2019/06/04 - 2019/06/07
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スペイン大好きさん
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2019年初夏。
急に某大手旅行会社からコンタクトを頂き
「観光ガイドにドタキャンされたので
代わりの方を探しています」とのことで
急遽通訳アテンドを依頼されました。
ツアーガイドの経験は一度もなかったのですが
10名の少人数のアットホームなツアーだったこともあり
現地人ガイドの話をそのまま通訳したりして乗り切りました。
ゲルニカは初めて訪れましたが、
ソフィア王妃美術館の名作「ゲルニカ」の舞台でもあり
とても印象に残りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス
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-
ツアーの皆様との待ち合わせは
バルセロナのヒルトン・ディアゴナルホテルの前。
低血圧で朝が弱いので、
普段の生活では朝食はとりませんが
仕事の時にはメンタルを落ち着かせるために
最低でも1時間前には現地に到着して
ゆっくり朝ごはんを食べます。 -
ツアーバスがいくつもホテル前に泊っている中、
目当ての車両を見つけ、旅行会社の担当の方や
ツアーのお客様にご挨拶。
今回は同じ関西圏の商工会議所の方たちでした。
バルセロナから1時間半ほどドライブし、
世界遺産「ポブレー修道院」に到着 -
団体用のチケットを準備する間、修道院のショップを見学
交通不便な田舎ですがかなりセンスが良いです。 -
ポブレー修道院(カタルーニャ語:Monestir Reial de Santa Maria de Poblet)は、スペイン・カタルーニャ州タラゴナ県にあるシトー会の修道院。ポブレ修道院の表記もある。1991年にユネスコの世界遺産に登録された。
(by Wikipedia)
個人旅行ではなかなか足を延ばされる方は少ないモニュメントですが
10世紀ごろの建造物と思えない程完璧に近い状態で保存されています。 -
回廊と中庭。
-
一番の見どころは王や王妃たちの墓所なのですが、
通訳に忙しくて写真を撮る余裕がなく、、、
シトー派修道院は旅人を無償で受け入れることにしており、
現在も宿泊や食事を提供しています。
ただ、宿泊する人は修道僧の戒律に従って生活しなければなりません。
今でもこの修道院には約20名ほどの修道院が中世さながら暮らしています。ポブレー修道院 寺院・教会
-
このツアー中は毎日快晴で記録的な暑さになりました。
-
ポブレー修道院のレストランで食事。
割とエレガントなレストラン。
位が高い修道僧が食事をしていました。
ワインもしっかり飲んで、、、
やはりカトリックですね。 -
メインは写真を撮っていません。
やはりツアー旅行だと食事はあんまり期待できないです。
(バスク地方を除く)
これはデザート。 -
ポブレー修道院併設のレストランからの眺め
-
ポブレーを出たバスはひたすら西へ走り、、、
丘の上に見える黒い点は
有名なスペインのシンボル
映画”ハモン・ハモン”にも登場した
「オズボーンの雄牛」です。
この乾ききった大地がスペインっぽいです。 -
スペイン第5の都市サラゴサ
個人的に出張で何度も訪れていますが
暮らしやすそうな中都市でなかなか良いところです。
唯一の難点は食事がすごく美味しいわけでは無いところ。 -
歴史的にも重要な世界遺産「ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂」を訪問。
この日、スペインは歴史的な猛暑に襲われ
木陰の少ないサラゴサの街を歩くのは一種の苦行でした、、、 -
エブロ川沿いのホテルに宿泊
-
エブロ川沿いのホテル(メリア・サラゴサ)
ツアーご用達のようで、私たち以外は
アルゼンチンからのツアー客が圧倒的に多かったです。
アルゼンチンのツアー客、スペインはとても多いです。
経済危機なはずですが、貧富の差がすごく大きいようです。 -
サラゴサでの食事
(メインの写真は撮ってなかったようです)
この食事の美味しいスペインで
サラゴサはなぜかすごく美味しいレストランが少ない。
出張で何度も行ってますが、
これまで本当に美味しかったのは1軒くらいでした。 -
デザート
フォンダンショコラ、スペインでも人気あります。 -
これはメリアホテルでの朝食。
アルゼンチン人の団体に取り囲まれながら食べました。 -
ナバラ名産のチストーラというチョリソーをおかわり。
-
さて、サラゴサから3時間ほどドライブ。
ナバラの州都、パンプローナへ!
これは有名な牛追い祭りのゴール地点、
「パンプローナ闘牛場」です。
パンプローナを訪れるのは10年以上ぶりでした。
牛追い祭りが1か月後に迫っている時で、
日本人の団体が闘牛場の前にいると
急にメディアが取材に来てインタビューを受けました。
写真も沢山撮影されましたが、一体どこに掲載されたんだろう・・・。 -
毎年7月7日から7月14日に開催されるサン・フェルミン祭(牛追い祭り)
スタート地点はこの市庁舎広場。
7月6日の午前中、パンプローナ市庁舎前広場は、白いワイシャツを着てパンタロンを履き、赤いネッカチーフを頭上に掲げて腰にはベルトを巻きつけた市民で埋め尽くされる。この白と赤の仮装の習慣は1940年代頃に始まったとされる。12:00になると、「パンプローナ市民たちよ、サン・フェルミン万歳!」という開会宣言に次いで、市庁舎のバルコニーからチュピナソ(ロケット花火)が打ち上げられる
(by Wikipedia) -
現地ガイドさんは皆さん発声がしっかりしていて
通訳するのは比較的楽でしたが、
初めて聞く話が多くけっこう難しい部分もありました。 -
ツアー旅行なので3日間で複数の都市や県を巡るというハードな内容。
一か所にゆっくりできません。
次にやってきたのはバスク地方
サンセバスティアンです。
まずはビーチのレストランで食事。 -
景観や雰囲気は素敵ですが、食事には期待でき無さそう、、、
-
と思ったら、さすがはバスク地方!
団体メニューでもクオリティが高い。
シンプルな内容ですが美味しいです。 -
鯛の塩焼き。
すごく美味しかったです。
やはりバスク地方は潜在的に食のレベルが高いです。 -
次はサンセバスティアンを見下ろすイゲルド山に登ります。
北部なのでお天気が良くない日が多く、この日も曇り空でした。
欧州の王族が避暑に訪れた町、サンセバスティアン。
スペインらしからぬハイソな雰囲気の場所です。
ちなみに私は15年ぶりの2回目の訪問でした。 -
さて、次に来たのは同じくバスク州の都市ゲルニカです。
画像はゲルニカの町にあるピカソの作品「ゲルニカ」のレプリカです。
ビスカヤ県のゲルニカは中世からバスク州の政治において重要な都市でした。
スペイン内戦中の1937年4月26日、フランコ将軍の反乱軍による北方作戦の一環としてゲルニカ爆撃が行われ、
ドイツとイタリア空軍も加わりゲルニカの町を爆撃。
世界中がこの都市無差別爆撃を非難し、パブロ・ピカソが大作「ゲルニカ」にこの悲劇を表しました。
(「ゲルニカ」は現在マドリードのソフィア王妃美術館で展示されています) -
ゲルニカの町にあるバスク議事堂を見学します
-
ビスカヤ県自治の象徴であり、
後にバスク地方全体の自治の象徴となる実在の木
”ゲルニカの木”のステンドグラス。 -
面白かったのが、バスク地方で良く見たこれ。
「傘ぽん」
日本のをそのまま使っている(笑) -
ゲルニカの町はちいさいながらとても奇麗でした
-
街の広場
-
バスク地方は雨が多く、自然豊か。
-
さて、今度はバスク州の州都ビルバオの街へやってきました。
私は3回目のビルバオ訪問です。
来るたびに奇麗にあか抜けているのを感じます。
ビルバオのホテルは
Mercure Bilbao Jardines de Albia
快適でした。 -
割と広かったです。
やはり北部はホテルもクオリティ高いです。 -
出張の時の楽しみはお風呂です。
カタルーニャ州は水が貴重なので普段はシャワーです、、、 -
ホテルのすぐそばの広場(Jardines de Albia Lorategiak)
周囲をバルに囲まれていました。 -
政治家のポスター
バスク語なので何て書いてるかわからず、、、 -
緑の多さにほっとします。
-
さて、この日の晩御飯はツアーの皆さんとは別行動。
美味しそうなピンチョスのバルが山ほどありましたが
一人だし、デスクワークもあるのでホテルのレストランで食べました。
バルセロナだったらこういうツアー客が利用する
ホテル併設のレストランが美味しいはずはないのですが
さすがバスククオリティ、すごく美味しかったです!! -
デザートも頼んでしまいました。
-
翌日は現地人ガイドの案内でサンティアゴ・カラトラバ作のつり橋を見学
-
お客様がこういったことに関係ある方たちで
興味深く見学されたようです。
ところでゲルニカからずっと同じ現地ガイドの方がついてくれたのですが
ゲルニカの空爆の話の時、
「ドイツは空爆をしたことを謝罪したけれど、
イタリアからは何の謝罪もなかった」と語っており、、、
現地の人はまだわだかまりを抱えていそうな感じでした。 -
ビルバオの都心
以前は鉄鋼業で栄えた町が廃れ、
スペインでも最も醜い街、と言われていたのですが
近年”芸術”をテーマに都市再生を図り、
とても奇麗な街に生まれ変わりました。
画像のタワーはクアラルンプールのペトロナスタワーと
同じアルゼンチン人建築家シーザー・ペリが手掛けたそうです。 -
グッゲンハイム美術館の有名な子犬のオブジェ「パピー」!
ミュージアムの中は時間が無くてほぼ通り過ぎるだけになりました^^;
作品そのものよりも建物自体が芸術と言う感じで、
現地人ガイドも熱心に建物の説明をしてくれました。
私はプラド美術館やソフィア王妃美術館の方が好きかも、、、
ちなみに翻訳の仕事ではこれまでに
プラド美術館やソフィア王妃美術館、ピカソ美術館、ベンタス闘牛場、セゴビアのアルカサルなどのオーディオガイドを手掛けています。 -
ここで商工会議所の皆様と別れ、一人で空路バルセロナへ戻ります。
約3日間ご一緒できて心に残る経験になりました。 -
緑豊かなスペイン北部、さようなら~
また会う日まで!!
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