2020/09/29 - 2020/09/29
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motogenさん
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春野町への山道はどんな道なんだろう?
ヤフーカーナビの地図では、施設がほとんど検索できず、道路の至る所に赤の×マーク。
もしかしたら土砂崩れで通れないのか?
「でも、何とかなるだろう!」
楽観的に考えてアクセルを踏む。
まずは県道263号線に出よう。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
-
グーグルマップには、春野町の胡桃平(くるみだいら)という地区に、光源寺という曹洞宗の寺が載っている。
春野町と森町をつなぐ「周知トンネル」までの途中になる寺だ。
ナビの目的地を光源寺に設定する。 -
スカイパークを出発すると、すぐに下り坂はなった。
落石が散らばっている。
雨でひんぱんに落石が起こるらしい。
通行量が少ない道路のこと、整備に力を入れる余裕がないのは当然だと思う。 -
おっ!
前を車が走っている。 -
少し先でその車は停止していた。
運転手が降りてきた。
この先が通行不能で止まったのか?
「この道、まだ行けますか?」と尋ねると、
「大丈夫ですよ。僕はここで用事があるので・・」
ありがたい、ありがたい、何とかなりそうだ。 -
一生懸命登ってきた山を、今は下る一方。
もったいない。
どこまで降りるんだろう?
ガツン!
車の床が嫌な衝撃を受けた。
タイヤが落石を跳ね飛ばしたようだ。
-
別れ道だ。
カーナビは無言のまま。
左折する道も直進する道路も、同じ太さ。
しばし立ち止まって考え、英断をふるって直進した。
カーナビ、何とか言えよ! -
舗装のはがれが多くなる。
右へ左へと蛇行を繰り返して下っていく。
県道263号線はなかなか現れない。 -
走ること15分。
(これがなかなか長い。そう感じるのは不安からか?)
周囲が雑木林から杉林に変わった。
人の手が入った里となったのか? -
カーナビが声をあげた。
「左折です。」
(おおっ!お前は喋れたのか!)
交差する道路は県道263号線。
通称「春野下泉停車場線」
標高は553m。
スカイパークから330mほど下って来たことになる。 -
やっと県道。
この道なら通行量もあり、整備も行き届いていることだろう。
と喜ぶのもつかの間、道路は再び細く、蛇行する山道だった。
浜松市の標識が立っている。
(そうだ、春野町は浜松市に合併されたんだ。) -
途中にある掛川市と袋井市と磐田市を飛び超えて、島田市と浜松市がここで直接接していることに驚く。
大発見だ。
対向車がやって来た。
やっぱりこの道を通る車はあるんだ・・と安心する。
でも走った263号線の10km間に、出会った車は2台だけだった。 -
孤独な道路が続く。
土砂崩れで通行止めになっていないのが、ありがたい。
こんな孤独なドライブも、めったにないと思えば、楽しさ倍増。 -
看板を見つけて止まる。
『おくの養魚場』と書いてある。 -
奥に民家と養魚用の貯水池が見えた。
清流の水を利用して、アユやヤマメを育てているに違いない。
面白そう。
TV番組なら立ち寄って、取材なんかするんだろうが、私たちは遠慮しておく。
興味本位で邪魔しては悪い。 -
その少し先が明るくなったと感じたら、開けた平地が現れた。
-
『春野ふれあいバス停』が目にとまる。
お年寄りのために、自治体が運営しているのだろう。
しかし週に2日の運行で、午前中に1便だけ。 -
家屋が点々とした集落が現れた。
「こんな所に、いつから住み始めたんだろう。」
「戦国時代?平安時代?それとも古墳時代?」
「自給自足生活だったんだろうな・・」
逞しく生きてきた日本人の先祖を想像する。
しかし今は、過疎化や少子化で悩んでいるんだろう。 -
お茶工場があった。
立派な屋敷もある。
以前は林業、今はお茶かな?
若者は町まで通勤なのか? -
車で走るとすぐに終わってしまう小さな集落だった。
ここが田河内(たごうち)地区だと知ったのは、帰宅後だった。 -
田河内集落のグーグルマップ。
『ぽつんと一軒家』ではないけれど、都会ではできない豊かな生活を送る人がいて、素敵な人生もあるに違いない。
令和のこの時代、人はなぜ生きるのか、どんな人生を送りたいのか、素朴に考えてみる時代となったのではないのか・・ -
集落の出口が別れ道となり、
「まわり道」「本日通れます」の注意看板が立っていた。
意味と道路事情がよく分からず、しばし立ち止まり、どちらに進もうかと悩んだ。
下は動画(前編)です。
https://youtu.be/Q81RULaV7tE -
白線のあった右の道路を選ぶと、再びくねくねした山道が続いたが、
突如「200m先、左折です。」とのナビの声。
見ればセンターラインのある道路が交差している。
走ってきた263号線はここが終着点らしい。
ここで389号線に合流するようだ。 -
Uターンするように左折する。
この389号線は別名水窪森線。
土砂崩れや落石などで、よく通行止めとなる道路だという。 -
センターラインのある道路だったが、すぐに1車線となった。
これまで熊切川に沿って下って来た道が、ここから登り坂に変わり、山登りが始まる。 -
3kmほど登って行くと(曲りくねった山道の3kmは長い)、一軒の家屋が現れた。
丘の上にもう1軒。 -
ほんの小さな集落だった。
春野町『花島』と呼ばれる地区だった。 -
山頂に切り開かれた耕作地。
ドラゴンクエストの勇者の隠れ村を連想させる。 -
村はずれの道路を痩せこけたネコかトボトボと歩く。
-
あっ、工事中だ。
「どうぞ、進んでください・・」と手招きされるが、 -
狭い!
通り抜けられるか?
右も左もすれすれだ。(運転技術に自信がない)
軽だったので何とかぶつけずに通り抜けたが、大型車だったらどうするんだろう。 -
そこから2km。
次の集落に出た。
-
『大時』と呼ばれる地区だった。
身近な地域にこんな集落があったことに、いたく感激するのだが、ここもあっという間に通過してしまう。 -
この林は、ずいぶん人の手が入っているようだ。
道路の雰囲気が里山といったものに変わった。
そうなると、目的の『胡桃平』はすぐ近くではないのか‥
と期待がたかまっていくのだが、 -
そして作業小屋のような建物もあり、
-
こんな見晴らしが良い場所まであり、住み心地も良さそうだ。
というのに、胡桃平の集落はなかなか現れない。
まだか、まだか、と走ることおよそ4km、 -
何の前触れもなしに現れたのは、小さな消防小屋と大きな建物
大きな建物は公民館だと分かった。
-
「目的地は右側です・・」と繰り返しなナビが告げる。
この屋根が光源寺だ推測されるが、どこから入るのかさっぱり分からず、 -
道なりに進んでしまうと、
-
左側に神明神社があった。
分かりにくい場所だ。
車を降りてうろうろし、諦めかけた時に、 -
寺の裏側に回ると、進入路が見つかった。
「ここだ、ここだ」
と喜ぶが、寺の窓や扉は閉まったままで、誰もいない。 -
庭き石仏が、無言で私たちを迎えてくれるだけ。
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過疎化で檀家が少なくなり、たまにある法事で利用するだけの、無人寺となってしまったのか・・
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周囲を眺めれば、さもあらん。
胡桃平という地名は以前より知っていたが、家屋など見えないではないか。
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公民館をのぞいてみた。
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ここもがらんとしていて、人の気配がない。
どこかに人は住んでいるのだろうが、まるで集落全体が消えてしまったようだ。 -
消防団はどうなっているんだろう?
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名前は知っていたが、初めてやって来た胡桃平。
昔とはずいぶん変わってしまったんだろうな。
静かにここを離れ、森町に向かうトンネルを目指すことにした。
動画(後編)です。
https://youtu.be/gMJzP80hnWQ -
西に5km走ると、周知トンネルの北口となったが、
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峠を超えるトンネルは、立派になっていた。
すぐ右側に古いトンネルの出口がちらりと見えたが、ふさがっていた。
40年前には、数えきれないほど通ったトンネルが、こんなになっている。
懐かしさと寂しさが交差して、ハンドルをトントンと撫でた。
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旅行記グループ
久々の山道ドライブ・大井川七曲りから春野へ
この旅行記へのコメント (1)
-
- *ちょこ*さん 2020/10/31 07:26:22
- 驚きました!
- 浜松市と島田市が隣り合ってるなんて考えたこともなかったので、驚きました。
さっそく地図で確認してしまいました。
目から鱗な情報、ありがとうございます。
私もまたのんびり地元をドライブしたくなりました。
*ちょこ*
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