2020/06/18 - 2020/06/22
16位(同エリア307件中)
tanupamさん
- tanupamさんTOP
- 旅行記340冊
- クチコミ40件
- Q&A回答14件
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幼友達が休暇取れる・・ってことで、海外は行けないので国内旅行を計画。週末の日程を組んだところ、まさかの他県への移動自粛解除とぴったり合致という事実。これで、とりあえずはうしろめたさは無くなった。
北海道は学生の頃からの憧れとも言える地、何度か訪れてはいるものの未訪の地も多く、今回は襟裳岬や十勝地方中心に回ることにしました。
計画にあたっては、宿泊地だけは先に決めて、それぞれの行程間は一部を除き現地対応。思いもよらぬ発見もあったり、逆に見落としもあったり、それもまた旅の楽しさでもあります。
今回は、途中からMattYさんも加わり、3人での道中になりました。
https://4travel.jp/traveler/mustafa/
■スケジュール
6/18木 羽田-新千歳 千歳市内(泊)
6/19金 千歳-えりも えりも岬(泊)
6/20土 えりも-上士幌 ぬかびら温泉(泊)
6/21日 上士幌-定山渓 定山渓温泉(泊)
6/22月 定山渓-新千歳-羽田
■フライト&ホテル
JALじゃらんパック
羽田-新千歳往復航空運賃+定山渓温泉のホテル1泊 26,900円
■やど
6/18 千歳 トイロンズホテル千歳 4,500円(ツインRC)
6/19 えりも岬 お刺身旅館 さんすいかく 13,250円(2食付和室)
6/20 糠平 東大雪ぬかびらユースホステル 7,000円(同)
6/21 定山渓 定山渓ビューホテル パックに含む(同)
■レンタカー
OTSレンタカー (じゃらんレンタカーで予約)
6/19朝~6/22夕刻まで 4,900円(免責補償等含む)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6/18(木)
県境をまたぐ移動解除を1日フライング。
最終便で新千歳へ向かいます。
正在登机の文字が悲しく感じる、日本人ばかりのフライト。
隣は空席というスタイルなので、B777で10席詰め込み仕様の普通席は
(窓)■×■(通路)■××■(通路)■×■(窓)
で1列最大6人まで。
乗客にとっては隣がいなくて快適だけれど、これでは経営成り立たないだろうし、運賃は上げてほしくないし、難しい。 -
新千歳空港から電車で2駅千歳へ。
赤字続きのJR北海道の電車もガラガラで、空港輸送は空気輸送のよう。
千歳駅から歩いて10分くらい。
トイロンズホテル千歳のツインルーム。1部屋4,500円を考えれば納得だけれど狭い。無料のおにぎり朝食がウリのホテルも、コロナ様は朝食の楽しみを奪ってしまいました、残念。 -
6/19(金)
日本国内はほとんど移動自由、という理解でいいのかな。
もちろん、感染防止対策は必要です。
予約したOTSレンタカー、ホテルまお迎えに来ていただきました。
スズキの普通車、走行500kmほどの新車、たぶん2組目か3組目かな。 -
予定としては、日高本線沿線の町を通って襟裳岬へ向かいます。
ほとんど見どころを事前チェックしていないので、道路標識等で立ち寄り先を決めます。
まずは横道のそれて、苫小牧東フェリーターミナル=厚真町。
新潟や敦賀、舞鶴へのフェリー発着。
フェリーだから車があるのが前提だけど、人だけだと遠いなぁ。
ちなみに、苫小牧駅まで約30km、フェリーに接続する路線バスあります。 -
日高本線の駅が近くにあるので行ってみました。
浜厚真駅。
厚真町唯一の駅、駅は町の表玄関、という位置づけでは全くないようです。 -
1面1線のホーム、営業線だけあって、線路状態も良さそうです。
-
列車が来そうだったので、隣の駅浜田浦駅=むかわ町で待ちます。
この駅も1面1線の駅 -
単行のDCがやってきました。
ホームで待っていると、運転手が乗客と間違うんじゃないか(乗らなくてがっかりするかと)と思い、外から撮影しました。 -
これが駅舎と言えるのかどうか、待合室か。
なんだか、社会主義国あたりの収容所を思わせるたたずまい。 -
道の駅むかわ四季の館へ。
トイレ借りて小休憩。 -
日高本線は、苫小牧から鵡川までは鉄道としての営業をしています。
しかし、鵡川から先、代行バスが運行されています。
JR北海道バスの車両が道の駅に停車していました。 -
鵡川から様似方面へ2駅目の富川駅。
-
今にも列車がやってきそうな気配もしますけれど、ここにDCは走って来ません。
-
営業している駅そのものの気配。
-
昼食は、セコマ(セイコーマート)のパスタ。
小ぶりな大きさなので1個では足りませんけど、110円+税というお手頃価格、おまけに美味しい。
画像下の焼きそばは唐揚げが2個入っているので、150円くらいしたかも。
車を適当に駐車場に止めて食べました。 -
日高本線沿線を走っていては、平取町に足を踏み入れないので、日高街道を走って振内鉄道記念館へ。
この記念館、開館には電話連絡が必要だそうで、食事前に電話をしておきました。 -
1986年に廃止になった富内線(鵡川-日高町)に関する資料が展示されています。
1986年というともう35年前にもなり、富内線という名前すら知らない世代の方が多いんじゃないかなぁ。 -
富内線、営業キロでは82.5km。
ローカル線とは言え、かなりの長距離を走っていました。
懐かしい駅名のオンパレード。 -
そして、ありし日の姿を伝える写真。
当時ですら単行のDC、まだ国鉄他線区では乗客も多数いた頃。
もともと人口減少が進んでいた北海道での鉄道はその使命を終えていたのかもしれません。 -
記念館裏には、サハリンから戻ってきたD51-23が静態保存。
柵もないので、間近で見学できます。 -
そして、ホームには、スハ45とスハフ42が静態保存。
-
内装はライダーハウスとして活用(コロナの影響で休業中かも)されていました。
座席を取り払ってこんな形になってしまうのも、有効利用といえばそうなんだけど、なんだかなぁ。
もう1両の車両にはシャワールームなどが設置されているようでした。 -
太平洋岸に戻り、日高町を経て節婦駅=新冠町へ。
日高町は、旧日高町と旧門別町が合併して、新日高町となったところ。
二つの町は離れており、旧門別町の地域に役場が置かれています。 -
このあたり、もう鉄道が走っていない。
自然の力もすさまじく、雑草が線路に侵略してくるスピードも早い。 -
沿線での主要駅である静内駅=新ひだか町。
日高町と新ひだか町、近隣にありながら、全く別の自治体。
特に問題ないんだろうね、以前の群馬県には東村が3つもあったし・・。 -
代行バスは、この静内駅で鵡川-静内、静内-様似間が運行系統が分離されています。
鉄道は運休中ながら駅は営業中。
駅社員も勤務していて、乗車券も発売しています。 -
代行バスは駅前から発着、発車する時は案内放送があります。
便によって運行する会社が決まっているようです。
ここから先、様似方面はすべてJR北海道バスが運行、鵡川-様似間はJR北海道を含め4社で運行しています。 -
車を走らせ、浦河町を通過。
-
そして、日高本線の終着駅様似駅=様似町へ。
-
この先、線路はありません。
-
日高本線は2015年頃からの度重なる災害で鉄道が不通になり、ここ様似駅には5年以上列車は来ていないんじゃないかな。
それにしてもきれいに整備されており、いつ列車が来てもおかしくないような感を受けます。 -
周遊券のあった時代は、多くの若者が、日高本線と国鉄バスを乗り継いで襟裳岬へ向かったであろう。
この乗り換え案内板も使命を終えたのか。 -
襟裳岬へのバスは、駅前から発車します。
国鉄時代から、この様似-襟裳岬-広尾の区間は国鉄バスの営業路線でした。 -
今夜の宿は、襟裳岬の突端に近いところで選んだ、お刺身旅館さんすいかく。
-
モダンなツインルームでした。
-
食事前にちょっとお散歩、良い天気のはずだったけれどどんより曇り空。
おまけに寒い・・。 -
お刺身旅館の楽しみは夕食。
刺身がメインということなのです。 -
価値わからないんだけど、いろいろな種類出てきた。ウニはなかったのが残念。
煮魚もあって、お酒飲まない私は、海鮮炊き込みご飯をお替りしたものだから、お腹パンパン。
お腹膨れれば、幸せな気分になって、男2人部屋に戻って高いびきで夢の中へ。 -
6/20(土)
久々の長距離運転の疲れもありゆっくり睡眠の翌朝は、さわやかモーニング。
今日も元気だ朝食うまい・・って図式は旅先ならでは。
昼過ぎ、帯広空港でMattYさんをピックアップするので、のんびりと出発。 -
観光地としての襟裳岬へ行きます。
現在では上ることができない灯台、ひとつのシンボルですね。 -
襟裳岬の表示板がいくつかありました。
-
記念撮影スポットかなぁ。
-
この先まで遊歩道が延びています。
強風の中、向かってみました。 -
襟裳岬突端、まだ先まで行けそうではありますけど、一般人が行けるところはここまでなのかな。
曇り空なのが残念
♪えりもの初夏は何もない初夏です・・・
って、だいたい岬は何もないんです。 -
アザラシも見えるらしい、季節的には今頃なんだけど。
老眼の眼をこらして海辺を眺めたものの、アザラシ君現れず、想定のことでした。 -
JRバスの待合所。
ここで待っていてもバスには乗れません、時間になったら停留所で待っていてください。
との案内が書かれていました。
悪天候の時、野ざらしのバス停で待つのは辛いものがありそうです。 -
近隣にハートの形をした湖があるそうで行ってみました。林道をしばらく走ります。
-
未舗装で、すれ違いのできないような林道をしばらく進みます。
しかし、揺れる揺れる。
悪路だからしょうがないとはいえ、なんとかならないか。 -
ようやく駐車場へ。
豊似湖と言います。
ほとんど世間には知られていないような。 -
ヒグマでも出てきそうな草藪の中を進んで豊似湖湖畔へ。
この時あった人、2組4人ほど。
湖の奥はあまり行かない方がいい、と言っていました。
もとより臆病なので、湖1周はやめました。 -
静かな湖畔・・
しかし、ハート形がわかるのは高所から眺めないと、です。
湖畔で眺めたのでは、全体の形はわかりません。 -
あたり一面コケの生えた岩だらけ。
ここは、カンボジアの遺跡ではないだろうか、と錯覚するほど。 -
また林道を走り、国道に戻って広尾へ。
広尾線終着の広尾駅=広尾町はバスターミナルになっています。 -
周辺は鉄道公園になっているものの、車両があるわけでもなし、地域のご老人が芝生の上でスポーツを楽しんでいました。
-
相棒が広尾バスターミナルで、広尾線に関する展示が博物館にあるという情報を聞き出してきたので行ってみました。
広尾町海洋博物館・郷土文化保存伝習館「海の館」
という施設です。
とても、ここに広尾線の展示があるとは思いませんでした。
入場料330円
入館前に体温チェックされます。 -
土曜日午前中で、入館者もちらほら。
こちらはメインの海洋関係の展示品。 -
お目当ての広尾線関連の展示も、1部屋全体が展示にあてられていました。
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鉄道関係の資料の展示。
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各駅の展示など。
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広尾線の廃止は昭和62年、四半世紀以上経過しています。
展示品を見ていると時間が経つの早い。 -
帯広空港までの間に広尾線の遺構を見学していきます。
大樹駅=大樹町
北海道衛星株式会社って表示あるんだけど・・
調べてみたら、本社所在地が大樹町、拠点本部が千葉県という会社 -
レールは撤去されているものの、ホームは残っています。
-
ポイント切り替えの転轍てこもそのまま残っています。
これ見て、何に使うのか、今ではほとんどの人がわからないでしょう。 -
駅舎内も往時の面影を残しています。
改札口もそのままです。
ただ、内部には入れませんでした。
ふと疑問、ここに書いてある会社、単に登記上の本社にしているだけなんだろうか。 -
続いて、虫類駅=幕別町に行ってみます。
駅舎がそのまま残されています。 -
昔のローカル線の駅そのもの、って感じです。
荷扱いもしていたようなので、かつては賑わっていたのでしょう。 -
ホーム、線路、そして貨車が保存されていました。
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こうしてかつての駅を残しておくことも、後世のためにはひとつの歴史として有用なことかと思います。
-
上更別駅=更別村
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駅跡に記念碑が建てられています。
鉄道が走っていた名残りはほとんどありません。
車の中で、前日に続きセイコーマートのパスタを食べて空港へ。 -
とかち帯広空港。
羽田からエアドゥ(たぶん、ANA便名で買っているはず)でやってくるMattYさんをお迎えします。 -
Mattさんも鉄道嫌いじゃないし、同じようなコンセプトで3人ドライブを続けます。
あまりにも有名な幸福駅へ。
交通公園になっています。 -
ホームと、DCが保存されています。
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当時の姿そのもので残されているDC、木の床が北海道らしさを醸し出しています。
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もともとの駅舎はこんな無人駅だったようです。
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一方、今の姿は、個人情報へったくりもないくらい、名刺やら定期券など本名が記名されている資料がたくさん貼られていました。
鉄道好きでなくても、こんな駅があったんだ、とずっと残るのであればひとつの残し方なのかもしれません。 -
ルートから離れるので、脇道にそれた中札内村へ足を踏み入れました。
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大正駅
幸福駅の切符が人気だったころは
愛国→幸福
大正→幸福
セットで人気を博していました。
しかし、愛の国から幸福へ
にはかなわないのでしょう、今では大正駅跡はホームが残されているだけになってしまっています。 -
愛国駅
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ホームに9600SLが保存されています。
ここも、柵はありませんので近くで見学することができます。 -
目の前で見られるのはうれしいです。
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駅舎内は鉄道関連の品々が展示されています。
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幸福駅よりは数少ないものの、愛国駅にもさまざまな自分の足跡を表す資料類が貼られていました。
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帯広市内を経由して、糠平へ向かう途中、道の駅かみしほろへ立ち寄り。
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国道273号線を糠平に向けて車を走らせていると、道路際に橋梁の案内板。
ここにも、士幌線のアーチ橋がありました。 -
第3音更川橋梁
国道から簡単に見ることができます。 -
続いて、第二音更川陸橋
自然と一体化しているような、人工的な建造物ながら無機質な感じを全く受けない、自然と調和した景観に思えます。 -
今宵の宿、東大雪ぬかびらユースホステルに到着しました。
非会員は2食付7,000円。
貸タオル100円、貸ねまき100円。
これを機会にまた会員になろうかな、とも思ったけれども、そんなに泊まることもなさそうなので、それはやめ。 -
私が若かりし頃のユースホステルとは違って、今では普通の宿とほとんど変わりはなく、個室も完備(ドミトリーもあります、ただし現在はコロナの影響で、個室のみの営業)して、3人でこの部屋に泊まります。
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ドミもあるということから、談話室もあって、コーヒー等飲むことができます。
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お風呂は温泉、かけ流しで小さいながらのんびりと入ることができました。
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夕食。
男3人、示し合わせたかのように全く飲まないメンバーがそろって、アルコールなしに、ご飯が進みます。 -
夜は、ユースホステルのOPツアーで、鹿の谷温泉へ、500円也。
日帰り温泉の入浴料600円(宿の表示)なので送迎付きでお得。
おまけに、帰りにコーラいただきました。
お風呂の写真は他のお客さんがいたので取れませんでした。
3つの浴槽、そして露天風呂。天気がイマイチだったのが残念、晴れていれば満天の星空の下でお風呂、に違いありません。
宿の前にはキツネがお出迎えしているような、山の中の一軒宿。
なかなか味のあるお風呂です。 -
6/21(日)
からだはさわやかモーニング
しかし、天気はすっきりと晴れません・・
誰だ、晴れを呼ばない男は(笑) -
地元産納豆が別料金(50円)とのことだったので注文してみました。
ふだん食べている納豆とどこが違うか、と聞かれるとわからないんだけど、旅先で食べる地元産は格別。 -
出発前に近隣を歩いて回ります。
糠平川橋梁。 -
1955年に造られた橋なので、もう還暦過ぎていますね。
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保全したのでしょう、渡ることができます。
しかし、このような橋は下や遠方から眺めてこそ美しさがわかり、渡ってしまうと単なる歩道みたいな感じです。 -
士幌線の線路跡も残されています。
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まるで営業線のようかのような、今にもDCが走って来そうです。
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駅名標はちょっと感あります。
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貨物列車の車掌車も展示されています。
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その先に上士幌町鉄道資料館があります。
入館前に検温あります、全員合格。 -
士幌線に関する展示品の数々。
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3人で見入りました。
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十勝バスの発着するところ、バスターミナル。
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ひがし大雪自然ガイドセンターへ行ってみました。
登山する方々もたくさん情報収集やらトイレやらで訪れていました。 -
自然に関する展示がメイン、他にアーチ橋のガイドマップも展示されています。
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車へ戻って宿を出発。
さらに十勝三股方面へ進みます。
三ノ沢橋梁。 -
樹木に隠れてその一部しか見えません。
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線路を撤去した後は、そのまま自然歩道のような形で残されています。
他に転用する必要なかったんでしょうね。 -
一番有名なタウシュベツ川橋梁。
ツアーで近くまで行けます。
今年はコロナ様の影響でツアーの中止が続き、橋梁近くまでの林道の開放が翌6/22月曜日からということを事前に知らされました。1日延ばせば近くまで行けたんだけど、う~~~ん残念。 -
ということで、今回は展望台からの遠景でがまんすることにします。
案内によれば、6月くらいか沈み始めるということですが、その年により違うそうで、今年はまだ水量が少ないようです。 -
幌加駅跡。
自然の中に戻った駅のような様子です。 -
線路が少しだけ残されていました。
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幌加駅近くの第五音更川橋梁。
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近くまで行くことはできますが、渡ることはできません。
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国道から橋梁までは小径を行きます、肉眼でははっきり見える橋梁も画像だと、ほとんどわからなくなってしまいます。
人の眼と、カメラでは、やはり違うんだなぁと思う。人は都合のよいものをメインに見るから。 -
第六音更川橋梁、この橋梁は橋の下におりることができるはずで、いろいろと探してみたものの、どうしても道がわかりませんでした。
少し離れた支流から川岸を歩いて行くというルート(Mattさんは進みたかったみたい)も、自己責任とは言え転落の危険もあって、老人にはきつい。 -
そして、士幌線の終着駅、十勝三股へ。
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十勝三股市街地(と言えるかどうか)は国道脇にわずかな建築物があるだけです。
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三股山荘というレストランが一軒だけ営業しています。
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少し早い時間だけれども、ここで昼食。
牧場のビーフライス=1,000円。
牛ひき肉と山芋をハンバーグ状にしたような丼ぶり。
このお店、なにげに繁盛していました。 -
お店には、十勝三股駅や士幌線を模した模型、写真など展示されています(宿泊したユースホステルのマスターからの情報)。
-
鉄道として営業していた頃の十勝三股駅。
士幌線(帯広-糠平-十勝三股)の糠平-幌加-十勝三股間がバス代行になったのを時刻表で見た時、一瞬なんぞや、と思った記憶があります=1978年の頃。災害でもなく、線路は残っているのにバス代行するなんて、当時としても信じられないほどでした。
林業が盛んだった頃には、ここにも集落や小学校があったそうです。 -
このあたり、鉄道の線路跡かしら。
-
士幌線の鉄道代行バス、そして士幌線廃止の後もバスのやってきた十勝三股。
現在では、帯広と旭川を結ぶノースライナーという都市間バスが1日1往復停車するだけ。
それでも利用者いるのかどうか・・。 -
糠平まで戻り、然別湖へ。
今回のレンタカー。
車内も広くて乗りやすい車でした。 -
天気イマイチ。
人出も少なかった。 -
十勝平野を見渡す扇ケ原展望台からの眺めも今一つ。
-
新得を経由して、国道38号線狩勝峠に車を進めます。
-
石勝線が開通してから札幌へのアプローチを失ってしまった、それでも現役の根室本線(滝川-富良野-新得-帯広-釧路-根室)のうち滝川-新得間。2016年の災害で、東鹿越~新得駅間が不通になり4年たっても開通の見込みがたっていない。
日本三大車窓の旧狩勝峠越えはすでに廃線ながら、新線の狩勝越えももう不可能なのが現実なのかな。石勝線開通前の特急おおぞらや急行狩勝が走った線路もこんな形で廃線になるのはなんだか残念でなりません。
旧線の大カーブの名残がなんとなくわかります。 -
日本海側と太平洋側との分水嶺である狩勝峠。
車だと簡単に越えることができます。高速道路ができた今、通る車も少なくなってきたのではと思います。 -
峠を越えると、南富良野町。
富良野と付く自治体は
富良野市の他、南富良野町、上富良野町、中富良野町があります。 -
展望台で遠く眺めてみます。
ほっかいどう~~って感じはないか、天気悪いのもその一因かも。 -
狩勝峠の展望を味わった後、国道38号線狩勝国道を進み、落合付近からトマム方面へ。
2車線の快適な舗装道路を快適に走っていると、突然現れた黒い物体=ヒグマ。予想だにしていない出現に、正直あ然と。まさか、昼間の一般道に出てくるとは思いもしなかった。車だからまだ良かったけれども、自転車やバイクだったら怖いを通り過ぎて、硬直してしまうに違いない。
ふだんは車の中でカメラを手放さないMattさんも、たまたまこの時カメラを持っていなくて写真撮れず、残念。でも、正直なところ、車とは言え怖かった。もしこちらに突進してきたら(そんなことないと思うけど)、フロントガラス破壊されたら、と思うと・・・。 -
トマムICから道東道に入り、占冠PAで休憩。
ほっと一息、滅多に食べないソフトクリームを味わう。 -
3人体制で運転代わり、今宵の宿は札幌の奥座敷とも言える定山渓温泉。
じゃらんパックで予約したホテルは、定山渓ホテル。出発10日くらい前に連絡があり、この日は休業するとか。日程変更か、代替ホテルを提案され、代替の定山渓ビューホテルに宿泊することになりました。お値段あまり変わりなさそうな同レベルみたい。
外国人含め団体客も多そうな(この日はいませんでした)ホテルは、ちょっと昭和の香りが漂うような、しかし小ぎれいに整備されているホテル。 -
部屋は和室。
パックでないMattさんを同じ部屋で良いから1名追加、とホテルに電話したら1万数千円とか。ネットで1人部屋予約すると、8,000円足らずというおかしな現象。電話のオペレータでは割引とかの権限ないんだろうね、それにしても資源の無駄遣いと融通のきかないこと。ここに3人泊まっても全く問題ないのに。 -
夕食はビュッフェ。
この時期、ホテル側も相当気をつかっていて、料理を取りに行くときはマスク着用、そして取り箸やトングなどこまめに交換していました。
サービスなのか、2時間飲み放題(アルコール含む)でした。
無料だったので、グラスビール1杯いただき、あとはソフトドリンク。21時クローズまでゆっくりと食事楽しめました。 -
6/22(月)
宿泊者少ないのか、大浴場が貸切状態。
大きすぎるお風呂に、ひとりで入っているとなんだか自分が小さく感じてしまいます。こんなお風呂入って、食事ものんびり食べられるなら毎週でも来たいな・・。 -
朝食もビュッフェ。
いくらやうにはないけれども、自作の海鮮丼もあります。
もちろん、あたまの大盛りも、あたまだけもOK。
画像一番右、赤飯がなにげに美味しかったです。 -
9時過ぎチェックアウト。
翌日まで休暇、これから利尻へ行くというMattさんを札幌地下鉄真駒内駅でおろし(空港まえ送って行けず申し訳ないです)、支笏湖へ。 -
霧雨が降って、湖畔の散策でもないし、適当に切り上げます。
レンタカーは3日半で走行距離902km、ガソリン47L
1Lあたり19km走行でした。 -
新千歳空港へ行き、ラーメン道場の中から相棒おすすめの白樺山荘へ。
-
みそラーメン、ネギ抜き=900円。
ゆで卵食べ放題(と言っても、せいぜい2個がいいところ)はいいと思いつつも、味は以前食べた店(たぶん空というお店、空港ではこの店しか行ったことない)の方が美味しいと思う。
まぁ、食べ物は好みというものがあるから、人それぞれだよね。 -
有名な美瑛のコーンパンのお店に行列ができていて、間もなく焼きあがるということだったので、2~3分ほど並んで2箱購入。
5個入り、1,300円。
決して安いパンじゃないと思うけれども、コーン好きな孫が喜んで食べた、という事実にお値段以上に嬉しさを感じたお土産でした。 -
お土産は、
コーンパンのお店でもらったドライコーン
帯広のお店で購入した三方六 720円
コーンパン 1,300円
北海道、なにげに良かった。
狭いニッポンというけれど、ニッポンも広い、そしてその土地の良さがある。北海道は未だ行ったことのない場所も残されているし、もう一度行きたいところも数多く残っています。
今回の旅の余韻を感じつつ、7月にもう一度、そして9月にも、あとは師走スキーに行ければな・・。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ねもさん 2020/08/13 16:56:42
- 初めまして
- tanupamさん
元北海道民です。こんなに北海道をご贔屓いただいてありがとうございます。全市町村制覇とはすごい目標ですね。
襟裳岬には2回、うち1回はtanupamさんと同じ行程で行きました。なんか人が少なくてだだっ広くて北海道だなぁと思いました。襟裳岬の地の果てという雰囲気も忘れがたいです。
元道民の私が言っちゃおしまいでしょうが、北海道の鉄道はこれからどうなるのでしょうね!?
士幌線、国鉄当時は災害でもないのに列車の代わりにバスに乗って、でも運賃は元の鉄道で、というのは相当異例だったのでしょうね。1回だけですが、その列車代行バスに乗って十勝三股で降りました。ちょうど35年前の今ごろです。大雪山を3泊で歩きましたが、山中で日航機墜落事故を知りました。
他の旅行記も読ませてください。
- tanupamさん からの返信 2020/08/15 23:25:48
- RE: 初めまして
- ねもさん
こんばんは
拙文にたくさんいいね、ありがとうございます。
> 元北海道民です。こんなに北海道をご贔屓いただいてありがとうございます。全市町村制覇とはすごい目標ですね。
関東人のわたしには、昔から北海道は憧れに近い地で、青函連絡船を
介して行かなくてはならない遠い地、というイメージでした。
飛行機全盛になってしまった今とは全く違う状況ですけど、それでも
北の大地の風景は、すばらしいと思います。
> 襟裳岬には2回、うち1回はtanupamさんと同じ行程で行きました。なんか人が少なくてだだっ広くて北海道だなぁと思いました。襟裳岬の地の果てという雰囲気も忘れがたいです。
様似〜えりも〜広尾
のコースは昔からのゴールデンルートですよね。
日高本線と国鉄バスと広尾線を使えば、周遊券あればそれだけで行ける
隔世の感がします。
そもそも公共交通機関で行こうなんて人が少なくなってしまいました。
襟裳岬は、森進一の歌のイメージ強すぎなのかな・・
> 元道民の私が言っちゃおしまいでしょうが、北海道の鉄道はこれからどうなるのでしょうね!?
> 士幌線、国鉄当時は災害でもないのに列車の代わりにバスに乗って、でも運賃は元の鉄道で、というのは相当異例だったのでしょうね。1回だけですが、その列車代行バスに乗って十勝三股で降りました。ちょうど35年前の今ごろです。大雪山を3泊で歩きましたが、山中で日航機墜落事故を知りました。
北海道の鉄道
利用者数や沿線人口から考えると、大量輸送としての鉄道は経営的には
難しそうな気もします。単行のDCがローカル線を走る姿は絵になるな、と
も思いますし、空いている列車には乗客としてはうれしい反面、運行にか
かる経費など考えると将来は暗いような気もします。
糠平からの代行バスに乗ったことあるなんて羨ましいです。
当時は時刻表で、廃止でもなく、災害でもないのにバス代行という取り扱
いに遠く北海道で何があったのだろう・・と思いました。
十勝三股に鉄道が走っていたなんて、もう遠い彼方かもしれないですね。
今後もよろしくお願いします。
tanupam
-
- ムロろ~んさん 2020/07/26 22:11:19
- 廃線でも人の記録に残るもの(^_-)-☆
- こんばんは、ムロろ~んです。
北海道へ行かれた旅行記を拝見しました。
タウシュベツ川橋梁が何だか幻想的な風景に見えました。
こういう所があるのも知らなかったですし、ツアーで行けることも知らなかったです。
北海道もまだまだ知らない所だらけですよ。
狩勝峠も車で通らないといけない所でしょうし、高速道路ができちゃうとますますご縁が無くなるような気がします(^_^;)。
でもクマに会っちゃったのには驚きました(◎_◎;)。
廃線をたどる旅、廃線になったとしても人の記録にはいつまでも残るんだなぁって思いました。
資料館の存在のありがたみを感じます。
資料館が無くなったらもうその線路さえも跡形もなく消えちゃいそうな気がします。
ムロろ~ん(-人-)
- tanupamさん からの返信 2020/07/27 23:43:32
- RE: 廃線でも人の記録に残るもの(^_-)-☆
- むろたん
こんばんは
いつも拙文お読みいただきありがとうございます。
> タウシュベツ川橋梁が何だか幻想的な風景に見えました。
> こういう所があるのも知らなかったですし、ツアーで行けることも知らなかったです。
> 北海道もまだまだ知らない所だらけですよ。
> 狩勝峠も車で通らないといけない所でしょうし、高速道路ができちゃうとますますご縁が無くなるような気がします(^_^;)。
> でもクマに会っちゃったのには驚きました(◎_◎;)。
北海道はなにより広いし、交通機関が都市部以外はほとんどなくなってしまい
車でもないと回りづらくなってしまいました。
それでも、訪れる人を魅了する数々の見どころが残されています。
むろたんもぜひ!
そうそう、ごく普通の道路に真昼間からクマさんお出ましなので、これまた
ビックリです。というより、怖い〜〜
自転車やバイクだったら、どうなんだろうって。
> 廃線をたどる旅、廃線になったとしても人の記録にはいつまでも残るんだなぁって思いました。
> 資料館の存在のありがたみを感じます。
> 資料館が無くなったらもうその線路さえも跡形もなく消えちゃいそうな気がします。
今回感じたこと
北海道は鉄道無くなっても、そこに走っていたという証を後世に伝えよう
としている気持ちが伝わって来ました。
廃止から30年以上経過しても、もとの駅舎が残っていたり、一部とは言え
線路が残っていたりと。
廃止になった事実はもうどうしようもないので、せめてそこに鉄路があった
ということは後世まで残してほしいものです。
tanupam
-
- Matt Yさん 2020/07/09 14:19:05
- その節は
- その節は大変お世話になり、また楽しい旅行にご一緒させていただきありがとうございました。
今狩勝峠の辺りをGoogleマップで見ると展望台の下から旧路盤に降りていく道があり展望台もあったようで、またいって見たくなりました。
でもあの時行っていたらヒグマにも会えなかったわけで、何が縁があるかわからないですね。
今回の旅行で改めて北海道の魅力に取り憑かれてしまいました。また機会がありましたら雄大な自然味わいにお供させてください。
こちらもなるはやで旅行記あげられるよう頑張ります。
- tanupamさん からの返信 2020/07/10 21:41:28
- RE: その節は
- MattYさん
こんばんは
> その節は大変お世話になり、また楽しい旅行にご一緒させていただきありがとうございました。
こちらこそ
ご一緒していただき、友人ともども御礼申し上げます。
また、これに懲りずに同乗同室してくださいませ!
> 今狩勝峠の辺りをGoogleマップで見ると展望台の下から旧路盤に降りていく道があり展望台もあったようで、またいって見たくなりました。
いつもながら下調べあまりしないのが、時として良かったり、または後悔したり
でも、旅は積み残しも大切です、また行きたくなる理由にもなりますから。
>
> でもあの時行っていたらヒグマにも会えなかったわけで、何が縁があるかわからないですね。
確かに・・
ヒグマはグッドタイミングだったかも。
しかし、私は怖かったんですよ、戻るという選択肢は私の辞書にはなかった。
> 今回の旅行で改めて北海道の魅力に取り憑かれてしまいました。また機会がありましたら雄大な自然味わいにお供させてください。
>
> こちらもなるはやで旅行記あげられるよう頑張ります。
週末ちょこっと・・もいいですよね
またご一緒させてください
そして冬のタウシュベツへも。
tanupam
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