2020/08/10 - 2020/08/10
32位(同エリア100件中)
あやくまさん
2020年夏のホリデーはイングランド北西部の街チェスター、リヴァプール、そして湖水地方へ、5泊6日で出かけました。(ロンドン発)
夫婦(あやくま&クマスケ)2人旅です。
♪
イギリスの夏がこんなに素敵だということを、住むまで知りませんでした。
花は鮮やかに咲き、緑が爽やかで、日が長く、ちょっと暑いけれども、風が心地よく、ピクニックやテラス席での食事が最高です。
ロンドンにいてもこんなに素敵なら、湖水地方はどんなに美しいのだろう?
期待いっぱいに湖水地方を訪ねました。
せっかくの機会なので湖水地方の手前でチェスターとリヴァプールにも寄ってみることに。
世界中で猛威をふるうウイルスのことは頭から離れませんが、政府からのガイダンスを確認し、注意を払いながら過ごしました。
♪
1日目はロンドンを出発。リヴァプールに一度寄ってから、チェスターへ向かい、街歩きを楽しみました。
♪
旅程 5泊6日
★8/10(月)ロンドン(自宅)→(リヴァプール経由)→チェスター→リヴァプール《リヴァプール泊》
8/11(火)リヴァプール→(プレストン乗換)→湖水地方国立公園・ウィンダミア《ウィンダミア泊》
8/12(水)湖水地方歩き:ターンハウズ~ホークスヘッド《ウィンダミア泊》
8/13(木)湖水地方歩き:ケズウィック~ダーヴェント湖~ホウズエンド《アンブルサイド泊》
8/14(金)湖水地方歩き:スケルウィズブリッジ~エルターウォーター~グラスミア《アンブルサイド泊》
8/15(土)湖水地方歩き:アンブルサイド~ライダル→ウィンダミア→(プレストン乗換)→ロンドン
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
London Euston駅から出発します。
鉄道会社はAvanti West Coast、チケットは事前にインターネットで購入。ホームの入り口のところに駅員さんがいて、iPhoneのWalletに入れておいたチケットを提示して入場します。
11:07発のBlackpool行きに乗車、定刻通り発車。
車内は人もまばらで、同じ車両にもう2~3組いるかいないかというくらい。
マスクの着用が義務付けられています。
持参したおにぎりで昼食。
13:15分頃、Liverpool Lime Street駅にほぼ定刻に到着。
駅を出てすぐ、正面右にパルテノン神殿のような建物、正面にはタワーと青い楕円の建物が見えます。
パルテノン神殿風は、セントジョージホールという音楽ホールで、
タワーはラジオシティタワー、青い建物はショッピングセンターでした。
新しいような古いような、ごちゃごちゃしてるようなまとまっているような、不思議な印象です。
雨の中、宿泊予定のホテルThe Liverpool Inn Hotelへ。
荷物だけ預けるつもりでしたが、チェックインさせてもらえたので、部屋に荷物を置いて、再びLiverpool Lime Street駅へ向かいます。リバプール ライム ストリート駅 駅
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Liverpool Lime Street駅から、14:15発のChester行きに乗車。鉄道会社はMerseyrailです。
チェスター行きの電車は30分間隔の頻度で出ています。乗り場が地下にあるのがわからず、時間がかかりました。
改札前にペンギンの像。可愛く・・・ない。 -
15:00にChester駅に到着。雨はすっかり止んでいました。
駅は思っていたより大きな駅。
駅舎も駅の周りの建物も背が低く、統一感があり、好きな雰囲気です。
ロンドンからチェスターに直接来ることもできたのですが、荷物を預けるところがあるかわからなかったので、リヴァプール経由にしました。(駅に荷物預ける場所があったかは未確認)
レストランやパブもたくさんあったので、そもそもチェスターに泊まっても楽しかったかもなあと思いました。チェスター駅 駅
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駅から15分くらい歩いたところで、イーストゲート時計塔が見えてきました。
チェスターに特有の白壁と黒の木組み建物に、気持ちが高まります。
時計塔は金色の装飾がキラキラととても綺麗でした。イーストゲート 建造物
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時計塔をすぎて、チェスター大聖堂へきました。
周りのガーデンのベンチで、くつろいでいる人がいました。
もちろんがっしりとした立派な建物ですが、黒の木組の建物が特徴的な街並みの中にあるからか、浮くことも(沈むことも)なく、地域の中にあるカテドラルという感じです。
率直にいうと、日本の地元の文化会館(公民館)を思い出しました。
外装は新赤色砂岩(New Red Sandstone)です。黒茶けています。
受付にて名前と電話番号を登録しました。Covid-19対応の一環の追跡調査のためです。
無料で入れますが
宗教施設を見学させてもらう時は寄付を心がけています。
こちらはクレジットカードでできました。チェスター大聖堂 寺院・教会
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天井はゴシック様式タイプですが、梁のめぐらせ方が面白いですよね。
木でできていて、温かみがあります。
写真は西側のステンドグラスです。青がくっきりと鮮やかで、印象的です。 -
回廊に囲まれた庭に抜けると、モダンな彫刻を見ながらベンチで一息つけるようになっています。
赤い壁に緑が映えます。
静かで落ち着きます。 -
大聖堂のレゴも展示してありました。私の知っているレゴブロックよりもずっと小さいパーツからできて、気が遠くなるようです。1ポンドの教育財団への寄付ごとに、1つ追加されます。すでに21万個になったとのこと。
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大聖堂の歴史はさかのぼれば11世紀になりますが、時代ごとに修復を重ね、様々な建築様式をみることができるそうです。中でも大規模な修復が行われたのは19~20世紀。
言われてみると、回廊のステンドグラス(20世紀にに復元)に描かれた聖人の顔も今時な顔立ちに見えてきます。内陣の部分の床にも、小さなタイルに描かれた聖人の顔が、ちょっとキャラクターちっくで可愛いかったり。
レゴが飾ってあったり、現代的な彫刻が展示してあったり、今現在に寄り添っている、時間が動いている教会なのだなと感じました。 -
大聖堂は16時まででした。間に合ってよかった!
詳細な解説の展示もイヤホンガイドもないと、自由に見たり感じたりでき、気楽です。30分ほどで後にしました。 -
プレタ・マンジェでパンを買って、タウンホール前のベンチでおやつ休憩。
寄りませんでしたが、ここに観光案内所もあります。観光案内所 (チェスター) 散歩・街歩き
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市壁歩きに出発。タウンホール前のノースゲートストリートを北に進むと、川の手前にノースゲート。
シティ・ウォルスThe City Wallsに入ります。
ローマ時代に起源がありますが、現在は遊歩道です。
右手に階段があり登れるようになっていて、左にカナルを見ながら進むことができます。 -
小さな運河ですが、船が通っています。
気持ちの良い散歩道です。犬の散歩をしている人とすれ違いました。
対岸にある家々の生活の様子がわかります。 -
歩いていくと、キングチャールズタワーKing Charles Towerが現れます。
1645年のロートンムーアの戦いでチャールズ1世がここから自身の軍が敗れるのを見たらしい、という解説がありました。 -
そのまま進むと、先ほどのチェスター大聖堂を東側からみることができました。
西からみるよりも、建物の大きさ、奥行きがよくわかります。チェスター大聖堂 寺院・教会
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はじめに見たイーストゲート時計塔の、渡り廊下のようなところに出ます。
1897年のヴィクトリア女王のダイヤモンドジュビリーを記念した時計です。
時計盤を近くでみることができ、細かいところまでピカピカで綺麗なのがわかります。
てっぺん部分のくすんだ緑色(青銅色?)、フォートナム&メイソンみたい。
国旗から連想するのは赤と青ですが、「赤×くすんだ緑」もまた、イギリスっぽい気がします。イーストゲート 建造物
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時計塔から、最初に歩いた通りを見下ろします。
閉店時間が近づいて、人が少なくなってきました。
時計塔脇の階段で、地上に降ります。
シティウォルズ自体は続いていますが、工事中なのか行き止まりになっていました。 -
そのまま進むと上を通れたであろう、The Newgate。
そばにあったパブの名前が"Off The Wall"でした。 -
ローマ円形劇場の跡に到着。
紀元後86年頃に作られたそう。発見&発掘されたのは20世紀になってからです。
写真だとお砂場感が出てしまいますが、アリーナ部分に立って客席部分を見上げてみると高低がしっかりとあり意外と広く、立派な劇場であったことがイメージされました。
2階建て10000人を収容する、イギリスで一番大きいものだったそう。
10000人はどんな顔でこちらを見ていたんだろうなあ。
動物の入場口であったという東側の通路を通りながら、ここに立つことは想像したくないねえ~もっとテルマエ・ロマエみたいな平和な感じがいいよね!など話しました。ローマ円形劇場 建造物
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セントジョンズ教会は時間外でした。
入り口にある巨大な人形は、おそらく聖人なんでしょうけれど、ちょっと不気味。
東側に付いている遺跡が気になります。
建物に草が生えて、ちょっと崩れていて、時間の流れを感じさせます。聖ジョン教会 寺院・教会
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すぐ西側の、ローマンガーデンに来ました。
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ここにはお風呂もあったようです。
まさに、テルマエ・ロマエの世界!!
床下の空間で火を焚くことによって、床暖房サウナにしていたそう。
発掘されたその一部を見ることができました。とても興味深かったです。 -
ローマンガーデンの奥から、再びシティウォルズに上がれたので、壁に沿って歩きます。
シティウォルズから入る建物(壁沿いに入り口がある)もあります。
そこに住んでいたら、毎日上がらないと家に帰れないわけで大変そうですが、ローマ時代を感じながら暮らすというのはどんな気分なのでしょう。 -
左手にディー川が見えて来ます。
とっても素敵な景色!
風が強くなり、雨が降ってきました。
オールドディーブリッジはチェスターで最古の橋であり、構造は中世のものです。 -
オールドディーブリッジを渡ります。
堰の部分でカヤックに乗っている人たちがいます。よく見たらコーチがいて、練習しているようでした。しんどいだろうなあ。 -
橋を渡ってから、シティウォルズを外れてしまったことに気づきます。
戻るのも惜しいのでエドガーフィールドパーク内の道を、川沿いに進むことにしました。
ここにはミネルヴァ神殿がありますが、雨が強くなってきたのでパスします。
道は整備されていて、散歩をしている人も見かけるものの、鬱蒼とした緑を雨の中で進むのは、心細さが募ります。。
この後、墓地の中を通り、ようやく広い道(グロブナーロード)に出ました。
イギリスの墓地は公園のようなものだと聞いたことがありますが、私は日本のお墓と同じちょっと怖い感じを受けました。
『ピーター・ラビット』の作者ビクトリアス・ポターは絵本に登場させる動物たちに、墓石から拝借した名前を付けたそうです。 -
観光施設も閉館の時間なので、リヴァプールへ戻ることにしました。
グロブナー・ブリッジを渡り、グロブナー・ロードを駅に向かいます。
イギリス人は傘ささない、というのは確かにそうですが、おそらく「傘持ってくればよかった~」とは思っているんじゃないでしょうか。雨宿りしている人をたくさん見かけました。 -
道中の飲食店はどこも賑わっていました。
イギリスは8月中、Eat Outというキャンペーンをやっていて、
月火水曜日に外食をすると最大50%OFFです。(店による)
ブリッジ・ストリートに雰囲気ある建物を見かけ近寄ってみると、中を通り抜けできるようなので入ります。
Grosvenor Shopping Centerでした。 -
雨に濡れずに進めて嬉しい。
天井から日が入るので明るく、店構えも素敵です。
営業時間外のお店が多かったのですが、洋服~本~カフェなどロンドンでも見かけたことのあるお店がたくさん入っていて、買い物しやすそうです。
ガードマンの人たちが集まっておしゃべりしていました。
Eat Outに早く行きたいんじゃない?と、クマスケが言っています。
進んでいくと、イーストゲートに出ました。
本日3回目の時計塔に別れを告げて、早足で駅に向かいます。 -
Chester駅についた頃には雨は小降りになっていました。
17:55のLiver Pool Central駅行に乗車。リヴァプールへ戻ります。
来る時と同じく、Merseyrailです。
チェスターは
ローマ時代を感じさせる、市壁や円形劇場が残る一方で、
大聖堂には今時な雰囲気があり、
古めかしく渋い黒の木組の建物には、
どこにでもあるようなお店が入っていたり。
1000年以上の時間を行ったり来たりしているようで、
とても面白かったです。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- sanaboさん 2020/08/20 22:09:16
- はじめまして
- あやくまさん、はじめまして♪
先日はフォローして下さり、ありがとうございました。
あやくまさんご夫妻はロンドンにお住まいなのですね。
昨年訪れたイギリスがコロナ渦で大変な状況となり
とても悲しく思っていましたが、あやくまさんたちも
大変な思いをされたことと思います。
8月にはリバプールや湖水地方へご旅行に行けるようになって
本当に良かったですね!
チェスターは昨年私も興味があったのですが日数的に厳しくて
諦めましたので、あやくまさんの旅行記で楽しませていただきました♪
これからもよろしくお願いいたします^^
sanabo
- あやくまさん からの返信 2020/08/21 21:38:28
- RE: はじめまして
- sanaboさん
はじめまして。
コメントをいただき嬉しく思います。
sanaboさんの旅行記を読ませていただき、憧れを募らせていた湖水地方をこの度訪ねました。
バドリーズのティールームも寄りましたよ♪
いつも素敵な旅行記を公開してくださって、ありがとうございます。
イギリスにいると手頃な飛行機がたくさんあるので、
つい欧州に目が向きがちですが、
コロナによって海外旅行が難しいとなってみて、
改めてイギリス国内の魅力を知る良い機会になりました。
チェスターは小さな街ですが、魅力がたくさん詰まった、とても素敵なところでした!
引き続き注意しながら、お出かけを楽しみたいと思います。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
あやくま
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