2013/03/14 - 2013/03/14
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Yoheiさん
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「またどこか海外旅行したいなぁ~。」独り言の様に呟いた私の提案に、同級生が乗ってきた。彼は仕事が早くて、仕事の要領も良く、そ れでいて面倒見の良い3拍子揃った珍しい奴だった。高専生は中学を卒業してから5年(専攻科生は7年も)同じ学校に通っている為、外に目を向ける意識が非常に低い。他の学生とも触れ合う機会が少なく、完全に「井の中の蛙大海を知らず状態」にあると言える。しかも理科と算数の得意な人間が自然と集まる為、相対的に語学への関心が薄く、高専5年生ですら高校1年生レベルの英語の授業を受けている。英語の授業は英語のテストの為だけに受講しているので、テストが終わってしまったら構文も単語も全て忘れてしまう。そんな高専に居ながら、彼が私のこの話に乗ってきた事は正に「渡りに船」だった。
お互いのシンポジウム、学会、バイトの都合をすり合わせ、旅行期間は3月、最後のテストが終わり卒業式までの2週間になった。行き先については格安中華系航空会社の多く就航するアジア、そして私の「陸で国境を超えてみた い」と言う希望を優先して貰い、ベトナム~カンボジア~タイ~マレーシア~シンガポールを陸で移動する事で話が纏まった。
その後詳細調査を進めていった。カンボジアビザの取得方法、それぞれの国の入国手段等、お互い限られた時間であったが、要領よく旅の大枠を決めていった。卒業に必要なあらゆる成果品、論文、書類を提出し終え、翌2013年3 月5日に我々はホーチミンへ出発した。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6時に起床しホテルを出発する準備を整える。マレーシアの首都クアラルンプールはほぼ赤道上に位置しているので、まだまだ辺りは薄暗い。日の出は7時20分、日の入りも19時20分である。今日はクアラルンプールから南東にマレー半島を下り、マラッカまで高速バスで向かう。7時ちょうどにチャイナタウンのホテルを出発した。
LRTに乗りバスターミナルのあるバンダル・タアシク・ステタン駅へ。このバスターミナルは国内外の南部方面行きのバスが発着する、物流倉庫の様な大きな施設だった。バンダー タシク セラタン 南部バスターミナル (TBS-BTS) バス系
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LRT駅のコンコースから伸びるペデストリアンデッキを歩き、バスセンターへ。施設内は空港ターミナルの様にバス会社ごとにカウンターが設置されており、大型の電光掲示板には発着情報が映し出されていた。ターミナル内はフードコートも充実している。本当に空港の様だった。
バンダー タシク セラタン 南部バスターミナル (TBS-BTS) バス系
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多くの会社がマラッカ行きのバスを運行しており、30分に1本ほど頻繁に便があった。値段は9~9.8RM(約300円)と安い。事前に予約する必要も無かった。チケットを購入する際にはパスポートの提示が必要で、チケットには氏名まで印字されていた。
バンダー タシク セラタン 南部バスターミナル (TBS-BTS) バス系
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マラッカ行きのバスが出発するゲートへ行き、ベンチに座りながらバスを待った。8時30分発のバスは定刻通りに出発した。設備が充実した最新のバスだが、客の数はまばらで、300円足らずの運賃で採算がとれているのか心配になるほどだった。シートピッチもかなり広く快適だった。
バンダー タシク セラタン 南部バスターミナル (TBS-BTS) バス系
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バスは高速道路をかっ飛ばし、マラッカに向けて走る。ドライバーの選んだご機嫌なミュージックが大音量で流され、中には知っている曲もありテンションがあがったが、知らない曲の大音量は迷惑千万この上ない。
1時間40分後の10時10分に、バスはマラッカセントラルターミナルに到着した。このターミナルは市街地から少し離れた場所にあり、地元の路線バスに乗り継いで、観光名所のマコタパレードのある中心部へ向かう。マラッカ セントラル バスターミナル バス系
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路線バスは前料金制で、乗る際に運転手に「マコタパレード!」と告げると「1.3RM(約40円)だよ」と教えてくれた。超満員のローカルバスに揺られ中心部へ向かう。
「マラッカ海峡」というニュースワードで有名なマラッカは、素朴な港町という印象があったのだが、KL同様発展しており高層マンションや高層ホテル、シネコンの入る巨大SCが沢山あった。ダタラン パラワン マラッカ メガモール ショッピングセンター
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マラッカのホテルは、地球の歩き方に載っていた「HOTEL JOHAN TRAVELERS RODGE」という小さなホテルにした。ツインで40RM(1200円)だったが、チェックイン時にデポジットとして50RM支払う必要があった。日本人が多く利用するためか、共用スペースには日本語の本などが置かれていた。また、無料で利用可能な雰囲気の良い屋上バルコニーやテラスまであり、一泊でここを去ってしまうのは勿体無い気がした。
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部屋にザックを置きさっそく観光に出かける。マラッカの見所であるスタダイス、キリスト教会、セントポール教会はほぼ一カ所に集約しており、全部見ても1時間も掛からなさそうだった。写真はマラッカ名物トライショー。
マラッカ トライショー その他の交通機関
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まずは16世紀のポルトガル領時代に丘の上に建てられたというセントポール教会へ。ポルトガル統治時代、ここを拠点に宣教師がキリスト教を布教したという。
セントポール教会跡 寺院・教会
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現在はあばら屋のような見た目で残っているが、中にはポルトガル人の墓石が置かれている。小高い丘の上に建っているため、教会からはマラッカの町、そしてマラッカ海峡を見渡すことができる。
セントポール教会跡 寺院・教会
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セントポール教会に立つこの像のモデルが誰か、後ほど明らかになる。
セントポール教会跡 寺院・教会
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続いて教会の下にあるムラカキリスト教会、そしてスタダイスへ。キリスト教会は18世紀のオランダ統治時代に建てられたもの。スタダイスとは小さな塔で、17世紀にオランダ総督が居住するために建てられた施設だという。見た目に鮮やかな濃い赤の壁が、周辺の緑とのコントラストで、よりいっそう強調されて美しい。
スタダイス 建造物
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主要なスポットを立て続けに見てしまった我々は、マラッカ川沿いを歩くことにした。川沿いは遊歩道になっており、この辺りだけ涼しげな雰囲気が漂う。川の流れが分からないほど流速がゆっくりで、水は少し淀み気味だった。
マラッカ川 滝・河川・湖
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野生のトカゲが川辺で涼んでいたのに少し驚いた。
マラッカ川 滝・河川・湖
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川にはクルーズのボートが行き来しており、我々も乗ることにした。9KMのクルーズで値段は15RM(約450円)という。しかしボート乗り場がよく分からない。うろうろと川沿いを探してみるが見あたらない。すると、偶然にも日本にも宣教師としてやってきた「フランシスコザビエルの教会」を発見した。こんなところでザビエルに出会うとは。
調べてみると先ほどマラッカの丘に立っていたの像もフランシスコ・ザビエルだったらしい。日本ではキリスト教を布教したことで有名なザビエルは、ここマラッカから日本に向けて旅立ったと言う。セント フランシス ザビエル教会 寺院・教会
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どうやら我々は上流に向かって歩きすぎたらしい。地図をよく確認すると実際ボート乗り場はずっと下流にあった。
マラッカ川 滝・河川・湖
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ボート乗り場の近くには、海賊船のような大きな帆船のレプリカが展示されていた。調べてみるとマラッカ海洋博物館という事だった。チケット売場で16時00分に出発する船のチケットを購入し、出航を待った。
海の博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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定員よりもかなり少ない人数を乗せた船は、心地よい揺れと風を私に与えながら進む。瞼を閉じれば眠ってしまうほど心地よかった。
マラッカ川 滝・河川・湖
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上流側の船着き場には、かつて使われていたと見られるモノレールが軌道上に放置されており、これは何なのか気になった。調べてみると開業まもなく事故があり、2013年3月現在は運行を停止しているとの事だった。
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ホテルに戻り、屋上のバルコニーで夕涼みながら明日以降の行程を友人と相談しあった。18時頃になると途端に雲行きが怪しくなりはじめ、次の瞬激しいスコールが降り出した。雨は1時間でピタリと止んだが、毎日こんな激しいスコールが夕刻に降ると大変だと思う。
KLから南東に150kmほどに位置するマラッカは、海風が吹くためか、KLに比べれば空気もカラっとしているのだが、スコールの後では街中ジメジメしていた。
晩ご飯を食べてビールで乾杯。とても居心地の良いホテルだが、明日はジョホール海峡を渡りシンガポールへ入国する。ベトナムからマレー半島を反時計回りに旅行してきたが、とうとうマレー半島の最端部まできてしまった。
1週間後には卒業式を控え、その後には入社式が待っている。ありとあらゆることを忘れてこのまま旅行し続けたい。
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