日帰りで開業したてのウポポイ一人旅

2020/07/14 - 2020/07/14

コロナでオープンが延期になっていたウポポイが7月12日についに開業！ちょうど札幌往復の航空券を持っていたので、東京から日帰りでウポポイを見に行ってきました。新千歳空港から40分というけれど、電車の本数も少なく、南千歳で要乗り換え、往復4千円近くかかるし、最寄り駅の白老から徒歩10分とあまり気軽とは言えない距離だけれど、日帰りで行くには十分でした。

密を避けるため各展示人数制限していることもあり結構時間食い、なかなか見ごたえもあったため、現地10－16時の滞在でも時間が足りないくらいでした。

エリア 白老・大滝(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝一の飛行機で新千歳へ。ラウンジでは同じく北海道函館へ日帰り旅行に行く某旅仲間が。みんなパワフル。8時半に新千歳到着、一応チェックすると、豆ぱんが買えちゃった！残念ながら子供たちの好きなコーンパンは売り切れ。

まずは南千歳へ。ここって空港真ん前なのね。

ここで函館へ行く特急北斗に乗り換え。函館、一昨日いたなｗ

苫小牧では王子製紙工場が見えて萌え。

南千歳からは30分ほどであっという間に白老駅到着。なーんにもない田舎の駅なんだけど、もうそこはウポポイ一色。の、割には駅から10分も歩かせるのです…そもそも車で来る前提なんだろうな。

入場券は日付指定で事前にネット購入しておいたのでスムーズに入場。しかし、これとは別に博物館入場予約が必要だった！ウポポイは複合施設なので、博物館はそのうちの一つの施設なのね。こちらは無料なんだけど別途予約が必要。知らなかった…次空いているのは14時だという。まだ10時なのに、4時間も待てない、と思ったけれど、やはりせっかく来たのだから見よう、と14時の券をもらう。これが正解だった。全然時間持て余さなかった。シアターで映画を見て、ドーム型スクリーンの映像を見て、次に大きな劇場でアイヌの踊りと儀式の様子を見ていたりしていたらあっという間にランチの時間。このアイヌの踊りと儀式がとてもよかった（写真撮影不可）。

さて、ランチはフードコートはカフェもあるけれど、こちらのハルランナというフルサービスのレストランへ。当日予約で席確保できた。予約して正解。予約時間に行くと入れない人たちがウェイティングリストに。

一人だったのでカウンター席へ。カウンターからは湖が見えてすばらしい眺めなので、一人ならカウンターがおすすめ。ソーシャルディスタンスは保たれている。

スープ、鱒の前菜、パン、ラムのロースト、デザート、コーヒーで1800円という、破格の値段。エゾシカが売りのようだったけど、羊が好きだし、こちらのほうが安かったので。

ドリンクも種類は限られるものの、特徴があり、まずは山椒ジントニックを。細長いおしゃれグラスで。おいしかったけど量は少ない。

まずはスープ。大きな葉っぱの上に乗った卵の器の中には、富良野産玉ねぎと十勝産メークイン、豆やセロリなどを使った野菜たっぷりのスープ。昆布だしであっさりと。

パンはレーズンとセタエントというハーブ入り。しっとりとしていてとてもおいしい。オリーブオイルと塩で。

ワインは余市の二木ヒルズのもの。グラスで800円（白）と1200円（赤）で安くないな、と思ったけど、後で調べたらリテール価格3千円と5千円なので、むしろお得感。

前菜は鱒。皮はカリッと焼かれ、身は柔らか。いろいろなレリッシュとサラダが添えられている。

次は赤で。

メインのラムローストは、なんと骨付き肉まで出てきてボリューム満点！臭みもなくやわらかでとてもおいしくいただけた。

デザートも手抜きなく、今が旬のハスカップのジェラートと、桃のマスカルポーネだったかな？美しい盛り付け。アイヌの器（6600円で売っていた）に入ったおいしいコーヒーもつく。

サービスはまだちょっとこなれないところがあるけれど、丁寧ではあるし、雰囲気も素敵だし、料理は見ての通りのクオリティ。それでこの価格はほんとあり得ない。これはレストランのためだけにでも行くべき！レストランは入場しなくても利用できます。

ゆっくりランチを楽しんだ後はお待ちかねの博物館へ。2階からの景色が素晴らしい。駅から離れているのなんでー、と思ったけど、この湖畔というロケーションはとてもいい。

人数制限しているだけあって密にならずにいい。

アイヌの人々の歴史、生活、文化を紹介する展示。とても見やすいけれど、情報量は少ないかな。アイヌ語、外国語含め多言語表示になっているのは素晴らしい。今はほとんどみんな日本人だけどね…

スキー板にはアザラシの毛皮がはられている。

アイヌ語のコーナーとか、食文化のコーナーが私にはツボだった。言語学専攻だったもんで、言葉系は萌え。コロナで触れない展示や、子供向けと思われるコーナーが閉鎖さえていて残念だったけど、全体的に子連れよりは大人向けかなあ。今回一人で来てよかった。

外へ行くとちょうど歌と踊りをやっていた。屋外でもソーシャルディスタンシングで。

アイヌの口琴。

踊り。この湖畔ロケーションが最高！

アイヌの伝統的家屋。現在ではこうやって博物館にしかないそう。

囲炉裏を中心に一間。カムイの入り口や、家長、妻の座る場所など決まっているらしい。

なんかこの景色、まるでノルウェー。気候もまるでノルウェーの夏で快適。

こちらのカフェで鮭のオハウ（煮込み）を出しているので食べたいなと思って行ってみるも売り切れ、残念。

代わりにアイヌのカムイトノトというどぶろくみたいな飲み物を。見た目それっぽいなーと思ったらまさに好みの味だった。ひえを使っているらしい。グラスで500円、おつまみ付き。

ななかまどというスイーツカフェでお持ち帰り。

チーズケーキ。帰りの電車で食べたけど、これめっちゃうまい！！小ぶりだけど、150円と安いし、中にはとろとろのチーズが。アイスでお願いしたけど、ホットにもできるらしい。ホットもおいしそうだ。

5時半ごろ新千歳空港帰還。まだおなかすかないんだけど、何か食べておこうということで、一昨日函館で食べそびれた海鮮丼のきくよ食堂へ。

ホタテ、ウニ、いくらの函館丼2200円。空港でこの価格は悪くないかと。ウニは先日知床でおいしいの食べちゃったもんだから、これはやや生臭くていまいち。ハードル上がってしまった・・ホタテは旬だし、いくらもおいしかったけどね。食べログクーポンでホタテ貝柱のマリネがついた。ああ、ビール飲みたい。

ビールはラウンジで飲むので我慢した。午後8時半の便で帰京（予定、まだラウンジ）。

この旅行記へのコメント （2）

• 旅太郎のお母さんさん 2020/07/14 22:31:02

  いいですね！

  wakabunさん
  
  今朝はどうも♪
  このタイミングでアップとは衝撃～！！
  
  ウポポイ、子抜き日帰り旅にうってつけですね！
  アイヌ文化に触れて、優雅なランチして、おやつも魅力的。
  余市ワインはP大佐が推してて、興味あったんですよ。
  ワイナリー行ったそうで、絶賛しておられました。
  
  札幌行きのチケットって、羽田発早朝、札幌発夜がお得だから、
  ウポポイ日帰りにちょうどいいですよね。
  私もさっそく計画たてよう・・
  
  
  旅太郎のお母さん

  wakabunさん からの返信 2020/07/15 10:00:42

  日帰り旅にぴったり

  旅太郎のお母さん、おはようございます。
  
  昨日はお会いできてよかったです！おかげでお得な情報を…
  
  ウポポイ、乗り継ぎにぴったりかなと思って行ってみたけど、実は乗り継ぎだと結構厳しくて、日帰りくらいがちょうどいいなと思いました。ちなみに夜はもうちょっと早く帰っても大丈夫かと。私は3時間前に空港入りしたので、おかげで買い物＆ディナーを楽しみ、旅行記も書き上げる余裕ができたわけですが。
  
  二木ヒルズのワイナリー、いいみたいですね。行ってみたいなあ。日本のワインにしては甘ったるくなくしっかりとした味わいでした。
  
  このレストランは再訪してみたいですが、なかなか往復交通費と時間を考えると難しい。
  
  Wakabun