2020/02/22 - 2020/02/23
7位(同エリア116件中)
and Relaxさん
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- 旅行記113冊
- クチコミ27件
- Q&A回答9件
- 278,417アクセス
- フォロワー71人
イタリアの炭酸水「サン・ペレグリーノ」
スパークリングミネラルウォーターだけではなく、飲料缶にひとつずつアルミを包んで飲み口を保護してある、レモン味を筆頭に数種類揃うジュースドリンクも人気
200km西のBergamoベルガモの北にある村の名前。聖ペッレグリーノ(1131年頃~)の出身地、かつ有名なミネラルウォータが湧き出る場所です。
この街は、20世紀はじめには、温泉保養地としてセレブに人気があり、豪華なホテルやカジノも設備されてるとっておきの場所でした。
QC テルメ
ブレンバーナ渓谷の風景に囲まれた豪華なジャクージの温泉
「サンペレグリノ」炭酸水のボトルのラベルデザインは、このQCテルメが現在ロビーやビュッフェで活用しているカジノがモチーフになっています。
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サン・ペッレグリーノ・テルメ San Pellegrino Terme の山間の町には、ここベルガモの駅からバスに乗って39分、それでもう着くのです
2~3ユーロで、毎日出ている1時間に1本のバス
待ち時間はこんな風だったのに、出発の時間になると何所からともなく現れた大量の若者たちと競うように乗り込む事となるケオティックな展開 -
満員のバスに乗り込みベルガモの郊外を出たら、もうすぐに山と川が見えてきました
歴史の深いエリアです
古代から人が定住している谷間の町は想像以上に周囲の景色が豊か
隣の席に座った若者は、彼にしてみればラスタマンらしくロックスの白人、ヘッドフォンでレゲエを聴きながら大きな声でずっと歌を歌い続けるへんじんっぷり いや酔ってるだけでした アルコール度数が高い
土曜日のお昼だからきっとベルガモでレゲエのパーティあって前日からずっと浸かっているのだと理解してスルー -
大自然のエリアに入ったと思ったら時々出来ている山間の街があり、興味深々
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まさかの壮大な山々の風景に「このルートは紹介しなきゃ」と使命感が沸く 笑
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働き盛りのアフリカの人々がベルガモと言わず、このエリアにたくさん居ました
なぜこんな所に と考えてみましたが、きっと工場など人手の必要な場所に就職活動をしているようです
勘ですが、リビアから危険なボートで南イタリアに辿り着いた難民たちがこうして各所に散らばっているようなのです -
谷間にはコンクリートとアスファルトのインフラ整ったでっかい工場
こうしてここが山奥深いイメージの場所だと言うのに、普通に人間が都会のように歩いているのは不思議でした -
そして都会にもめったにないような高架線が張り巡らされているのです
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山のふもとの家々を通り越す
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もしかしたら、同乗の彼ら若者にとって、これは通勤通学の毎日の道かもしれない
とても非日常的なシーンだというのに -
いくつかの街を抜けてサンペッレグリーノ・テルメのサインが出ているバス停に着き、ドライバーは降ろす気がなさそうに感じたのに降りました
そしたらすぐに気が付いたのは、観光客が降りるバス停はまだだったという事です -
間違えて1つ前のバス停で降りてしまいました
ついでに飲料水サンペレグリーノのボトリング工場が見たかったけれど、ここでなさそう
結局どこにあるかわかりませんでした
かっこいいウェルカムセンターを建設したのは事前に知っていたのですが・・ -
街には川が流れ、両脇にはかつての豪華な温泉街を支える建物類があるということです
このあたりは地元の人の中心街かもしれません -
ところどころ浅目の幅の広い川がブレンボ川
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深めの所では夫婦カモが平和そうに泳いでいる
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1箇所では水量をコントロールしているようでした
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都会を離れ、こんな山の眺めを目にすると嬉しくなります
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このまま歩くと街の目ぼしいポイントに当る道を、川に沿って進む
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横には水をふんだんに湛えたブレンボ川
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周囲の山
実際に目にすると、かなりの高い山々だなと思います
サン・ペレグリーノ・テルメを囲む山の上のほうまで人の住んでいる様子が興味深い -
街には自分の見たところ3つの橋が架かっていて、これが自動車の通れる橋
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ふと横を見たら、山間の街にふさわしい急激な階段
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せき止めて深くなっている川
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一方こちらの橋は徒歩での利用に
Ponte di San Nicola (ponte vecchio) 古い橋です -
ポンテ・ヴェッキオ全景
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逆側は墨絵の様に美しかった
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ポンテ・ヴェッキオ
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ヴェッキオ橋のはじまり
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ポンテ・ヴェッキオ 1460-1470
中世の頃からある橋 -
街のスポットの教会が現れました
Tempio dei Caduti -
外から拝見
バックに高い山があります 見渡しが利く街
ケーブルカー、フニコラーレも利用出来ると情報にありました
情報は不確かで、現在もあるかは確認お願いします -
予約のホテル Hotel Avogadro に着きました
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Hotel Avogadroのシングルルームにお世話になります
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ホテル Hotel Avogadro はモデスト2スターホテル
とても優しそうな女性がロビーでチェックインをみてくれて、そのあとお部屋に通じるエレベーターまで案内してくれました
口コミどおり、スタッフがいけてます! -
通されたシングルの部屋には鉄製の雨戸があり、ブラックアウト・カーテンのように使用するようでしたが、日の光と景色を取り入れたいので全開にしました
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目抜き通りと山が見れるお部屋
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川が隠れて見れなくて残念かな
川は向かい(左)の建物郡の後ろにあります -
高い山に囲まれているロケーション
このあたりは山歩きに行くなど、自然の中もまた観光のハイライトとなっているようです -
ホテルのエレベータ乗り場前のちょっとした休める場所
温泉の街で、あとから温泉に入りに行くので、こんな宿の一角が情緒を感じて楽しみを増してくれます -
イタリア旅行のお土産を買っておこうと思い、温泉に昼から浸かる予定を少し遅らせてスーパーマーケットに行くことにしました
-
この日はまぶしい良いお天気でした
しかし2時だというのにもう日が落ち始めてちょっと焦り気味
冬なので日が暮れるのが早い しかも谷間なので高い山に太陽が隠れそうなのが見えるのです
でもまあゆっくり落ち着いて -
スーパーマーケットは来た道を戻った所にしかないということ
同じルートを繰り返します -
戻ってきた先ほども通った、観光地ではないエリアのサンペッレグリーノ街なか
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建物と建物の中間の川べりに出れる小さな階段を見つけて、ちょっとのぞいて行きました
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安売りスーパーに来ては見たものの、何が欲しいのか決まらない
自分用にワインは買っておきますが、他はお菓子類を空腹が訪れた時用に念のため買っておく感じ
とあと4日も移動を続けて旅するけれど、どこかでおみやげを買っておかないと という保険で、当てずっぽうで手に取ったこのチョコレートのクッキーがめっちゃ美味しかったです
ココアの粉をふいたビスケットの中にまたチョコの塊が入っている、生チョコ風イタリアンクッキー
真ん中のこれです 1.39、安い! -
それからポルチーニ茸
ベルガモ名物ですが、ベルガモでグラム売りがとても高かったのでここでパック売りの安いものをためし買いします -
往復した川沿い
イタリアはこの時期フェスティバル開催をしているらしく、何所へ行っても前の日の夜あたり祝った際に投げた紙テープや紙吹雪がこうして街の至る所に残されていて面白かったです
この時期は毎年イタリアへの旅、狙い目かなと思いながら -
これから街の中心地にあるQCテルメという温泉に行きます
割と立派な建物がちょくちょく建っている道筋 -
プロムナードの並木道
道を隔てた先が川です -
観光客のための、テルメ施設やケーブルカーの乗り場など記された案内の看板がありました
が、これらは前にあった施設なのか、現在でも使用可能なものなのか、ちょっと確認できませんでしたけど、恐らく昔の施設なんだと思います -
店舗やカフェが入るポルティコ廊下
portal colleoni -
街の周りの高い山には普通に家が建っていて、不思議な高低さ
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急な崖みたいな草地に見えるけど、牧場みたいにしているのかな
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ベンチがたくさんあってくつろげる
川をはさんだ木々の合間からはグランドホテルの姿 -
この街が最も栄えていた頃の、1番の建造物
グランドホテルはベルエポック時代の優雅な観光地 -
廊下のついたアーケードとカフェ
は
コレオーニという建物に1930年作られています -
黄色の建物は アルベルゴ・ビジオ
Hotel Bigio ホテル
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アルベルゴ・ビジオの横から歴史あるカジノが覗く
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カジノは今もカジノと呼ばれていますが、現在は洒落た温泉リゾートQCテルメの一部となっていて、階下は広い受付ロビー、上の階はビュッフェ・バーとしてリニューアルされています
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ホテル・ツェントラーレAlbergo Centraleと
ビジオケーキショップ バー&ホテル
ここがほぼ唯一街の社交場みたいに扱われているよう -
アルベルゴ=ホテル=オーべルージュ
オーべルージュ=宿泊施設を備えたレストランのこと
アルベルゴ・ビジオのリストランテPasticceria Ristoranteで名物のペイストリーなど買って帰りたかったですがHotel Bigio ホテル
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アルベルゴ・ツェントラーレと
ビジオケーキショップ バー&ホテル
ちょっとした都会の街角みたいな風景がところどころある街サンペッレグリーノ
-
山のてっぺん、中腹に建つ家々
この家々の存在が電球の灯った夜になると更に増すんです
きらめく電気に囲まれて、街もまた景観が増す -
ここに住むってどんな気分だろう
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グランドホテル 1906
カジノと同じ年の完成 -
長い間使われていなかったので、廃墟のようにぼろぼろだという往年の優雅なホテル
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ブレンボ川の流れが目の前で、当時の優雅さが窺い知れます
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しばらく放置されていたのが、近年リニューアルするという工事に取りかかり足場が目立つ
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よく見るとネットでみんな言っている通りぼろぼろ
これ完成するのかな -
まだ当分このままのような印象
工事に取り掛かって、もう何年も経っています -
今まで3つの橋が架かっているのを見ました
3つ目に見た橋
残念ながらどれも渡らず、向こう側には足を踏み入れませんでした -
グランドホテル前のこちら岸
パーパ・ジョヴァンニ XXIII通り -
ホテルが密集
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この角地にあるのが1901年にはSAN PELLEGRINO BATHとしてオープンした、おそらく飲料水の会社の施設のようです
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程ほどに手入れされて残されている感じの過去のテルメ施設
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こういうお風呂がいくつかあったんですね
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サン・ペッレグリーノ・テルメを名高い土地にしたものの一つ
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今ではQCテルメというサーマル・バス会社が手がけた1つだけがアクティブに活用されている
というわけで、そちらに向かう道が往年のテルメの横にあり、そこから歩いてすぐのQCテルメ温泉に入ってきます -
San Pellegrino Terme サン・ペッレグリーノ・テルメは炭酸ミネラルウォーターの産地で、ブレンバーナ谷にある温泉
源泉は3つだそうです -
向こう岸のグランドホテルのクレーンと建物の一部が振り返ると見えました
山腹の急な崖地に建つ家も真近に見える -
行ってきます
カジノの建物から横に長く増築したのが、いくつものお風呂やサウナ、お休み部屋があるQCテルメです -
入り口の門
QCテルメ クーシーと発音してたかな -
クーチーなのか、QCテルメ
門を入って振り返って外を見る
山あり川ありで、少し日本の温泉地を思わせるロケーション -
同会社はミラノなど大都会にも、アルプスの山の雪深いスキーリゾート地にも系列のサーマル・バス施設を持っていて、それぞれモダンにてファッショナブルなインテリアがそそります
ここも素敵でした -
スパークリング・ウォーターでおなじみのサンペッレグリーノという同名の場所に来て、飲料水の温泉に入るのはこの旅行決めてからNo.1 お楽しみ事項
-
と油断していたら通りすがりのグループからころなこっろーなと呼ばれてしまいました
出ましたね、微妙に心配していた事が ウィルス差別用語というかそのものです
イタリア人にとって、この時点ではコロナウィルスは中国と付近の国々のものでしかなかったはず その遠い欧州の国で通りがかりにコロナとよばれてしまうアクシデントが
実はこの日、イタリアのアウトブレイクが発したそうです
翌日のヴェローナ行きの道のりで知らされました なんと普段マスクなんてしている人がいない国で、電車で見かけた数人は口もとをしっかり覆ったマスク姿
本当に悲しい出来事です 私はこの先ヴェネチアにも行くのです -
ちょっと萎えましたが確実に陰性なので感染させる心配はなく、胸を張って温泉に入ります
でもリスクは逆側からだった
自分は英国住まいながら、この時点では東洋人の見栄えに負い目があり、まさかイタリア人からウィルス感染とは考えにも及ばない出来事
実際には私が自分を感染の危険にさらしていたんですね
ちなみに帰りの飛行機でもランディング後の英国の空港でも、いつもと全く変わらない様子でした
ただし国として政府は何もしなかったけれど、耳にした話では、北イタリアからスキー帰りで学校に戻っても2週間の自宅待機を強制され家に帰されたり、私のように来ないようにと言われて仕事をやはり2週間休みと決められたりと、国民たちは自主的に隔離を始めていました
北イタリアはちょっと特殊に扱うべきという風潮は間違いなかったですが、それに構うそぶりも無かったイギリスのその後の姿は、ニュースで大きく知られるところ -
テルメ施設にいる人たちが見えました
白いバスロープを纏ってくつろぐゲストたち -
この建物を見るだけでも価値を感じるQCテルメ
更に中に入ると、6時から8時までワインやプロセッコ、チーズやコールドミート、フルーツなどのビュッフェが付いて来るので、入湯料は50ユーロ前後しますが高すぎると嘆くほどではないのでした -
実際、数あるジャクージやサウナから、涼むため外のテラスのデッキチェアを4時から11時まで行ったり来たりしてこの景色を眺めながら焚き火(お洒落)の前でぼーっとした時間は、高価な入場料を払う価値あります
ビュッフェに山済みのパルミジャーノ・レッジャーノのでっかい塊やプロセッコ飲み放題は、元を取りたければそれだけでいけてしまいそうでした -
日本の温泉に不満はないけれど(いえ、やっぱ熱すぎる湯加減はだめですね)、イタリア風呂文化は歴史的にもそうとうなもの
入り口もこんな美しくして -
外見も内装も素晴らしい旧カジノ
-
もともとはきっとお車で乗り付けていたでしょうカジノ正面のテラスからは、グランドホテルとその後方の山々が見える
-
カジノ全景
QCテルメ一部ですけど -
目の前のテラスとグランドホテル後方の山々
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では入ります
-
フロントは5つ星のホテルそのもの
笑顔の若く美しい係りの女性も
演出が効果的 -
アールヌーボーのインテリア
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ここ、カジノでバスロープ、ビーチサンダルと鍵をもらって隣の建物にあるチェンジング・ルームで着替え、更に隣に延びるお風呂の施設(3F あったかな)にてゆっくりする というしくみなのを説明されました
-
その中には
ワインビュッフェに参加できる6-8時には、このカジノの2Fに戻ってくるように
とも
それがこの階段の上にある、元は由緒正しい旧カジノ場でした
まぎわらしいですがカジノのギャンブル施設はもうありません -
ついでにバスロープを手渡される場所にはこういったモイスチャライザー等のフリーサンプルがたくさん置かれています
楽しくて使い倒したいですが、他に色々楽しいものがまだあるので、上品にちょっとみるだけ -
のぞく豪華なカジノ内部
-
まずみんなこのカジノで記念撮影して
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ここはQCテルメの紹介で見たとき我が目を疑った写真の場所です
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天井や壁も、とにかく素晴らしい
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この上階で1時間ほどビュッフェサービスを楽しみました
隅々まで豪華で飽きずに眺めていられた旧カジノ -
ベルエポック調
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贅を尽くした感じを表現しようとしているのかな
-
この日は土曜日
このあとテルメに行ったら、恐ろしい数の人々が全員おそろいの白いバスロープを着てぺたぺたと同じ音のするビーチサンダルでここかしこを歩き回っていて、ちょっとやばかったです
混みすぎでした -
シャンデリアもきれい
というかおしゃれ -
ここで出された飲み物はコーヒー、フルーツジュースだけでなく白とロゼのワイン、そして同じく白とロゼのプロセッコ
きりなく飲んでしまいましたが、お風呂とアルコールって相性悪いんではなかったですかと思いました
食べすぎも又
ハムのダイス切りのとか、数種類のチーズ、あんな大きい塊のパルミジャーノ・レッジャーノが文字通り山積みって、かつて見た事ありません
ここで美味しいプラムを食べて以来、それからずっとプラムを見るたびに買って来て食べてしまいます -
カジノ1階部はとにかく天井が高い
-
こちらから歩いて温泉施設に入ります
-
QCテルメ
お風呂の写真は、さすがに私も遠慮して1枚も撮ろうと思いませんでしたが、数あるネーミング付きのお風呂の部屋は、例えば竹をあしらった1ヶ所を設けて 「ジャポネーゼ何とか」 みたいな名を付けて、結局みんなジャクージなのですが、混んでいるとブクブク泡が出る場所に座れない近ずきも出来ない など、ふつうのお風呂化してしまうので、どこか1箇所風呂場にデコレーションがあってそれを見るものも大事
しかしながら日本のお風呂と違うのは、ばーさん度ゼロ、若いカップル度98%残り2%は女友達同士(そして若い)って感じでとっても違和感ありました
ロマンチック文化のようで、カップルがジャクージのバブルの中でベタベタいちゃいちゃするために来ているかのようでした
湯冷ましできるチルアウト・ルームでドアを開けた瞬間、ホールじゅうに備えられたソファで、お互いを抱きかかえあった若い男女の群れがドヴァアーっと目に入ってきた時は、自分漫画のように無言でドア閉めました
もしかして土曜日効果でしょうか 値段も上がるので、週日の人の少ない時に来なければいけません -
ウェブから
ワインビュッフェの続き部屋の光景 -
webより
デックチェアのある屋外ジャクージ -
webより
インドアのジャクージの1つ
椅子の腕のところから背もたれから足元からとジャクージの泡が豊富に出て、体が浮かんでしまうほどでした -
はあ~
めちゃめちゃ久しぶりに、サウナと冷水、ジャクージにサウナと冷水、を繰り返してきました
ビュッフェが終わった時間から人の姿は消え、もう混んでいる様子でなく、十分温泉を、いえジャクージの泡のマッサージを楽しめたのです
最高です サウナと冷水セッションの後にコートなしでは居られない2月の冬空で、水着のまま30分もデッキチェアに固まったあの気持ちの良さを忘れないでしょう
50ユーロで7時間滞在
うち1時間フリーミール&ワイン、空いてきたらジャクージ独り占め、このクラスの設備(5スター)、全然いけてしまいます!
たまに凄く良いホテルに泊まってサウナ、バス三昧を と思うのですが、旅行に行くと街も歩きたく、もったいない使い方になってしまいそうです
けれどこのような温泉地においては、ホテルの部屋はただ泊まるだけにしておいて安くあげ、温泉施設に支払うという形なら、300ユーロのホテル代などよりももっとコスパに優れていますね
テルメから帰りの道、夜風が最高 涼みながら行きにも通りすがったPortici Colleoni -
写真はwebから
QCテルメはQCルームというホテルも持っていて、最初は予約していましたが、テルメと隣り合わせのロケーションではなく、近くですが歩いて数分にあり、またこの日は週末料金として数パーセントの超過が加わるため改めて考えた時、これならお得感がないとキャンセル
写真ではQCルーム、なかなか素敵そうなお部屋でしたが、その133ユーロを変更して、これまたちょっとだけ歩いて帰る今回の46ユーロHotel Avogadro 2つ星ホテルに泊まり直しを決めました
QCルームはノーブレックファーストですが、ホテルAvogadro は悪くない朝食付きです -
川向いにはいにしえのグランドホテルが建つ川沿いのプロムナードを歩きながら、空の上に灯る電気を見て「これらは山腹に建つ家々の照明だ」と気が付きました
-
シュールといえばシュール
家々の照明はかなり高い位置に灯っていて、ここだけならではのブレンバーナ渓谷の夜景にひときわ感動
写真に撮りました 見にくいに間違いないですけど、街の上のほう四方にまたたく家々の明かりは証拠に残してきました -
8時間寝て朝です
この旅の前日から、なぜか寝付けず毎夜3時間睡眠で目が覚めてしまい、だいじょうぶかと自分でも心配しましたが、お風呂エフェクトのお陰でやっと深い眠りにつけました
朝食に降ります
窓からの、旅行に来てる感のある風景は最高 -
なかなか秘境風な土地
来てみて知ったことですが、古くからオーストリアやドイツに抜ける道として郵便物など流通に関して進んでいたらしく、他に山を削って作った近道が出来た時以来、時代が止まったように閉ざされた中世の村もこの渓谷の先を行くと存在すると言う事
いちおうアルプスなんだそう、雪のないアルプス、 -
朝ごはんの時間
昨日のチェックインからずっとお世話になっているホテルの女の方
お話したりすると、すっごく気分がふんわりしてくる優しい方で、自分も目標はこんな風に素敵で正しい感じが漂う人物になりたいと思うのでした ただしもう今のこの人生ではやれるだけやってこの程度なので、生まれ変ったら だな
ブッキング.コムでの予約の際に、ビーフのハム、ブレザオラを用意してくれますか?と頼んでおいたら、この通り、ちゃんとこんなにたくさん持ってきてくれたのです
うるうると目頭が熱くなりました 本当にちゃんと聞いてくれる感じがある素敵なホテルとスタッフの方 -
イタリア朝のケーキの数々
グラウンドフロアにある朝食会場にて -
これだけあったらもう充分です
-
ここでやっと見ました
サンペリグリノのウォーター
おなじみのラベルではなく120周年記念のものですが、通常のでしたら胸のラベルには昨日のカジノの建物のイラストが付いているんです -
カプチーノを3杯もおかわり
いつも思うんだけど、朝ごはんにカフェをカップに1杯飲むだけで2.20ユーロとか普通はするので、3杯ですでに6.60ユーロですよね
朝食付きのホテルって言うのは、飲んで食べた量や品の値段にもよりますが、カフェと例えばクロワッサン、コールドミートのスライスやチーズと、それだけで15ユーロ~20ユーロの価値に値するので、たくさん用意する宿のサービスを見ると毎回とて関心してしまいます
因みにこの時払った部屋代は46ユーロでした -
2つ星のスタンダードなホテルですが、気取らず清潔なおもてなしが他にはなかなかないと思います
お部屋のシングルベッドは居心地そのものも(ベッド狭すぎ、イタリアのシングルは狭いです)、見た目の快適さもそれほど特別でないながら、後のレビューには最高点を残しました -
10時から移動してベルガモから今日の目的地ヴェローナへ向かうため、チェックアウトしてキーを返還してHotel Bigio近辺にあるバス停まで駆けっこ気味に急ぎで
そしたらこの、、、興味津々な模様 -
日曜日の朝のマーケットが行われているのでした
気持ちの良い空気の朝で、このままバスを見逃してしばらく居ようかと考えたくらい魅力的な朝のサン・ペッレグリーノ・テルメでした -
川と渓谷のふもとで四方を囲む山々を額縁にサン・ペッレグリーノ・テルメは輝きを放っておりました
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太陽さんさん
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グランドホテルを背景に並ぶアンティークや古物の出店
クレーンや足組みが見られる今では廃墟となったホテルは、次に来たら往年の美を蘇えらせ、あそこに佇んでいるでしょうか -
バスが来てしまう
チケットは運転手から買えばいいと地元の人に言われたけれど、そういうことはイタリアではほぼ絶対しないようで、ドライバーさんから 「あそこの白い屋根のあるニューススタンド(タバッキですね)に行ってベルガモ行きの券を買ってくるまで俺は待つ」 と言われたので、だっと走って買って来ました -
ベルガモまでの帰りも、壮大な渓谷に作られている道を、バスの窓からじーっと眺めていました
-
こんな風にすごい場所なのに都会によくある普通のバス停が出来ていて可笑しかった
-
サンペリグリノのスパークリングウォーター工場を見れなかったのは心残り
-
これが旧工場の新デザイン
webより
行った時は当地に全く宣伝もなく、観光の案内が全くなかったので訪れることが出来ませんでした -
バスのルート途中
谷あいの町のバス停の前に建つ、家と家の間から向こうの崖の家々が見えている
実は後ろには切り立った崖の下に渓谷を流れる川があるなんて思えない不思議なロケーション -
向こう側の町の感じは中々の景観でした
-
町を抜けるとまた自然の風景
-
田舎に住んで都会に近い
とは羨ましい環境 -
旅行風情あふれる渓谷の景色ですが、もうすぐ都会のベルガモ
郊外でこれって -
ローマ時代からの通路、ブレンバーナ渓谷を通じてアルプスを越える道のイタリア側の始まりが、このベルガモ郊外なのでした
-
どんどん都会に近ずいてきて、そのうちのどかな風景はなくなり、典型的な郊外の街並みになり・・
-
ベルガモに帰ってきてバス停をあらためて見ると、チケットカウンターの上にこんな絵が飾られていて、時代の流れを感じました
イタリアでバンクシーとは
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ヴェローナに行く電車の接続に無理せず1時間余裕を持ったのでやはり時間がうんと余り、駅の近くを探検してレッドブルなど駅の構内より安く買えるところを求めながら時間をつぶします
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行きにも寄って来たインド系?イスラム系的なちょっとよくわかんないけど移民地域で、高くないモンスターエナジー購入
駅プライスとさほど変わらない高いレッドブルを買おうかなと思って踏みとどまったお店でしたが、やっぱりレッドブルじゃなきゃやだなと、隣のアフリカンのお店に入ってみて探すことに -
ありました そして1ユーロくらいの安心価格(駅では2.50ユーロ)
国はガーナかナイジェリアかと聞いたらガーナという事で、じゃあ ついでにシア・バターもあるかなと聞いたらあったので 即効ゲット
持ってきたのがちょっとで、旅の最中に心細くなってきたところ
全身はもとより髪のスタイリングにも使える自然植物オイル、お店が西アフリカ系なら必ず買っているシアバターはロンドンではビニール袋にテニスボール状のが入って1個1ポンドですが、ここではプラスティックのボックスに入って2ユーロ
店内の音楽もノリノリで、やっぱりアフリカ系ってちょっと面白みが違う -
売っているのは割りと普通の缶ずめ物
むき出しの魚の干物とか大雑把に並ぶヘアーウィッグなんかは売っていませんでした -
ベルガモ駅に着いたらまだ時間たっぷりある余裕
自転車置き場がちょうどお弁当を広げるのに最適なバー・スタンドみたいになっていて、お父さんお母さんの小団体がピクニックみたいにお昼していました
ハ~イみたいに挨拶してきてなんかかわいかった -
そんな陽気なお母さんを本当は撮りたかったけど、遠慮してピクニックしていた同じ自転車置き台を撮ってみた
-
全然寄れなかった駅前のツーリストインフォメーションセンター
お昼休みが長い -
ベルガモ駅はきれいでモダンだけど、通り道にエレベーターがどかんと建っていて歩くのに邪魔
でも便利ですよね -
ヴェローナまで1回乗り換える電車、予定通りの時刻に搭乗
ここで突然マスク姿のイタリア人の地元人が目立ち始め、違和感を覚えました
きっぷ切りの車掌さんも回ってこない
後にこの夜知ったのは、この日2月23日、イタリア同ロンバルディア州で数名の新型コロナウィルスによる最初の被害者が出た日だったということ
せっかくベルガモ近辺に来ているからと、ノリに乗っている地元フットボール・チームのアラタンタをバーなどで地元の人と混じって観たいなと思っていたところ、21日になってセリエAのゲームを中止すると聞き変だなと感じたのですが、どうも19日に行われたチャンピオンズリーグの1stレグで、ベルガモの3分の1にあたる人口4万人がミラノのサン・シーロ・スタジアムにおいてスペインバレンシアとの試合を観戦した事で大規模のウィルス感染に繋がり、悲劇の医療崩壊にまで発展してしまったそうなのです
この日はコドーニョを筆頭に、11のコムーネで欧州最初のロックダウンが始まり、私ももし2日でも旅行の出発が遅かったらおそらく北イタリア旅行に来ることはなかっただろうという、ぎりぎりの時期に旅をしている状態だったのでした
ここから後の4日間、私の旅もコーヴィット19に振り回されることに
2時間後ヴェローナに着いて、夜にはヴェネツィアのカーニヴァルも何もかも中止になったと聞き、この時点では何がなんだか正体も状況も今後の予想も全く分からず、ヨーロッパの国でアジア人として居ずらいほうが感染への恐怖よりももっと強いというインパクトがあったCovid 19へ未知の不安を掻き立てられながら、慣れないマスク姿に強い抵抗を感じる・・といった葛藤がありました
しかし旅は楽しく続きます
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この旅行記へのコメント (3)
-
- salsaladyさん 2020/08/10 10:18:24
- Sparkling Hot Spring?
- ※サン・ペレグリーノが炭酸水の街だとしたら。。。温泉も炭酸?
※神戸近郊の有馬でも炭酸温泉がありましたね。大分の九住にも冷泉の炭酸温泉があったはずです。
※詳しくも無いのに。何だか炭酸♨につかればウィールス避けにも為りそうで~
-
- travelさん 2020/07/27 12:15:33
- イタリアの小さな村
- and Relaxさん、旅行記の中の向こう側の町の感じはBSで放映されているイタリアの小さな村と同じ風景で見入ってしまいました。
土、日はイタリアの小さな村を見るのが楽しみです。
小さな村もコロナの影響を受けたと思うので日本と同様に大変な状況だと思います。
日本も日を増すごとに感染が拡大しているので油断は出来ませんね。
チョモランマの旅行記にも訪問頂き有難うございます。
今となっては行こうと思えば自由に海外に出掛けられた頃が夢のようです。
travel
- and Relaxさん からの返信 2020/07/28 20:37:38
- Re: イタリアの小さな村
- travelさん、
旅行記を作成すると、難しいテーマだなと必ず考え込んでしまう事は、観光名所の写真類と組み合わせながら何気なく見て来た光景をそれなりの枚数投稿するのが、全体の枚数を考えると重すぎないか(200-300になる事も!)となって、中々旅行記に取り掛かれないムードに駆られたりもしているのですが、このメッセージをいただいてPaid offされたようで嬉しく思いました。
この谷間に出来ている小さな町や村には、知らなかった深い歴史があるそうです。旅行の後どなたかのイタリアの旅のブログに目を通して初めて知ったのが、このあたりの元締め的な家系の昔のお屋敷がある、もしくはかつてあった山奥の村に、昔どおりの作りの家々が今も存在していると言うことでした。
イタリアの美しい村協会にも登録されているらしいその山の村は大変興味を持てるもので、ぜひ行きたくなります。とりあえず今の所はどこにも出かけない方が良さそうな状況で、同じブレンバーナ渓谷のイメージをサンペッレグリーノで見てきて又写真にも残せて、ぎりぎりでも行けて良かったと振り返っているところです。
リスクを背負って旅を楽しむ余裕が無いのでしばらくは家と職場だけを行動ルートにしていく心構えですが、おっしゃるとおり、以前はなんと気軽にどこでも行けたのだなと感じます。現地の状況と医療関係の方々のご苦労、また安く快適な旅を提供していただいてきた旅行や観光関係の突然無くなってしまった仕事などを思うと、病気にかからず生活が続いているだけで多くを望まず慎重に毎日を送って行けたらと、それだけを思います。
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