2020/07/01 - 2020/07/01
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パルファンさん
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他府県をまたがっての行動規制が解除されて・・
さぁ、どこかに出かけよう~
ここ三か月はバーチャル旅行計画ばかり(;_;)
近場だけど一泊して、美味しいものを食べて
好奇心も満足させ得るようなところ~
行先は
大阪府 堺市
和歌山県の有田郡湯浅町
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
週間天気予報では、雨傘がつかない日は無いという不安定な中
日程を決めて・・
家から一部高速にのり、後半は一般道を走って
目的地、堺の 鉄砲鍛冶屋敷跡 に -
改装中だったが、江戸時代前期の建物で鉄砲生産現場だったそう
内部は非公開なのだが、現在も作業場は残っているという
種子島に伝来した鉄砲は堺のお寺に届けられ、戦国時代には
実践に使われていく・・
<麒麟が来る> のドラマ、前半に出てきてたなぁ -
大河ドラマはほとんど見たことがないのだが、地元<明智光秀>が
主人公ということで<麒麟が来る>は見始めて・・
関連して小説 <じんかん(人間)> を読みすっかり戦国時代の
武将たちに興味をおぼえて~ -
<堺 歴史まちめぐり> と称して この鉄砲鍛冶屋敷跡があり、
数軒先にあるのが 明治20年創業の、線香・お香の<薫主堂> -
虫籠窓(むしこまど)のある古い商家。
百年余り3代にわたって伝統的技法での線香づくりにこだわり
暖簾を守っている老舗だそう~ -
南蛮貿易の拠点だった堺。
16世紀末頃に原料の香料が持ち込まれ、日本で初めて線香が作られた
町で、江戸時代には線香の産地だったそう -
店内は古いなりにも小ぎれいにレイアウトされた懐かしい風情
-
天然香料の手作りということで、五種のお香の入ったセットを購入♪
ちょっとお線香ぽく感じるかな? -
堺で行きたいと思ったところ、環濠の跡を見たかったのだが・・
どうも遺跡としてしか残ってないよう~
環濠都市=周囲に堀を配し、堀を外敵からの防禦施設や排水濠として
利用した都市 -
この疎水が環濠のあったところ?と単純に思ったのだが・・
というのも、次の写真にある<海船政所跡>の目の前の疎水だったから -
この案内板<海船政所跡>
三好家元長の代に完成した<政所>の号をもらったという館跡。
三好家 = 三好一族は阿波の出で、代々主君細川氏をかついで
政権を握る。が、三好長慶は父(元長)の仇である細川晴元に背き、
堺・摂津・和泉・淡路・讃岐・阿波と、四国から畿内にかけての
大名に成長~ -
三好家菩提寺と言われる南宗寺
三好張慶が父元長を弔い建てた寺で、臨済宗大徳寺派の寺院 -
三好張慶像
信長に先駆けて天下人であったと言われる。
連歌を愛好し、禅を好み、源氏物語などの古典に親み、
キリシタンに対しても寛容な対応を示した武将と言われている -
南宗寺は大坂夏の陣で焼失し、その再興に尽力したのが、沢庵和尚。
17世紀中頃には国の重要文化財に指定されている仏殿、甘露門(山門)
唐門が整備されたそう~ -
著名な禅僧が来住して自由貿易都市として栄えた堺の町衆文化の
発展に寄与したとされる~ -
茶道を大成した武野紹鷗 (じょうおう)や千利休、津田宗及といった
先人たちの精神文化が残る寺ともいわれる。
南宗寺の空間全体で当時の堺の人々の文化を支えた精神やこころを
感じ取ってください、とある。あぁ奥深いことを! -
若き千利休が茶道の修業を行なった寺であり、境内には利休ゆかりの
茶室実相庵や千家一門の供養塔、国の名勝指定の枯山水庭園
があるというのに、閉門の時間ぎりぎりで寺院の中には入れない
という失敗をしてしまって・・
それにしても、寺守(坊守)らしからぬ乱暴な風情の受付の方には
由緒ある寺院も台無しだなぁと思うのは悔し紛れのせい? -
ついで向かったのは<山口家>と言われる1615年、江戸初期の町屋
-
江戸時代の堺は鉄砲や包丁、織物などの製造業を中心に発達し、
商業のまちとして成熟していき、
「京の着倒れ大坂の食い倒れ」とともに、「堺の建て倒れ」と例えられ、
堺衆は建物に贅を凝らしたといわれている~ -
入ってまずは、見上げてしまう天井の高さ!
京都の町屋や、近江商人の館でも見たことのない迫力~ -
梁の太さ! 下がっても、カメラに収まらない
-
パネル写真による説明、部屋の間取図などがみられ
「堺市立町家歴史館 山口家住宅」として開放されている。(有料) -
堺市というと欠かせないのは、仁徳天皇陵古墳、
百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)が挙げられるが今回はパスし
主に歴史上の人物と関わる町を歩いただけ・・
が、歴史的町並みがまとまって残されている訳では無く、町歩きに
しては非常に中途半端。 -
利休の、与謝野晶子の生家なども跡地として掲げられているだけ
で実物は当然無く、記念館が後世作られて・・
堺に日本の中世を求めてという点では、土台無理な事だったなぁと
思いながら本日の宿、有田市湯浅の栖原温泉にむかう
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この旅行記へのコメント (4)
-
- mistralさん 2022/01/11 18:29:14
- 街の佇まい
- パルファンさん
こちらの旅行記、訪問しそこなっていたことを発見。
表紙写真がすでにmistral好みの雰囲気です。
堺という町は、今まで良く知らずにいたことが良くわかりました。
(堺だけでなく、多分日本には知らないだけで、行ってみたらはまって
しまいそうな街が多数あることでしょう。今回の琵琶湖周辺の街々が
まさにそうでした。)
鉄砲鍛冶屋敷跡、虫籠窓(という名前を初めて知りました)の残るお香のお店、
環濠都市(色々と勉強になります。)としての名残など、
街の佇まいが素敵ですね。
パルファンさんの絵の良き題材になったことでしょう。
町衆文化の発展に大いに寄与されたとされる南宋寺、
その寺院の空間全体で、当時の堺の人々のこころを感じ取ってください、
とあるにもかかわらず、心ない受付の坊守さんのご対応にはちょっと
残念なことでしたね。
mistral
- パルファンさん からの返信 2022/01/12 21:49:06
- Re: 街の佇まい
- mistralさん、こんばんは~
またまた寒波に襲来されている関西ですが・・
関東の方はいかがかしら?
堺の街歩き、― といってもほんの僅かしか
回っていないのですが ー へのコメント
ありがとうございました。
歴史小説を読んでのドライブだったので
背景がよくわかり、こんな旅行も悪くないなと
思ったものでした~ 深堀はしていませんが・・
興味の対象が増えたのは、コロナに見舞われたけれど、
唯一よかった事なのかなと・・
地域史を見直すという点でもね。
また、身近なところでいろいろご紹介くださること
お待ちしております。
パルファン
-
- pedaruさん 2020/07/31 05:19:11
- 戦国時代のど真ん中
- パルファンさん お久しぶりです。
公共交通機関は利用しないので、国内といえども出かけることがなくなりました。
しかし、堺の旅行記を拝見すると、何としても、鎧をつけて出かけたくなる街ですね。
鎧を着てればコロナウィルスも寄ってこない気がします。
堺が近場とは羨ましいです。歴史を勉強しなおして訪れたら最高の旅になりそうです。
武家屋敷のスケッチ、見てみたいですね。期待しています。
pedaru
- パルファンさん からの返信 2020/08/01 00:26:57
- RE: 戦国時代のど真ん中
- pedaruさん、こんばんは^^
モロッコの遺跡から、日本の戦国時代に迷い込んできました?
堺というと鉄砲、そんなステレオタイプな見方しかしていなかった
のが、今回出かけるにあたって、調べると興味深い事がいろいろと・・
日本史より世界史が大好きなので、気持ちはいつも海外だったけど
この時期に少し身近な歴史に触れるのもよいのかな?
(負け惜しみです!)
武家屋敷のスケッチは無いけれど、次の湯浅という町の
味噌屋さんをスケッチしてきましたよ♪
コメントありがとうございました〜
パルファン
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