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1.背景<br />最近のNHKのニュースには台風と避難所の新型コロナウィルス防疫対策に関するものが多い。<br />ニュースでは、垂直避難を検討の対象に入れることを推奨していた。<br />そこで、妻と議論となったのは、台風の際にどこに避難するかである。<br />妻の意見は、垂直避難である。屋根裏に避難するとの意見である。<br />私と妻の意見の共通点は、市が指定した避難所は周辺住民全員の収容能力がなく、食料、燃料、水、マスク等の備蓄もなく、あらゆる面で避難先としては不適当である。<br />避難所の状況に反して、自宅は食料、燃料、水、マスク等の備蓄は一か月分以上あり、避難先としては十分である。<br />問題は、台風に依る浸水域がどの程度まで広がるのか、我が家は標高がどの程度であるのかを測定して、避難所に避難する場合はどの避難所を選ぶのか、そのルートは、垂直避難をする場合は、どのような状況になった場合かを調べることにした。<br />2.避難所持参物と避難所運営<br />新型コロナウィルス避難所持参物として推奨されていたのは、体温計、アルコール消毒液、マスクとごみ袋である。ところが、国産品のアルコール消毒液の備蓄がないので、散歩のついでにセンター北駅とセンター南駅の中間にある「ルララ」まで消毒液を探しに行くこととした。<br />横浜市では「避難場所・避難所に避難する際に持参する非常持出品に、マスク、体温計等も含めてください。」との記載がある。<br />アルコール消毒液は横浜市は避難所に備蓄するのだろうか。また、横浜市のサイトから消えてしまった避難所への持参品は「3日分」の食料と水である。<br />近くの避難所として指定されている小学校の門に掲示されていた「三日分の水と食料持参」の文言も撤去された。<br />横浜市の避難所についての根本的な変更点は、私の理解では、<br />a 自宅避難が原則<br />但し、従前は、町内会の避難訓練は、指定された避難所に徒歩で避難所に行き、炊き出し、消火訓練を行うことであった。<br />この結果として、住民には避難所避難が定着している。<br />b すべての小学校とすべての教室が避難所<br />従前は体育館に避難することとされていた。<br />c 水害のハザードマップの浸水地域<br />2F以上の教室へ避難。<br />3.自宅の標高調査とハザードマップ<br />a GPS測定の限界と精度<br />私のすべてのカメラにはGPSがついており、GPSは海抜基準で標高を表示する。<br />但し、実際にその数値が正しいか検証したことがない。従って自宅などの正確な標高を調べる必要がある。<br />今回、複数の地点で一眼レフ、ニコンD5000にGP1(GPS)を付けて、写真撮影を行い、記録された海抜高度と国土地理院の標高を比較したところ、たまたまであるのか、数十センチから一メートル程度の誤差であった。<br />b ソフトのインストール<br />国土地理院が試験的制作したスマホ用の地図と標高検索ソフトをインストールして検証することとした。<br />http://maps.gsi.go.jp/#7/38.294248/141.470947/&amp;base=std&amp;ls=std&amp;disp=1&amp;vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1<br />c 標高の調査<br />自宅は標高8.3m。<br />d ハザードマップとの照合と避難先の選定<br />最寄り河川、鶴見川の洪水のハザードマップ中、浸水域と標高を照合した。<br />鶴見川の堤防の標高は5-6mである。鶴見川の水位が標高で6mを超えると洪水が始まることとなる。<br />鶴見川流域の地形から判断すると、<br />e 鶴見川流域の地形と浸水地域<br />鶴見川の流域は、鶴見川河口域が隆起して、鶴見川に依り、河岸段丘が形成されたのではないか。<br />結果、鶴見川周辺地域は、標高2-4m程度の旧鶴見川と周辺の丘、山等で形成され、仮に大規模な洪水が起きたとしても、堤防周辺の低地を鶴見川河口まで流れ下るのではないかと予測する。<br />f 周辺避難所の標高<br />指定された小学校避難所は標高6.0m。もうひとつの小学校避難所は標高35.0である。ハザードマップと照合すると、標高6m以下の地域は浸水域として表示されている。<br />従って、指定された小学校の避難所は浸水域中にあり、台風の避難所としては不適である。避難所はもう一つの小学校標高35mを選択する必要がある。<br />g 親族自宅への避難と移動<br />最も近い親族の住宅は、標高35mと60mであり、洪水の心配はないが、河川を越えて移動しなければならず、事実上避難不能である。<br />3.リンク<br />大塚・歳勝土遺跡<br />https://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/shokai/midokoro/midokoro-17.html<br />災害時の避難場所・避難所における新型コロナウイルス感染リスクを踏まえた対応<br />https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/wagaya/korona.html

アルコール消毒液を求めてルララまで。初めて見た大塚・歳勝土遺跡 防衛のための環濠遺跡

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2020/06/07 - 2020/06/07

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kirstiNorge

kirstiNorgeさん

1.背景
最近のNHKのニュースには台風と避難所の新型コロナウィルス防疫対策に関するものが多い。
ニュースでは、垂直避難を検討の対象に入れることを推奨していた。
そこで、妻と議論となったのは、台風の際にどこに避難するかである。
妻の意見は、垂直避難である。屋根裏に避難するとの意見である。
私と妻の意見の共通点は、市が指定した避難所は周辺住民全員の収容能力がなく、食料、燃料、水、マスク等の備蓄もなく、あらゆる面で避難先としては不適当である。
避難所の状況に反して、自宅は食料、燃料、水、マスク等の備蓄は一か月分以上あり、避難先としては十分である。
問題は、台風に依る浸水域がどの程度まで広がるのか、我が家は標高がどの程度であるのかを測定して、避難所に避難する場合はどの避難所を選ぶのか、そのルートは、垂直避難をする場合は、どのような状況になった場合かを調べることにした。
2.避難所持参物と避難所運営
新型コロナウィルス避難所持参物として推奨されていたのは、体温計、アルコール消毒液、マスクとごみ袋である。ところが、国産品のアルコール消毒液の備蓄がないので、散歩のついでにセンター北駅とセンター南駅の中間にある「ルララ」まで消毒液を探しに行くこととした。
横浜市では「避難場所・避難所に避難する際に持参する非常持出品に、マスク、体温計等も含めてください。」との記載がある。
アルコール消毒液は横浜市は避難所に備蓄するのだろうか。また、横浜市のサイトから消えてしまった避難所への持参品は「3日分」の食料と水である。
近くの避難所として指定されている小学校の門に掲示されていた「三日分の水と食料持参」の文言も撤去された。
横浜市の避難所についての根本的な変更点は、私の理解では、
a 自宅避難が原則
但し、従前は、町内会の避難訓練は、指定された避難所に徒歩で避難所に行き、炊き出し、消火訓練を行うことであった。
この結果として、住民には避難所避難が定着している。
b すべての小学校とすべての教室が避難所
従前は体育館に避難することとされていた。
c 水害のハザードマップの浸水地域
2F以上の教室へ避難。
3.自宅の標高調査とハザードマップ
a GPS測定の限界と精度
私のすべてのカメラにはGPSがついており、GPSは海抜基準で標高を表示する。
但し、実際にその数値が正しいか検証したことがない。従って自宅などの正確な標高を調べる必要がある。
今回、複数の地点で一眼レフ、ニコンD5000にGP1(GPS)を付けて、写真撮影を行い、記録された海抜高度と国土地理院の標高を比較したところ、たまたまであるのか、数十センチから一メートル程度の誤差であった。
b ソフトのインストール
国土地理院が試験的制作したスマホ用の地図と標高検索ソフトをインストールして検証することとした。
http://maps.gsi.go.jp/#7/38.294248/141.470947/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
c 標高の調査
自宅は標高8.3m。
d ハザードマップとの照合と避難先の選定
最寄り河川、鶴見川の洪水のハザードマップ中、浸水域と標高を照合した。
鶴見川の堤防の標高は5-6mである。鶴見川の水位が標高で6mを超えると洪水が始まることとなる。
鶴見川流域の地形から判断すると、
e 鶴見川流域の地形と浸水地域
鶴見川の流域は、鶴見川河口域が隆起して、鶴見川に依り、河岸段丘が形成されたのではないか。
結果、鶴見川周辺地域は、標高2-4m程度の旧鶴見川と周辺の丘、山等で形成され、仮に大規模な洪水が起きたとしても、堤防周辺の低地を鶴見川河口まで流れ下るのではないかと予測する。
f 周辺避難所の標高
指定された小学校避難所は標高6.0m。もうひとつの小学校避難所は標高35.0である。ハザードマップと照合すると、標高6m以下の地域は浸水域として表示されている。
従って、指定された小学校の避難所は浸水域中にあり、台風の避難所としては不適である。避難所はもう一つの小学校標高35mを選択する必要がある。
g 親族自宅への避難と移動
最も近い親族の住宅は、標高35mと60mであり、洪水の心配はないが、河川を越えて移動しなければならず、事実上避難不能である。
3.リンク
大塚・歳勝土遺跡
https://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/shokai/midokoro/midokoro-17.html
災害時の避難場所・避難所における新型コロナウイルス感染リスクを踏まえた対応
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/wagaya/korona.html

交通手段
徒歩

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