2020/05/02 - 2020/05/03
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からみもちさん
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5月の連休を使い、雲南省南部の景邁山とシーサーパンナ自治州の景洪を旅行した。
新型コロナウィルスの影響で少し面倒な部分もあったが概ね順調に旅行できた。
景邁山は、世界遺産申請中ということで、古い建物や文化がよく残されていて、さらに山中が古い茶樹の林で、とても面白い場所だった。
景洪は中国最南の大都市ということで、定番の観光地をいくつか回り、それなりに旅行を楽しめた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
この日は、路線バスに乗って糯崗村まで行く。
路線バスは、麓の恵民鎮から芒洪村まで一日4便運行している。
八角寺の向かいのこの米麺屋から始発する。 -
米麺、8元。
味は悪くなかった。
路線バスをしばらく待たせてもらったが、さっき来たばかりであと1時間くらい経たないと来ないだろうと店の人が言ってたので、宿にいったん帰ることにした。 -
そしたら、宿の人が糯崗村まで車で連れて行ってくれることになった。
糯崗村は、芒洪村から9キロくらい北に離れたところにある。 -
糯崗村は、芒洪村や翁基村などの山上にある村とは異なり、山あいに作られた村だ。
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糯崗村のメインストリート。
平坦な土地に側溝もあり、翁基村などとは大分違う。 -
鶏が放し飼いになっているのは同じ。
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糯崗村の地図。
糯崗村は、タイ族の村だ。
布朗族が住む芒洪村や翁基村とは異なる民族が住んでいる。 -
糯崗村の寨心。
屋根飾りが布朗族の村とは違う。
水牛なのか甲虫なのか分からないが、ちょっと戦闘的な感じを受ける。 -
糯崗村は翁基村よりもあまり商業化は感じられず、生活感が強い。
子供も多かった。 -
スーパーやお茶を売ってる店は少ない。
宿も2軒くらいあるようだが、外国人はネット予約できない。 -
糯崗村の北側には、糯崗仏寺というお寺がある。
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糯崗仏寺の境内。
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糯崗仏寺の本堂。
屋根の形や壁飾りなんかを見ると、タイの寺院に近い気がする。 -
本堂の中。
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小さな仏塔もある。
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托鉢僧の像もある。
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寺からの風景。
屋根の面積が広めで、重々しい雰囲気を与える。
一番奥には展望台もある。 -
村の中を流れる小川。
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控え目な廊橋もある。
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側溝が結構深い。
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学校らしき建物もあった。
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村の南側の斜面を上り、展望台へ向かう。
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屋根にクッションを干している。
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展望台。
さすがにゴールデンウィークで、観光客が結構いた。 -
展望台からの風景。
山に囲まれた狭い平地に家が密集しているのが分かる。 -
庭先に植えてあった大きな花。
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村の南西側から撮った。
この集落の古建築の保存状態も素晴らしい。 -
村を見守るかのように大きな木。
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周りの斜面には茶樹がやはり少し植えられている。
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こんな感じで糯崗村を見終わり、村を抜けて景邁大寨へ向かって歩く。
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糯崗村の境界。
村外の車の入村禁止と書いてあるが、旅行者の車がバンバン入ってた。 -
山上の道に戻ってきた。
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樹木の外観を模した電信柱。
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30分ほど歩き、景邁大寨へ着いた。
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景邁大寨は、景邁山の中でも大きな集落だ。
宿や大きな建物が多い。 -
景邁大寨は、糯崗村と同じくタイ族の村だ。
屋根の飾りが一緒。 -
大木にのしかかられる家。
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展望台みたいな場所があった。
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展望台から村を見下ろす。
景邁大寨は山の上の方にある集落だ。 -
景邁大寨にはお寺が1軒ある。
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このお寺は、古い建物と新しい建物が隣り合っている。
しかしどちらも門が閉じられていて入れない。 -
少しラオスっぽさを感じる仏塔。
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扉の絵がユニーク。
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旧本堂を窓から覗いてみた。
頭が大きくコミカルな仏像だ。 -
寺院から通りを見下ろす。
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景邁大寨は新しい建物も多く、村自体には見所が少ない。
裏山にある茶園がメインの観光地らしかったが、この時は知らなかった。 -
店先で、お年寄りたちがお茶を選り分けている。
民族衣装を着ている年配者は、どの村でも多かった。 -
この食堂で食事を取った。
開いている食堂は非常に少なく、中途半端な時間だったが結構多くの客がいた。 -
タイ族風オムレツ。34元。
当地のハーブみたいな葉っぱが織り交ぜられている。
味は見た目通り。 -
それから少し村をブラブラし、疲れたので宿へ帰ろうと思い、路線バスを待つ。
バス停などはなく、スーパーで買い物をしたついでに路線バスが通ったかとレジの婆さんに聞くと、もうすぐ来るかも、と言うので、軒先で休ませてもらいながら待つことにした。 -
それから1時間くらい待ち、ようやくバスが来た。
運賃は一律10元みたいだった。
バスには現地住民が数人乗っていて、マスクなんか全くしていなかった。
中国の田舎にありがちな路線バスが運送屋も兼ねていて、途中で停まって荷物の積み卸しを数回していた。
乗り心地は、石畳の振動が直で伝わって来て結構こたえるので、弱い人だったらすぐ酔うと思う。
石畳はデコボコがひどく手入れもアスファルトより大変なんだろうけど、多少の不便よりお茶のことを第一に考える民族性は素晴らしい。
お茶を大事にしてきた景邁山の長い歴史があってこそだろうし、いい意味で中国らしくない。 -
路線バスは芒洪村まで運行し、朝食べた米麺屋の隣の駐車場で折り返し、恵民鎮へと戻っていく。
バスは2人の運転手が1日2回ずつ運転しているだけなので、運転手にすぐに顔を覚えられる。
運行時刻さえ決まっていれば利用しやすくなるのだが、利用する度に1時間も2時間も待つのは旅行者としては使いにくい。 -
次の日は、この「景邁千年万ムー古茶園」という場所へ行ってみることにした。
百度地図に表示してある。
しかし調べても行き方が一向に出てこないし、施設自体の写真も全然出てこない。
とりあえず一番近い「芒コウ」村まで行ってみることにした。 -
この日は路線バスに乗り、芒コウ村にやって来た。
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芒コウ村は、山に囲まれた窪地にある小さな集落だ。
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芒コウ村の寨心。
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どの寨心も素朴というか雑というか。
仰々しい感じでも逆に嫌だが。 -
芒コウ村の民家は、観光客向けではないちゃんとした家ばかりだった。
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芒コウ村の寺院。
敷地内の広場が広く、村の集会所みたいになってた。 -
本堂の中。
本尊の目張りがすごい。 -
村の中では、「景邁千年万ムー古茶園」への行き方は掴めなかった。
村の外の通り沿いに、車が沢山停まっている店があったので、入って聞き込みをした。 -
店員のこの女性に聞いた。
さすがに観光客慣れしていて、聞きたいことにスラスラ応えてくれた。
どうやら「景邁千年万ムー古茶園」という観光地はないらしい。
観光客が好んで行く茶園は、「大平掌」という所にあるらしい。
「大平掌」は、モン本村のさらに先、景邁大寨まで戻らないといけないという。 -
お店の裏の茶園。
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モン本村。
芒コウ村より1㎞くらい西にある。
ここも糯崗村や景邁大寨と同じくタイ族の村だ。 -
ここの寨心は塀に囲われていた。
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この村にもお寺はある。
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こちらは完全にタイのお寺みたいだ。
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お寺の中では、沢山の村人が何か作業をしていた。
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金色に輝く綺麗な仏塔。
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何をしているのか聞いたら、仏像の改修作業をしてるらしい。
特に祭りとかではないようだ。
数年に1回の行事らしい。 -
こちらは飾り付けをいじってる。
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ちょっと見ていたかったが作業の邪魔だろうから外に出た。
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この村でもお茶の加工は盛んだ。
個人宅の屋上が展望台になっているのか。 -
民族衣装を着たおばさんたちが紙カップで米麺を食べていた。
食べろと手招きされたが、遠慮して写真だけ撮らせてもらった。 -
モン本村は、小さいながらもなかなか濃い村だった。
坂が特に急な村だったが、活気に溢れていた。 -
それから、景邁大寨まで歩いた。
モン本村を出るときに路線バスを少しの差で逃した。
それが12時半くらいで、3本目のバスがこんなに早い時間に走ってるのが意外だった。
本当に適当な時間で運行してるんだと分かった。 -
モン本村から30分くらい歩き、景邁大寨に到着。
ここから分岐を左に上り、「景邁古茶園」へと向かう。
地元では、「大平掌」と呼ばれているらしい。 -
坂の上にはお寺があった。
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お寺には立派な金色の仏塔があった。
歩いてる途中にも遠くの山上にこの金色の仏塔が見えた。
境内は工事中とかで入れなかった。 -
茶祖が祭ってある。
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大平掌の入り口。
世界遺産申請を通過するために工事中とかで、車両の通行は禁止されていた。 -
工事している様子は全くなかった。
案内板なんかは何もなく、どこをどう見たら良いのか全く分からない。
宿泊先の店員の話では、この山にはお茶の木のほかに桜の木が沢山植えられていて、開花シーズンには山中が桜の花でとても綺麗になるらしい。
この辺の桜の開花はちょうど年末年始なので、また来て見てみたい。 -
中に建物が見えたので、中に進んでみた。
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山の中は足跡で道が出来ていた。
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何故か牛が休んでいた。
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茶樹が植わっているが、普通の雑木林みたいで、茶畑っぽくない。
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この茶園の所有する茶畑らしい。
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古茶樹には、苔とか寄生植物がくっついている。
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お茶の木に生えるワラビの芽。
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大平掌の終点まで歩いた。
大平掌は石畳の一本道で、道の両側の茶畑を適当に散策する観光地らしかった。
しかし案内板が一切なく、どの木が見所なのか全く分からず、道をぼんやりと歩いただけだった。
世界遺産になるポイントがどこになるのかよく分からなかった。 -
ここからさらに、どこかで路線バスが通ることをあてにして、10㎞近く離れている芒洪村まで歩いてゆく。
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道中は至る所茶畑。
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お茶の実
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糯崗と芒景との分岐
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翁基村との分岐まで歩いてきた。
折角なので、翁基村で食事をして帰ることにした。 -
翁基村。
この日は駐車場の露店も開いていた。 -
右手奥の食堂で食事した。
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店内。
景邁山では、こんなにちゃんとした観光客向けの食堂は非常に少ない。
しかしこんなオシャレな感じの店でも、温かいお茶しかない。
折角お茶が豊富にあるんだから、タピオカミルクティーとか出したら良いのにと思う。
茶葉に全力を注いで果物を全然育ててないのか、トロピカルフルーツの類いも全くない。 -
卵チャーハン。20元。
左側の漬物が良かった。野沢菜のような菜っ葉を唐辛子と漬けていて、辛みと酸味で食事が進む。
それぞれの土地の個性が一番出るのが漬物だと思う。 -
雨後の翁基村寨心。
この後、芒洪村に向かって歩いたが、残念ながら路線バスが通りがかることはなかった。 -
芒景村の境界は、木が覆い被さったユニークなものだった。
この日は20㎞以上歩き、疲れがなかなか取れなかった。
景邁山には4泊したが、3泊で十分だったかも知れない。
アイリン山と翁基村と糯崗村と大平掌だけ回れば十分だと思う。
独特の茶文化に触れられ、少数民族の生活を十分見ることができ、知名度に比べて非常に良い観光地だった。
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