県内旅行で箱根湯本へ。河鹿荘にチェックイン。箱根湯本をプラプラ。マイクロツーリズムの実行です。PART２

2020/07/18 - 2020/07/19

神奈川県内旅行のマイクロツーリズムの続編です。

今まで箱根湯本は通過点であったので、ゆっくり歩いて初めての箱根湯本の街を感じます。
江戸時代、これから箱根越えの旅人が最後に宿泊した温泉街です。
いつも泊る箱根仙石原や箱根明神台とは全く違う顔を見せてくれます。
同じ箱根でも全く異なります。

河鹿荘にチェックインして部屋に荷物を置いて、箱根湯本の温泉街をプラプラしてます。

エリア 箱根湯本温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

旧東海道沿いををプラプラ歩き、早川まで降りて来ました。
三枚橋までやってきました。

箱根戊辰の役があった所です。
新政府軍につくのか幕府につくのかフラフラした小田原藩と藩の遊撃隊、新政府軍、による戦いです。

旧幕府遊撃隊伊庭八郎がこの三枚橋付近の松並木の下で斬られました。
今は付近に松並木は見当たりません。

三枚橋を渡ります。

橋の名前の由来ですが、そもそもここには中州があって、３つの橋が架かっていたようです。
その後中洲が一つになり、川幅が狭くなり中洲が無くなって１本の橋になり、今日に至り「三枚橋」と言われるようになった説が有力なようです。

早川の川上方面。
右奥にチラッと見えるのは箱根湯本駅です。

葉や川沿いを箱根湯本に向かって歩いていると、丁度小田急のロマンスカーが通り過ぎました。

トコトコ箱根湯本駅までやってきました。

箱根湯本駅の駅前です。

富士屋ホテルの出店ですね。

箱根には宮ノ下と湯本の２か所に富士屋ホテルがあります。
そこで出されるパンやスイーツを売っています。
数量限定のクラシックカレーパンを買いたかったのですが、売り切れ。

真向かいの建物の軒下にツバメの巣を発見！

早川に架かるあじさい橋です。
この橋を渡ると正面は湯本富士屋ホテル。

湯葉料理のお店やお土産屋さんが並んでいます。

流れが速い早川沿いを湯本の温泉街に向かって歩きます。

箱根湯本の商店街に入りました。

蒲鉾屋さんやお饅頭屋さん、

干物やさんや和菓子屋さん、

普段は中国の方を筆頭に、外国の方で賑わっている箱根湯本の商店街ですが、閑散としています。

自然薯とろろ蕎麦が有名な「山そば」です。
入ったことないけど。。。

横浜銀行も箱根バージョン。

横浜銀行の提灯ですね。

路地裏に入ってみると三味線の音が聞こえてきました。

箱根湯本　芸者さんの見番です。

「Meet Geisha」
本日開催？

一人2000円で公開稽古が見れるようです。

ちょっと見てみたかったのですが、残り時間が僅かだったので諦めました。

芸妓さんがステージで踊っているのがチラッと見えます。
中には10数人のお客様。

この建物の外観を見て思い出したのですが、テレビ朝日の「劇的ビフォーアフター」でリフォームした建物ですね。
ググってみたら、この見番が中心となり、箱根には31軒の芸妓置屋があるようです。
箱根全体でいったい何人の芸妓さんがいるんでしょう？
ググってもわかりませんでしたが、少なくも100人以上にはなると思います

まだ私が20代後半の頃、京都のお座敷に舞妓さんが来て、一番若造の私はどうしていいのか緊張した思い出があります。
アメリカのお客様の接待で私の上司が用意した席でした。
それ以来、芸者さんとは全く縁がありません。

湯本見番の正面入口。
古き温泉街ならではの威厳を感じます。

ここでソフトクリームを戴きました。

箱根湯本熊野神社までやってきました。

北條の武将たちが早雲寺参詣のたびに、ここの温泉に浸かったので「北條氏の足洗いの湯」といわれてきました。
また、熊野を音読みすると「ゆや」となるところから、「ゆや権現」として崇められたともいわれています。

境内には現役の箱根最古の源泉「惣湯」があります。

紀伊熊野三山のひとつ熊野速玉大社の御祭神「熊野速玉大神」をお祀りするお社です。
湯本温泉の開発にあたり、鎮守として権請されたと言われています。

お参り～

熊野神社をあとにしました。

神社の近くの旭橋へ。

旭橋から早川を見下ろします。
水量が多く流れが早いです。

旭橋を渡ります。

この旭橋、土木遺産だったんですね。

そのプレートです。

神奈川の橋100選にも選ばれていました。

渡り終えて振り返ります。
毎年正月にテレビで見る箱根駅伝で拝見する橋ですね。

隣の函嶺洞門と並び、1930年代にできた歴史的な建造物です。函嶺洞門は2014年に通行止めになりましたが、この旭橋は現役です。

ＲＣタイドアーチ橋と言う橋だそうです。
長さは39.5ｍ。

大事にしたいですね。

早川沿いに少し歩いたところにこんなプレートを見つけました。
今の旭橋より少し下流にあった洋風吊橋です。
明治18年9月に開通し、明治26年に今の旭橋がある所に架け替えるまで8年間の命の橋でした。

ココに吊橋であった旧旭橋がありました。

対岸に橋桁の跡が見えます。

下流の湯本橋から旭橋を眺めます。

河鹿荘に戻ってきました。

コロナでお休み中の足湯。
ココにゆっくり足を浸けて湯本の街を眺めたかったです。

部屋に戻りました。

浴衣に着替えて温泉へ。

こちらは男湯です。（写真は河鹿荘のHPより）
窓が大きく湯船も広い内湯です。
「早雲に湯」と言う温泉でした。

ここでゆーっくりしました。（写真は河鹿荘のHPより）

ココは男湯の「うたたねの湯」です。（写真は河鹿荘のHPより）
このお湯に浸かっていると、早川の音が聞こえてきます。

ここも男湯で、「かじかの湯」です。（写真は河鹿荘のHPより）

チェックアウトまで3回入りましたが、いつも空いていました。たまたまタイミングが良かったのかな？

こちらは６階の女湯です。（写真は河鹿荘のHPより）
男湯も同じですが、家内曰く、更衣室は人が密にならないように使用できる場所か制限されていました。

（写真は河鹿荘のHPより）

6階の女湯大浴場です。（河鹿荘のHPより）

夫婦それぞれ源泉のお湯をゆっくり楽しみました。

部屋に戻って湯上りのビールで乾杯です。

お部屋のお茶請けと共に夫婦でビール６本戴きました。

お饅頭は今は合わないのであとで、、、

暫くすると、夕飯の時間。
「失礼いたします。」
とチェックインの際に部屋へ案内してくださった仲居さんが夕飯の用意をしてくれました。

担当制と言うのでしょうか？
同じ女性が一つの部屋の担当をしてくださるんですね。

着物の着こなし、襖の開け閉め、お料理の器の出し方、お料理の説明。
まだお若い仲居さんでしたが笑顔を絶やさず素晴らしかったです。
ポチ袋を忘れたことを後悔。。。

創業70年の老舗　河鹿荘の箸袋。
でも少し地味ですね～

今日の献立

ビールは十分に戴いたので、冷酒にする～？

結局辛口の箱根街道から戴くことにしました。

右下は食前酒の梅酒。

先付けです。

金糸瓜
五色短冊麩
ずわい蟹
オクラ
利久汁（竹の器）

口代り

海老オイル煮
うざく（左上）
無花果洋酒煮（右奥）
玉葱黍福輪（一番手前）
夏野菜ゼリー寄せ（蓮華）　
笹麩（一番右の笹にくるまったもの）

お造り
海老　鮪　鯛　烏賊
だったかな？

まだまだ出てきます。

この蓋を開けると、

和牛サーロイン青ほうば焼き

丸茄
新玉葱
南京
万願寺唐辛子

焼き物

銀鮭柚庵焼き
杏子洋酒煮
はじかみ

煮物

鰻蒸し
焼き茄子
百合根
枝豆
楓麩

と献立には書いてあったのですが、茄子が見当たらず、、、

石井醸造　銘酒箱根街道三種
これを夫婦それぞれでオーダー。

お料理が美味しいのでお酒が進んじゃいます。

揚げ物

柔らか鮑三種揚げ
ししとう
抹茶塩
レモン

これはプラスαで事前にお願いしたアワビの昆布締め～～
贅沢に夫婦一人１匹づつ戴きます。

慌ててお酒のお代わりをオーダー。
仲居さん大忙しでごめんなさい。

ヤッホー

これ、めっちゃ美味しかったです。

酢の物

鱧サラダ
トマト
蓮芋
ビーツ
ベビーリーフ
ズッキーニ
紫芋
柚子ポンジュレ

なめこ汁の赤出汁

甘味

抹茶プリン　
スイカ
キュウイ

食べたー
飲んだ～
どれもこれも美味しかったです。

部屋の外に目をやると、まだ薄明るい。
早川と須雲川の合流する地点の川の音をバックグランドミュージックにして冷酒の箱根山を戴きました。

やはり普段より水量がかなり多いようです。

さあ、もう一回温泉に。。。

ゆっくり温泉も浸かって戻ってきたらもうすっかり暗くなっていました。
ビールから日本酒を戴いて２２時には寝ました。

翌朝！
朝、川沿いを散歩しようと思いましたが、飲みすぎて起きれず。
サッと朝風呂を戴いて部屋に戻りました。

部屋より皮を眺めると、前日より水量は減っています。

朝から贅沢なお料理です。

水量が減ったおかげで川底の岩が見えます。

気持ちのいい朝です。

私だけもう一度温泉に行きました。

９時ごろ、チェックアウト。
お世話になった仲居さんが見送ってくださいました。

お世話になりました。

高級ではないけれど、素敵なお宿でした。
温泉、食事、スタッフ　みんなよかったです。

一応、バレーサービス。
チェックアウトと共にスタッフが駐車場から私の車を運んでくださいました。

直ぐに箱根湯本駅。

さあ横浜に帰りましょう！

この旅行記へのコメント （4）

• たらよろさん 2020/08/20 22:32:29

  湯上りビール

  こんばんは、nichiさん
  
  箱根湯本でのんびりマイクロツーリズム。
  マイクロツーリズムって言葉も今まで知らなかったけれど、
  このコロナ禍で、はやることになってしまい…
  っていうか、そういう方法でしか楽しめないなら仕方ないし、、、（笑）
  
  私も先日箱根に行ったのですが、
  関西から訪れると、そんなに地の利がないので、
  箱根湯本とか、強羅とか、あまりよくわからない感じだったのですが、
  実際に通ってみると、以外とあれこれゾーンが分かれているのにびっくりしました。
  一言で箱根って言っても、いろいろあるなぁって。
  
  温泉後の食事より、湯上りビールが美味しそうだったー！
  
  たらよろ

  nichiさん からの返信 2020/08/23 20:54:47

  Re: 湯上りビール

  たらよろさん
  こんばんは。
  
  いつも「いいね」＆コメントありがとうございます。
  そうなんです。
  箱根と言っても広く、網羅するのは大変なんです。
  定番は、芦ノ湖と関所、そして大涌谷でしょうか？
  初夏は太平台から宮ノ下にかけての紫陽花、秋は仙石原のススキ、季節ごとに表情を変える大観山からの芦ノ湖越しの富士山も見事です。
  
  今回は箱根湯本のみでゆーっくりしてきました。
  先日、強羅温泉にも一泊してきました。
  たらよろさんのように、豪華でセレブな旅行ではありませんが、、、（汗）

• yumikenさん 2020/08/20 08:03:30

  おはようございます。

  はじめまして、nichiさん(^^)
  
  私の旅行記へお越し頂き、コメント頂きありがとう御座います。
  そうなのです・・nichiさんの湯本の旅行記を拝見していて、
  あれれ・・同じ日だぁ～！！って(^^;
  しかも初日のコースと撮っている写真が同じだって（笑）
  とても親近感が湧きました☆
  
  川の水量がとても凄くてビックリでした・・
  湯本に着いたら雨も激しくて(>.<)
  nichiさんはお昼過ぎの到着でしたよね？？
  丁度雨も止んで良い時間だったかなぁと思います(^^;
  
  次回湯本に行く機会があったら是非、手打ちそばの彦（げん）さんへ
  行かれてみてください！！とても美味しいお蕎麦です☆
  日本酒・・箱根街道もありましたよぉ～♪
  
  フォローさせて頂きますので、これからも宜しくお願いします(^^ゞ
  
  yumiken
  

  nichiさん からの返信 2020/08/23 20:43:02

  Re: おはようございます。

  yumikenさん
  
  こんばんは。
  フォロー頂きありがとうございます。
  偶然とは言え、私も親近感を感じました。
  私もフォローさせていただきます。
  これからも宜しくお願い申し上げます。