朱鷺に逢えました！佐渡

2020/09/25 - 2020/09/27

会社繋がりで佐渡の方からお誘い頂き、佐渡に行ってきました。初めての佐渡、金山と朱鷺くらいしか知りませんがとても素敵な旅でした。素晴らしいロケーション、美味しい料理、楽しい？体験を紹介します。

エリア 新潟

まずは新潟市内で前泊、新潟駅近くの「ホテルターミナルアートイン」に宿泊。駅近、安い、陶板浴も楽しめる…とのことで業界誌の寄稿文を週明けまでに書く仕事が残っていたので早めにチェックインしてなんちゃってワーケーションしてました。
チェックイン時には手作りマスクの無料プレゼント、ウェルカム珈琲、入浴剤のサービスもありとてもコスパの良いビジネスホテル。寄稿文を何とか深夜１時までに仕上げ、ホテル隣の陶板浴へ、一般利用は2000円ですが宿泊者は500円でのサービス、深夜のためか利用者は終始自分だけ、コロナ対策もしっかりやっていて隣合わせの利用は出来ないように工夫されてました。ガッツリ汗かいて、ぐっすり…翌朝寝坊しました。

翌朝、寝坊しつつも朝食を掻き込み、新潟駅からバスで新潟港へ！
佐渡までジェットフォイルで１時間、過去には鯨とぶつかるトラブルもあったようでちょっと緊張、けっこう酔うかな～と心配だったのですが、ほとんど揺れることなく快適な船旅でした。席も空いているかと思いきや、ほぼ満席でした。

新潟港 (フェリーターミナル) 乗り物

両津港では朱鷺がお出迎え、しっかりマスクもしています。
ここで忘れてはいけないのが「さどまる倶楽部」のポイント登録！佐渡宿泊者はさどまる倶楽部アプリをスマホにインストールして会員になれば島内で使える5000ポイントを付与されます。お土産や飲食店でも使えるし、資料館などでは入館無料の特典も多いので必須です。是非お忘れなく！

両津港 乗り物

レンタカーを借りて、まずは佐渡歴史伝説館へ、ここで直江津港から来るメンバーと合流。佐渡ゆかりの歴史上人物や伝説を紹介する体感型ミュージアムだそうですがあまり興味が無かったので庭園をちょっと散策して、待ち合わせ後すぐに出発してしまいました。

佐渡歴史伝説館 美術館・博物館

歴史伝説館からすぐ近くの「真野御陵」にやってきました。承久の乱で佐渡に配流された順徳天皇の御墓です。宮内庁が管理しておりしっかりと手入れされていますが奥までは入れないように柵がされていました。残念。。
帰りに駐車場脇の売店で「待ってました！」とばかりに売店のお母さんに猛烈アピールを受けてしまいました。まあせっかくなので佐渡の赤玉石を買うことに、ただこれがその後の佐渡ツアーで多くの開運を得ることになりました（…と自分に言い聞かせてます）。

真野御陵 名所・史跡

佐渡に来て初めての食事です。佐渡の食材をふんだんに使った佐渡フレンチ「FRENCH La Plage」に入りました。
肉と魚が両方楽しめる「ラプラージュ」コースを注文、お魚はカリふわでお口いっぱいに風味が拡がる美味しさ、お肉もトロトロでこれも大満足、お昼からちょっと贅沢をしてしまいました。お勧めです！

さあ本日のメインイベント、朱鷺とのご対面。地元の方に案内して頂き、稲刈り後の田んぼに居る朱鷺を観てきました。スマホで遠方から撮ったので画質はご勘弁を…ちゃんと一眼レフを用意すればよかったと大反省です。自分が子供の頃は朱鷺は１羽しかいないと話題になりましたが現在は400羽くらい生息しているとのこと、地元の方々の努力の成果ですね。
たまたま田んぼに居るところを案内してもらったのですが幸運でした。この後、すぐ脇の道を車が通って朱鷺が逃げてしまいましたが感動のひとときでした。

朱鷺との感動の対面の後、ドンデン山をドライブして尖閣湾の揚島遊園に行きました。
佐渡の海に沈む夕陽を観にきましたがこの時間はあいにくの曇り空、その前に湾内の海中透視船に乗りました。遊覧船と言うよりはほぼアトラクション！沖に出るやもの凄い勢いで小船が縦に横に揺れまくります。船底のガラス貼りを見てると… ある意味ちょっと危険なことになりそうでした。船を降りた際は全員大きなため息とフラフラな足取りだったことを覚えています。
肝心の夕陽は拝めませんでしたが、展望台では雲の合間から射す夕陽が海に反射して海面の一部だけがオレンジ色に！とても幻想的な瞬間を見ることが出来ました。これもさっき買った赤玉石のご利益でしょうか！？

尖閣湾揚島遊園 名所・史跡

今夜の宿は「Ryokan浦島」とてもお洒落なホテル（旅館ではないような…）です。ネット情報を見てるとデザイナーズ旅館と聞き慣れないフレーズですが、客室までのアプローチの至る処に絵画がさり気なく置いてあります。
（写真はありませんが）夜はホテルからタクシーに乗って新穂の「長三郎鮨」に行ってきました。ここはお寿司とラーメンのセットが有名らしいです。刺身、お寿司は言うこと無しですが、〆のラーメンも超あっさりのラーメンで胃もたれ無し、呑んだ後でもイケます。お店の方に話を聞くと元々中華屋さんだったようでそこから有名寿司屋に進化とは…流石です。
ホテルに戻ってシャワーを浴びたら即寝zzz、大浴場は翌朝の楽しみにしました。

Ryokan 浦島 宿・ホテル

翌朝、朝食前に海岸をお散歩、素敵な虹が掛かってました。写真では分かり難いですが実は二重虹（リングが二つ）です、これも昨日買った赤玉石の効果でしょうかwww。
この後、朝食を食べて昨日入りそびれた大浴場へ行ってみましたが、かなり年季が入ったお風呂で… リノベーションなんでしょうか？そう言えば部屋のバスルームも古かったような、それでも全般におもてなしの素晴らしいホテルでした。

佐渡ツアー２日目、まずは「きらりうむ佐渡」へ、複数のミニシアターで佐渡金山の歴史が学べます。館内の撮影は入口の大判まででした。記念撮影ブースなんですね。なお、さどまる倶楽部アプリ会員はここも入場無料です。

佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」 名所・史跡

さあ次は待望の佐渡金山へ！
宗太夫坑（江戸初期の手掘り坑道跡）と道遊坑（明治官営から休山までの坑道コース）の両坑道を見学出来る２坑道周遊コースをチョイス。やっぱり両方見ないとね、坑道内では当時の坑夫の様子を伝える人形が多数設置されていて苦労の様子が窺えます。「馴染みの女に逢いてえなぁ…」を連呼する人形がありましたが、とある団体からクレームが来そうなフレーズですね。横道に逸れましたがとにかく坑道内は寒いです、１枚羽織る上着を忘れずに！

佐渡金山遺跡 美術館・博物館

そしてたどり着きました、道遊の割戸！
金を掘るために昔の人が掘り尽くした感がハンパないです。金の鉱脈って山全体じゃないんだって勉強させられます。
この後も、トロッコ列車、削岩機など当時の機材が多く展示されていました。いや～見処いっぱいです。

続いてやって来たのが「北沢浮遊選鉱場跡」、とても見応えありますね。まさにラピュタの世界です。ラピュタに出て来るロボット兵が置いてあっても違和感無いかも… でも知らない方には迷惑な話ですよね、失礼しました。
夜はライトアップがあるそうです。是非観たかったのですが、時間の関係上無理でした。次回の佐渡訪問に期待です。

北沢浮遊選鉱場 名所・史跡

さて、素敵なカフェに寄り道しました。島カフェ「しまふうみ」、穏やかな波音と陽気な陽射しの中でいただく珈琲は格別です。癒されます、来て良かった！

しまふうみ 本店 グルメ・レストラン

続いてやって来たのは「佐渡小木民族博物館」、巨大な千石船の展示と隣には小学校の旧校舎を利用した民族博物館があります。昭和感たっぷり、圧倒的なアイテム数です。でもかなり雑然と展示されています。探せばかなりの掘り出し物がありそう。
ここもさどまる倶楽部アプリ会員は入館無料でした。

この日のお昼はミシュランガイド新潟にも掲載された「生そば 七右衛門」へ。メニューは一つ、ぶっかけ蕎麦のみ。小ぶりなので２杯頂きました。出汁は薄め、サッと口に掻き込む感じのお蕎麦です。口コミでは厳しい評価ですが、恐る恐る話しかけると意外にもとても気さくなお母さん、ちょっとしたお店の歴史（出前から始めた…など）も教えてくれました。普通の蕎麦ですがお店の情緒感がプラスされて、とても美味しかったです。

七右衛門 グルメ・レストラン

佐渡金山繁栄期の江戸寛文期に廻船業の集落として発展した「宿根木集落」に来ました。吉永小百合さんのCMのままですね。モノトーンでとても情緒があります。
宿根木海岸では「宿根木たらい舟はんぎり」が営業していましたが、正直恐くて乗る勇気がありませんでした。

宿根木の町並み 名所・史跡

ラストは佐渡の酒蔵「北雪酒造」へ、佐渡土産を買いにきましたが、とても丁寧なガイド、試飲もたくさん提供して頂き（自分は運転のため飲めませんでしたが…）、酒造内の見学もさせていただきました。氷温貯蔵の地下蔵ではお酒に音楽を聴かせるなど様々な取り組みをしていて、この島から世界に向けて販売している意気込みを感じました。コロナの影響で大変とは思いますが頑張ってください。

北雪酒造 専門店

佐渡の旅もついに終わり、両津港に戻って残ったさどまる倶楽部コインをお土産に使い切り、後はジェットフォイルで帰るのみ（本当はこの後、新幹線に乗るのですが…）。佐渡ありがとう、楽しかったです。
…と終わるつもりでしたが、帰りの船内で「佐渡が本店の美味しい回転寿司屋が新潟港近くにある…」との情報入手、思い出ついでに寄ることにしました。回転寿司は４組待ちだったので隣の「別館立ち食い弁慶」ヘ、最後まで佐渡づくし！最高の佐渡ツアーでした。

あっ！金山で砂金取り体験するの忘れた！
また次の機会を作っておきます。

最後までありがとうございました。