2020/08/08 - 2020/08/09
69位(同エリア501件中)
へびおさん
2020年8月8日。
本当ならこの日、奈良に1泊旅行の予定だったのですがコロナの影響で予約していた深夜バスが運休になってしまい、感染者数も全国でかなり多くなっていることから遠距離旅行は断念しました。
3週間前に地元埼玉県内の旅をしたばかりだったけど、梅雨の長雨で天気に恵まれなかったので梅雨明けの晴天のもとで旅をしたい!という思いに駆られ、近場で行き先を探してみることに。
前から気になっていた宿泊施設のある茨城県土浦を起点に色々調べてみたら、JRで期間限定の素敵なフリーパスがあることを知り、それを利用して茨城県南を周遊することにしました。
当初は茨城名産の「メロンを食べに!」でスケジュールを立てていたのですが・・・
≪行程≫
・1日目:大洗磯前神社 → 鹿島神宮 → 土浦
・2日目:霞ヶ浦周辺早朝散策
≪宿泊≫
星野リゾートBEB5土浦:『ソフトオープン記念室数限定シングル特別優待(食事なし)』6710円 → GoToトラベル利用で4362円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
梅雨が明けて暑くなってきましたね!
私の旅は「とにかく歩く!」ので夏の旅は適していないのですが、やっぱり夏空のもと歩きたくなってしまいます。
今回は奈良に行く予定で揃えていた汗拭きシートや携帯用の日焼け止め、携帯できる扇風機など準備万端で旅行に臨みます! -
8/8(土)
始発の電車に乗り込みます。
4時に家を出たのに既に汗だく。
天気予報では昨日より最高気温が4℃低いとのことでしたが・・・ -
日暮里駅で常磐線に乗り換え、宿泊地である土浦に向かいます。
-
日暮里 5:13 → 土浦 6:13
土浦はサイクリストへの集客に力を入れているようです。 -
土浦で途中下車した理由の1つが荷物をコインロッカーに預けるため。
旅行記のタイトル通り、今回の旅の目的の1つに『メロンを買うこと』があるのですが、「メロンを買うんだったらボストンバッグじゃ無理じゃね??」と思い、まさかのスーツケースで来ているのです。
このコインロッカーは改札を出て左手すぐにあり、Suicaで支払うタイプ。
大きいサイズが600円でした。 -
今回の旅の目的にメロンを買うことを挙げましたが、同じ茨城県内でも宿泊の土浦からメロンの産地・鉾田はかなり距離が離れており、移動費もかさみます。
そこで思いついたのが、季節限定のフリーチケット『ときわ路パス』。
2020年の夏は7月22日~8月30日の土日祝に茨城県内と栃木の一部路線がフリーエリアとなり、お値段2180円。
かなりお得です。
因みに潮来駅までがフリーエリアになりますが、潮来駅は無人駅。
最初、潮来からぐるっと回って土浦に行こうと思っていたので潮来からときわ路パスを利用する場合はどうするのか問い合わせてみました。
その場合、出発駅から潮来駅までの切符を買い、有人の鹿島神宮駅で下車して駅員さんに事情を話せば鹿島神宮からときわ路パスを購入できるとのことでした。 -
荷物を預け、ときわ路パスを買ったら再びホームへ。
自転車を置ける待合室なのかしら。
今は利用不可になっていました。 -
乗る電車は土浦が始発のようでした。
この電車は福島のいわきまで行くんですね。
私は水戸を目指します。 -
車窓の景色 ①
畑が広がっています。
さつま芋の畑かしら? -
車窓の景色 ②
田んぼの向こうには山が見えます。
青空を期待していたのですが生憎の曇りでガッカリ。
でもこれから歩くことを考えると、このくらいのほうが丁度いいのかな・・・ -
車窓の景色 ③
山が近くなってきました。
そう言えば、今回の旅は実は奈良に一緒に行くはずだった友人と同じホテルに宿泊することにしているのですが出発時間も行先も別、更にホテルの部屋も別にしています。
(同じ地元に住んでいるのに)
友人は筑波山に向かうと言っていました。 -
土浦 6:37 → 水戸 7:33
水戸でローカル線・鹿島臨海鉄道に乗換えます。 -
ホームには??
なんだったんだろう、これ・・・ -
鹿島臨海鉄道の赤い車体。
因みに水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅までを結ぶ路線を大洗鹿島線と言うようです。
この時乗った電車は1両目が2人掛け席で2両目がボックス席になっていました。
ほとんどの駅が1両目の1番前の扉しか開きません。 -
大洗鹿島線はずっと高架を走るので眺めが良いです。
-
開業35周年なんですね。
車内にゴミ箱が設置されているところがローカル線らしくてほのぼのします。 -
水戸 7:38 → 大洗 7:52
地元埼玉の駅を出発してから3時間半、やっと最初の観光地に到着!
目指すのは大洗磯前神社。 -
駅には美少女アニメのイラストが至る所に飾られていました。
-
この路線ではおそらく唯一レンタサイクルをやっている駅(と言ってもほとんどが無人駅)です。
最初借りようか迷ったのですが、ここにはそんなに長居をしないし、町並みを見ながら行こうと思ったので歩きにしました。
しかし後でレンタサイクルにしなかったことを大後悔することになるのです・・・ -
駅構内。
ローカル線の駅にしては広めです。 -
「長い間、本当にありがとう」の看板があります。
何が終わってしまうのかしら。
ここで写真を撮る方もいました。 -
駅の隣には可愛いトイレもありました。
-
静かな町に似つかわしくない大きなロータリー。
大洗はあるアニメの聖地らしいので、観光客のために整備したのかな? -
さあ、ここから歩きますよー!
雲が多いけど、太陽の方に向かって歩いているのでやっぱり日差しを感じる!
日傘を差します。 -
お!
大洗ネコちゃんを発見☆☆ -
指を鼻先に持っていったらクンクンして・・・逃げられました。
なんで?(涙) -
家と家の間にある神社。
大きくなくても地元から大事にされている神社を見るのが好きです。 -
さすが海に近いだけあって、住宅街に魚屋さんがありました。
-
あ!
食べてみたかった大洗名物の『みつだんご』を売っているお店です。
みつだんごを取り扱っているお店はいくつかあるのですが、どこも開店の時間と合わなくて、結局食べられなかったなぁ。 -
理容室の前にも猫ちゃん。
この子は触らせてくれました♪ -
酒造店・月の井。
この辺のお店や旅館にはアニメキャラのパネルが置かれていて、街全体で盛り上げようとしている感じを受けました。
アニメの力は凄いですもんね。 -
この辺りは猫がとても多かったです。
暑そうで、みんな のびていました。 -
やっと鳥居が見えてきたー!
この大鳥居が神社の一之鳥居になります。 -
道が二股に分かれていたので燈籠のあるほうを進んでいるのだけど・・・
どう考えても車の通る道よね。
駐車場に出ちゃうかな。
途中に見つけた茶釜稲荷神社。
『茶釜』って珍しい名前ですよね。
ぶんぶく茶釜を思い出す。 -
大洗磯前(おおあらいいそさき)神社の随身門。
案の定、駐車場に到着し、わき道から神社に出てしまいました。
予定では駅から歩いて30分くらいで到着するはずだったのだけど、40分近くかかってしまった。
(猫を追っかけていたせい) -
境内を確認します。
予定していたより10分も遅く到着してしまったので早めにお参りしないと! -
随身門前の鳥居からは海が見えます。
この大洗磯前神社は、昨年行った茨城県ひたちなか市にある酒列磯前(さかつらいそさき)神社と深い関係があり、2社で1つの信仰を形成していると言われています。
酒列磯前神社の鳥居からもこんな風に海が見えたんだっけ。 -
大洗磯前神社は海岸にある神磯鳥居から日の出が拝めることで有名。
-
見えるのは鹿島灘でしょうか。
-
ではお参りに行きます。
-
御拝殿。
大洗磯前神社の主祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)。
国造りの神様の1人として有名ですが、普通は同じく国造りの神である少彦名命(スクナヒコナノミコト)と一緒に祀られることが多いんです。
磯前神社では大洗がオオナムチノミコト、酒列がスクナヒコナノミコトをそれぞれ主祭神にして、またお互いを配祀神にしているところが2社に深い関係があると言われる由縁なのかな。 -
中ではちょうど祝詞が奏上されていました。
-
随身門から海方面を眺めて。
-
最後にお守り(1000円)を買ってみました。
旭が見える神社らしいデザインです。 -
帰りこそは表参道を通ろう。
この大きな正面鳥居が二之鳥居になります。 -
白い鳥居と青空が爽やかさを感じさせますね。
暑くてちっとも爽やかではないんだけど(;^ω^) -
この辺りの名物と言えばアンコウ!
西のフグ、東のアンコウと言われるくらいで、いつか食べたいとは思っているんですよね。
いまは時期じゃないので残念です。 -
二之鳥居の前の道路を少し上がった所に展望デッキがありました。
そこから神磯の鳥居が見えるー! -
神磯の鳥居周辺が御祭神の降臨地と伝わっているそうです。
-
昇る太陽に照らされる鳥居を見てみたい。
神秘的なのでしょうね。 -
大洗海岸。
日本で一番海藻の種類が多いのだそうです。
コロナで立ち入り禁止になっているのか、浜には人の姿はほとんどありませんでした。 -
では今旅1番の目的と言っても過言ではないメロンの購入に向かいますよ!
-
大洗港魚市場。
-
8:55
神社から歩いて約15分、Googleマップを頼りに歩いて着いた場所は・・・シャッターが閉まっている!
え!? -
場所を間違えたのか、お店自体廃店になってしまったのか・・・??
周りをウロウロしてみます。
周りの海産物のお店はもう開店しているみたいなんだけど・・・
ここまで来て買えなかったらショックすぎるわ。 -
半ば諦め、でも取り敢えずと思いシャッターの閉まっているお店の前に居たお婆ちゃんに「JAってここですか?」と訊くと「私も待ってるんだけど、9時からみたいだっぺ」と教えてくれました。
なんだ、そっかー
良かったぁ
お婆ちゃんと待っていたら無事シャッターが開きました。
JA水戸大洗地区農産物直売所。 -
HPには開店が8:30となっていたんだけど変わったみたい。
ホントHPに書いてあることって当てにならないことが多すぎ!
ところで茨城や栃木の方言で「~だっぺ」と言うらしいと聞いたことはあったのですが、生で聞くのは初めてでちょっと感動しちゃいました。
それまでは芸人の方が田舎感を出そうとしてわざと言っているのかと思っていたので。
因みにこの「だっぺ」が埼玉北部や群馬になると「だんべ」になります。 -
さあメロンあるかな~!?
ドキドキしながら入店。 -
あったー!!
有名な鉾田産ではないですが、メロンゲット! -
お店には農産物だけでなく加工食品も売られています。
・みょうが 237円
・メロンブレッド 670円
・メロンどら焼き 160円
みょうがは酢漬けにしてみました。
スーパーで売られているものよりも大きくて食べ応えあり。
ちょっと苦味もあって美味しかったです。 -
メロンどら焼き。
餡がうっすら緑色。
鉾田産のメロン果汁を使ってあると書いてありましたが、メロン感はほぼ感じなかったです。 -
メロンブレッド。
綺麗な黄緑色にメロンの香りがすごい。
モチモチのパンで美味しかった~ -
母に買った芋焼酎、『大洗 原酒』(2090円)。
-
そして手に入れたメロン(1875円)がこちらです~
鉾田産じゃないけど食べるの楽しみ♪
大洗鹿島線沿線には鉾田産のメロンを扱う販売所がいくつかあるのですが、どこも駅から歩いて片道30分~50分のところばかり。
加えてこの路線は本数が非常に少なく、1時間半~2時間に1本程度しか走っていないため、時間的・体力的にメロンを買うのは諦めるしかないかな・・・と思っていたんです。
大洗のJAでメロンを取り扱っていることを知って、そして買えて本当に嬉しかったです。 -
アールスメロンは、マスクメロンのことなんですね。
「マスク」は麝香(ムスク)のような強い芳香を持つメロンのことらしいです。
JAでの買い物総額5000円超。
クレジットカードが使えました♪ -
では駅に戻ります。
先に述べた通り、大洗鹿島線は1本逃すと次は1時間半後。
予定の電車に絶対に乗らなければいけません。
だがしかし、メロンが重い~
メロンとメロンブレッドの想像以上の重さと暑さに絶望を感じながら駅まで30分の道のりを歩きます。
あぁぁー駅で自転車借りれば良かった!!
写真は明太子で有名な『かねふく』の めんたいパーク。 -
大洗のフェリーターミナルの案内板がありました。
大洗から札幌に向かえるみたいです。
船旅もいつかしてみたい。 -
大洗のマンホール。
海を背景に町の木マツに町の花ツツジ、町の鳥カモメが描かれています。 -
メロンを持った腕がしびれてきました。
駅はまだか。 -
9:40
はー
どうにか駅に着きました。
既に1日分の体力を使い果たした感じです。 -
このあと鹿島神宮に向かうので荷物をロッカーに預けます。
調べたら、回る先でコインロッカーのあるのがこの大洗駅だけだったんです。
帰りにまたここで一度下車しなくてはならないのが面倒なんだけどー。
小ロッカー300円。 -
大洗は古墳もあるんですね。
茨城県南は非常に古い歴史と、かなり力を持った豪族が居た地なので古墳もたくさんあるのでしょう。 -
暑さであまり食欲はないですが・・・
ここに名物の駅弁が売られているらしいので覗いてみます。
水戸黄門の印籠型の駅弁も売られていましたが、持ち帰りが大変そうだったので、この『絵かき歌弁当 三浜たこめし』(1000円)を買ってみました。
三浜(さんぴん)とは大洗、那珂湊、平磯の3つの浜の総称で、タコの生産世界一なんだそう。 -
蓋を開けると・・・
おお!
炊き込みご飯の中にも細かく刻まれたタコが入っていて美味しかった~
この『三浜たこめし』はアクアワールド大洗か大洗駅売店で土日祝日のみ販売だそう。
もともとの販売数が少ないようなので、気になる方は早めに大洗駅へ! -
車窓の景色を眺めながら食べる駅弁の美味しさって格別ですよね。
-
見えるのは涸沼。
約6000年前に形成され、満潮時に川が逆流し海水が流れ込む海水と淡水が混じり合う全国的に希少な汽水湖なのだそう。 -
ぼ~~っと外を眺めていると、
「???なんか平仮名がいっぱい!」 -
縦書きは写真に納まらないww
-
そう、この駅は東日本で一番長い駅名の『長者ヶ浜潮騒はまなす公園前』です。
なんでこんな名前に・・・(汗)
因みに一番長い駅名は熊本県の南阿蘇鉄道高森線『南阿蘇水の生まれる里白水高原駅』です。 -
隣駅の名前もちょっと・・・
『荒野台』って、荒れ野だったのかな??
それにしても注目すべきは下段に書かれている駅名。
本当は平仮名とローマ字を表記するっぽいのだけど、長者ヶ浜潮騒はまなす公園はもう諦めてますね(笑) -
大洗 9:52 → 鹿島神宮 10:50
2つ目の観光地に到着しました。 -
おお
トイレが綺麗。
鹿と言うと奈良っぽいけど、奈良の鹿さんは鹿島神宮の神鹿・白鹿の子孫ですからね。
こちらが本家です。 -
鹿島神宮駅は有名な神宮がある割に駅改札の規模は小さかったです。
でも待合室はクーラーが効いていて、電車を待つのに大変ありがたかったです。 -
ではこれから今旅一番の体力勝負所、鹿島神宮周辺散策に行ってきます!
・・・②につづく・・・
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