もつかないほど繊細な味で美味しい。
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蟹スープ。アオザイを着た女性が接客してくれる。
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海老たっぷりの生春巻。タイガービールも旨い。
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ロブスターもデカっ!
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これは何だろう?辛そうだ。
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蟹チャーハン。ベトナム料理は、やっぱり最高!ところが日本でベトナム料理を食べても、これほどの感動がないのが不思議だ。やはりこの国の気候や風土の中で食してこそ、その美味しさが一番引き立つのだろうか?
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2006年7月5日(水)
ここで朝食。 -
ベトナムに来たら、とりあえずフォーを食べよう。
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サイゴン中央郵便局
一見すると駅舎のようだが、1891年に完成した現役の郵便局だ。当時駅舎だったパリのオルセー美術館をモデルにしているそうだ。なるほど。 -
中に入ってみよう。
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アーチ状の天井や採光を考えられた窓など、実に美しい。正面にはホー・チ・ミンの肖像画が飾られている。
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統一会堂。南ベトナム時代は大統領官邸だった。ベトナム戦争を扱った映画で何度も見た建物だったので、感慨もひとしおだった。1975年4月30日、ここにベトナム解放軍の戦車が入り、ベトナム戦争は終結した。
一番感受性の強かった高校生の時に「帰郷」、「ディア・ハンター」、「地獄の黙示録」を観て、ベトナム戦争の恐ろしさを刷り込まれた僕にとって、ベトナムという国は一種おぞましい感情にも似た複雑な印象しかなかった。成人してからも、「プラトーン」、「グッドモーニング,ベトナム」、「フルメタル・ジャケット」など、ベトナム戦争を描いた映画は狂気に満ちた反戦色の強いものばかりで、映画としては素晴らしい作品ばかりだが、ベトナムについては偏ったイメージが間違いなくついてしまった。 -
サイゴン陥落時、最後の米軍がここからヘリコプターで撤退した。
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ホテルカラベルサイゴンのカフェからの眺め。ここで一休み。
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マッサージに来た。
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信号のない大交差点はバイクが入り乱れて、まさにカオス。
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ホーチミン市歴史博物館で水上人形劇を観る。水中で人形を操る人の苦労は並大抵ではないと推察されるが、その割になんとも地味な人形劇で、残念この上ない。1000年以上の歴史ある伝統娯楽らしいが、しょぼいにも程があった。
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ベンタイン市場の前のラウンドアバウト。中央の銅像は、1428年に明の支配からベトナムを解放したチャン・グエン・ハン将軍。フランス領になる前までベトナムは、長い年月に亘り中国の支配に抗っていた。
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ではベンタイン市場に入ってみよう。
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ベンタイン市場。ここは1914年にフランス人によって建てられたホーチミン最大の市場。
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建物の中には無数の商店がひしめき合っている。2倍から3倍はふっかけているので値切りは当然必要だ。
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小さな食堂もたくさんあって、ベトナム中のローカル飯が食べられるのがいい。
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高級レストランでは食べられないB級グルメを堪能できる。
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ここは観光地化されているとは言え、品揃えが半端ないので地元の人も買いに来るそうだ。
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マンゴー、パパイヤ、ドリアンなど南国のフルーツがいい香り。
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こういう野菜は地元の人が買うんだろうな。
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フルーツジュースを飲んで、一息ついた。
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市場の外も、商店が連なっていた。
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4人乗りバイク。家族で仲良くお出かけか。
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ついに 5人乗りのバイクを見つけた!なんか嬉しいO(≧∇≦)o!
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2006年7月6日(木)
朝からメコン川クルーズのツアーに参加した。バイクの騒音が凄まじい。 -
ホテルで送迎車にピックアップされて、メコン川を目指す。
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ボートに乗ると、ココナッツジュースが配られた。南国ではよくこのように、まんま振る舞われることが多いが、なんか青臭くてあまり美味しくない。
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メコン川の色がいいなあ。
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メコン川はチベット高原にその源流を発し、中国、タイ等を通り、約4200km流れて南シナ海に注いでいる。
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タイソン島に上陸。
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ハチミツなめてみますか?
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ヘビと友達になる。後ろのバッグやベルトは、もしや蛇革?
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ここで休憩。
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自家製ココナッツキャラメル、買いませんかー。
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おもてなしの歌で歓迎してくれる。(チップ目当て笑)
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さあ、小舟に乗ってジャングルに繰り出そう!
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おお!「地獄の黙示録」の世界だぁ!
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いい気分に浸っていたら、携帯に日本のクライアントから電話がかかってきてびっくりした。この2006年当時、まだスマホもなかったガラケー時代に、日本からベトナムのジャングルまで携帯が繋がるのは驚きだった。
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気を取り直して、「地獄の黙示録」気分を味わおう!
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そうこうしている内にメコン川に出たぞ。
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あの船に乗り移る。
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なかなか楽しいボートツアーだった。
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船着き場に着いた。
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「メコン・レスト・ストップ」というレストランで昼食。これもツアーに含まれている。
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メコン名物料理のエレファント・イヤー・フィッシュ。
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ライスボール。
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鍋のようだが、よく覚えていない。
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美味しそうだ。
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チャーハンはどこで食べてもまず間違いない。
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ホテルに戻って、プールで寛いだ。暑くて堪らなかったので、まさに極楽。
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ルオンソン・クアン。ここは地元で大人気のベトナム式焼肉店だ。ローカル感満載の庶民派レストラン。もちろん冷房などない。
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ここはヤギ肉が有名だが、牛、豚、鶏肉もある。今日はがっつり食おう。
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ニンニクたっぷりのタレに漬け込んであって、実に旨い。
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2006年7月7日(金)
クチトンネル見学ツアー -
クチトンネルはベトナム戦争時に、ゲリラ戦の要塞として地中深くまで、まるで蟻の巣のように複雑に掘られた地下道だ。その長さは250kmにも及び、内部には落とし穴等の罠も随所にある。またベトナム人に比べて巨体の米兵が入れないように、入口がこのように狭くなっている。この中に入って内部を探索するツアーだが、前述の通りベトナム戦争映画がある種トラウマになっている僕にとって、正直気持ち悪い以外の何物でもなかった。
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恐ろしい落とし穴。
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トンネルに入ってみた。
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武器の展示。ここで銃弾のキーホルダーを記念に購入したが、それが後から面倒なことになるとは、この時は思いもしなかった。
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長閑な車窓の風景。
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この国は信号機が非常に少ないので、道路を渡るのは命懸け。
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バイク天国だ。ベトナムでは原付きバイクは免許がいらないらしい。
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ここを人が渡るコツは、牛歩作戦しかない。
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よく見ると、歩道を走るバイクもいる。
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何故かホンダやヤマハのバイクだらけ。
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ホテルをレイトチェックアウト。
空港でスーツケースを預けた後、ビールを飲みながら時間をつぶしていたら、空港アナウンスで呼び出された。何事かと思って行ってみると、スーツケースに入れた銃弾のキーホルダーが問題らしい。クチトンネルで買ったものだ。そもそも本物かどうかも怪しいし、仮に本物でもキーホルダーに加工しているのだから、いいんじゃないかと食い下がったが、結局没収された。そんな紛らわしいもの土産品として売るなよと憤りつつ、ふとテーブルの上のバスケットを見ると、全く同じ銃弾のキーホルダーで溢れていた。これ、絶対土産物店に横流しして、空港と土産物店を永久にローテーションしてるよね。
23時40分発、ベトナム航空VN950便で帰国。成田到着は、翌日7月8日(土)7時25分だった。
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