島旅エネルの２０１９　４月　黒島編

2019/04/22 - 2020/04/25

昨夜、島唄Live居酒屋「唄モーレ」で

アホほど飲んで踊った帰りに食欲爆発してしまい

「唄モーレ」の隣の「GOLD ON」（ゴードン）でカツカレーと八重山そばまで食って

完全にひどい二日酔い確定かと思いきや、意外と元気で驚きました

人間、テンションで大体のことは乗り切れるもんですね

さて今日は朝から黒島へ向かいます

もう何度目の黒島かな？

エリア 沖縄

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: バニラエア
• 旅行の手配内容: 個別手配

黒島はもう何周もしているので、島のだいたいの所はもう見ちゃってるんだけど

あと少し見きれてない場所があるのです

黒島の周りは海がとても綺麗でシュノーケルツアーなんかもう最高でね

海で遊びたい思いもあるんだけど今回はそこは我慢して、見れていない所にしぼって黒島コンプリートを目指します

黒島到着前の海の色が八重山の中でも一二を争う綺麗さです　そう思います

黒島でコンプリートできていないところの一つ、それは御嶽巡りでして

八重山全ての島で御嶽巡りをしていますが、島の文化でもある御嶽が、黒島ではわりと観光地化されているのかな？

数ある御嶽それぞれに看板が立っています　ありがたや～　見つけやすい

島によっては、御嶽は神聖な場所であるために、観光客はおろか島の住人すら立ち入り禁止となっているところが多く

もちろん黒島でも看板はでていたとしても、鳥居の中には絶対に（特に男子）入ってはいけません

しかし黒島のその看板、残念ながら御嶽の嶽の字の山冠が抜けちゃっているもんだから

これじゃ地獄の獄の字・・・

確か、環境庁？のほうでつくったんじゃなかったかな？　直さないのかな？　いまさらもう直さないか？

仲盛御嶽　　ナハムリワンと読むんだって

ちなみに方言のような感じで、島によって御嶽（うたき）の読み方も違います

黒島は御嶽（ワン）と読みます

石垣島では御嶽（オン）、西表島では御嶽（ウガン、ウッカン）

波照間島では御嶽（ワー）と読みます

全然違うんだね　面白い


大きな道沿いにあったりして、わかりやすい御嶽はいいんだけど

廃村などで廃止された御嶽だったり、奥まった場所にあったりして人があまり入らない御嶽とかは

御嶽への道すら植物で埋もれてまったく場所がわからなくなっていて

そんなとこウロウロしてたら、ただでさえ僕の見た目に問題があるのに怪しいこと極まりない

島の人に余計な心配かけてはいけません

しかし昨夜仲良くなった　「唄モーレ」　の島仲久さん

実は黒島出身の方でいろいろお話して教えてもらえていたのです

いや～ラッキーでした　素敵な出会い

なにか困ったら久さんの名前だそう　そうしよう

黒島で有名な八重山そばのお店「うんどうや」さんも久さんのご親戚でした

まずはいつもの「まっちゃんおばーのレンタサイクル」で原チャリを借りて伊古桟橋方面に

そして最初に通る上記看板の仲盛御嶽（ナハムリワン）　まぁここは何度も来ているのでチラッと

鳥居は２０１３年の台風の影響で破損して撤去したんだそうです

僕が初めて黒島に行ったときにはもうなかったからな　残念

伊古桟橋


相棒がバイクで先端まで向かってるのが見えます　ちなみに相棒は御嶽にまったく興味ありません

３５４mもある長～い桟橋です

満潮だったのでいい眺めでした

干潮時なんて世界三大ガッカリにいれてもいいくらいの観光地だからね

そして今回、黒島最大の目的地

阿名泊御嶽へ向かいます

しか～し、ここで問題なのは阿名泊御嶽までの道のりなのですよ

その道のりってーのが・・・

グーグルマップでは一応ちゃんと道になってるんだけど

実際行くと入っていくのもためらわれるくらいの道？です

黒島はハブがいるから怖いんだよな　サンダルだし・・・（長靴履いてけって感じですが）

細心の注意をはらって叢の中を進むのです　やれやれです

かろうじて轍が見える程度で、道じゃあないです笑　藪です藪

これがまた結構な距離あります笑

ここを乗り越えないとたどりつけないんですよね　これはひどい笑

木の棒で叢を叩きながら進みます

阿名泊御嶽　（アナドマリワン）


おぉ～　


黒島何度目かにしてようやくたどりつけました

この看板を見ただけで今回の目的が果たされたようなもんです

うおー！素晴らしい　海に面したガケっぺりに佇んでいます

感動と興奮でオシッコ漏れそうです

台風などでの風化が激しい・・・今のうち見といてよかったぞ

ここはまさに久さんのご実家もお祈りしていた御嶽らしいのですが

もう誰も行ってないんじゃないかなぁ　とお話ししておりました

阿名泊御嶽が見たいとお話しすると、全然行ってくれば？と実に軽いお返事で

おー実にありがたい！見学許可証もらったようなもんです

地元の力は強いのです

阿名泊御嶽を目にすることができてかなり満足です

情報はいっぱいあるのに目の前にして行けなかったですからね・・・

なかなか道なき道を進む勇気がなかったわけです

やはり何でも大切なのは勇気と思い切りですな　シミジミ・・・

阿名泊御嶽から北神山御嶽　（ニシハメマワン）　という、これまためちゃくちゃ雰囲気のある御嶽をみて

北神山御嶽（２０１６年９月撮影）　


島の中心、黒島小中学校の前にある乾震堂へ

日本の道１００選に選ばれた道

乾震堂

ここは御嶽ではなく拝所として祀られてきて（なぜ祀られてきたかは省略しますが・・・）

黒島灯台の傍にあったものが移設されたものだそう


そして黒島の豊年祭など執り行われる宮里海岸へ

ここにはプズマリという遠見台があります

他の八重山の遠見台よりもかなり立派です　まぁ今は崩れかけていて登れませんが・・・

正面にパナリ島が見えて、下地島の懐かしい牧場のサイロが見えます

もう一回行きたいね　下地島にある波照間ムリという遠見台がまだ行けてないんだよね

それにしても、ここはいつも風が強い印象だな　怖いくらい

そしてこの浜沿いには船浦御嶽という御嶽があるってことで

どこかな～って振り返ると・・・　ありました

船浦御嶽　（フノーラワン）

この鳥居もめちゃくちゃ雰囲気があるなぁ　佇まいが人を惹きつける存在感があります

船浦御嶽も来たことがなかったので見つけて感動

そうしてそこから黒島研究所でウミガメを見て　可愛い～とか言ってみたりして（乙女か？）

面白い奇岩のある保慶海岸へ

シロサギ？　意外と近くに寄っても逃げません

黒島は牛だけじゃなく、野良孔雀なども多いもんだから

突然結構な大きさの鳥とかに出くわすと焦りますよね

保慶海岸

ここに来たのは、あの有名な「ふりむき牛の岩」があるから

雰囲気のある林道をくぐっていくと保慶海岸にでます

いました笑

振り向きっていうか、そのまんま赤べこみたいに佇んでます

完全に牛ですね笑

前見たときは干潮時だったので陸上の牛だったけど、今回は海に佇んで趣がありますね


うん　牛です笑

そしてこの近くに保慶御嶽（保海御嶽、浮海御嶽とも呼ばれる）（フキワン）という

今は廃止になっている御嶽の遺構が残っているということで

探し回ってようやくそれらしき入口をみつけたんだけど　ここかな？

あるブログでハブを恐れず藪の中を進んでいくと・・・と書いてあったので勇気をもってと思ったんだけど

これはちょっと・・・

阿名泊御嶽よりレベルが高いです・・・

中のほうをズームレンズで撮ってみたんだけどわかんないね

やっぱり怖いんでやめとこう・・・ハブが一番怖いんだよな

阿名泊御嶽と船浦御嶽見つけたじゃん　それで満足しよ

うん、そーだそーだ

見つけたかったけどね～　怖いし　雰囲気だけで


そして黒島のビーチで有名な仲本海岸へ

今は満潮で海が満ちてるけど、干潮時には海の色が違って見える所が

二つのタイドプールになって安全にシュノーケルが楽しめます

ただ今みたいな満潮時には潮の流れがとても速いので

注意を促す看板がデカデカと立てられてます

調子に乗って泳いでる場合じゃないね　僕なんかすぐに流されるタイプ　怖い怖い

黒島灯台

行ってビックリ　驚くほど小さいです　世界三大ガッカリの黒島二つ目です

ハートアイランドと呼ばれる黒島だけに、この灯台に来ると恋が実るとか実らないとか

信じる者だけが救われるんですね～

港に戻ってきました

黒島離島ターミナルから西の浜方面を望みます

アサビシバナのほうだね

アサビシバナ

その昔、月夜に若者はここで集まり芝の生えた岩の上に集まり、唄や踊りに興じたんだとか

今は竹富町の天然記念物に指定されています

記念物の石碑は倒れかかってるけどね・・・

今日も黒島は綺麗です

充実した１日だったね　目的だった御嶽も見れたし　満足です

さぁ　石垣に帰ろう

明日は石垣島白保集落の御嶽めぐりでもするかな？



島旅エネルの２０１９　４月　白保　民宿マエザト
https://4travel.jp/travelogue/11653305