2020/07/22 - 2020/07/22
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SUOMITAさん
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1422 国立博物館本館1階のアイヌと琉球から,2階は年代順に美術史がわかるようになっている.みみずく土偶,地獄草紙,地蔵菩薩立像 平浄瑠璃寺,国宝 孔雀明王像,懸仏,尾形光琳の風神雷神図屏風などが印象的だった.途中で時間が無くなって駆け足になってしまったのが残念
1500から国立科学博物館を予約していた.同僚たちに人類史を話すためだ.ついでに恐竜や哺乳類の歴史なども少し見る.本命はSahelanthropus tchadensisからHomo Sapiensまでの歴史 結構詳細な展示だった.科博が得意なジャワ原人の展示が素晴らしい.しかしけっこう暗い照明の中のスポットライトなのでよい写真が取れなかったのは残念.まあ同僚に人類史を講義することができたのは良かった.この分野はどんどん発展する.まだHomo floresiensis については古い学説であったし,デニソワ人についてはほとんど触れられていなかった.
日本人の歴史も港川人からはじまり,アイヌ,オホーツク,沖縄などとともに交雑を経ながらの歴史が展示.ただ私が驚いたのは江戸時代の人骨による栄養障害のクリブタオルビタリアやエナメル質低形成が触れられていたのにはびっくりした.江戸時代の庶民はじつは非常に低栄養だった.
ホモサピエンスが従来考えられていたよりもずっと交雑の中で形成されてきたことがDNA解析からわかってきている.ネアンデルタール人やデニソワ人ばかりではない.ヨーロッパ人の形成もごく最近4000-5000年前に,中央アジアのステップからの一団が移動しそれまでの農耕民(さらには狩猟採取民)と交雑し最終的に形成されたという,非常に短い歴史とのことだ.いかに人種差別や,優生学的な見地がナンセンスだということがどんどん証明されてきている.日本人も縄文人,後期縄文人の華南沿岸からの流入,弥生人の流入と3段階あったことがわかってきている.北方は北方要素があり,南方は南方要素がある.けっして単一な集団ではない.そのような最新研究の成果が展示されることを待ちたいね.
ひさしぶりの東博と科博.説明するのに疲れたが,非常に面白かった.コロナ禍が続くようなら遠くに行けないのでまた来よう!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
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1422 休憩を真ん中でとった後は,16室アイヌと琉球の文化
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釣具箱と釣具 北海道アイヌ 19世紀
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アットゥシ(樹皮衣)と木綿衣 19世紀 北海道アイヌ
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マキリ(小刀) 樺太アイヌ 19世紀
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盆 北海道アイヌ 19世紀 やはり北方民族 狩猟を中心にしているので,サーメ(ロシア・フィンランド・スカンジナビア)の文化によく似ている.
沖縄の展示は少なかった -
18室 近代の美術の部屋
牛若 躍動感みなぎる絵だね 蛍光灯の縞模様が惜しい -
説明文がある案内カードのみ表示した
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これも雰囲気を持った彫刻だ
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森の仙人といる名前
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この緑が鮮烈
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その中にのんびりとした情景 柳蔭 という横山大観の絵 1913年
ロバと童子が眠る 老荘思想をうかがうことができる作品と -
1432 2階へ 科学博物館を1500に予約してあるので少し急ごう こちらは年代順に美術史がわかるようになっている
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1室 日本美術のあけぼの-縄文・弥生・古墳
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埴輪 踊る人々
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何気なく置かれているが凄い
左は袈裟襷文銅鐸 浜松市東区和田町出土 弥生時代 1-3世紀
真ん中は埴輪 盛装の男子 栃木県壬生町ナナシ塚古墳出土 古墳時代 6世紀
右は深鉢型土器 あきる野市雨間塚堰出土 縄文時代中期 前3000-2000年 -
有名なみみずく土偶
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三角縁四神四獣鏡 古墳時代 4世紀
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三角板革綴短甲 古墳時代 5世紀
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子持高坏
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古墳時代 6世紀 これはすばらしいねえ
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第1室続き 仏教の興隆―飛鳥・奈良 八重鋺 法隆寺 奈良時代8世紀
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2室 国宝 地獄草紙
国宝 地獄草紙(部分) 平安時代・12世紀
闇の黒、人の肌の白、鮮血と炎の朱。簡潔な色の対比が印象深いこの絵巻は、かつて岡山の安住院(あんじゅういん)に伝来しました。
仏教の説く地獄は、人々が生死を繰り返す6種の世界(六道)の中でも、苦しみの極みとされる世界です。地獄の様子を描いた絵は、地獄に対する恐怖心を起こさせ仏教への帰依(きえ)を促すために、平安時代の早い時期から作られました。この絵巻に描かれているのは『正法念処経(しょうぼうねんじょきょう)』に基づく、髪火流(ほっかる)・火末虫(かまつちゅう)・火雲霧(かうんむ、詞書では雲火霧)・雨炎火石(うえんかせき)と呼ばれる四つの地獄です。
動物や虫に体を食われる苦を受ける第一段・髪火流や第二段・火末虫では、亡者の周囲のみ墨を刷いてほかは余白を残すことで主題のみを切り取り、血まみれで闇にもがく地獄の亡者の姿を印象的に浮かび上がらせています。また燃え盛る地獄の業火(ごうか)や降り注ぐ火炎石、煮えたぎる金属と血の入り混じった河で苦しむ第三段・火雲霧と第四段・雨炎火石では、望遠的かつ俯瞰的構成をとって受苦の姿を群集表現の中に描いています。
的確な形態描写と画面構成、簡潔で印象的な色遣(づか)いが生み出す生々しい地獄の様相に、優れた絵画表現を見ることができます。 -
凄いねえ
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地獄の業火
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煮えたぎる金属と血の入り混じった河で苦しむ
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3室 仏教の美術 平安~室町
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地蔵菩薩立像 平安時代 12世紀 浄瑠璃寺
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金銅聖観音懸仏 鎌倉時代・建治元年(1275)
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金銅三所権現懸仏 鎌倉時代・建長元年(1249) 長野・岩殿寺蔵
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銅板鋳出蔵王権現像
奈良県吉野郡天川村金峯山出土
平安時代・10~12世紀
奈良・大峯山寺蔵 -
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国宝 孔雀明王像 毒龍,害虫を食べる孔雀を神格化した四臂の明王だが,忿怒相ではなく菩薩相をとり孔雀に乗る。華麗な彩色と繊細な截金文様が見られ,着衣には照隈が施される。祈雨や攘災のために修する孔雀経法(東密の秘法)の本尊。四隅の宝瓶と真正面向きの明王と孔雀を画面一杯に描き,空海が唐から請来した原本に基づく古様な曼荼羅的構成を伝える。 平安時代
12世紀 https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A11529 -
愛染明王像 重要美術品 鎌倉時代・13世紀
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3室 宮廷の美術―平安~室町
大字和漢朗詠集切 伝藤原行成筆 平安時代・11世紀 重要美術品 -
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瑞花双鳳八稜鏡 菊座鈕を中心に上下に瑞花,左右に鳳凰を対向させ,外辺には唐草文を配した瑞花双鳳式の典型的な鏡。八稜の形,対称的構図をとる文様表現は中国唐の鏡の様式であるが,文様の姿態,肉取りの調子は和風であり,唐鏡から和鏡への過渡期的様相をよく示している。白銅鋳製
径15.0 平安時代 11-12世紀 重文 -
住吉物語絵巻断簡 鎌倉時代・13世紀 重文
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3室 禅と水墨画―鎌倉~室町
祖師図
古嶽宗亘が永正10年(1513)に開創した大仙院の衣鉢の間にもとあった障壁画。創建当初,狩野元信(1477-1559)によって描かれ,内容は弘忍,慧能,香厳智閑,霊雲志勤,イ山霊祐,三平義忠,石鞏慧蔵,徳山宣鑑ら,唐代の禅宗祖師の言行で,『無門関』等の公案集に見えるものである。人物描写では先行作例を参照し,全体的に各場面が連続するように再構成したと推測され,大画面を扱う確かな手腕が注目される. 室町時代 16世紀 重文 -
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1446あと14分で国立科学博物館の予約時間だ 急ごう!
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7室 屏風と襖絵―安土桃山~江戸 風神雷神図屏風
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建仁寺の俵屋宗達の風神雷神図の模写だね
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8室 暮らしの調度―安土桃山・江戸 稲田垂穂柄鏡 江戸時代・19世紀
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10室 浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)
猫のすゞみ 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀 -
団扇持ち美人図 川又常行筆 江戸時代・18世紀
最後時間がなく端折ったが,これで国立博物館本館は終わり 人類の歴史を同僚に話したくて,15時から科学博物館の予約としたが,国立博のみゆっくり見るほうが良かったね -
1512 国立科学博物館に ここも予約制 入場料630円
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外にはシロナガスクジラ
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まず地球館に
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来たついで,B1Fの恐竜の謎を探るから見てみよう
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これはTriceratopsだね 科学博物館は照明が写真が撮りにくい感じで入る なのでたくさん撮影したがいいものが少ないのが残念
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Tyrannosaurus rex 両方とも有名な恐竜の骨格 近くに4歳くらいの男の子を連れた父親 まあよく知っている それぞれの恐竜の名前をすらすらという.お父さんの得意そうな顔!竜盤類,鳥盤類と分類ごとにしっかり展示されている.オーストリアウイーン自然史博物館より展示は多様でスマートな感じ
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あの中生代最後の日についても展示
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地層で明確にわかる
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地下2階へ お目当ては人類の所だが,ざっと他の所も見学
Pachydesmoceras pachydiscoide 白亜紀後期 -
Dunkleosteus sp. 板皮魚綱 デボン紀 アメリカ これと同じような化石ウイーンで見たね.デボン紀に現れ,デボン紀に絶滅した魚類だ
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Sclerocephalus sp. 古生代の両生類
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Dimetrodon ペルム紀前期 哺乳類の祖先 盤竜目 哺乳類の祖先
Kynnemeyeria sp. 三畳紀前期から中期 単弓類
哺乳類と爬虫類はともに両生類から進化 -
そして哺乳類の転嫁 更新世後期 オオツノジカ Megaloceros giganteus
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そしておめあての人類の進化のパートへ
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ここも照明が暗くあまりいい写真はとれなかったので概略のみ紹介にならざるをえない
まず霊長類の進化の頭骨が展示 次に人類進化について
きちんと初期猿人から紹介されている http://shinkan.kahaku.go.jp/floor/b2f_jp.htmlに詳しく紹介 -
しっかりと初期猿人のSahelanthropus tchadensis,Ardipithecus ramidus,Orrorin ugenensis が紹介され,そしてAustralopithecus anamensis,そしてルーシーのAustralopithecus afarensis,後期の華奢型猿人Australopithecus africanusへと続く
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レプリカだがRaymond Dartの歴史的なafricanusの子供の化石 残念ながらafarensisのルーシーの復元模型はピンボケ
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頑丈型猿人 むかしはParanthropus boiseiといわれていた,aethiopicus,robustusと3種 根などを食べていたが絶滅
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最初のホモ属 Homo habilisと思われる頭蓋骨とオルドヴァイ型石器
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そして原人の時代 Homo erectus 国立科学博はジャワのサンギランなどでの発掘に参加 化石の研究が進む 長い間に原人も進化していた
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そしてHomo ergasterのTurkana Boy わずか9歳で160㎝と早熟 この骨格標本のレプリカはウイーン自然史博物館で見た
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そして謎のHomo floresiensis 島嶼に適応して小型化 身長は1m程度
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一時期1.5万年前とほぼホモサピエンスの時代まで生き延びていたと驚かれたが,最近は5万年ほど前に絶滅したという説が有力 残念ながら展示は1.5万年前説をとっていた.
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そしてHomo neanderthalensis 私たちにも2%の遺伝子が伝えられている
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Homo Sapiensの世界進出 これはマンモスの牙
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各地域別の人類の進化も展示
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西ユーラシアの原人の独自の進化 デニソワ人についてはあまり記述がなかった
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レプリカ 有名なライオンマンやビーナス 左のビーナスはウイーン自然史博物館で本物を見た 説明をするのにけっこう疲れた あまりいい写真はとれなかった
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1600 最後に日本館2階の 日本人の自然のうちの日本人の歴史に
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縄文から江戸までの日本(アイヌ民族もふくむ)の頭骨と地域
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びっくりしたのは低栄養を表すクリブタオリビタリアとエナメル質低形成が展示されていた.江戸時代の身分制社会が結構栄養失調の社会であったことがわかる.若いころ読んだ本の中に書かれていたが本物を見たのは初めて
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最古の旧石器時代人 港川人の模型 港川フィッシャー遺跡を見に行ったねえ 縄文人の祖先ではなくオーストラリア・アボリジニなどに近い人々と考えられている.(私は台湾原住民オーストロネシア語族と遺伝的に近いという説を支持している.アボリジニとは異なる)
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縄文人
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弥生人
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同僚に説明し疲れた
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1635 これにて終了 けっこう見学して疲れた 写真があまりよくないのが残念だった
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科博のパンフレット 全部見るには何日もかかるね
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今回は地球館B1F B2F
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日本館 2F 北翼のみ見学
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