2013/03/09 - 2013/03/09
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Yoheiさん
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「またどこか海外旅行したいなぁ~。」独り言の様に呟いた私の提案に、同級生が乗ってきた。彼は仕事が早くて、仕事の要領も良く、そ れでいて面倒見の良い3拍子揃った珍しい奴だった。高専生は中学を卒業してから5年(専攻科生は7年も)同じ学校に通っている為、外に目を向ける意識が非常に低い。他の学生とも触れ合う機会が少なく、完全に「井の中の蛙大海を知らず状態」にあると言える。しかも理科と算数の得意な人間が自然と集まる為、相対的に語学への関心が薄く、高専5年生ですら高校1年生レベルの英語の授業を受けている。英語の授業は英語のテストの為だけに受講しているので、テストが終わってしまったら構文も単語も全て忘れてしまう。そんな高専に居ながら、彼が私のこの話に乗ってきた事は正に「渡りに船」だった。
お互いのシンポジウム、学会、バイトの都合をすり合わせ、旅行期間は3月、最後のテストが終わり卒業式までの2週間になった。行き先については格安中華系航空会社の多く就航するアジア、そして私の「陸で国境を超えてみた い」と言う希望を優先して貰い、ベトナム~カンボジア~タイ~マレーシア~シンガポールを陸で移動する事で話が纏まった。
その後詳細調査を進めていった。カンボジアビザの取得方法、それぞれの国の入国手段等、お互い限られた時間であったが、要領よく旅の大枠を決めていった。卒業に必要なあらゆる成果品、論文、書類を提出し終え、翌2013年3 月5日に我々はホーチミンへ出発した。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6時に起床する、今朝は8時にシェムリアップのバスターミナルを出発する乗合バスで、バンコクへ向かうことになっている。7時にホテルをチェックアウトし、ロビーの椅子でバスを待っていると、ホテルのスタッフらしきおっちゃんが、「バスターミナルまでトゥクトゥクで送ってやるよ!」と言った。何と彼は無料でバスターミナルまで送ってくれると言う。朝から気持ちいい。
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乗り合いバスの出発場所は、地球の歩き方に書かれたそことは全く違う場所だった。色々な会社がバンコクへのバスを運行しているということだろうか。バス停のおっさんにバスの予約券を見せると、「バスに乗れ!」と指をさす。指示された方向を見ると、10人乗りのマイクロバスが停車している。これで行くのだろうか。我々が乗り込むと、バスはまもなくして動き出した。何と、我々と同じくバンコクへ行くという日本人が数名おり、農村を進んでゆくバスの中は日本語が飛び交う。
カンボジアの町中は、ALWAYS三丁目の夕日を見ているようだった。町自体は綺麗ではないが、どこか華やいでいて、人々が協力的で団結していて温かい。プノンペンやシェムリアップ野町を歩いていると、そんな雰囲気を垣間見ることが出来る。街の簡素な屋台からは煙がモクモク上がり、子供が元気に走り回り、店のおっさんと主婦が大声で笑い合っていたり、とにかく街中が賑わいに満ちている。幸せな空気が流れている。厳密には日本の70’とは違う部分もあるのだろうが、その時代を何となく垣間見ることが出来たようで、何だか嬉しかった。 -
8時20分にシェムリアップを出発したバスは、11時15分にタイとの国境の町、ポイペトに到着した。ベトナムからカンボジアに入った時と同様、乗客はバスを降ろされ、歩いて税関&イミグレを通るように言われた。既に多くの人が国境を超えるために並んでおり、カンボジア入国の際に貰った出国カードを慌てて記入する。
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バスの乗客たちは降りる前に、バスの乗客であるということが一目瞭然であるように、胸に青いシールを貼られた。国境でバスを乗り換えるらしく、国境を超えるとタイ側のドライバーが、胸のシールを頼りに乗客をバスへ連れて行く。
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無事に国境を越えるも、タイ側のバスの出発にはまだ1時間ほどあるという。ドライバーから「どこへ行きたいんだ?」と行き先を聞かれたので、「カオサン」と答えた。13時丁度、バンコクへ向かうミニバスが出発した。これもまた15人ほどのマイクロバスで、定員に達しなければ出発しない仕組みになっているらしかった。待ち時間にタイバーツの両替をしたが、1万円が3,036バーツになった。前回訪れた4ヶ月前と比べて、大きくバーツが高くなっている。
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国境からバンコク市内へ向かうバスは、カンボジアののんびりした運転と打って変わって、乱暴だった。舗装は今までの国よりも格段に良いのだが、150~160km/hものスピードで道路をかっ飛ばし、追い越しもお構いなし。うかうか眠って事故でも起こされると、そのまま永眠になりかねない。
15時30分、給油のために全員が一旦降ろされた。GSにセブン-イレブンが入っていたので、冷や汗で失った水分を補うために飲み物を購入した。
バスは途中で何人かの乗客を降ろす。段々と周りの景色に建物が多くなってくる。バスの車内はカオサンに向かう、我々2人と、朝出会った3人の日本人達のみになった。都市部に入っても相変わらず乱暴なドライバーは、中心部の渋滞を回避するように大きく迂回しながら走っているようだった。17時30分、かなり大幅に遅れて到着した。 -
カオサン通りの入り口に降ろされた。バンコクにもかかわらず、明らかに欧米人が多い。というか人自体滅茶苦茶多い。たった一本のストリートにも関わらず、ホテルにタトゥー屋に、屋台、ファストフード店、偽造免許証屋さん…、ありとあらゆる店が軒を連ねる。歩いているのはほとんど外国人だった。あまりの街の活気あふれる雰囲気に圧倒された。
カオサン通り 散歩・街歩き
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歩き方に掲載されていたホテルを探すも、1泊900バーツと、掲載されている値段に比べかなり高かったので、諦めて次を探すことに。いくつか探し歩いたのだが、手頃なホテルが見つからず、カオサンから少し離れたランブトリ通りにある、ベラベラハウスという面白い名前のホテルに宿泊することに決めた。ツインで1泊350バーツという安さ。部屋は5階で、階段を登っていくのに疲れた。部屋に入ると、中はベッドだけのとってもシンプルなもの。トイレも風呂もベランダも共用。だが安いからOK!
Bella Bella House ホテル
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部屋に荷物を置くと、すでに時間は18時をまわっており、食事に出かけることにした。安宿が多く集まるカオサン通りだけあって、世界中の人を満足させる多国籍なレストランがところ狭しと並んでいる。値段も100バーツからとリーズナブルなお店が多い。
友達から日本を出る前に、ぜひ食べてみてと言われていた蟹の卵とじカレーこと「プーパッポンカレー」を食べようと、扱っている店を探し歩いた。友人は初めてのタイということでトムヤンクンを食べたいと言い、偶然両方を扱う店を発見した。
プーパッポンカレーは、蟹を丸ごと(殻ごと)卵とじにして、スパイスで味付けしたもの。口コミ通りタイ料理の中では5本の指に入るほど旨い。友人は案の定、トムヤンクンを完食できなかったようだ。日本人の舌には「すっぱ辛い」トムヤンクンは合わない。カオサン通り 散歩・街歩き
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コンビニで晩酌用のビールとつまみを買いホテルへ戻った。今日のビールは、この前タイを訪れた時に飲んでファンになったChangビール。緑のボディーに、かわいい象のマークが付いている、タイではどこでも飲める最もポピュラーなビールだ。
今日は移動ばかりで疲れた。明日はアユタヤ観光に出かける予定である。天気があまり良くない様なので心配だが、それなら市内観光に切り替えることにしよう。写真は美味しかったプーパッポンカリー。カオサン通り 散歩・街歩き
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