2020/08/29 - 2020/08/29
21位(同エリア375件中)
はんけんさん
今年の夏の18きっぷの旅第二弾です。ここ数年、関西往復を18きっぷで実施していたのですが、今年は飛行機で往復してしまったこともあり、18きっぷは嫁はんとシェア。この第二弾が最終回です。
3年前に谷川岳に登りました。
2017夏 18きっぷの旅5-1:土合 日本一のモグラ駅、486段の階段は谷川岳へのウォーミングアップ?
http://4travel.jp/travelogue/11284713
2017夏 18きっぷの旅5-2:水上 念願の日本百名山谷川岳と水上温泉
https://4travel.jp/travelogue/11286622
その時以来、次は一ノ倉沢へのトレッキング!と何度か計画したのですが、雨の多いこの地域の天候に泣かされ続け、なかなか実行できず、ようやく実現できました。一ノ倉沢は、谷川岳の東側斜面の谷で、けわしい岩壁がそびえるロッククライマーの聖地ともいわれる沢です。小説/映画『クライマーズハイ』の岩壁 と言えば「あーあれか!」と思われる方も多いでしょう。
18きっぷで、普通列車を乗り継いで、「日本一のモグラ駅」土合駅からスタート。この日も、先日来ずっと続く猛暑で、気温は30℃越え(高崎は、午後7時過ぎでも33℃でした!)。湯檜曾川沿いの新道や国道291号の旧道とも、日陰が多くさほど暑さは感じなく歩くことができました。新道から旧道への急登が、このコースの唯一と言える登りですが、ここはさすがに玉の様な大汗をかきながら登り切りました。
下山後は、高崎の温泉さくらの湯で汗を流し、地元の食堂「しみづ食堂」で打ち上げ。
新型コロナウィルス禍による、マスク着用や距離感、会話時の配慮などなど、気にすべきマナーが多く、無邪気に18きっぷの旅を楽しめる環境へはまだまだ時間がかかってしまうとは思いますが、やはり山は良いですね。制約がある状況とはいえ、解放感や自然に包まれる幸福感で、たっぷり楽しみました。
鴨居 5:03 -> 東神奈川 5:17
東神奈川 5:19 -> 横浜 5:22
横浜 5:25 -> 高崎 7:49
高崎 8:23 -> 水上 9:30
水上 9:45 -> 土合 9:54
土合 15:34 -> 水上 15:46
水上 15:53 -> 高崎 16:56
高崎 19:46 -> 横浜 22:09
横浜 22:18 -> 鴨居 22:36
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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横浜駅で高崎行きに乗車。
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18きっぷで普通列車を乗り継いで7:49に高崎駅に到着。
車内はもちろんマスク着用です。 -
朝食は、ホームにあるそば屋さんで。
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ごはんも付いた朝得セット、420円。
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水上行きからの車窓の風景、利根川。
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水上行きからの車窓の風景、田んぼ。
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水上行きからの車窓の風景、谷川岳は山頂付近に雲が掛かってしまっています。
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水上に到着、かなりの人が長岡行きに乗り継ぎます。
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水上駅。
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水上駅。
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新清水トンネルに入ってすぐ湯檜曽駅。
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土合駅に到着。ここも新清水トンネルの中。
土合駅で下車するのは、3年前の谷川岳行き以来です。 -
地底駅なので、めっちゃ涼しい。
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電車を見送ります。
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イチオシ
新清水トンネルの途中に作られた土合駅の下りホームは、地上の駅舎から標高にして70mほど下にあります。そのため、改札口までは486段の階段を登ることになります。
土合駅が「日本一のモグラ駅」と言われる所以です。 -
階段には一段づつ数字が書かれているので、今何段登ったのかすぐに分かります。
また5段おきに、幅広めの段があるので、疲れずに登りやすいです。 -
フツーの駅なら、486段の階段なんてあり得ないですが、ここは谷川岳へのアクセス駅土合。健脚ぞろいの皆さん、軽々と登って行きます。
登るにつれ、温度もだんだんと地上の気温に近づき上昇します。 -
まずは、長い階段462段を終了。
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駅通路からの眺め。利根川の支流、湯檜曾川。
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イチオシ
残りの階段は、24段です。
駅ナカの案内に「がんばって下さい」と書かれているのも、日本全国で土合駅だけではないでしょうか? -
残りの24段(12段x2)を登り終えます。
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10分ほどかけて、ようやく改札。土合駅は無人駅です。
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この待合室は、現在使用停止中。
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イチオシ
駅の看板にも「日本一のモグラ駅」。
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土合駅。
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歩き始めてすぐに、コロナ禍ならではの看板あり。
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土合踏切。地上を走る上り列車が一日6本しか通らないのに、踏切が閉まりました。運が良いのか?悪いのか??
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清水トンネルから出てきた上り列車。
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土合砂防堰堤(通称:湯吹の滝)
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新道入口。ここからはほとんどが日陰です。
土合駅から新道入口までは、ほとんど日陰が無いので、この様な暑い日は、帽子必須ですね。 -
新道を進みます。
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橋、沢は涸れています。
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緑が陽に映えて美しい。
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新道を進みます。気温は30℃ほどですが新道に入ってからは、日陰となり、たまに風が吹くので、さほどきつくありませんでした。
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「急な雨による鉄砲水に注意」です。
突然の雷雨などで、川の水が一気に上昇することがよくあるそうです。気をつけねば。 -
マチガ沢を渡ります。
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マチガ沢、涸れています。
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新道を更に進みます。
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新道は全般的に緩い登りで、数か所軽い登り下りがあります。
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一ノ倉沢出会。ここも沢は涸れています。橋は無いので、岩の上を渡ります。水がある時は、渡るのに注意が必要だと思います。
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一ノ倉沢出会、下流方面。
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旧道への分岐点はこれが目印。
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旧道へのアクセス路。400mほどで標高150mほども登る急登です。このコースで唯一とも言える登り。汗が噴き出ます。
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途中ロープあり。
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急登。
この急坂を下るのはかなりキツイので、新道->旧道というルートにして正解でした。 -
登り切りました!
谷川岳の二つの耳?と思いましたが、ちょっと違うかな?? -
旧道。
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谷川岳で命を落とした人の慰霊碑。
谷川岳は、遭難事故死者数世界一の山としてギネスに記載されています。なので、慰霊碑が多くあります。 -
一ノ倉沢の岩壁が見えてきました。
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イチオシ
一ノ倉沢の岩壁です。土合駅から1時間45分ほどで到着。
ロッククライミングの聖地、亡くなった人の多さを思い、感動と厳粛な気持ちが入り混じります。 -
振り向くとこの眺め。
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一ノ倉沢の上流へ沢の岩場を少し進みます。フツーの人が来られるのはこの辺りが限度かな?
衝立岩を登っている人を探したが、この日は見つかりませんでした。 -
水が冷たくて、めっちゃキレイです。
一ノ倉沢、かなりの水が流れています。新道の一ノ倉沢出会いでは完全に涸れていたので、この水はどこに行ってしまうのだろう?地面にしみ込む?? -
沢の日陰で昼食。コンビニ弁当とノンアル。
日陰に入ると、一ノ倉沢は見えなくなってしまうのが、残念。 -
素晴らしい眺めです。
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トイレに行くと、電気バスがいました。
旧道は、乗用車の乗り入れが禁止されているので、一ノ倉沢までクルマで来るには、この電気バスが唯一の手段。 -
電気バスは、1時間に1本。定員は8名、予約不可。歩きたい我々は利用する気はありませんが、利用したい人は早めに並ぶ必要がありそうです。
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バスが出発していきました。
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我々も歩き始めます。
旧道から歩いてくると、いきなりこの眺めなのですね。 -
一ノ倉沢概念図。
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このベンチで昼食摂れば、素晴らしい眺めだったなぁ とも思いますが、日陰が無いので、この時期は暑さがキツイです。
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土合方面へ、旧道(国道291号)を歩きます。
乗用車の通行は禁止されていますが、今でも国道です。 -
イチオシ
少し歩いて振り向くとこの眺め。
当地方の方言で、岩や岩壁を「クラ」と呼んでおり、谷川連峰随一の岩壁であるから「一ノ倉」と名付けられたそうです。 -
蛇の死骸発見。
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たまに、冷気が漂います。急な冷房の様で、暑さの中の涼しさは嬉しい。
「氷河のといき」と呼ばれ、地層の空間を流れる冷たい水に起因して、冷やされた空気が岩のスキマから出てくる とのことです。 -
旧道敷設当時の石垣。
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数か所に休憩用のベンチあり。
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旧道、崖崩れ注意の場所あり。
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マチガ沢。
以前は、この辺りに宿があって、清水峠を越えてきた旅人が「町が見える」と喜んで発した言葉が、マチガ沢の由来とされているそうです。 -
マチガ沢、下流方面。
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向かい側の山。
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旧道は、ずっと緩やかな下り。
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西黒尾根登山口です。いつか登ってみたいですが、日本有数の急登なので、登り切れるのかなぁ?まずは、体調をコロナ前の状態に戻すことが重要ですね。
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旧道の起点が見えてきました。
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谷川岳山岳資料館。一ノ倉沢から50分ほどの歩きで到着。
入館無料です。3年前の谷川岳登山時は、時間がなくて立ち寄れなかったので、ここに立ち寄ることも今回の目的の一つ、もちろん入館します。 -
いきなり、植村直己さんの直筆色紙。
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中はこんな感じで、谷川岳を中心とした山岳資料や写真がいっぱい。浩宮様(現、天皇陛下)が18歳の時に谷川岳登頂されたお写真もありました。
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道具類の展示も多くあります。
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ロープウェイ乗り場へ。
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ロープウェイ乗り場のテラスで休憩。
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ロープウェイ。
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土合駅へ歩きます。
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トンネルの中を歩くのは、やや怖いです。
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土合駅が見えてきました。
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電車の時間まで余裕があるので、いったん土合駅を通り過ぎて谷川岳ドライブインへ。お土産やお菓子を物色。
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イチオシ
土合駅。
無人駅のはずなのに、かつての駅事務室に人がいっぱい、、、、 -
何と、2月に開業したばかりの駅カフェでした。
上り下りともに1日6本と、列車数がとても少ないので、時間調整ができる、このカフェはとてもグッドアイデアだと思います。次回は利用してみたいと思います。 -
土合駅、上りのホームは地上です。
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水上駅で乗り換え。
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高崎駅。
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高崎駅から15分ほどの歩きで、高崎温泉さくらの湯に到着。600円。
この日は、夕方でも33℃の暑さなので、この時期は駅からの距離が気になります。温泉後、駅に戻る歩きでまた汗をかいてしまうのだ。 -
温泉で疲れを取った後は、簡単な打ち上げ。評判よさげな「しみづ食堂」へ。
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飛沫防止の透明板が各席ごとに設置される徹底した対策が施されています。
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残念ながら生ビールは取り扱われていないので、瓶ビールでカンパイ。
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付け出し?としてチャーシューが出されました。ありがとうございます。
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イチオシ
餃子、350円。美味しい!!
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親子丼600円、も美味しい。肉離れの教訓もあり、良質なたんぱく質である鶏肉や卵を積極的に摂るよう、心がけています。
うみどりんさんが食べた中華丼、嫁はんが食べたチャーハンも美味しそうでした。安くて美味しい、しみづ食堂、素晴らしい!! -
高崎始発の平塚行きで、帰路につきます。
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イチオシ
空いていたので、ボックスシートを確保。ワインとビールでカンパイ。(車両が空いているうちに飲み終わり、その後はマスク着用しました)
これで、今夏の18きっぷの旅行は終了です。
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