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 日光街道を歩いています。<br />江戸日本橋をスタートし、芭蕉が歩いた奥の細道を日光迄辿り、東照宮に参拝の予定です。<br />行程は唯街道を歩くだけでなく、脇に名所旧跡があれば立寄り、日帰りが原則です。<br /> コロナと天候不良により長らく中断していましたがようやく再開しました。<br />今回は茨城県古河市から栃木県野木町迄を歩きます。<br />野木は日光街道21宿中10番目の宿場、まだまだ道半ばといった処。<br /> 今回スタートの古河は江戸を北方から守る防衛拠点で、宇都宮に次ぐ第二の砦でした。<br />城主は徳川250年間に11家が交代しましたが、皆老中、大老を務める譜代中の譜代で、最後は土井家8万石でした。<br /> 古河の街は大きな寺社が数多く残り、歴史を感じさせる良い街 です。<br />それでは歩きスタートします。<br /><br /> 表紙は鷹見泉石の墓がある正麟寺

日光街道を歩く(茨木県古河市~栃木県野木町)

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2020/10/26 - 2020/10/26

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愛吉

愛吉さん

 日光街道を歩いています。
江戸日本橋をスタートし、芭蕉が歩いた奥の細道を日光迄辿り、東照宮に参拝の予定です。
行程は唯街道を歩くだけでなく、脇に名所旧跡があれば立寄り、日帰りが原則です。
 コロナと天候不良により長らく中断していましたがようやく再開しました。
今回は茨城県古河市から栃木県野木町迄を歩きます。
野木は日光街道21宿中10番目の宿場、まだまだ道半ばといった処。
 今回スタートの古河は江戸を北方から守る防衛拠点で、宇都宮に次ぐ第二の砦でした。
城主は徳川250年間に11家が交代しましたが、皆老中、大老を務める譜代中の譜代で、最後は土井家8万石でした。
 古河の街は大きな寺社が数多く残り、歴史を感じさせる良い街 です。
それでは歩きスタートします。

 表紙は鷹見泉石の墓がある正麟寺

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
友人
交通手段
JRローカル
  •  JR東北本線、古河駅午前10時 本日の参加者は男女5人。<br />早速歩き始めます。<br />

    JR東北本線、古河駅午前10時 本日の参加者は男女5人。
    早速歩き始めます。

  •  西口より5分も歩くと西光寺、古河大仏で知られる寺です。<br />創建は1679年。

    西口より5分も歩くと西光寺、古河大仏で知られる寺です。
    創建は1679年。

  •  大仏は本堂の脇に鎮座。<br />白いYシャツ姿の方が住職、説明を受けます。<br /> 大仏は2代目で昭和54年の再建、初代は昭和19年の金属回収で供出したそうです。

     大仏は本堂の脇に鎮座。
    白いYシャツ姿の方が住職、説明を受けます。
     大仏は2代目で昭和54年の再建、初代は昭和19年の金属回収で供出したそうです。

  •  端正な良いお顔ですね。

     端正な良いお顔ですね。

  •  街道に沿って進むと直ぐに八幡宮が。<br />地元で諏訪八幡宮と呼ばれるお社で、1455年に初代古河公方足利成氏が鎌倉鶴ヶ岡八幡宮から勧請しました。<br /> 七福神布袋も祀ります。

     街道に沿って進むと直ぐに八幡宮が。
    地元で諏訪八幡宮と呼ばれるお社で、1455年に初代古河公方足利成氏が鎌倉鶴ヶ岡八幡宮から勧請しました。
     七福神布袋も祀ります。

  •  突き当りにショッピングセンターが見えます。<br />古河の本陣跡です。<br /> 隅に小さな石碑が。

     突き当りにショッピングセンターが見えます。
    古河の本陣跡です。
     隅に小さな石碑が。

  •  近寄って見ましょう。

     近寄って見ましょう。

  •  街は街道に沿って古い屋並みが続きます。

     街は街道に沿って古い屋並みが続きます。

  •  ここは篆刻美術館。

     ここは篆刻美術館。

  •  国の登録文化財になっています。

     国の登録文化財になっています。

  •  続いて街角美術館。

     続いて街角美術館。

  •  又こんなお店もあります。

     又こんなお店もあります。

  •  こんなお店も。

     こんなお店も。

  •  永井路子の旧宅も、永井さんは古河の名誉市民でした。

     永井路子の旧宅も、永井さんは古河の名誉市民でした。

  •  土井家の菩提寺正定寺に立寄ります。<br />江戸初期、古河6代目の藩主土井利勝が開いた寺です。

     土井家の菩提寺正定寺に立寄ります。
    江戸初期、古河6代目の藩主土井利勝が開いた寺です。

  •  山門と鐘楼

     山門と鐘楼

  •  鐘楼の下に建つ、念仏塚。<br />拡大して説明文を読んでください。 

     鐘楼の下に建つ、念仏塚。
    拡大して説明文を読んでください。 

  •  山門から本堂を望みます。

     山門から本堂を望みます。

  •  本堂前に立つ古河土井家初代藩主土井利勝公銅像。<br />16万石を領し、大老に迄登りました。

     本堂前に立つ古河土井家初代藩主土井利勝公銅像。
    16万石を領し、大老に迄登りました。

  •  永井寺、古河5代目の藩主永井家が開基。

     永井寺、古河5代目の藩主永井家が開基。

  •  古河の郷社、雀神社。

     古河の郷社、雀神社。

  •  案内板があります。

     案内板があります。

  •  鳥居を潜り境内を進みます。

     鳥居を潜り境内を進みます。

  •  拝殿に到着、七五三のお参りでしょうか。

     拝殿に到着、七五三のお参りでしょうか。

  •  街道筋に戻って来ました。

     街道筋に戻って来ました。

  •  ここは一体何屋さんなのでしょうか。

     ここは一体何屋さんなのでしょうか。

  •  一方近くにはこんなに立派な施設が建っています。

     一方近くにはこんなに立派な施設が建っています。

  •  中に入ると又びっくり、1階のホールに展示されるのは、古河の総鎮守雀神社の6月の祭礼に城下の町中を引き回す屋台が再現復興展示されているのです。<br />現在屋台の引き回しは有りませんが、この復興に4千萬円掛けたそうです。<br /> 祭礼にこれだけの屋台を準備した町衆の意気と財力に感心します。

     中に入ると又びっくり、1階のホールに展示されるのは、古河の総鎮守雀神社の6月の祭礼に城下の町中を引き回す屋台が再現復興展示されているのです。
    現在屋台の引き回しは有りませんが、この復興に4千萬円掛けたそうです。
     祭礼にこれだけの屋台を準備した町衆の意気と財力に感心します。

  •  正麟寺に立寄ります、先の城主小笠原家の創建。<br />幕末の城主土井家の家老鷹見泉石の墓があります。<br /><br />

     正麟寺に立寄ります、先の城主小笠原家の創建。
    幕末の城主土井家の家老鷹見泉石の墓があります。

  •  山門横に建つ案内石柱。<br /> 鷹見泉石は老中首座、大阪城代を務めた土井利位の家老を務め手腕を発揮した蘭学者、それにも増して国宝絵画、渡辺崋山画”鷹見泉石肖像”で有名です。<br /> 

     山門横に建つ案内石柱。
     鷹見泉石は老中首座、大阪城代を務めた土井利位の家老を務め手腕を発揮した蘭学者、それにも増して国宝絵画、渡辺崋山画”鷹見泉石肖像”で有名です。
     

  •  境内風景、本堂を望みます。

     境内風景、本堂を望みます。

  •  鷹見泉石の墓。<br />

     鷹見泉石の墓。

  •  次は赤門の寺、本成寺に立寄ります。<br />藩主土井氏母親の菩提を弔う寺で、城の北方を守る役目を持ちます。

     次は赤門の寺、本成寺に立寄ります。
    藩主土井氏母親の菩提を弔う寺で、城の北方を守る役目を持ちます。

  •  本堂

     本堂

  •  古河宿はここで終、宿場の外れ(日光側)に建つ灯篭です。<br />時刻は1時近くになりました、古河名産のうどん屋に入り昼食をとります。

     古河宿はここで終、宿場の外れ(日光側)に建つ灯篭です。
    時刻は1時近くになりました、古河名産のうどん屋に入り昼食をとります。

  •  午後は県境を越え栃木県野木町に入ります。<br />先ず街道脇に塩滑地蔵堂があります。<br />願掛け地蔵なので、道中の安全をお願いします。

     午後は県境を越え栃木県野木町に入ります。
    先ず街道脇に塩滑地蔵堂があります。
    願掛け地蔵なので、道中の安全をお願いします。

  •  野木宿木戸跡(江戸側の入口)<br />傍に小さく馬頭観音と刻まれた石碑)

     野木宿木戸跡(江戸側の入口)
    傍に小さく馬頭観音と刻まれた石碑)

  •  野木宿の案内板。

     野木宿の案内板。

  •  野木宿道標も残っています。

     野木宿道標も残っています。

  •  しばらく進むと街道脇に野木神社がひっそりと佇みます。<br />鳥居の傍には由緒書が。

     しばらく進むと街道脇に野木神社がひっそりと佇みます。
    鳥居の傍には由緒書が。

  •  古い神社らしく長い参道が続き、ようやく拝殿に到着。

     古い神社らしく長い参道が続き、ようやく拝殿に到着。

  •  拝殿の横には大きな銀杏の木が、幹の脇には乳の出が好くなるように多くの乳房が奉納されています。

     拝殿の横には大きな銀杏の木が、幹の脇には乳の出が好くなるように多くの乳房が奉納されています。

  •  社務所の前には芭蕉の句碑があります。<br />調べてみましたが、芭蕉と神社との直接の関係は無さそうです。

     社務所の前には芭蕉の句碑があります。
    調べてみましたが、芭蕉と神社との直接の関係は無さそうです。

  •  次に進むと今度は一里塚跡があります。<br />塚は取り壊され、普通の家屋が建ち、生垣の中にぽっんと標識のみが建っています。

     次に進むと今度は一里塚跡があります。
    塚は取り壊され、普通の家屋が建ち、生垣の中にぽっんと標識のみが建っています。

  •  萬願寺があります、元野木神社の別当寺でした。

     萬願寺があります、元野木神社の別当寺でした。

  •  本堂です。<br />本日はここ迄として東北本線野木駅に向かいます。<br />駅迄40分の道のり、本日の歩数は2万4千歩でした。<br />                 終

     本堂です。
    本日はここ迄として東北本線野木駅に向かいます。
    駅迄40分の道のり、本日の歩数は2万4千歩でした。
                     終

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