糸縄神社のさざれ石（横浜市南区六ッ川1）

2020/06/29 - 2020/06/29

　横浜市南区六ッ川1に鎮座する糸縄神社（https://4travel.jp/travelogue/11631613）にはさざれ石がある。
　岐阜の業者が奉納・お布施をしたのではなく、平成30年（2018年）に横浜の人が奉納したのだという。寄贈者は造園会社である（株）濱田園の故・栗飯原勉氏（平成30年（2018年）6月死去）である。
　生前から自宅にあったさざれ石を神社に置くことを計画していた。そうする
ことで地域の平和を願おうとした。「鎮めの石」である。
　さざれ石は、自衛隊員のOBらによる「神奈川県隊友会」の顧問を務める人（防衛庁（現・防衛省）の元官僚）から譲り受け、平成22年（2010年）頃から粟飯原さんの自宅庭に置かれていた。この人は、約32年前に知人から譲られた。自衛隊を支援する活動を通して粟飯原さんと知り合い、自分と考えが一致する点が多く、石は粟飯原さんが持つべきだと考え、譲ったという。
　参拝者が多く、横浜最古のお寺として知られる弘明寺観音ならともかく、村社のレベルでさざれ石が奉納されている神社を知らない。同じ南区でも普門院のさざれ石（https://4travel.jp/travelogue/11611248）は大変苦労して入手している。それなのにここ糸縄神社のさざれ石は労せずして手に入れている。
（表紙写真は糸縄神社のさざれ石）

エリア 東神奈川・保土ヶ谷・弘明寺(神奈川)

さざれ石。

さざれ石。幅約60cmで、重さは約120kgあるという。

寄贈者は造園会社である（株）濱田園の故・栗飯原勉氏である。故人の弟さんが兄の意志を引き継いで寄贈した。