川崎市生田緑地ばら苑を訪ねて

2020/10/21 - 2020/10/21

生田緑地ばら苑を見学に出かけた。以前は小田急電鉄が経営していた向ヶ丘遊園付属のばら苑であったが、遊園が封鎖されてからはしばらく閉園していた。しかし、その後、川崎市が所有権を得て、管理するようになり、同時に無料で一般公開された。

前々から一度は訪れてみたいと考えていたが、なにぶん不便なところにあるので、実行出来ないでいた。しかし、今回何とか時間を見つけ、行くことが可能となり、満足している。

ばら苑は年２回開苑していて、春ばらと秋ばらの開花に合わせてそれぞれ１カ月程公開されている。秋バラの公開は１０月15日から11月８日までであった。

エリア 登戸・新百合ヶ丘(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5

小田急線向ヶ丘遊園駅南口。駅舎が他の駅と比べると、何やらメルヘン調で、珍しさを覚えた。ここからバスで生田緑地ばら苑へ向かった。

駅を出るとすぐお馴染みのドラえもんのモニュメントが置かれていて、ここが作者の藤子・F.　不二雄と関わりがあることがうかがえる。

駅からばら苑まで歩くと25分位かかりそうなので、バスの便があるかどうか調べてみると、バラ苑の近くを通るバスが駅前から出ていることわかった。ただ本数が多くないので、事前に調べた方がよさそうである。

ばら苑は生田緑地の中にあり、小高い丘の上にある。そこまで行くのが少々きつかった。途中、坂道や104段の階段があってこれだけでバテててしまいそうである。

苑内に入ると、先ずはこのような母子像に迎えられる。穏やかな表情に心和まされ、しばらく休憩した。

ばら苑では秋ばらの展示が行われていて、10月15日から11月8日まで公開されている。

苑内は正にバラの饗宴である。秋バラがここかしこに咲き乱れ、ちょうどよい時に来ることが出来た。

「アンダルシアン（Andalusien)」（ドイツ）

「ティナ　ターナー（Tina Turner)」（イギリス）

所々にこんな彫像もあり、『少年と白鳥」と題された像は心和ませる風景である。

苑内は広々としていて、ところどころにベンチが置かれて休憩できるようになっている。園内を見て回ると、かなりの時間が掛かるので、こんな具合にベンチが置かれているのは便利である。

蜜を吸うために鉢がやって来た。

「ロイヤルコーナー」という一画が設けられていて、ここには日本の皇室やイギリス、モナコなどの王室と関わりのあるバラが紹介されている。このゲートをくぐっ中に入ってみた。

ロイヤルコーナーの一角はあまり広くはないが、はこんな具合に柵で区別されている。

バラの花の写真を撮っていると、急に首筋に何だか動いているようなものを感じた。驚いてぱっと手で払いのけると、何と地面にカマキリが落ちた。こんな大きなカマキリが首にまとわりついていたのだ。

「サラバンド」

「天の川」

「ハスカリ」

「パープル・スレンダー」

バラの花以外にも種々様々な洋花が植えられている。

これは「ネコのひげ」という名前が付いた花で、ラシカにネコのひげのように茎が長く伸びている。

「エリカ」

これもエリカだそうで、前のものと色が全く異なり、こちらは花が上向きだ。