いすみ鉄道沿線の桜と菜の花

2020/04/03 - 2020/04/03

新型コロナウィルスの感染で外出自粛となっていたものの、緊急事態宣言は未だ出ていなかった４月２日の新聞記事に、いすみ鉄道と桜と菜の花の風景写真が載っていた。マイカードライブであれば多くの人と接触することもなく、しかも同じ千葉県内なので短時間で行って来れると判断し、翌日にその風景に出会うべく出掛けることになった。

千葉市の我が家を９時過ぎに出発し、途中小湊鉄道の上総鶴舞駅に短時間立ち寄った後、撮影現場となったいすみ鉄道の沿線に到着したのは11時15分頃。場所は、新田野駅と上総東駅の間の国道465号が鉄道と並行している地点だった。ここで１時間半程待機して、上り下りの汽車を計３本撮影することとなった。昼食は、汽車を待つ間に車中でのコンビニ弁当。

帰途、国道297号沿いにある骨董品店で十万石本陣最中を土産に買い、2020年春の数少ない行楽を楽しんだ一日の締めとなった。。

エリア いすみ・大多喜(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

いすみ鉄道は、房総半島の真ん中の上総中野から外房の大原までのローカル鉄道だ。

いすみ鉄道は、上総中野駅で内房の五井から出ている小湊鉄道と接続している。共に、ローカル色豊かな鉄道で有名となっている。

新聞に、そのローカル鉄道のディーゼル車（電車でもなく、１両編成なので列車ともいいにくい）が、菜の花の咲く土手を桜並木を背景に走っている写真が載っていた。小湊鉄道は、これまで何度も見掛けているし乗ったこともあるが、いすみ鉄道は未体験だったので、急に行ってみたくなった。

新聞記事の翌日、そのいすみ鉄道の現場を見るために、新型コロナウィルスでの外出自粛が叫ばれていたがマイカーで行けば他の人との濃厚接触も起らないだろうと、ドライブに出掛けることとなった。

国道297号を南下している時に、小湊鉄道の上総鶴舞駅を通過するのでちょっと立ち寄ってみた。一応菜の花と桜もあったが、いまいち見事とは言い難い。

無人改札を通って、ホームに出てみた。

本数も少ないので、ホームには人気がなかった。

ほんの短時間での停車で、一路いすみ鉄道を目指す。

新聞に出ていた写真の場所（新田野駅と上総東駅間）を頼りに、国道465号を進むと踏み切りを渡った辺りの農道に車を停めておけそうな場所が見つかった。鉄道ダイアも調べていたので、踏切付近で11時過ぎの汽車が通過するのを待つことに。

やがて、大原行き（上り）の汽車がやって来た。

近付いて来る。

あっという間に、通り過ぎる。

遠ざかる汽車（ディーゼル車）。

遠ざかる汽車（ディーゼル車）。桜並木の中に入って行く。

遠ざかる汽車（ディーゼル車）。

次の上総中野駅行き（下り）の汽車が来るまで時間があるので、付近を探索し撮影の最適場所を探す。土手の下から、菜の花と桜並木を見上げたところ。

菜の花をアップに。

踏切付近からレールを見る。奥が大原方面。

これは踏切の上で撮った写真だが、汽車通過時にここで撮る訳にはいかない。

かなり横から見たところ。

踏切付近で、菜の花をアップに撮影。この画角で汽車を撮るのもいいが、踏切付近での撮影は禁止されているので、断念することに。

次の列車がやって来た。踏切付近では、数人が撮影を行っている。

当方は、踏切からやや離れた農道から撮影。やや低い位置から菜の花の咲く土手と桜並木を見ることになる。

上総中野方面への下りの汽車が進んで来た。

汽車が近付いて来る。

汽車が近付いて来る。

汽車が近付いて来る。

通り過ぎる時は、あっという間だ。

通り過ぎる時は、あっという間だ。

遠ざかる汽車。

もう一回の通過を待つことにした。その間、異なる撮影場所を探して歩き回ってみる。

土手には、まだ小さな八重桜も。

次は大原方面への汽車なので、先程とは数百メートル離れたところで待機。

付近の水田は、田植えに備えて水が張られていた。典型的な房総の里山風景だ。

水田に映る風景。

春爛漫の空と水田の風景。

やがて、大原方面への汽車がやって来た。

近付いて来る汽車。

近付いて来る汽車。

近付いて来る汽車。

近付いて来る汽車。

まさに通り過ぎようとしている汽車。

結局、計３回の汽車通過を撮影することが出来た。この間、約１時間半。本数の少ないローカル鉄道を待つ間、周囲の春景色を楽しむことも車中でのコンビニ弁当の昼食を摂ることも出来た。

帰途、国道297号沿いの大多喜町横山交差点近くの骨董品店に立ち寄る。当方は知らなかったが、女房がここで売っている十万石本陣最中を土産に買いたいとリクエストしたのだ。

骨董品店で最中というのも不思議だが、隣のドライブイン本陣で売っていた銘菓が、ドライブイン閉店後も最中だけ骨董品店に置かれるようになったとか。

店に入ると、最中のポスターと商品が置かれていた。ちなみに、十万石とは江戸時代の藩主本田忠勝の大多喜藩十万石にちなんだ命名だ。

我が家用と知人への土産用に２箱購入。粒餡たっぷりの甘すぎない素朴な味の最中で、ここでしか買えないレアものだ。なかなか美味かった。

本来は、骨董品屋だ(笑)。

ここから約2時間のドライブで無事帰宅。外出自粛期間中のちょっとしたお楽しみドライブだった。

この旅行記へのコメント （2）

• funasanさん 2020/07/30 06:22:30

  インパクトあり！

  満開の桜並木を走るローカル列車！
  インパクトのある素晴らしい写真です。
  この1枚の写真を撮るのに相当ご努力されたのですね。
  脱帽です。「春爛漫の空と水田の風景」もgoodです。
  
  海外に行かなくても、遠くに行かなくても、近くに素晴らしい場所がある。
  自宅から車で行けば感染リスクもなく安心して旅行が楽しめます。
  コロナ時代の新旅行スタイルですね。

  ダイスケitさん からの返信 2020/07/30 21:24:04

  Re: インパクトあり！

  コメントをいただき、ありがとうございます。また過分なお褒めの言葉をいただき光栄です。
  
  今年は皆さんと同じく海外旅行を余儀なくキャンセルし、時々いわゆるマイクロツーリズムに専念するしかない状況ですが、それでも何とか楽しみを見つけようと悪戦苦闘しています(笑)。funasanも色々と工夫をしながらお過ごしのようですね。旅日記にも時々立ち寄らせていただきます。