2020/08/22 - 2020/08/22
23位(同エリア566件中)
かっちんさん
水戸と郡山を結ぶ水郡線(すいぐんせん)は、2019年10月の台風19号により甚大な被害を受け、懸命な復旧作業の結果、現在は水郡線の上小川~常陸大子(ひたちだいご)間を代行バスで運行し、他の鉄道区間は復旧しています。
久慈川沿いを走る水郡線の車窓からは、鮎釣り、沈下橋などの景色が眺められます。
山方宿(やまがたじゅく)駅には、鮎の形に似た駅舎、開業からまもなく100歳を迎えるホームの待合室があります。
西金(さいがね)駅には、砕石(線路のバラスト)場が近くにあり、珍しい輸送用の貨車「ホキ」が見られます。
今日は山方宿駅から出発し、鉄道と代行バスで常陸大子間を往復します。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・山方宿駅待合室の「駅の解説」展示
・大子町文化遺産「C12型蒸気機関車」
・JR東日本ニュース「水郡線の運転再開時期の見通しについて」2020年2月14日水戸支社
・朝日新聞デジタル「JR水郡線、三つの鉄橋に被害 運転再開めどたたず」2019年10月13日
・茨城県災害対策本部「令和元年台風第 19 号に係る災害対応について」令和元年10月14日
・文化財と自然との調和が楽しめる珍しい橋めぐり「久慈川の沈下橋(地獄橋)めぐり」
・レールメカの巣「水郡線・西金駅の砕石用索道」
・ウィキペディア「山方宿駅」「バラスト」「ホキ800形」「JR東日本E653系電車」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
山方宿駅
「山方」は、山方宿(やまがたじゅく)の駅名どおり、かつて南郷街道の宿場町でした。
昭和60年(1985)まで、上野へ直通する急行「奥久慈号」が山方宿に停車していました。
この駅舎は平成5年(1993)に建て替えられ、地元の集成材を使った木造平屋建てです。
中央が塔のように突き出て。正面にはアルミパンチングメタルが施されています。
天気がいい日には見る角度により光線がメタルに反射してキラキラと輝いて見えます。
現在の山方宿は「あゆの里」。
駅舎の形は「あゆ」に似ており、左側が頭、空調の小さな丸い吹き出し口が目玉、メタルの塔が銀鱗で、右側の明かり窓が背びれという感じ。 -
停車する水戸行きの列車(山方宿駅)
-
ホームに佇む「歴史を感じる石」(山方宿駅)
木の化石「珪化木(けいかぼく)」かも知れません。 -
イチオシ
ホームの待合室(山方宿駅)
駅が開業した大正11年(1922)に建てられた木造の待合室。 -
まもなく100歳を迎えます(山方宿駅待合室)
-
待合室の内部(山方宿駅)
引き戸をガラガラっと開けて中に入ります。
板でつくられた長いベンチと、ガラス窓が周りを囲み、列車を待つ間なぜか落ち着けます。 -
懐かしい窓の鍵(山方宿駅)
木枠の窓に備え付けられた「捻締り錠(ねじしまりじょう)」。
窓を閉め、重なった窓枠部分に錠を差し込み、ねじを回すように締め付ければ開かないようになります。 -
ホームから眺める駅舎(山方宿駅)
駅の半分は公民館、図書室として利用されています。 -
袋田行きが到着(山方宿駅)
待合室からの眺め。
この列車に乗り、常陸大子(ひたちだいご)へ向かいます。 -
水郡線の路線図
昨年の台風19号(2019年10月)の影響により、現在も袋田~常陸大子間の鉄道が不通になっています。
代行バスは上小川~常陸太田間を運行しています。 -
久慈川の広い河川敷(中舟生~下小川間の車窓)
家和楽(やわら)農村公園が見えます。 -
イチオシ
砕石場が近くにある西金駅(車窓)
西金(さいがね)駅から久慈川を挟んだ対岸の山上に砕石場があります。
ここの砕石は線路に敷く砂利「バラスト」に使います。 -
上小川駅に10:27到着
-
代行バスのりば(上小川駅)
列車からバスへの乗換時間は5分。 -
代行バス(上小川駅)
10:32発の常陸大子行きの代行バスに乗ります。
バスの運行は茨城交通に委託しています。 -
バス車内(代行バス)
1台だけですが、座席が全部埋まりました。 -
不通区間の線路(バスの車窓)
-
常陸大子付近(バスの車窓)
-
常陸大子駅に到着
バスに20分乗り、10:52に到着。
鉄道が動いていれば上小川から12分で到着(10:39着)します。 -
立派な駅の玄関(常陸大子駅)
-
改札口(常陸大子駅)
乗り継ぎの郡山行きの列車はすでに8分前(10:44発)に発車。
次は14:36発で4時間弱待つことになります。
鉄道の時刻は災害前のままなので、こんな現象になっています。 -
イチオシ
SL-C12187号(常陸大子駅前)
昭和13年(1938)に日本車輛で製造されたC12形蒸気機関車です。
約30年間を九州内で活躍し、その後、昭和42年(1967)水戸機関区に移り、水郡線の無煙化まで3年間元気よく走っていました。 -
「西金~袋田間」運転再開のお知らせ
台風19号の影響により不通になっていた西金~袋田間の運転を2020年7月4日再開しました。
袋田~常陸大子間にある第6久慈川橋梁は流失し、復旧は概ね1年半後の2021年7月上旬を目指しています。 -
上小川行きの列車代行バス(常陸大子駅)
大子町は以前訪れたことがあるので、このバスで引き返します。 -
久慈川の鮎釣り(大子付近のバス車窓)
-
渓谷沿いを通る水郡線(袋田~大子間のバス車窓)
-
イチオシ
沈下橋「久野瀬橋」(袋田~大子間のバス車窓)
久慈川には地獄橋と呼ばれる沈下橋が5つ存在します。
沈下橋は川が増水すると橋が流されないように水没します。
その一つが「久野瀬橋」。
コンクリート製の橋台に木製の橋げたがのっています。
上流側にある斜めの木製の柱は「流木よけ」です。確かに流木が引っかかっています。
幅狭い橋の上を軽自動車がゆっくりと渡っています。 -
代行バスのりば「袋田駅入口」(バスの車窓)
代行バスが国道118号を通るため、途中の袋田駅は袋田駅入口から約850m離れたところにあります。 -
山小屋風の「上小川駅舎」
上小川駅に戻ってきました。
駅舎は平成2年(1990)に改築し、公民館と役場の出張所を併設しています。 -
イチオシ
真夏の水郡線「上小川駅」
モコモコした八重咲のひまわりが彩ります。
これから水戸行きの列車に乗ります。 -
山と川の美しい上小川(上小川駅)
ホーム待合室にぶら下げられている「てるてる坊主」のおかげで、今日は晴天になりました。 -
傾いた「第2久慈川橋梁」(西金~上小川間の車窓)
昨年の台風19号により「第2久慈川橋梁」が傾き、西金~上小川~常陸大子間を代行バスで運行していました。
その後、無事復旧し、本年7月4日から西金~上小川間の運転を再開しました。 -
砕石を積み込む「西金駅」(車窓)
-
ホキ800形貨車(西金駅の車窓)
砕石を運搬する貨車は「ホキ800形」。
消されている「水」の文字は国鉄時代の水戸鉄道管理局の管理だったことを表しています。 -
バラスト撒布のホキ(西金駅の車窓)
砕石(バラスト)を積み込むときは、ホイールローダー(トラクターショベル)で上からジャラジャラ。
目的地に到着しバラスト撒布時は、軌道の内側・外側・遠近の3方向にバラストを撒布可能な構造になっています。 -
まもなく下小川駅(車窓)
ここで反対列車と交換待ちします。 -
交換は「ホキの貨物列車」(下小川駅)
西金へ向かうホキの貨物列車と交換します。 -
沈下橋の「平山橋」(中舟生~下小川間の車窓)
下小川のすぐ南側にある「平山橋」。
流木よけと橋脚が鋼鉄製の橋です。 -
路面が赤い「平山橋」
路面は赤く塗られたコンクリート製で、木製の欄干の高さは約15cmです。 -
水戸駅ホームの特急「ひたち」
水戸駅に到着すると、ホームの上に「ひたち」が・・・
かつて「フレッシュひたち」に使用されていたE653系です。
よく見ればNewDaysの売店でした。 -
本物の「ひたち」とツーショット(水戸駅)
これで旅を終え帰ります。
水郡線の代行バスが動いているのは来年の夏まで。貴重な体験ができます。
久慈川には四国でよく見られる沈下橋が5ヶ所もあり、機会があれば実際に渡ってみたいと思います。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
大子・袋田温泉(茨城) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
PR
0
41