ニューサウスウェールズ州旅行記(ブログ) 一覧に戻る
オーストラリア ニューサウスウェールズ NSW州の北西端まで4WDでドライブしてきました。コーナーカントリーと呼ばれ誰もいない何もないと言われる忘れられた地域です。NSW州の面積は約80万M2で日本全体の約2倍ですが、人口は約800万人その2/3がシドニーに集中しています。NSW州の西半分に人口1万人を超えるのは、わずか1つの町のみ(ブロークンヒル)。あとは人口数百人程度の町が200Kmほどの間隔で点在して、大部分が居住に不向きなアウトバックの砂漠が広がっています。ここにはエアーズロックの様な観光地もありません。<br /><br />NSW北西端キャメロンコーナーからの帰路の旅行記では、豪州大陸縦断の探検隊の歴史、NSW州西部の国立公園、現在もゴールドラッシュの雰囲気を持つオパール鉱山を辿ります。何もないと言われるNSW州西部でも1840から1860年代のバーク&ウィルズ探検隊等の、オージーなら全員学校で習って知っている豪州大陸縦断の重要な歴史の舞台です。約4万年前の人類最古の埋葬された跡もこの地域にあり世界遺産登録されています。オーストラリアは世界のオパールの産出量の約9割を占めており、その鉱山の現場を見学することができます。<br /><br />もちろん引き続き四駆でダート道を走り砂漠のドライブも楽しみます。オーストラリアのアウトバックはオフロード天国です。これが好きな人にとっては日本では決してできない超ロングのダート道路が楽しめます。かつて1990年代頃、沢山の日本人ライダーが豪州の砂漠のダート道路をオフロードバイクで走破していたそうですが、残念ながら2020年にその面影はありません。

オーストラリアNSW州西部へ 4WDオフロードドライブ2 (Big 4WD driving to western NSW 2)

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2020/09/15 - 2020/09/17

79位(同エリア565件中)

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ノーーウォリーズ

ノーーウォリーズさん

オーストラリア ニューサウスウェールズ NSW州の北西端まで4WDでドライブしてきました。コーナーカントリーと呼ばれ誰もいない何もないと言われる忘れられた地域です。NSW州の面積は約80万M2で日本全体の約2倍ですが、人口は約800万人その2/3がシドニーに集中しています。NSW州の西半分に人口1万人を超えるのは、わずか1つの町のみ(ブロークンヒル)。あとは人口数百人程度の町が200Kmほどの間隔で点在して、大部分が居住に不向きなアウトバックの砂漠が広がっています。ここにはエアーズロックの様な観光地もありません。

NSW北西端キャメロンコーナーからの帰路の旅行記では、豪州大陸縦断の探検隊の歴史、NSW州西部の国立公園、現在もゴールドラッシュの雰囲気を持つオパール鉱山を辿ります。何もないと言われるNSW州西部でも1840から1860年代のバーク&ウィルズ探検隊等の、オージーなら全員学校で習って知っている豪州大陸縦断の重要な歴史の舞台です。約4万年前の人類最古の埋葬された跡もこの地域にあり世界遺産登録されています。オーストラリアは世界のオパールの産出量の約9割を占めており、その鉱山の現場を見学することができます。

もちろん引き続き四駆でダート道を走り砂漠のドライブも楽しみます。オーストラリアのアウトバックはオフロード天国です。これが好きな人にとっては日本では決してできない超ロングのダート道路が楽しめます。かつて1990年代頃、沢山の日本人ライダーが豪州の砂漠のダート道路をオフロードバイクで走破していたそうですが、残念ながら2020年にその面影はありません。

旅行の満足度
4.0
  • これが後半の帰路の旅行記の行程。 帰路は約1800km(内オフロード1100km)をドライブして、ニューサウスウェールズ NSW州西部のハイライトである豪州大陸縦断の探検隊の歴史(フォートグレイ、ミルパリンカ、メニンディ)、NSW州西部の国立公園(スタート、キンチェガ、マンゴ)、現在もゴールドラッシュの雰囲気を持つオパール鉱山(ホワイトクリフ)へ訪れて、右下のシドニーへ戻ります。

    これが後半の帰路の旅行記の行程。 帰路は約1800km(内オフロード1100km)をドライブして、ニューサウスウェールズ NSW州西部のハイライトである豪州大陸縦断の探検隊の歴史(フォートグレイ、ミルパリンカ、メニンディ)、NSW州西部の国立公園(スタート、キンチェガ、マンゴ)、現在もゴールドラッシュの雰囲気を持つオパール鉱山(ホワイトクリフ)へ訪れて、右下のシドニーへ戻ります。

  • 旅のパートナーのトヨタ・プラド4WD。前半の往路の旅行記では、シドニーからNSW州の北西端のキャメロンコーナーまで到達しましたが、すぐ近くのロードハウスは隣のQLD州にありコロナウィルス対策で州境がクローズされて入れませんでした。以下の記事によると2020年はキャメロンコーナーでのビール一杯が$7000ドルするらしいです(もちろん罰金です)。<br />https://www.traveller.com.au/roadtrips-and-borders-cameron-corner-at-a-crossroads-over-roadblock-h1qy95

    旅のパートナーのトヨタ・プラド4WD。前半の往路の旅行記では、シドニーからNSW州の北西端のキャメロンコーナーまで到達しましたが、すぐ近くのロードハウスは隣のQLD州にありコロナウィルス対策で州境がクローズされて入れませんでした。以下の記事によると2020年はキャメロンコーナーでのビール一杯が$7000ドルするらしいです(もちろん罰金です)。
    https://www.traveller.com.au/roadtrips-and-borders-cameron-corner-at-a-crossroads-over-roadblock-h1qy95

  • 後半の旅行記はキャメロンコーナー Cameron Corner近くでスタート国立公園 Sturt National Park内のフォートグレイ Fort Greyから始まります。昨晩はここのキャンプ場に宿泊しました。早朝、近くにある湖まで散歩します。どこにでもある乾いた湖に見えますが、フォートグレイは1840から1860年代、豪州大陸縦断の探検隊の中継地となった湖です。オーストラリアの探検家チャールズ・スタートが滞在しました。当時は水があった砂漠のオアシスだったのでしょう。<br /><br />1840年代は豪州沿岸部の地図は既に完成していたのですが、豪州内陸部は空白で未知の地域でした。豪州の真ん中には内陸の海があると信じられ、スタートがそれを探すため探検にでたのです。残念ながらフォートグレイにその当時を彷彿させる遺物は残っていませんが、何もないと言われるこの地域にも豪州の重要な歴史があるのです。ちなみに、南極大陸沿岸の探検が始められたのも1820から1840年代、当時の豪州内陸部は南極沿岸部と同じ位の空白の地でした。

    後半の旅行記はキャメロンコーナー Cameron Corner近くでスタート国立公園 Sturt National Park内のフォートグレイ Fort Greyから始まります。昨晩はここのキャンプ場に宿泊しました。早朝、近くにある湖まで散歩します。どこにでもある乾いた湖に見えますが、フォートグレイは1840から1860年代、豪州大陸縦断の探検隊の中継地となった湖です。オーストラリアの探検家チャールズ・スタートが滞在しました。当時は水があった砂漠のオアシスだったのでしょう。

    1840年代は豪州沿岸部の地図は既に完成していたのですが、豪州内陸部は空白で未知の地域でした。豪州の真ん中には内陸の海があると信じられ、スタートがそれを探すため探検にでたのです。残念ながらフォートグレイにその当時を彷彿させる遺物は残っていませんが、何もないと言われるこの地域にも豪州の重要な歴史があるのです。ちなみに、南極大陸沿岸の探検が始められたのも1820から1840年代、当時の豪州内陸部は南極沿岸部と同じ位の空白の地でした。

  • 4日目の出発です、この日は合計約450kmのドライブ(内オフロード340km)。NSW州の北西端のキャメロンコーナーへ続く主要道路は、ご覧の様な激しいコルゲーションが一部ありますが、全体的には走りやすい道で、乾いた状態なら普通車でもなんとか大丈夫そうです。

    4日目の出発です、この日は合計約450kmのドライブ(内オフロード340km)。NSW州の北西端のキャメロンコーナーへ続く主要道路は、ご覧の様な激しいコルゲーションが一部ありますが、全体的には走りやすい道で、乾いた状態なら普通車でもなんとか大丈夫そうです。

  • せっかく4WDのプラドに乗っているので、帰りは裏道のMiddle roadを選びます。4WD ONLY道路でどんなドラマが待っているのでしょう。

    せっかく4WDのプラドに乗っているので、帰りは裏道のMiddle roadを選びます。4WD ONLY道路でどんなドラマが待っているのでしょう。

  • 道幅は狭いですが、快適に走れます。スタート国立公園Sturt National Parkの中の何もない景色を楽しみます。

    道幅は狭いですが、快適に走れます。スタート国立公園Sturt National Parkの中の何もない景色を楽しみます。

  • どこまでも続く平らな地形。

    どこまでも続く平らな地形。

  • 野生動物もいます。写真のエミュの親子に道を譲ります。スタート国立公園には人間より大きい大型カンガルーもいるのですが、残念ながら見かけず。

    野生動物もいます。写真のエミュの親子に道を譲ります。スタート国立公園には人間より大きい大型カンガルーもいるのですが、残念ながら見かけず。

  • オリーブダウンルックアウト。少し緑がある砂漠が広がります。ただアメリカのモニュメントバレーやモロッコの絶景砂漠の様な絶景という感じではなく、地味ではありますが。砂漠と一言で言っても本当に色々な景色があります。この日の最高気温は28度、9月中旬はまだ酷暑ではないですが、車の外に出ると蠅がたくさん寄ってきて煩わしいです。

    オリーブダウンルックアウト。少し緑がある砂漠が広がります。ただアメリカのモニュメントバレーやモロッコの絶景砂漠の様な絶景という感じではなく、地味ではありますが。砂漠と一言で言っても本当に色々な景色があります。この日の最高気温は28度、9月中旬はまだ酷暑ではないですが、車の外に出ると蠅がたくさん寄ってきて煩わしいです。

  • 4WD ONLY道路というから、こんな砂丘登りの悪路を予想していたのですが、残念ながらMiddle roadは全然難しい道ではありませんでした。何箇所か乾いた川の砂地を走った程度、AWD車で十分です。なおこの写真は州境フェンス管理用道路で一般走行は禁止です。

    4WD ONLY道路というから、こんな砂丘登りの悪路を予想していたのですが、残念ながらMiddle roadは全然難しい道ではありませんでした。何箇所か乾いた川の砂地を走った程度、AWD車で十分です。なおこの写真は州境フェンス管理用道路で一般走行は禁止です。

  • ティボブラ TibooBurraの集落(人口134人)に戻ってきます。これは北の郊外のルックアウトから見たティボブラの集落、広大な大地に少しの人工物があるだけ。これでも半径200kmで唯一の集落で、NSW州で一番の遠隔地です。

    ティボブラ TibooBurraの集落(人口134人)に戻ってきます。これは北の郊外のルックアウトから見たティボブラの集落、広大な大地に少しの人工物があるだけ。これでも半径200kmで唯一の集落で、NSW州で一番の遠隔地です。

  • ティボブラはNSW州境でもあるので、これより北のQLD州への道自体はOPENですが州境はコロナウィルス対策でクローズされています。2020年9月中旬のNSW州のコロナ新規感染者は日に数人ですが、北側のQLD州ではほぼゼロのため、NSW州住民はウィルス扱いされて締め出されています。逆にNSW州は、南側のVIC州住民(新規感染者は日に数十人)を締め出していますが。同じ豪州国内でも感染状況は州によって全く違い、共通するのはどの州も入境に非常に厳しい事。<br /><br />日本の東京都では日に100人以上新規感染者が出ているのに日本国内どこでも旅行できるのは、こちらから見ると信じられないというか羨ましいと言うか(もし迎える側なら恐怖でしょうが)。感染拡大していないのは日本の皆さんが万全の対策をしているからでしょう。

    ティボブラはNSW州境でもあるので、これより北のQLD州への道自体はOPENですが州境はコロナウィルス対策でクローズされています。2020年9月中旬のNSW州のコロナ新規感染者は日に数人ですが、北側のQLD州ではほぼゼロのため、NSW州住民はウィルス扱いされて締め出されています。逆にNSW州は、南側のVIC州住民(新規感染者は日に数十人)を締め出していますが。同じ豪州国内でも感染状況は州によって全く違い、共通するのはどの州も入境に非常に厳しい事。

    日本の東京都では日に100人以上新規感染者が出ているのに日本国内どこでも旅行できるのは、こちらから見ると信じられないというか羨ましいと言うか(もし迎える側なら恐怖でしょうが)。感染拡大していないのは日本の皆さんが万全の対策をしているからでしょう。

  • ティボブラの集落。車は殆どが4WDですが、普通車も見られます。パブで話した他の旅行者の車を見るとなんとプリウス。これでキャメロンコーナーへ行くそうです。多分行けるでしょうが、車はボロボロになりそうです。<br /><br />ちなみに2019年にオーストラリア全国で最も売れた車はトヨタのハイラックスで2位はフォードのレンジャーです。どちらもピックアップ4WD(2WD仕様もありますが)で、ハイラックスは4年連続の1位です。こちらでは都市圏も含めて頑丈なピックアップ4WDの人気の高さが分かります。

    ティボブラの集落。車は殆どが4WDですが、普通車も見られます。パブで話した他の旅行者の車を見るとなんとプリウス。これでキャメロンコーナーへ行くそうです。多分行けるでしょうが、車はボロボロになりそうです。

    ちなみに2019年にオーストラリア全国で最も売れた車はトヨタのハイラックスで2位はフォードのレンジャーです。どちらもピックアップ4WD(2WD仕様もありますが)で、ハイラックスは4年連続の1位です。こちらでは都市圏も含めて頑丈なピックアップ4WDの人気の高さが分かります。

  • ファミリーホテルという家族向けと思われるもうひとつのパブの中に入ると、とても子供を連れて来れない卑猥な壁画が。これは地元在住の芸術家でパブの元オーナーでもあった人物(メルボルン出身の白人)によって1960年代に描かれた文化遺産だそう。QLD州側の隣町の名前はエロマンガ、おかしな場所です。

    ファミリーホテルという家族向けと思われるもうひとつのパブの中に入ると、とても子供を連れて来れない卑猥な壁画が。これは地元在住の芸術家でパブの元オーナーでもあった人物(メルボルン出身の白人)によって1960年代に描かれた文化遺産だそう。QLD州側の隣町の名前はエロマンガ、おかしな場所です。

  • これがチャールズ・スタート Charles Sturtによる1840年代に豪州の内陸の海への探検の記録。下にはその探検の様子を示すの模型が、まるで江戸時代の大名行列の様で思ったより大規模です。スタートは1840年代に内陸の海を探しにこの付近を通り豪州の中心部まで白人で最初に到達しました。内陸の海であるエーア湖は実際はもっと西側にありスタート探検隊は発見できませんでしたが、クーパーズクリークという大きな水場を発見したことで豪州大陸横断の基盤を作った人物です。スタートの名前を取り、この辺りをスタート国立公園と呼んでいます。<br /><br />なお、1862年に初の豪州大陸縦断して生還を果たしたジョン・マクドール・スチュアート John McDouall Stuartとは別人です。スタートとスチュアートと紛らわしいですが。

    これがチャールズ・スタート Charles Sturtによる1840年代に豪州の内陸の海への探検の記録。下にはその探検の様子を示すの模型が、まるで江戸時代の大名行列の様で思ったより大規模です。スタートは1840年代に内陸の海を探しにこの付近を通り豪州の中心部まで白人で最初に到達しました。内陸の海であるエーア湖は実際はもっと西側にありスタート探検隊は発見できませんでしたが、クーパーズクリークという大きな水場を発見したことで豪州大陸横断の基盤を作った人物です。スタートの名前を取り、この辺りをスタート国立公園と呼んでいます。

    なお、1862年に初の豪州大陸縦断して生還を果たしたジョン・マクドール・スチュアート John McDouall Stuartとは別人です。スタートとスチュアートと紛らわしいですが。

  • ティボブラを出てSilver City Hwyを南下します。なんと道はきれいに舗装されています。Silver City Hwyは未舗装のハイウェイで、かつての探検の名残が残っているはずですが。先ほど話したプリウスの旅行者が、ティボブラまで簡単に来れたと言っていた理由がわかります。後で調べてみると2020年前半(たった数ヶ月前)にティボブラまでのSilver City Hwyの全線舗装化が完了したそうです。なので、ティボブラは今もNSW州で一番の遠隔地ですが、シドニーから約1500kmずっと舗装道路を通り、もはや冒険とは言えないでしょう。スタートがもしこれを見たらどう思うのでしょう。<br />https://www.traveller.com.au/nsw-outback-roads-broken-hill-to-tibooburra-now-sealed-opens-up-opportunities-h1qz18

    ティボブラを出てSilver City Hwyを南下します。なんと道はきれいに舗装されています。Silver City Hwyは未舗装のハイウェイで、かつての探検の名残が残っているはずですが。先ほど話したプリウスの旅行者が、ティボブラまで簡単に来れたと言っていた理由がわかります。後で調べてみると2020年前半(たった数ヶ月前)にティボブラまでのSilver City Hwyの全線舗装化が完了したそうです。なので、ティボブラは今もNSW州で一番の遠隔地ですが、シドニーから約1500kmずっと舗装道路を通り、もはや冒険とは言えないでしょう。スタートがもしこれを見たらどう思うのでしょう。
    https://www.traveller.com.au/nsw-outback-roads-broken-hill-to-tibooburra-now-sealed-opens-up-opportunities-h1qz18

  • 約40Km南下したところにミルパリンカ Milparinkaという場所があります。ここもオーストラリアの歴史があります。まず1840年代スタート探検隊が内陸の海を探しに北上する際、次の中継地フォートグレイを見つけるまでミルパリンカ近郊の水場で6ヶ月も滞在した地です。砂漠の探検とは水場を繋ぐルートを見つけることです。フォートグレイは昨晩私がキャンプした場所で直線距離で約100km、今は車で僅か数時間ですが地図もない探検時代は移動は困難を極めたそうです。<br /><br />ミルパリンカは一見何もないですが、このスタートの碑など、当時を感じる遺物が僅かに残っています。オーストラリアの探検の歴史が好きな人にはとても興味深い地です。

    約40Km南下したところにミルパリンカ Milparinkaという場所があります。ここもオーストラリアの歴史があります。まず1840年代スタート探検隊が内陸の海を探しに北上する際、次の中継地フォートグレイを見つけるまでミルパリンカ近郊の水場で6ヶ月も滞在した地です。砂漠の探検とは水場を繋ぐルートを見つけることです。フォートグレイは昨晩私がキャンプした場所で直線距離で約100km、今は車で僅か数時間ですが地図もない探検時代は移動は困難を極めたそうです。

    ミルパリンカは一見何もないですが、このスタートの碑など、当時を感じる遺物が僅かに残っています。オーストラリアの探検の歴史が好きな人にはとても興味深い地です。

  • ミルパリンカはその後1880年代にはゴールドラッシュに沸きます。それは僅か10年ほどで終わり、現在はご覧の当時の建物が僅かに残るのみです。これはかつて裁判所と警察署でした。ブーム終了から100年以上が経ち、今では殆どゴーストタウンです。オーストラリアには150から250年間の(白人の)歴史しかありませんが、100年以上前の開拓時代の廃墟はあちこちに沢山あります。

    ミルパリンカはその後1880年代にはゴールドラッシュに沸きます。それは僅か10年ほどで終わり、現在はご覧の当時の建物が僅かに残るのみです。これはかつて裁判所と警察署でした。ブーム終了から100年以上が経ち、今では殆どゴーストタウンです。オーストラリアには150から250年間の(白人の)歴史しかありませんが、100年以上前の開拓時代の廃墟はあちこちに沢山あります。

  • 白人にとっては開拓の歴史でも原住民アボリジニにとっては迫害の歴史です。この地にもアボリジニは住んでいて、白人の大陸横断の探検を時には助けたりしたそうですが、1880年代の牧場開拓の頃に白人に土地を奪われて行き場を無くした歴史でもあります。

    白人にとっては開拓の歴史でも原住民アボリジニにとっては迫害の歴史です。この地にもアボリジニは住んでいて、白人の大陸横断の探検を時には助けたりしたそうですが、1880年代の牧場開拓の頃に白人に土地を奪われて行き場を無くした歴史でもあります。

  • Silver City Hwyを更に南下します。ご覧の様に道路兼滑走路となっている場所もあります。車で走っていて、突然空から飛行機が道に降りてくるのでしょうか。着陸する姿を見てみたいものです。

    Silver City Hwyを更に南下します。ご覧の様に道路兼滑走路となっている場所もあります。車で走っていて、突然空から飛行機が道に降りてくるのでしょうか。着陸する姿を見てみたいものです。

  • Silver City Hwyの舗装道路を110Kmほど南へ走り、ここで南東へ進路を変え再び路面の良いダート道に入ります。この様な広くて路面の良いダート道なら遠くを注視しながら時速100kmで走れます。ちなみにTelstraの携帯は、今回訪れたすべての町や集落内では電波が入りますが、道沿いや国立公園のキャンプ地では圏外です。

    Silver City Hwyの舗装道路を110Kmほど南へ走り、ここで南東へ進路を変え再び路面の良いダート道に入ります。この様な広くて路面の良いダート道なら遠くを注視しながら時速100kmで走れます。ちなみにTelstraの携帯は、今回訪れたすべての町や集落内では電波が入りますが、道沿いや国立公園のキャンプ地では圏外です。

  • 砂漠の中にポツンと一軒家、広大な敷地で牧場を経営しています。中小企業の社長みたいな感じで収入の良い人も多く、”The Farmer Wants a Wife”というテレビ番組で花嫁を探していたりします。子供は都会の私立の全寮制の学校に入れます。

    砂漠の中にポツンと一軒家、広大な敷地で牧場を経営しています。中小企業の社長みたいな感じで収入の良い人も多く、”The Farmer Wants a Wife”というテレビ番組で花嫁を探していたりします。子供は都会の私立の全寮制の学校に入れます。

  • これはNSW州のエアーズロック?コーネンベリー山 Koonenberry Mountainという高さ400m、標高差180mの山です。道からかなり長い間見られました。

    これはNSW州のエアーズロック?コーネンベリー山 Koonenberry Mountainという高さ400m、標高差180mの山です。道からかなり長い間見られました。

  • ティボブラから270kmドライブして、次の集落ホワイトクリフ WhiteCliffs(人口103人)に到着。ホワイトクリフはオパール鉱山として有名です。オパールは金やダイヤモンドと違ってほぼ手作業で発掘しなければいけず、その為に個人ビジネスになっています。大きなオパールが見つかれば一晩で大金持ちになりますが、何も見つからなければ収入は全くありません。150年前のゴールドラッシュの時と同じで、今でも一攫千金を求めて人が集まっています。その為ホワイトクリフも現代のワイルドウェストの雰囲気がします。

    ティボブラから270kmドライブして、次の集落ホワイトクリフ WhiteCliffs(人口103人)に到着。ホワイトクリフはオパール鉱山として有名です。オパールは金やダイヤモンドと違ってほぼ手作業で発掘しなければいけず、その為に個人ビジネスになっています。大きなオパールが見つかれば一晩で大金持ちになりますが、何も見つからなければ収入は全くありません。150年前のゴールドラッシュの時と同じで、今でも一攫千金を求めて人が集まっています。その為ホワイトクリフも現代のワイルドウェストの雰囲気がします。

  • 町のすぐ外れにあるオパール鉱山を散歩します。ここを歩くときは要注意です。オパールを掘った跡の大きな穴があちこちに何百と開いており、うっかり落ちない様に気をつけなければいけません。写真左下が穴でこれは分かりやすいです。しかし中央の古い穴の様に草木が生えて見分けがつきにくい古い穴もあります。ホワイトクリフを上空から見るとまるで月の表面の様な異次元の地形が見られます。

    町のすぐ外れにあるオパール鉱山を散歩します。ここを歩くときは要注意です。オパールを掘った跡の大きな穴があちこちに何百と開いており、うっかり落ちない様に気をつけなければいけません。写真左下が穴でこれは分かりやすいです。しかし中央の古い穴の様に草木が生えて見分けがつきにくい古い穴もあります。ホワイトクリフを上空から見るとまるで月の表面の様な異次元の地形が見られます。

  • オパール鉱山ツアーに参加します。コロナウィルス後なので参加者は少ないと予想していましたが、なんと高齢者を中心に50人以上が密になっています。これは穴に落ちる以上に不安です。もし誰かがウィルスを持っていたら大変な事になります。それでも誰もマスクをしておらず、平常通りの雰囲気ですが(この時点でNSW州の新規感染者は日に数人)。<br />https://www.traveller.com.au/outback-nsw-in-white-cliffs-shell-be-pineapples-when-it-comes-to-opals-h1r3v8

    オパール鉱山ツアーに参加します。コロナウィルス後なので参加者は少ないと予想していましたが、なんと高齢者を中心に50人以上が密になっています。これは穴に落ちる以上に不安です。もし誰かがウィルスを持っていたら大変な事になります。それでも誰もマスクをしておらず、平常通りの雰囲気ですが(この時点でNSW州の新規感染者は日に数人)。
    https://www.traveller.com.au/outback-nsw-in-white-cliffs-shell-be-pineapples-when-it-comes-to-opals-h1r3v8

  • ガイドは土地の所有者から決められた区画をリース契約して占有発掘権を得ています。彼の土地で地面に円を描き、この中にもオパールがあるよと言います。それほどこの辺りには沢山オパールが転がっています。しかし価値があるかというと別で、地面で見つかるのは数ドルのジャンク級だそうです。彼は地下にある大きなオパールにしか興味はなく、地面で見つけた物は自由に採ってよいと言っています。

    ガイドは土地の所有者から決められた区画をリース契約して占有発掘権を得ています。彼の土地で地面に円を描き、この中にもオパールがあるよと言います。それほどこの辺りには沢山オパールが転がっています。しかし価値があるかというと別で、地面で見つかるのは数ドルのジャンク級だそうです。彼は地下にある大きなオパールにしか興味はなく、地面で見つけた物は自由に採ってよいと言っています。

  • 鉱山の中に入ります。地下約10mに迷路の様に堀跡が続いています。鉱山ではヘルメットの安全対策はありますが、コロナの安全対策は皆無です。この旅は車で移動してキャラバンパークに宿泊しているので、他人との接触は最小限ですが、このツアーでは旅で唯一の密な空間です。

    鉱山の中に入ります。地下約10mに迷路の様に堀跡が続いています。鉱山ではヘルメットの安全対策はありますが、コロナの安全対策は皆無です。この旅は車で移動してキャラバンパークに宿泊しているので、他人との接触は最小限ですが、このツアーでは旅で唯一の密な空間です。

  • ホワイトクリフで有名なのは、パイナップルオパールと呼ばれる巨大なオパールの塊。世界中でホワイトクリフでしか採れません。写真のこの位置でかつて価値数千万円の巨大パイナップルオパールが取れたのだとか。ガイドは地層を読むことができてどういう地層にパイナップルオパールがあるかは知っていますが、その地層がどこにあるのかは掘ってみないと分からないそうです。それがオパール発掘の最も難しいところです。

    ホワイトクリフで有名なのは、パイナップルオパールと呼ばれる巨大なオパールの塊。世界中でホワイトクリフでしか採れません。写真のこの位置でかつて価値数千万円の巨大パイナップルオパールが取れたのだとか。ガイドは地層を読むことができてどういう地層にパイナップルオパールがあるかは知っていますが、その地層がどこにあるのかは掘ってみないと分からないそうです。それがオパール発掘の最も難しいところです。

  • 手作業と言っても、掘る時はドリルを使います。ドリルは電動で静かに簡単に掘れます。しかしパイナップルオパールは簡単に割れてしまい、割れたら価値はずっと減ってしまうので、慎重に掘り進めないといけません。有望な地層が現れたらゆっくり慎重にパイナップルオパールを探すそう。本日はホワイトクリフのパブに併設された部屋に泊まります。

    手作業と言っても、掘る時はドリルを使います。ドリルは電動で静かに簡単に掘れます。しかしパイナップルオパールは簡単に割れてしまい、割れたら価値はずっと減ってしまうので、慎重に掘り進めないといけません。有望な地層が現れたらゆっくり慎重にパイナップルオパールを探すそう。本日はホワイトクリフのパブに併設された部屋に泊まります。

  • 5日目、この日は合計約470kmのドライブ(内オフロード340km)。早朝まず90kmほど舗装道路を南へドライブして隣のウィルカニア Wilcannia(人口550人)に着きます。この地域では2020年4月のコロナウィルス蔓延時期に、他所者排除&quot;Do not Stop!&quot;という看板を町中に立てたというニュースがありました。日本では自粛のみだったので他県へ移動した人が差別を受けたというニュースはよく聞きましたが、その当時NSW州全体が法律で移動は禁止されていたので、NSW州では他所者排除の話は私が知る限りここだけでした。医療が貧弱という事情はありますが。<br /><br />ここに来るのは少し怖かったですが、あれから5カ月が経ちもう他所者排除&quot;Do not Stop!&quot;の看板は見つからなかったので、休憩で少し停まります。給油している時、地元民から視線を感じます。やはり歓迎はされていない様です。後でこの写真を見ると小さく”No Stopping unless essential”(必要なければ停まるな)と看板に書かれていました。

    5日目、この日は合計約470kmのドライブ(内オフロード340km)。早朝まず90kmほど舗装道路を南へドライブして隣のウィルカニア Wilcannia(人口550人)に着きます。この地域では2020年4月のコロナウィルス蔓延時期に、他所者排除"Do not Stop!"という看板を町中に立てたというニュースがありました。日本では自粛のみだったので他県へ移動した人が差別を受けたというニュースはよく聞きましたが、その当時NSW州全体が法律で移動は禁止されていたので、NSW州では他所者排除の話は私が知る限りここだけでした。医療が貧弱という事情はありますが。

    ここに来るのは少し怖かったですが、あれから5カ月が経ちもう他所者排除"Do not Stop!"の看板は見つからなかったので、休憩で少し停まります。給油している時、地元民から視線を感じます。やはり歓迎はされていない様です。後でこの写真を見ると小さく”No Stopping unless essential”(必要なければ停まるな)と看板に書かれていました。

    ウィルカニア空港 (WIO) 空港

  • ウィルカニアはダーリングリバー沿いにあり、かつて船の交通の要所として栄えた場所です。今も残っているのはこの古い橋程度ですが。オーストラリアの開拓は、沿岸部・内陸の川沿い・内陸の砂漠の順に進み、ダーリングリバー沿いのこの地は19世紀の比較的早い時期から開拓が進んでいました。ダーリングリバーはNSW州を横断する大きな川(全長1472km、マレーリバー合流後を合わせると2844kmで国内一)で内陸開拓の大動脈でした。

    ウィルカニアはダーリングリバー沿いにあり、かつて船の交通の要所として栄えた場所です。今も残っているのはこの古い橋程度ですが。オーストラリアの開拓は、沿岸部・内陸の川沿い・内陸の砂漠の順に進み、ダーリングリバー沿いのこの地は19世紀の比較的早い時期から開拓が進んでいました。ダーリングリバーはNSW州を横断する大きな川(全長1472km、マレーリバー合流後を合わせると2844kmで国内一)で内陸開拓の大動脈でした。

  • 前にも書きましたが白人の開拓は、先住民アボリジニにとっては迫害です。その結果犯罪が多発してウィルカニアは悪名高い町となりました。20年前の古い旅行ガイドブックには&quot;The pubs ... are best avoided unless you are an experienced bar-room brawler.&quot;(喧嘩の上級者でなければパブは利用するな)と説明されていました。この写真がその危険なパブで現在は閉鎖されている様です。かつて旅行者が&quot;Do not Stop!&quot;と避けていたのが、今では地元民が&quot;Do not Stop!&quot;と言い返すとは皮肉です。短い休憩後すぐ出発します。

    前にも書きましたが白人の開拓は、先住民アボリジニにとっては迫害です。その結果犯罪が多発してウィルカニアは悪名高い町となりました。20年前の古い旅行ガイドブックには"The pubs ... are best avoided unless you are an experienced bar-room brawler."(喧嘩の上級者でなければパブは利用するな)と説明されていました。この写真がその危険なパブで現在は閉鎖されている様です。かつて旅行者が"Do not Stop!"と避けていたのが、今では地元民が"Do not Stop!"と言い返すとは皮肉です。短い休憩後すぐ出発します。

  • 次の集落まで約150Km南西に進みます。再びオフロードで写真では分かりにくいですが路面は轍が深く柔らかい砂です。この区間は普通車では通れないかもしれません、バイクでも大変でしょう。オーストラリアのオフロードドライブでの注意点は、以下にまとめています。<br /><br />初めての4WDでオーストラリアの砂漠を冒険の旅2 シンプソン砂漠周辺<br />https://4travel.jp/travelogue/11373940

    次の集落まで約150Km南西に進みます。再びオフロードで写真では分かりにくいですが路面は轍が深く柔らかい砂です。この区間は普通車では通れないかもしれません、バイクでも大変でしょう。オーストラリアのオフロードドライブでの注意点は、以下にまとめています。

    初めての4WDでオーストラリアの砂漠を冒険の旅2 シンプソン砂漠周辺
    https://4travel.jp/travelogue/11373940

  • ダーリングリバー沿いに道は続き、一面の黄色い花畑も見られます。

    ダーリングリバー沿いに道は続き、一面の黄色い花畑も見られます。

  • 次の集落メニンディ Menindee(人口550人)に着きます。ここもダーリングリバー沿いで、1860年にバーク&ウィルズ Burke &amp; Wills探検隊が豪州大陸縦断に出発する前に最後に寄った集落(当時は文明の最前線)として有名です。バーク&ウィルズ探検隊はオーストラリア人なら誰でも知っている有名な探検隊です。彼らは1861年に白人初の豪州大陸縦断を果たした英雄ですが、帰路に僅かなすれ違いが原因で命を落としてしまった悲劇としても知られています(なお、豪州大陸縦断して初の生還を果たしたのは1862年にジョン・マクドール・スチュアート)。スタート国立公園からメニンディまで、バーク&ウィルズ探検隊が北上したルートに近い道(正確なルートは不明)を車で南下して辿ったのですが、この碑以外に探検隊の名残が見られる場所はありません。本当の歴史マニアなら何か見つけられるかもしれませんが。

    次の集落メニンディ Menindee(人口550人)に着きます。ここもダーリングリバー沿いで、1860年にバーク&ウィルズ Burke & Wills探検隊が豪州大陸縦断に出発する前に最後に寄った集落(当時は文明の最前線)として有名です。バーク&ウィルズ探検隊はオーストラリア人なら誰でも知っている有名な探検隊です。彼らは1861年に白人初の豪州大陸縦断を果たした英雄ですが、帰路に僅かなすれ違いが原因で命を落としてしまった悲劇としても知られています(なお、豪州大陸縦断して初の生還を果たしたのは1862年にジョン・マクドール・スチュアート)。スタート国立公園からメニンディまで、バーク&ウィルズ探検隊が北上したルートに近い道(正確なルートは不明)を車で南下して辿ったのですが、この碑以外に探検隊の名残が見られる場所はありません。本当の歴史マニアなら何か見つけられるかもしれませんが。

  • バーク&ウィルズ探検隊の豪州大陸縦断の物語は日本語の書籍で出版されています:<br /><br />「恐るべき空白」アラン・ムーアヘッド (&quot;Cooper&#39;s Creek&quot; by Alan Moorehead)<br />https://www.amazon.co.jp/恐るべき空白-ハヤカワ文庫-NF-48-アラン・ムーアヘッド/dp/4150500487

    バーク&ウィルズ探検隊の豪州大陸縦断の物語は日本語の書籍で出版されています:

    「恐るべき空白」アラン・ムーアヘッド ("Cooper's Creek" by Alan Moorehead)
    https://www.amazon.co.jp/恐るべき空白-ハヤカワ文庫-NF-48-アラン・ムーアヘッド/dp/4150500487

  • メニンディの近くにはキンチェガ国立公園 Kinchega National Parkがあります。ダーリングリバーのすぐ側を車で走ることができる唯一の道です。以前2011年にも4WDでキンチェガ国立公園へ訪れたことがあります。その時はアウトバックの砂漠なのに洪水が発生しており、この川沿いの道はクローズでした。<br /><br />水と緑のアウトバック<br />https://4travel.jp/travelogue/10723007

    メニンディの近くにはキンチェガ国立公園 Kinchega National Parkがあります。ダーリングリバーのすぐ側を車で走ることができる唯一の道です。以前2011年にも4WDでキンチェガ国立公園へ訪れたことがあります。その時はアウトバックの砂漠なのに洪水が発生しており、この川沿いの道はクローズでした。

    水と緑のアウトバック
    https://4travel.jp/travelogue/10723007

  • ウールシェドという羊の毛を刈る建物。かつてここに多くの羊が集められて毛が刈られ、羊毛は船に積まれてダーリングリバーを下りイギリスまで輸出されました。

    ウールシェドという羊の毛を刈る建物。かつてここに多くの羊が集められて毛が刈られ、羊毛は船に積まれてダーリングリバーを下りイギリスまで輸出されました。

  • 9年前の2011年の記憶が蘇ります。ウールシェドの建物内はあれから全く変わっていません。

    9年前の2011年の記憶が蘇ります。ウールシェドの建物内はあれから全く変わっていません。

  • 大きく違うのは、2020年はメニンディ湖に全く水がなく乾燥した湖であること。2011年は水で溢れており今と随分と違う光景です。

    大きく違うのは、2020年はメニンディ湖に全く水がなく乾燥した湖であること。2011年は水で溢れており今と随分と違う光景です。

  • 次の集落まで約120Km南に進みます。その内1/3ほどは舗装されていますが、路面は修理の跡が目立ち何かアートの模様の様です。これが10kmほど続くので運転していると目が回ってきます。

    次の集落まで約120Km南に進みます。その内1/3ほどは舗装されていますが、路面は修理の跡が目立ち何かアートの模様の様です。これが10kmほど続くので運転していると目が回ってきます。

  • 次の集落プーンカリー Pooncarie(人口160人)に着きます。ここはNSW南西部で砂漠の町の雰囲気はないですが、人口は少ない辺境地です。店はご覧のパブと雑貨屋兼ガソリンスタンドしかありません。この先は次の町まで約380km(ヒルストンまで、直行すれば約330km)もずっとオフロードが続きこの旅で最大の町の間隔があるので、ガソリンを補給します。<br /><br />ちなみにガソリンの価格で遠隔地の度合いが分かります。もちろん遠隔地ほど輸送コストがかかるので値段も上がります。今回訪れた集落で最も高いのがワナーリンで$1.80、次がティボブラで$1.39、最も安いのはシドニーで$1.15(ディーゼル/l)です。

    次の集落プーンカリー Pooncarie(人口160人)に着きます。ここはNSW南西部で砂漠の町の雰囲気はないですが、人口は少ない辺境地です。店はご覧のパブと雑貨屋兼ガソリンスタンドしかありません。この先は次の町まで約380km(ヒルストンまで、直行すれば約330km)もずっとオフロードが続きこの旅で最大の町の間隔があるので、ガソリンを補給します。

    ちなみにガソリンの価格で遠隔地の度合いが分かります。もちろん遠隔地ほど輸送コストがかかるので値段も上がります。今回訪れた集落で最も高いのがワナーリンで$1.80、次がティボブラで$1.39、最も安いのはシドニーで$1.15(ディーゼル/l)です。

  • 道端にブルータンリザードが現れます。名前のとおり青い舌をもったトカゲで、豪州では比較的よく見かけます。

    道端にブルータンリザードが現れます。名前のとおり青い舌をもったトカゲで、豪州では比較的よく見かけます。

  • ブルータンリザードの可愛いところは、小さな体なのに大きな口を開けて威嚇する姿でしょう。手を上空に持っていきトカゲを掴もうとすると、口を大きく開けて青い舌を出して威嚇してきます。恐らく天敵のカラスに襲われた時こう反撃するのでしょう。しかし見た目のインパクトに対して威力は弱いのです。歯がないので細い枝すら噛み切る事はできません。ブルータンリザードは毒を持っていませんし、もし指を噛まれても大した事はありません。

    ブルータンリザードの可愛いところは、小さな体なのに大きな口を開けて威嚇する姿でしょう。手を上空に持っていきトカゲを掴もうとすると、口を大きく開けて青い舌を出して威嚇してきます。恐らく天敵のカラスに襲われた時こう反撃するのでしょう。しかし見た目のインパクトに対して威力は弱いのです。歯がないので細い枝すら噛み切る事はできません。ブルータンリザードは毒を持っていませんし、もし指を噛まれても大した事はありません。

  • 約90kmオフロードをドライブしてムンゴ(発音はマンゴ)国立公園 Mungo National Parkに着きます。4万年前の人類最古の埋葬された跡(マンゴマン・マンゴレディ)もあり世界遺産登録されています。ここにも以前2015年に訪れた事があります。地平線に小さく見える砂丘はウォールオブチャイナ Walls of Chinaと呼ばれています。手前はかつて湖だった場所で、4万年前に人類が住んでいた頃は水があり住みやすい気候だったのでしょう。

    約90kmオフロードをドライブしてムンゴ(発音はマンゴ)国立公園 Mungo National Parkに着きます。4万年前の人類最古の埋葬された跡(マンゴマン・マンゴレディ)もあり世界遺産登録されています。ここにも以前2015年に訪れた事があります。地平線に小さく見える砂丘はウォールオブチャイナ Walls of Chinaと呼ばれています。手前はかつて湖だった場所で、4万年前に人類が住んでいた頃は水があり住みやすい気候だったのでしょう。

  • ウォールオブチャイナを近くで見ると、この様なダイナミックで独特の地形です。サンセットの頃が綺麗です。

    ウォールオブチャイナを近くで見ると、この様なダイナミックで独特の地形です。サンセットの頃が綺麗です。

  • ムンゴ(マンゴ)国立公園の中心部にはツアーでないと立ち入ることができません。2015年に訪れた時はツアー参加しましたが、今回は時間が合わず外から眺めるだけです。ツアーでは4万年前に人類が貝を調理した跡などが見られましたが、核心部である埋葬された人骨(マンゴマン・マンゴレディ)やその足跡は見られません。これはまた別の場所で見つかっており、厳重な立ち入り禁止で観光客は訪れる事はできません。本日は近くのキャンプ場で夜を過ごします。<br /><br />オーストラリアの最古の歴史・世界遺産のムンゴ国立公園<br />https://4travel.jp/travelogue/11107187

    ムンゴ(マンゴ)国立公園の中心部にはツアーでないと立ち入ることができません。2015年に訪れた時はツアー参加しましたが、今回は時間が合わず外から眺めるだけです。ツアーでは4万年前に人類が貝を調理した跡などが見られましたが、核心部である埋葬された人骨(マンゴマン・マンゴレディ)やその足跡は見られません。これはまた別の場所で見つかっており、厳重な立ち入り禁止で観光客は訪れる事はできません。本日は近くのキャンプ場で夜を過ごします。

    オーストラリアの最古の歴史・世界遺産のムンゴ国立公園
    https://4travel.jp/travelogue/11107187

  • 6日目、この日は合計約550kmのドライブ(内オフロード430km)。オフロード最終日で帰路の東へ向かいます。今日は主要道路は走らず地図を大きく拡大しないと見つからない細い点線の道を通るので、ナビを使ってみます。<br /><br />車のナビではこの細い道は表示されません。Google Mapは電波の届かない場所ではナビが開始できない様です(キャッシュが残っており地図は表示できる状態でしたが)。なのでMaps.Meのナビを使ってみます。Maps.Meはナビ使用時にGPSと地図が一致しない事もあり個人的には当てにしていなかったのですが、砂漠の中の結構細い道まで登録されていてGPSも正確で今日は良い仕事をします。

    6日目、この日は合計約550kmのドライブ(内オフロード430km)。オフロード最終日で帰路の東へ向かいます。今日は主要道路は走らず地図を大きく拡大しないと見つからない細い点線の道を通るので、ナビを使ってみます。

    車のナビではこの細い道は表示されません。Google Mapは電波の届かない場所ではナビが開始できない様です(キャッシュが残っており地図は表示できる状態でしたが)。なのでMaps.Meのナビを使ってみます。Maps.Meはナビ使用時にGPSと地図が一致しない事もあり個人的には当てにしていなかったのですが、砂漠の中の結構細い道まで登録されていてGPSも正確で今日は良い仕事をします。

  • ムンゴ国立公園近くのかつて湖があった場所には、春の時期にはワイルドフラワーが見られます。今日の気温は高く9月中旬でも32度まで上がります。

    ムンゴ国立公園近くのかつて湖があった場所には、春の時期にはワイルドフラワーが見られます。今日の気温は高く9月中旬でも32度まで上がります。

  • 半砂漠ですが牧場として使われています。沢山の羊の群れが車に驚き逃げていきます。野生動物はカンガルー、エミュ、ブルータンリザード、普通のトカゲが見られます。この辺の風景はアフリカのサバンナに似ていると思いましたが、もちろんライオンや象はいません。

    半砂漠ですが牧場として使われています。沢山の羊の群れが車に驚き逃げていきます。野生動物はカンガルー、エミュ、ブルータンリザード、普通のトカゲが見られます。この辺の風景はアフリカのサバンナに似ていると思いましたが、もちろんライオンや象はいません。

  • 別の場所で群れと離れてしまった迷える一匹の子羊が。。逃げる方法を知らない様で、道案内をする様に車の進行方向にずっと走っていきます。細い道なんで避けられません。砂漠の中の細い道と言っても路面状況は良好で、運転に難しい箇所は全くありません。ただ雨が少しでも降ると通行禁止になる様です。地図では細い点線の道ですが、大部分は広い道幅があり一部の狭い区間でも対面通行はできます。対向車も数台見かけて意外といます。

    別の場所で群れと離れてしまった迷える一匹の子羊が。。逃げる方法を知らない様で、道案内をする様に車の進行方向にずっと走っていきます。細い道なんで避けられません。砂漠の中の細い道と言っても路面状況は良好で、運転に難しい箇所は全くありません。ただ雨が少しでも降ると通行禁止になる様です。地図では細い点線の道ですが、大部分は広い道幅があり一部の狭い区間でも対面通行はできます。対向車も数台見かけて意外といます。

  • ヒルストン Hillston(人口1500人)に到着、約380kmぶりの町です。人口千人以上の町は久しぶりで、大きな町に見えます。アウトバックの遠隔地というよりNSW州の田舎町という雰囲気です。砂漠から文明へと無事帰ってきて一安心ですが、同時にアウトバックの冒険が終わってしまった残念な気分もあります。

    ヒルストン Hillston(人口1500人)に到着、約380kmぶりの町です。人口千人以上の町は久しぶりで、大きな町に見えます。アウトバックの遠隔地というよりNSW州の田舎町という雰囲気です。砂漠から文明へと無事帰ってきて一安心ですが、同時にアウトバックの冒険が終わってしまった残念な気分もあります。

  • しかし、道を選べばあと150kmほど東へオフロード道を走れます。NSW州中央部と西部のオフロード道の違いは沢山あります。ここ中央部では農耕地と高い木が見えます、携帯の電波が入ります、道は砂や土から砂利道になります(雨対策でしょう)、すれ違う車とも挨拶しなくなります。

    しかし、道を選べばあと150kmほど東へオフロード道を走れます。NSW州中央部と西部のオフロード道の違いは沢山あります。ここ中央部では農耕地と高い木が見えます、携帯の電波が入ります、道は砂や土から砂利道になります(雨対策でしょう)、すれ違う車とも挨拶しなくなります。

  • 綺麗な紫の花畑、春のアウトバックには紫や黄色のワイルドフラワーは沢山見られます。

    綺麗な紫の花畑、春のアウトバックには紫や黄色のワイルドフラワーは沢山見られます。

  • この旅のオフロードの終着地コンドボリン Condobolinへ到着。この先はシドニーまで450kmすべて舗装道路です。コンドボリンはシドニーから最も近いオフロードの出口(もし出発時なら入口)です。私のトヨタ・プラドはオフロードを1500km以上走り、ノートラブルで頑張りました。意外なことにプラドの車体はほとんど汚れていません。砂漠なので走行中はすごく砂が舞いますが、それは車体には付着せず落ちてしまうからです(ただし車体の後部ドア下には沢山砂が溜まります)。

    この旅のオフロードの終着地コンドボリン Condobolinへ到着。この先はシドニーまで450kmすべて舗装道路です。コンドボリンはシドニーから最も近いオフロードの出口(もし出発時なら入口)です。私のトヨタ・プラドはオフロードを1500km以上走り、ノートラブルで頑張りました。意外なことにプラドの車体はほとんど汚れていません。砂漠なので走行中はすごく砂が舞いますが、それは車体には付着せず落ちてしまうからです(ただし車体の後部ドア下には沢山砂が溜まります)。

    コンドボリン空港 (CBX) 空港

  • コンドボリンの近くでは、突然の大雨が帰りを迎えてくれます。今まで暑くて乾燥した砂漠の中を5日間走っていたので、気温を下げる恵みの雨です。ここが舗装道路で良かったです。こんな大雨がもしオフロードで発生していたら、とんでもない事態になっていたでしょう。今回の旅で通った道は、乾燥している状態ならAWDでも大丈夫な路面で、特に難しい区間はありません。

    コンドボリンの近くでは、突然の大雨が帰りを迎えてくれます。今まで暑くて乾燥した砂漠の中を5日間走っていたので、気温を下げる恵みの雨です。ここが舗装道路で良かったです。こんな大雨がもしオフロードで発生していたら、とんでもない事態になっていたでしょう。今回の旅で通った道は、乾燥している状態ならAWDでも大丈夫な路面で、特に難しい区間はありません。

  • 青い空に突然UFOが着陸したかの様な黒い雨雲。本日はこの先100kmのパーク Parkeの町に宿泊して、翌日7日目にシドニーまで約350km舗装道路をドライブしてこの旅を無事終えます。<br /><br />シドニーからNSW州の北西端キャメロンコーナーまで往復寄り道を含め総走行距離は約3200km(内オフロード1570km)、一部区間はこの1年で舗装化され計画より約200km少ないオフロードでしたが、それでも約50%がオフロード走行でした。豪州で一番人口が多いNSW州ですが、NSW州西部はまだオフロード区間が沢山残っており四駆やオフロードバイク好きには魅力的な地域です。1990年代の様に沢山の日本人オフロードライダー・ドライバーが豪州を訪れる事はもうないかも知れませんが、最近のSUV車・キャンプブームでこの様な旅行スタイルが再注目されることを期待しています。

    青い空に突然UFOが着陸したかの様な黒い雨雲。本日はこの先100kmのパーク Parkeの町に宿泊して、翌日7日目にシドニーまで約350km舗装道路をドライブしてこの旅を無事終えます。

    シドニーからNSW州の北西端キャメロンコーナーまで往復寄り道を含め総走行距離は約3200km(内オフロード1570km)、一部区間はこの1年で舗装化され計画より約200km少ないオフロードでしたが、それでも約50%がオフロード走行でした。豪州で一番人口が多いNSW州ですが、NSW州西部はまだオフロード区間が沢山残っており四駆やオフロードバイク好きには魅力的な地域です。1990年代の様に沢山の日本人オフロードライダー・ドライバーが豪州を訪れる事はもうないかも知れませんが、最近のSUV車・キャンプブームでこの様な旅行スタイルが再注目されることを期待しています。

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