2020/04/02 - 2020/04/04
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さくらいろさん
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伊豆・下田旅行の2日目、城ケ崎海岸駅から海に向かって歩きます。
城ヶ崎海岸の海岸沿いは「城ケ崎ピクニカルコース」が整備されて
いました。
ゴツゴツした溶岩の小さな岬と入り江が連続する迫力ある景観を
楽しめます。
「ぼら納屋」から「海洋公園」までの3㎞のコースでした。
灯台や吊り橋なども見学しながら歩きました。
帰りは伊豆高原駅から下田に戻り、ペリーロードを散策。
3日目はロープウェイで寝姿山に上がりました。
山頂駅からの遊歩道は花がきれい。
黒船展望台から下田の町も見渡せました。
山頂駅に新しくできた展望レストラン「ザ・ロイヤルハウス」は
高級列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」をデザインした水戸岡鋭治氏が
同じくデザインしています。
素晴らしい内装のレストランでした。
3日間とも天気に恵まれ、町歩き、海岸散策、ホテルの滞在も楽しんで
良い旅となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
伊豆・下田旅行の2日目。
下田駅から黒船電車で城ケ崎海岸駅に着きました。
歩き始める前に駅の構内にある温泉足湯「ぽっぽの湯」で
足を休めました。
それから海岸に向かって出発します。 -
城ヶ崎海岸付近の案内図がありました。
-
駅から満開の桜並木を下っていきます。
-
この通りは、まさに「桜並木通り」でした。
-
道路の両側には家が並んでいます。
ここは伊豆急城ケ崎別荘地。
城ケ崎海岸駅から海に向かって桜並木沿いに
広がっています。
道路がゆったりと広く、閑静な街並みです。 -
別荘地とはいえ、定住している方も多いようで
住人の方に何人か会いました。
素敵な家が多いです。 -
海岸まで歩いて来ました。
見えてきたのは「門脇埼灯台」 -
灯台は新型コロナの影響で展望台が閉鎖されて
いました。
海岸まで降りると伊豆大島を望めます。 -
灯台を見上げたところ。
初点灯は1960年(昭和35年)。
1995年に展望台付きのデザイン灯台に改築されて
います。
今回は閉鎖でしたが、展望台からは伊豆七島や天城連山が
望めるとのこと。 -
海岸沿いはゴツゴツした黒い溶岩の景観が
続きます。 -
白い波が砕ける小さな入り江が連続して
ありました。 -
灯台から歩いて行くと「門脇吊橋」があります。
-
この吊り橋は「半四郎落とし」と呼ばれる海蝕洞と
門脇岬の断崖に架けられています。
高さ23mでビルの7階分に相当し、かなり高いです。
1968年に伊東市が設置、老朽化で1997年に架け替えられた
ものです。 -
海岸沿いには「城ケ崎ピクニカルコース」が
整備されていました。
「ぼら納屋」から「海洋公園」までの約3㎞の
ピクニックコースです。
私達はコース途中の吊り橋から「ぼら納屋」までを
歩くことにしました。 -
海を見ながらアップダウンのある道です。
途中に「黒船防備砲台跡」がありました。 -
嘉永年間(1846~1854)、黒船来航に備え、
沼津藩が4門の大砲を設置した砲台の跡地です。
岬の先端の最高所にレプリカの大砲が設置されて
いました。 -
「ぼら納屋」に到着したと思ったら工事中。
建物はすべてシートで覆われています。
吊り橋からここまで40分ほどでした。 -
中を見せてもらうと改装中でした。
-
「ぼら納屋」は1627年(嘉永3年)に建築された
漁師小屋です。
江戸時代、ぼら漁で栄えていた富戸の村人が
春と秋に回遊するボラを獲るために住み込んだ小屋で
収穫したボラは江戸城にも献上したとのこと。
ピクニカルコースの北側起点で現在は食事処となって
います。
のはずが・・工事中とは。 -
ここで昼食の予定なのに、と心配しましたが
食事処はこちらで営業中でした。
「ぼら納屋」から道路を挟んで海側にプレハブの
建物がありました。
景色はこちらの方が良さそう。 -
夫は手前の「金目鯛漬け丼」(1,950円)
私は「二色丼」(釜揚げシラスと地魚おぼろ 1,400円)
を注文しました。
上にのっている金目鯛や地魚おぼろなどは美味しいのですが
ご飯はあまり美味しくない・・。
とここで前日のうなぎ屋さんを思い出した訳です。
値段が全く違うけど、やはりうなぎ屋さんはいいお米を
使っているのか、ご飯も美味しいです。
それでも、せっかく歩いて来て「ぼら納屋」が休業中で
なくて良かった。
ここからは車道の横を歩いて灯台まで戻りました。
海沿いよりもずっと近かったです。
景観は海沿いが良かったですが。 -
灯台まで戻り、次は海洋公園までの道を歩きます。
海洋公園までは「林間コース」と「散策コース」に
分かれています。
「散策コース」は波打ち際まで降りて行き「林間コース」
よりも距離が長く、アップダウンも大きいようです。
私達は林間コースにしました。
のんびり歩きます。 -
2つのコースは「穴口」でいったん合流して
再び分かれます。
ここが「穴口」です。
縦穴の溶岩トンネル。崖の上から海まで続いています。
のぞき込むと「おお怖い」恐ろしく深い穴です。
底には波が打ち寄せているのが見えました。 -
城ケ崎海岸は約4000年前、大室山の噴火による
溶岩流が海に流れ込み、海岸線を2㎞近く埋め立てて
形成されました。
海岸の大部分が荒々しい断崖です。
原生林の続く台地に80か所あまりの岬と入り江が連続、
岩礁が点在しています。
サスペンスドラマのロケ地としても有名でTVの撮影が
よく行われているとのこと。
こんな景色を眺めながら、歩いて行きました。 -
灯台から40分ほどで伊豆海洋公園に着きました。
ここはピクニカルコースの南側終点です。 -
ここにはダイビングセンターがあり、日本の
レジャーダイビング発祥の地として有名。
伊豆海洋公園は伊豆四季の花公園を経て、2017年に
「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」
の名称になりました。
私達は休憩のみでバスで駅に向かいます。 -
名称は変わっても、バス停は伊豆海洋公園の
ままでした。
少し休憩して伊豆高原駅に行くバスに乗りました。 -
伊豆高原駅に到着。
-
かなり大きな駅で飲食店やお土産屋さんなどが
並んでいました。 -
ここから伊豆急下田駅まで帰るのですが、
どの列車にしようかと考えていました。
すると「サフィール踊り子」がもうすぐ
ホームに入ることが分かりました。
鉄ちゃん夫、大慌てで写真を撮りにいきました。 -
「サフィール踊り子」は2020年3月、「スーパー
ビュー踊り子」廃止の代替として運転を開始しました。
(この時は4月なので、運転し始めたばかり)
8両編成で食堂車を除く全車がグリーン(プレミアム
グリーン車、グリーン車、グリーン個室)仕様に
なっています。
「サフィール」はサファイアを意味するフランス語で
「青く美しい伊豆の海と空」をイメージしています。
(夫の解説) -
サフィールを見送ると、次は「キンメ電車」が
入ってきました。
こちらは「金目鯛」をイメージした赤い塗装を施し
3号車はキンメダイ博物館となっています。
私達は「黒船電車」に乗りましたが、「キンメ電車」
にも乗ってみたかったです。 -
さらに、下田行きの普通列車に乗って外を見ていると
今度は「ザ・ロイヤルエクスプレス」も現れました。
現れるというより、伊豆高原車両基地に停まっているのが
見えたのですが。
伊豆高原駅、いろいろな列車を見ることができました。
鉄ちゃん夫、大収穫。 -
そして、伊豆急下田駅に着くと、先ほどのサフィールが
停車して折り返し運転を待っています。
またまた写真を撮りに走る夫。 -
出発まで時間があったので、夫は中に入って
写真を撮っていました。 -
さすがに全車がグリーン仕様という高級座席。
皮張りで広々とした造りです。 -
朝から盛りだくさんな1日です。
下田駅に着いたのは16:20。
シャトルバスの時間まで、また町歩きをしました。
実は以前に下田に来た時のイメージは枝垂れ柳と
石畳の小路が川沿いに続く道。
それが「ペリーロード」だと思っていたのですが、現在の
地図の表示だと車の通る大きな道路になっています。
夫は「かなり前のことだから、川は暗渠になっているのでは」
と言うのですが、何だか腑に落ちません。 -
私は「自分が観光課の職員なら、あの道を変えることは
ないと思うよ」などと言っていました。
すると朝のシャトルバスから川と赤い橋がちらりと
見えたのです。
「あっ、あそこだ」と思い、帰りに寄ってみることに
しました。
やはり、昔のままの景色がありました。 -
ここは昔の花柳街で、なまこ壁や伊豆石造りの
風情ある家並みが続いています。
ペリー提督が日米下田条約締結のために約300人の
部下を連れて行進したとされます。
昔の建物もお店として利用されていました。
見つかってよかった。
帰りに飲み物やつまみを買い、八百屋さんの店先に
甘夏が5個で150円とあったので、それも買いました。
家に帰ってからマーマレードにしました。美味しかった。
伊豆は柑橘類も多いです。 -
さて、思い出のペリーロードも見つかって
ホテルのシャトルバスに乗りました。
部屋に戻って少し休んだら、もう夕食の時間です。
18:30にはレストランへ。
2回目の夕食はメニューも変わります。
まずは、ビンチョウ鮪の焼き〆、カルパッチョスタイル。
鮪の上にミニトマト、水菜などがのっています。
食感もいろいろで美味しい。
この日は私の誕生日で、その記念の旅だと話していたら
乾杯のお酒をサービスしていただきました。
私はスパークリングワイン、夫はビールにしました。
感謝です。 -
本日のポタージュ
新玉ねぎのポタージュでした。
とろりと玉ねぎの味が良かったです。
丸いパンもオリーブオイルをつけて食べると
美味しかったです。 -
金目鯛のポワレ 若芽添え サフランソース
金目鯛がカリッとして香ばしい。ソースも
よく合います。 -
国産牛と茸のプレゼ グリーンペッパー風味
キャロットのピューレ添え
牛肉がホロホロと柔らかく、キャロットピューレも
美味しい。 -
本日のデザートは「苺とチーズのムース」
可愛い形のお菓子です。 -
スプーンですくうとこんな感じ。
ムースがしっかりしていて、アールグレイソースも
良かった。
全体的に2日目のコース料理の方が好みでした。
ウェイターさんも「2日目の料理は評判がいいですよ」
と話していました。
乾杯用の飲み物をサービスしていただいた後、ワインも
追加してよい誕生日となりました。
部屋に戻り、この日も大浴場でのんびりして2日目も終了。 -
さて、翌日は3日目。旅の最終日です。
朝食はこの日も8:15~9:05という時間帯を
指定していました。
2日続けていただいたフレッシュオレンジジュース。
爽やかな朝にぴったり。 -
他にもジュースが何種類もありました。
-
和食のおかずも並ぶのが、私としては嬉しい。
-
私のプレート。
和洋取り混ぜて並べています。
ホテルのパンも美味しい。
ワインももちろん。 -
夫のプレート。
日本酒もグラスに入れていました。 -
朝食会場の出口には、持ち帰れるコーヒーのセット。
部屋に持ち帰って、景色を眺めながらコーヒータイム。
その後、出発の準備をしました。 -
9:40には、ホテルをチェックアウトしました。
私の誕生日にも気を配っていただいて、お礼を
伝えました。
下田東急ホテルは、また来たいと思える良いホテル
でした。
9:50のシャトルバスで下田駅へ。
帰りの「踊り子号」は13:02発なので、それまで
観光します。
駅構内の観光案内所で「下田ロープウェイ」のことを
聞きました。
横にある自販機で割引チケットを買えるとのこと。
往復950円のチケットを買いました。(通常1,050円) -
駅前の道路を渡って、ロープウェイ乗り場へ。
山頂駅に新しくできた展望レストランの案内も
あります。 -
下田ロープウェイに乗り込みます。
パンフレットには”「絶景」と「縁結び」の名所。
寝姿山自然公園”とありました。
私は初めて行きます。どんな所かしら。 -
ここでも貸切状態のロープウェイで
山頂を目指します。
「寝姿山」は下田市街から見ると女性が仰向けに
横たわっているように見えることから名付けられました。 -
下田の町が見えてきました。
下田は伊豆半島の南東端です。
温暖多雨の海洋性気候で、柑橘類の農業、伊勢海老などの
沿岸漁業、かつお、金目鯛などの近海漁業の地域です。
「唐人お吉」や「伊豆の踊子」で有名になり、数々の映画や
歌謡曲が生まれています。 -
山頂駅に到着しました。
山頂部は伊豆急により造園され、寝姿山自然公園と
なっています。
遊歩道も整備されていました。 -
遊歩道を歩き始めると、ここでも桜が満開。
-
順路に沿って歩いて行きます。
-
展望台から見えた下田港。
ぐるりと見回すと、伊豆七島や爪木崎まで見えます。 -
池では「ひれ長錦鯉」が泳いでいました。
-
桜並木の道には、いろいろな花も植えられています。
-
春のいい季節なのに、ほとんど人がいません。
たまたますれ違った女性2人が「こんなにきれいなのに
私達だけではもったいないですよね」と声をかけて
くれました。
本当にそうです。
贅沢な散歩をしている気分です。 -
黒船展望台。
大きな錨と「龍馬くん」
頭をなでると幸運が訪れる!?とあるので、
くるりとなでておきました。 -
そして、こちらが「縁結び」の愛染明王堂。
きれいなお堂です。
御利益のほどは分かりません。 -
さらに「黒船見張り台跡地」
かつての見張り台で、復元された大砲が
設置されていました。
遊歩道には、あちこちに見どころがあり、歩いていて
楽しかったです。 -
山頂駅に戻ってくると「展望レストラン」が
新設されています。 -
休憩がてら入ってみます。
「THE ROYAL HOUSE」 -
中に入ると、とても素敵な内装です。
-
椅子の張地もそれぞれに違います。
-
ふんだんに使った木の細工が素晴らしい。
伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」をデザインした
工業デザイナー・水戸岡鋭治氏がここのデザインも
担当しています。
列車のイメージそのままだと思いました。
昨年、オープンしたばかりです。 -
ランチメニューもあったのですが、昼食には
早かったので飲み物だけ注文しました。
手むきみかんジュース(400円)と地ビール・伊豆エール
(700円)
ゆったりした時間を過ごせました。 -
レストランの外には展望台もありました。
「下田富士展望台」
下田富士と下田の町並みが見渡せました。
このロープウェイのゴンドラもロイヤルエクスプレスの
イメージに合わせて”ロイヤルブルー”に改装されています。
そろそろ山を下りて駅に向かいます。 -
12:30のロープウェイに乗り、下田駅に戻って
きました。
駅の構内でお土産を見たり、昼食を探します。 -
昼食は車内でお弁当を食べることにしました。
-
帰りは13:02の「踊り子10号」です。
-
この時も指定席でしたが、1両に3組だけでした。
-
お弁当は「金目鯛の塩焼き弁当」(1,130円)と
「金目鯛押し寿司」(1,300円) -
こちらが塩焼き弁当。
大きな金目鯛の切り身が入っています。 -
そして、押し寿司弁当。
身が厚い。
ちょうどいい時間になり、車内でいただきました。
金目鯛の違った味を楽しむことができました。
帰りも景色を眺めながら、のんびりした列車旅。
品川には15:42着でした。
2泊3日の伊豆・下田旅行。
天気に恵まれてホテルも観光も充実した旅となりました。
伊豆は東京から近いけれど、あまり行く機会がなかったのですが
行ってみると楽しかったです。
この後は6月~7月に予約していた欧州往復の航空券はキャンセル。
1年後の特典航空券を予約しましたが、果たして行けるのかどうか
全く予測がつきません。
パリやプラハ、オーストリア、英国湖水地方などを訪問する予定ですが
行けるかなあ。下調べの時間はたっぷりありそうです。
終わり。
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旅行記グループ 伊豆・下田旅行
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