2018.10 能登往復ドライブ ＠ 学園祭のお手伝い ～REDFOX Airshows～

2018/10/05 - 2018/10/07

アメリカ在住の友人が学園祭でパフォーマンスをするという連絡があり、そのお手伝いのため遥か能登半島までドライブがてら行ってみることに。そういえば学園祭なんて学校を卒業してからはＯＢとしても行っていないし、まして母校などではなく縁もゆかりも無い学校の学園祭の手伝いなんて....。（と、いいつつもこれから向かう学校の学園祭は２年前にも手伝いに行っている）

なんだかいつもの旅に出かけるようなドキドキ感とは一味違った高揚感でドライブの準備をしていた。しかし水を差すように天気予報では発生した台風25号が対馬海峡を抜け日本海、それも能登半島にかかるかどうか？という予想進路を発出している。

さて、どうなるのかと心配しながら愛車のハンドル握り深夜にドライブをスタートさせた。

※掲載写真について
チームスタッフとして許可を得て立入禁止エリアで撮影したものが含まれております。

エリア 輪島(石川)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

日が替わったところでスタート。まずはナビにルートをセットして。宮城から日本海へ出るまでは一般道を走り、新潟から北陸道を走る予定。

仙台駅 (JR) 駅

国道４号を南下して白石から進路を西に取り国道113号を走る。主に山間を走るのだが、意外と走りやすくお気に入りのルートだ。特にＪＲ米坂線・荒川と並走する区間は日中なら景色も楽しめる。

新潟県に入って関川村で国道290号へ折れてショートカットで新発田へ。新発田からは新新バイパス（国道7～8号）を利用して新潟市中心地を通過。そして新潟西ICから北陸自動車道に入って、最初に現れる黒埼PAに車を停めて仮眠・車中泊をする。

黒埼パーキングエリア 道の駅

数時間という僅かな時間ながら後部座席をフルフラットにして寝た分、しっかりと睡眠がとれて身体はすっきり。さっそく車を走らせ上越ICの先にある名立谷浜SAまで走ってこちらで朝食をとった。

名立谷浜サービスエリア(上り)フードコート グルメ・レストラン

名立谷浜SAをあとにして北陸自動車道のトンネル地帯～親不知を走り新潟県から富山県へ入り、有磯海SAで小休憩をとる。

その後は休憩を入れずに一気に走破。北陸自動車道は小杉ICまで走り、ここから富山県道58号～57号でショートカットして高岡ICから能登自動車道を北上する。途中、七尾市の能登自動車道・未開通区間を下道迂回して再び能登自動車道をさらに北上。そして現在の終点である、のと里山空港ICに到着した。ここまでくれば目的地は目と鼻の先だ。

有磯海サービスエリア (上り線) 道の駅

のと里山空港ICから５分ちょっとで到着したのは能登空港....のとなりにある日本航空学園だ。学園のエプロン（駐機場）で日本産の名機 YS-11 が出迎えてくれた。

※許可を得て撮影

のと里山空港 空港

そして高松で見かけていた YS-11 の姿も。こちらは国土交通省 航空局が所有していた機体で、空港設備を空から点検するために活躍していた機体だ。スクラップにされるところ、奇跡的に救出されフライアブルな状態で能登に駐機している。

※許可を得て撮影

そして明日から始まる学園祭で活躍する Pitts special S-2S とご対面。今回のショーパフォーマンスの為にアメリカから海を渡ってやってきたのだ。

※チームスタッフとして撮影

プラクティスフライトにはぎりぎり間に合わず....フライト後のブリーフィングから合流となった。

※チームスタッフとして撮影

このあとスタッフミーティング行われ、明日の学園祭でのスケジュール、役割分担などの確認をして解散となった。そういえば、まだ昼ごはん食べてなったな。どこかで食べなくちゃ....。

ということで、走ってきた能登自動車道を戻り今宵の宿のある和倉温泉へ。２年前の学園祭のお手伝いできたときにもお邪魔した珈琲レストラン「はいだるい」に立ち寄り、はいだるいカレー＋豚カツで昼食兼夕食を楽しむ。

はいだるい グルメ・レストラン

宿にチェックインしたのち、無料のレンタサイクルを借りて公衆浴場である総湯に立ち寄る。昨夜からのドライブでの疲れを洗い流して、明日からの学園祭本番に備えた。

和倉温泉総湯 温泉

温泉地ながら宿泊したのはビジネスホテル。ちょうど連休時期の為に能登半島の宿は軒並み高く、予約にも苦労した中でリーズナブルな宿を確保した。ついでに朝食無料なのが嬉しい。

ホテルアルファーワン能登和倉 宿・ホテル

ホテルをチェックアウトしたのち和倉温泉から３たび能登自動車道を走り能登空港・日本航空学園のハンガー（格納庫）へ Show up。ブリーフィングしてからいよいよ Pitts S-2S をエプロンに移動させる。生徒さんもお手伝いしてくれたが、曲技飛行機に触れる機会がなかなかないので嬉しそうだ。

※チームスタッフとして撮影

のと里山空港 空港

REDFOX Airshows 売店部の準備。キーホルダーやキャップ、タオル、ステッカーなどプライベートチームながら充実の品揃え。

フライトの準備はもちろん、地上班も準備を進めて学園祭の公開に備える。

※チームスタッフとして撮影

一番人気のキーホルダー。航空ファンならコレクションしたいアイテムだ。

学園祭が始まりいろいろな式典が行われる。

そしていよいよ Show time !!
パイロット、Pittsとも準備OKだ。

※チームスタッフとして一般観覧エリア外で許可を得て撮影

大先輩の YS-11 に見守られながらのエアショーだ。さぁ、エンジンスタート！

※チームスタッフとして一般観覧エリア外で許可を得て撮影

学園祭を見に来た人たちの視線を集めながら Pitts S-2S が動き出す。まずは１本目のエアショーが始まった。

※チームスタッフとして一般観覧エリア外で許可を得て撮影

１本目のエアショーが終わると売店部は大忙し。ショーを見て興味が涌きだしてグッズを買いに来てくれる人たちが行列を作る。嬉しい悲鳴があがった。

接近する台風の影響で当初天気予報は傘マークが付いていたが、それを跳ね除けて能登空港上空には待望の青空が広がっていた。

※チームスタッフとして一般観覧エリア外で許可を得て撮影

午後、２本目のエアショーへ。午前に比べ観客の人数も増えてきた。カメラのレンズが一斉にこちらへ向く。

※チームスタッフとして一般観覧エリア外で許可を得て撮影

青空は出ているが確実に台風は近づいていて風が強い。そのなかでも力強いエアパフォーマンスを行う Pitts S-2S 。スモークが空に映える。

学園祭１日目は予定通り午前午後と２本のフライトができた。２日目は接近する台風25号の影響は避けられそうもなさそうだ。空を見上げる限りではそんな感じはしないのだが、風がだんだんと強くなってきている。どうやら今夜半に至近を通過しそうだが、影響が残りそうで明日はどうなるか不明な感じ。

デブリーフィングを済ませて今日は解散。さて、今夜泊まる宿へ移動しよう。

※許可を得て撮影

能登空港をあとにして今日の宿へと能登半島のさらに内部（先）へと進む。そういえば今日も昼ご飯をとっていなかったことに気が付き宿近くの８番らーめん 能登柳田店で昼食兼夕食をとることに。

食後、地場のスーパーに立ち寄り今夜ちょっとつまみたいものなどを買い込んで宿へと向かった。

今回の旅の２泊目は柳田温泉にある国民宿舎。温泉に入るとぬるぬるとした肌を包み込むような良い泉質を感じる。と、よく見たら首周りの日焼けが酷い....10月とはいえ無防備にエプロンに居るとイイ感じに焼けてしまうので注意が必要だな。

国民宿舎　能登やなぎだ荘 宿・ホテル

前夜は風呂上りにビールを呑んで撃沈。しかし深夜に台風が最接近したようで外の風の音に目を覚ますことがしばしばあった。外の具合はどうなんだろうか？....。

明けて今日は風は強いものの雨は降っていない。エアショーはできるのか？そんな心配をしつつ朝食をとって準備をする。

チェックアウトして駐車場に出ると、周りの木々の落ち葉や折れた枝が散乱しており台風の影響をまじまじと実感。でも大きな被害はなさそうで安心した。

国民宿舎　能登やなぎだ荘 宿・ホテル

学園祭２日目、最終日。Show up してエプロンを見たら台風の為に学園にある YS-11 が４機勢ぞろいしていた。2年前に来た時や、前日も１機は学園のエプロンのスペース確保の為に能登空港ターミナル前のエプロンに駐機させていた。しかしなんと４機がエプロンの中に集まり、カメラのファインダーのなかに納まる。まるで YS-11 が現役だった時代を思い出すような貴重なシーンだ。

※許可を得て撮影

のと里山空港 空港

学園の３機の YS-11 に保管している小型機たち。富士重工のFA200もファインダーの中に納まり、自分の好きな飛行機が揃っているシーンに嬉しさが....。

※許可を得て撮影

時間になり学園のハンガーでブリーフィング。いまは雲がべったりと貼り付いているが時間が経つにつれ雲が抜けていき、なんとかフライトは２本ともできそうだと。これにはボランティアスタッフもテンションが上がる。

学園祭２日目（最終日）、事故の無いように張り切っていきましょう！！。

※チームスタッフとして撮影

しばらくして日が射してきた。「さぁ出番だよ」と Pitts S-2S をエプロンへ移動させる。

※チームスタッフとして撮影

台風でどうなるかと心配したがなんとかエアショーが出来そうだ。雲が完全に抜け切っていないので高度を大きく取ってのマニューバはできないが、Pitts ならではの機動でエアロバティックスフライトを披露する。

※チームスタッフとして一般観覧エリア外で許可を得て撮影

１本目のエアショーは無事に終了したが、台風の影響が色濃く残り、強い風や時折降る雨の影響で売店部は移動の連続になってしまい、別の意味でも大忙し。このときは雨避けの為に学園のハンガーへ移動し営業しているシーンだ。

学園祭２日目はボランティアスタッフも増えたので余裕もできて昼食がとれそうだ。ということで、一般開放している学食へ行って昼食をとることに。学生さんにアテンドしていただいてカレーで昼食をいただいた。学食ってどれくらいぶりになるんだろうな？。

オマケについていた野菜ジュース。よく見たら「学校給食用」と印刷されている....これはレアな野菜ジュースだな。

学食でエナジーチャージして２本目のエアショーフライトも全力でサポート。２日間で計４本のエアショーが予定通りに完了。事故もなく無事に終わり安堵の瞬間だ。そして観客の大きな拍手には喜びが湧いてくる。

Pitts special S-2S お疲れさまでした。

※チームスタッフとして撮影

無事にフライトが終わったところで、自分も観客になって機体に近付き記念写真を。

※チームスタッフとして撮影

自分用のお土産に REMOVE BEFORE FLIGHT のキーホルダーを購入した。

学園祭も終わり、最後は YS-11 にご挨拶。また会いに来るからね。

宴が終わったあとなかなか散会しないのと同じように、名残惜しくて帰りたくない。でも、再び600kmを車で走らないといけないのでそろそろ撤収を。

友人や全国各地から（海外からも）やってきた仲間たち、ボランティアスタッフと別れの挨拶をして能登を出発。

帰路は能登自動車道を南下して高岡北ICまで走り、その後は高速には乗らず国道８号をひた走る。

のと里山空港 空港

走り出して４時間ほどで遅い夕食を。新潟県が目の前に迫る朝日町のドライブインで定食をいただいた。こちらのドライブインは国道沿いにあり宿泊もできるようだ。ロケーションが良さそうなので機会があれば泊りに来たいな。

ドライブインきんかい グルメ・レストラン

夕食後、新潟県に入ったあとは親不知ICから北陸自動車道を走り往路と同じように新潟西ICまで一気に走り抜ける。あとは新新バイパス～国道290号～国道113号～国道4号と走り、日が替わったところで無事に帰宅。

楽しかった学園祭ドライブ旅もこれにて終了。一時は台風25号によってどうなるかと心配したが予定通り４本のエアショーフライトが実施できて安堵する。２年前も学園祭でエアショーを実施したが１日目は悪天候で１本だけになったので、そのリベンジを果たしたかと。そしてこのドライブで観光はできなかったが２ヶ所の温泉をゆったり楽しめたのは良かったかな。

最後に学園祭でご覧いただいた皆さま、学園の生徒さま関係者の皆さま、REDFOXの皆さん、ありがとうございました。

仙台駅 (JR) 駅