2020/06/07 - 2020/06/07
286位(同エリア1573件中)
ハンクさん
緊急事態宣言が解除された週末、鎌倉駅から由比ガ浜、七里ガ浜を経て江ノ島まで散策した。まず小動神社に立ち寄った。空海が開いた真言宗の寺院で、新田義貞が鎌倉攻めの途中に小動神社に納めた剣を浄泉寺が保存していたという。昭和30年に国道134号線が建設された時に現在の位置に移築されている。
続いて江の島大橋を渡って赤い鳥居をくぐり、瑞心門をくぐって江島神社辺津宮を訪れた。階段を5分ほど登ると江島神社中津宮の社殿に入る。朱色の社殿が印象的だ。更に5分ほど登ると江島神社奥津宮に到着する。島内にある辺津宮・中津宮・奥津宮の三社を総称して江島神社と呼び、それぞれの宮には守護神である女神が祀られている。交通安全、豊魚、豊作の他、幸福、財宝を招き、芸道上達の神様として多くの人が訪れる神社だ。
更に江ノ島から鎌倉駅に戻る途中、満福寺に立ち寄った。満福寺は真言宗大覚寺派の寺院、744年に行基が開山したという由緒ある寺だ。江ノ島電鉄の腰越駅を降りて海岸側に約250メートル歩いたところにある。寺の入り口に江ノ電の踏切がある。1185年5月、源義経が兄頼朝の怒りを買い、鎌倉入りを許されず腰越の地に留められた際に、頼朝に心情を訴える腰越状を書いた寺である。寺には義経が口述し弁慶がしたためている印象的な石像が目を引く。境内には弁慶の腰掛け石や手玉石など、義経・弁慶ゆかりの品々が多数展示されている。
さて鎌倉駅から江ノ島への散策には江ノ電が欠かせない。藤沢に本社を持つ単独の会社であり、小田急電鉄の連結子会社である。鎌倉から終点の藤沢まで330円、総延長約10㎞の短い路線の中に長谷寺、大仏、江ノ島などの観光地があり、週末は大混雑だ。江ノ電に乗るのに観光客の長蛇の列ができるため、沿線の鎌倉市民は優先的に乗車できるという前例のない制度が導入されたと聞く。ユニークな2両連結の車両が通常4両編成で走っており、乗るのも見るのも楽しい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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