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 春野町への山道はどんな道なんだろう?<br /> ヤフーカーナビの地図では、施設がほとんど検索できず、道路の至る所に赤の×マーク。<br /> もしかしたら土砂崩れで通れないのか?<br /> 「でも、何とかなるだろう!」<br /> 楽観的に考えてアクセルを踏む。<br /> まずは県道263号線に出よう。

久々の山道ドライブ・大井川七曲りから春野へ(3/3)春野下泉停車場線(県道263)、水窪森線(県道389)を走る

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2020/09/29 - 2020/09/29

45位(同エリア82件中)

motogen

motogenさん

 春野町への山道はどんな道なんだろう?
 ヤフーカーナビの地図では、施設がほとんど検索できず、道路の至る所に赤の×マーク。
 もしかしたら土砂崩れで通れないのか?
 「でも、何とかなるだろう!」
 楽観的に考えてアクセルを踏む。
 まずは県道263号線に出よう。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  •  グーグルマップには、春野町の胡桃平(くるみだいら)という地区に、光源寺という曹洞宗の寺が載っている。<br /> 春野町と森町をつなぐ「周知トンネル」までの途中になる寺だ。<br /> ナビの目的地を光源寺に設定する。

     グーグルマップには、春野町の胡桃平(くるみだいら)という地区に、光源寺という曹洞宗の寺が載っている。
     春野町と森町をつなぐ「周知トンネル」までの途中になる寺だ。
     ナビの目的地を光源寺に設定する。

  •  スカイパークを出発すると、すぐに下り坂はなった。<br /> 落石が散らばっている。<br /> 雨でひんぱんに落石が起こるらしい。<br /> 通行量が少ない道路のこと、整備に力を入れる余裕がないのは当然だと思う。

     スカイパークを出発すると、すぐに下り坂はなった。
     落石が散らばっている。
     雨でひんぱんに落石が起こるらしい。
     通行量が少ない道路のこと、整備に力を入れる余裕がないのは当然だと思う。

  •  おっ!<br /> 前を車が走っている。

     おっ!
     前を車が走っている。

  •  少し先でその車は停止していた。<br /> 運転手が降りてきた。<br /> この先が通行不能で止まったのか?<br /> 「この道、まだ行けますか?」と尋ねると、<br /> 「大丈夫ですよ。僕はここで用事があるので・・」<br /> ありがたい、ありがたい、何とかなりそうだ。

     少し先でその車は停止していた。
     運転手が降りてきた。
     この先が通行不能で止まったのか?
     「この道、まだ行けますか?」と尋ねると、
     「大丈夫ですよ。僕はここで用事があるので・・」
     ありがたい、ありがたい、何とかなりそうだ。

  •  一生懸命登ってきた山を、今は下る一方。<br /> もったいない。<br /> どこまで降りるんだろう?<br /> ガツン!<br /> 車の床が嫌な衝撃を受けた。<br /> タイヤが落石を跳ね飛ばしたようだ。<br /> 

     一生懸命登ってきた山を、今は下る一方。
     もったいない。
     どこまで降りるんだろう?
     ガツン!
     車の床が嫌な衝撃を受けた。
     タイヤが落石を跳ね飛ばしたようだ。
     

  •  別れ道だ。<br /> カーナビは無言のまま。<br /> 左折する道も直進する道路も、同じ太さ。<br /> しばし立ち止まって考え、英断をふるって直進した。<br /> カーナビ、何とか言えよ!

     別れ道だ。
     カーナビは無言のまま。
     左折する道も直進する道路も、同じ太さ。
     しばし立ち止まって考え、英断をふるって直進した。
     カーナビ、何とか言えよ!

  •  舗装のはがれが多くなる。<br /> 右へ左へと蛇行を繰り返して下っていく。<br /> 県道263号線はなかなか現れない。

     舗装のはがれが多くなる。
     右へ左へと蛇行を繰り返して下っていく。
     県道263号線はなかなか現れない。

  •  走ること15分。<br /> (これがなかなか長い。そう感じるのは不安からか?)<br /> 周囲が雑木林から杉林に変わった。<br /> 人の手が入った里となったのか? 

     走ること15分。
     (これがなかなか長い。そう感じるのは不安からか?)
     周囲が雑木林から杉林に変わった。
     人の手が入った里となったのか? 

  •  カーナビが声をあげた。<br /> 「左折です。」<br />(おおっ!お前は喋れたのか!)<br /> 交差する道路は県道263号線。<br /> 通称「春野下泉停車場線」<br /> 標高は553m。<br /> スカイパークから330mほど下って来たことになる。

     カーナビが声をあげた。
     「左折です。」
    (おおっ!お前は喋れたのか!)
     交差する道路は県道263号線。
     通称「春野下泉停車場線」
     標高は553m。
     スカイパークから330mほど下って来たことになる。

  •  やっと県道。<br /> この道なら通行量もあり、整備も行き届いていることだろう。<br /> と喜ぶのもつかの間、道路は再び細く、蛇行する山道だった。<br /> 浜松市の標識が立っている。<br /> (そうだ、春野町は浜松市に合併されたんだ。) 

     やっと県道。
     この道なら通行量もあり、整備も行き届いていることだろう。
     と喜ぶのもつかの間、道路は再び細く、蛇行する山道だった。
     浜松市の標識が立っている。
     (そうだ、春野町は浜松市に合併されたんだ。) 

  •  途中にある掛川市と袋井市と磐田市を飛び超えて、島田市と浜松市がここで直接接していることに驚く。<br /> 大発見だ。<br /> 対向車がやって来た。<br /> やっぱりこの道を通る車はあるんだ・・と安心する。<br /> でも走った263号線の10km間に、出会った車は2台だけだった。

     途中にある掛川市と袋井市と磐田市を飛び超えて、島田市と浜松市がここで直接接していることに驚く。
     大発見だ。
     対向車がやって来た。
     やっぱりこの道を通る車はあるんだ・・と安心する。
     でも走った263号線の10km間に、出会った車は2台だけだった。

  •  孤独な道路が続く。<br /> 土砂崩れで通行止めになっていないのが、ありがたい。<br /> こんな孤独なドライブも、めったにないと思えば、楽しさ倍増。

     孤独な道路が続く。
     土砂崩れで通行止めになっていないのが、ありがたい。
     こんな孤独なドライブも、めったにないと思えば、楽しさ倍増。

  •  看板を見つけて止まる。<br /> 『おくの養魚場』と書いてある。

     看板を見つけて止まる。
     『おくの養魚場』と書いてある。

  •  奥に民家と養魚用の貯水池が見えた。<br /> 清流の水を利用して、アユやヤマメを育てているに違いない。<br /> 面白そう。  <br /> TV番組なら立ち寄って、取材なんかするんだろうが、私たちは遠慮しておく。<br /> 興味本位で邪魔しては悪い。

     奥に民家と養魚用の貯水池が見えた。
     清流の水を利用して、アユやヤマメを育てているに違いない。
     面白そう。  
     TV番組なら立ち寄って、取材なんかするんだろうが、私たちは遠慮しておく。
     興味本位で邪魔しては悪い。

  •  その少し先が明るくなったと感じたら、開けた平地が現れた。

     その少し先が明るくなったと感じたら、開けた平地が現れた。

  •  『春野ふれあいバス停』が目にとまる。<br /> お年寄りのために、自治体が運営しているのだろう。<br /> しかし週に2日の運行で、午前中に1便だけ。

     『春野ふれあいバス停』が目にとまる。
     お年寄りのために、自治体が運営しているのだろう。
     しかし週に2日の運行で、午前中に1便だけ。

  •  家屋が点々とした集落が現れた。<br /> 「こんな所に、いつから住み始めたんだろう。」<br /> 「戦国時代?平安時代?それとも古墳時代?」<br /> 「自給自足生活だったんだろうな・・」<br /> 逞しく生きてきた日本人の先祖を想像する。<br /> しかし今は、過疎化や少子化で悩んでいるんだろう。

     家屋が点々とした集落が現れた。
     「こんな所に、いつから住み始めたんだろう。」
     「戦国時代?平安時代?それとも古墳時代?」
     「自給自足生活だったんだろうな・・」
     逞しく生きてきた日本人の先祖を想像する。
     しかし今は、過疎化や少子化で悩んでいるんだろう。

  •  お茶工場があった。<br /> 立派な屋敷もある。<br /> 以前は林業、今はお茶かな?<br /> 若者は町まで通勤なのか?

     お茶工場があった。
     立派な屋敷もある。
     以前は林業、今はお茶かな?
     若者は町まで通勤なのか?

  •   車で走るとすぐに終わってしまう小さな集落だった。<br /> ここが田河内(たごうち)地区だと知ったのは、帰宅後だった。

     車で走るとすぐに終わってしまう小さな集落だった。
     ここが田河内(たごうち)地区だと知ったのは、帰宅後だった。

  •  田河内集落のグーグルマップ。<br /> 『ぽつんと一軒家』ではないけれど、都会ではできない豊かな生活を送る人がいて、素敵な人生もあるに違いない。<br /> 令和のこの時代、人はなぜ生きるのか、どんな人生を送りたいのか、素朴に考えてみる時代となったのではないのか・・

     田河内集落のグーグルマップ。
     『ぽつんと一軒家』ではないけれど、都会ではできない豊かな生活を送る人がいて、素敵な人生もあるに違いない。
     令和のこの時代、人はなぜ生きるのか、どんな人生を送りたいのか、素朴に考えてみる時代となったのではないのか・・

  •  集落の出口が別れ道となり、<br /> 「まわり道」「本日通れます」の注意看板が立っていた。<br /> 意味と道路事情がよく分からず、しばし立ち止まり、どちらに進もうかと悩んだ。<br /> 下は動画(前編)です。<br />https://youtu.be/Q81RULaV7tE

     集落の出口が別れ道となり、
     「まわり道」「本日通れます」の注意看板が立っていた。
     意味と道路事情がよく分からず、しばし立ち止まり、どちらに進もうかと悩んだ。
     下は動画(前編)です。
    https://youtu.be/Q81RULaV7tE

  •  白線のあった右の道路を選ぶと、再びくねくねした山道が続いたが、<br /> 突如「200m先、左折です。」とのナビの声。<br /> 見ればセンターラインのある道路が交差している。<br /> 走ってきた263号線はここが終着点らしい。<br /> ここで389号線に合流するようだ。

     白線のあった右の道路を選ぶと、再びくねくねした山道が続いたが、
     突如「200m先、左折です。」とのナビの声。
     見ればセンターラインのある道路が交差している。
     走ってきた263号線はここが終着点らしい。
     ここで389号線に合流するようだ。

  •  Uターンするように左折する。<br /> この389号線は別名水窪森線。<br /> 土砂崩れや落石などで、よく通行止めとなる道路だという。

     Uターンするように左折する。
     この389号線は別名水窪森線。
     土砂崩れや落石などで、よく通行止めとなる道路だという。

  •  センターラインのある道路だったが、すぐに1車線となった。<br /> これまで熊切川に沿って下って来た道が、ここから登り坂に変わり、山登りが始まる。

     センターラインのある道路だったが、すぐに1車線となった。
     これまで熊切川に沿って下って来た道が、ここから登り坂に変わり、山登りが始まる。

  •  3kmほど登って行くと(曲りくねった山道の3kmは長い)、一軒の家屋が現れた。<br /> 丘の上にもう1軒。

     3kmほど登って行くと(曲りくねった山道の3kmは長い)、一軒の家屋が現れた。
     丘の上にもう1軒。

  •  ほんの小さな集落だった。<br /> 春野町『花島』と呼ばれる地区だった。

     ほんの小さな集落だった。
     春野町『花島』と呼ばれる地区だった。

  •  山頂に切り開かれた耕作地。<br /> ドラゴンクエストの勇者の隠れ村を連想させる。

     山頂に切り開かれた耕作地。
     ドラゴンクエストの勇者の隠れ村を連想させる。

  •  村はずれの道路を痩せこけたネコかトボトボと歩く。

     村はずれの道路を痩せこけたネコかトボトボと歩く。

  •  あっ、工事中だ。<br /> 「どうぞ、進んでください・・」と手招きされるが、

     あっ、工事中だ。
     「どうぞ、進んでください・・」と手招きされるが、

  •  狭い!<br /> 通り抜けられるか?<br /> 右も左もすれすれだ。(運転技術に自信がない)<br /> 軽だったので何とかぶつけずに通り抜けたが、大型車だったらどうするんだろう。

     狭い!
     通り抜けられるか?
     右も左もすれすれだ。(運転技術に自信がない)
     軽だったので何とかぶつけずに通り抜けたが、大型車だったらどうするんだろう。

  •  そこから2km。<br /> 次の集落に出た。<br /> 

     そこから2km。
     次の集落に出た。
     

  •  『大時』と呼ばれる地区だった。<br /> 身近な地域にこんな集落があったことに、いたく感激するのだが、ここもあっという間に通過してしまう。

     『大時』と呼ばれる地区だった。
     身近な地域にこんな集落があったことに、いたく感激するのだが、ここもあっという間に通過してしまう。

  •  この林は、ずいぶん人の手が入っているようだ。<br /> 道路の雰囲気が里山といったものに変わった。<br /> そうなると、目的の『胡桃平』はすぐ近くではないのか‥<br /> と期待がたかまっていくのだが、

     この林は、ずいぶん人の手が入っているようだ。
     道路の雰囲気が里山といったものに変わった。
     そうなると、目的の『胡桃平』はすぐ近くではないのか‥
     と期待がたかまっていくのだが、

  •  そして作業小屋のような建物もあり、

     そして作業小屋のような建物もあり、

  •  こんな見晴らしが良い場所まであり、住み心地も良さそうだ。<br /> というのに、胡桃平の集落はなかなか現れない。<br /> まだか、まだか、と走ることおよそ4km、

     こんな見晴らしが良い場所まであり、住み心地も良さそうだ。
     というのに、胡桃平の集落はなかなか現れない。
     まだか、まだか、と走ることおよそ4km、

  •  何の前触れもなしに現れたのは、小さな消防小屋と大きな建物<br /> 大きな建物は公民館だと分かった。 <br /> 

     何の前触れもなしに現れたのは、小さな消防小屋と大きな建物
     大きな建物は公民館だと分かった。
     

  •  「目的地は右側です・・」と繰り返しなナビが告げる。<br /> この屋根が光源寺だ推測されるが、どこから入るのかさっぱり分からず、

     「目的地は右側です・・」と繰り返しなナビが告げる。
     この屋根が光源寺だ推測されるが、どこから入るのかさっぱり分からず、

  •  道なりに進んでしまうと、

     道なりに進んでしまうと、

  •  左側に神明神社があった。<br /> 分かりにくい場所だ。<br /> 車を降りてうろうろし、諦めかけた時に、

     左側に神明神社があった。
     分かりにくい場所だ。
     車を降りてうろうろし、諦めかけた時に、

  •  寺の裏側に回ると、進入路が見つかった。<br /> 「ここだ、ここだ」<br /> と喜ぶが、寺の窓や扉は閉まったままで、誰もいない。

     寺の裏側に回ると、進入路が見つかった。
     「ここだ、ここだ」
     と喜ぶが、寺の窓や扉は閉まったままで、誰もいない。

  •  庭き石仏が、無言で私たちを迎えてくれるだけ。

     庭き石仏が、無言で私たちを迎えてくれるだけ。

  •  過疎化で檀家が少なくなり、たまにある法事で利用するだけの、無人寺となってしまったのか・・

     過疎化で檀家が少なくなり、たまにある法事で利用するだけの、無人寺となってしまったのか・・

  •  周囲を眺めれば、さもあらん。<br /> 胡桃平という地名は以前より知っていたが、家屋など見えないではないか。<br /> 

     周囲を眺めれば、さもあらん。
     胡桃平という地名は以前より知っていたが、家屋など見えないではないか。
     

  •  公民館をのぞいてみた。

     公民館をのぞいてみた。

  •  ここもがらんとしていて、人の気配がない。<br /> どこかに人は住んでいるのだろうが、まるで集落全体が消えてしまったようだ。

     ここもがらんとしていて、人の気配がない。
     どこかに人は住んでいるのだろうが、まるで集落全体が消えてしまったようだ。

  •  消防団はどうなっているんだろう?<br />

     消防団はどうなっているんだろう?

  •  名前は知っていたが、初めてやって来た胡桃平。<br /> 昔とはずいぶん変わってしまったんだろうな。<br /> 静かにここを離れ、森町に向かうトンネルを目指すことにした。<br /> 動画(後編)です。<br />https://youtu.be/gMJzP80hnWQ

     名前は知っていたが、初めてやって来た胡桃平。
     昔とはずいぶん変わってしまったんだろうな。
     静かにここを離れ、森町に向かうトンネルを目指すことにした。
     動画(後編)です。
    https://youtu.be/gMJzP80hnWQ

  •  西に5km走ると、周知トンネルの北口となったが、<br /> 

     西に5km走ると、周知トンネルの北口となったが、
     

  •  峠を超えるトンネルは、立派になっていた。<br /> すぐ右側に古いトンネルの出口がちらりと見えたが、ふさがっていた。<br /> 40年前には、数えきれないほど通ったトンネルが、こんなになっている。<br /> 懐かしさと寂しさが交差して、ハンドルをトントンと撫でた。

     峠を超えるトンネルは、立派になっていた。
     すぐ右側に古いトンネルの出口がちらりと見えたが、ふさがっていた。
     40年前には、数えきれないほど通ったトンネルが、こんなになっている。
     懐かしさと寂しさが交差して、ハンドルをトントンと撫でた。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • *ちょこ*さん 2020/10/31 07:26:22
    驚きました!
    浜松市と島田市が隣り合ってるなんて考えたこともなかったので、驚きました。
    さっそく地図で確認してしまいました。
    目から鱗な情報、ありがとうございます。

    私もまたのんびり地元をドライブしたくなりました。

    *ちょこ*

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