2020/04/30 - 2020/05/01
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からみもちさん
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5月の連休を使い、雲南省南部の景邁山とシーサーパンナ自治州の景洪を旅行した。
新型コロナウィルスの影響で少し面倒な部分もあったが概ね順調に旅行できた。
景邁山は、世界遺産申請中ということで、古い建物や文化がよく残されていて、さらに山中が古い茶樹の林で、とても面白い場所だった。
景洪は中国最南の大都市ということで、定番の観光地をいくつか回り、それなりに旅行を楽しめた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の旅の目的地は、景邁山という場所。
雲南省普洱市の南西部にあり、ミャンマーとの国境に近い場所にある。
まずは飛行機で昆明まで行き、昆明から飛行機を乗り継ぎ、瀾滄景邁山空港まで行く。
空港は、新型コロナウィルスの影響下でチェックが多かったが、例年の連休より人が少なかったため、そこまで待つこともなかった。 -
景邁山空港は、歩いて出るタイプの空港だった。
滑走路も一つしかなく、周りには山しかなかった。 -
荷物を片手にわらわらとターミナルに向かう。
空港を出るまでに、外国人だからと入国日や経由地など余計なチェックをされて面倒だった。 -
空港を出ると、すぐに瀾滄県行きのマイクロバスが待っていた。
バスは、40分ほどで瀾滄県へ到着した。 -
瀾滄バスターミナル。
ここで問題が発生した。
景邁山行きの切符を買おうとして窓口で身分証明のパスポートを見せたら、外国人には売らないと言われた。
どういうことかと聞くと、新型コロナウィルスの流行以降は外国人への販売が一律禁止されていると言われた。
空港からこの町までバスで来ているのに、全く意味の分からない措置だ。
外で車を捕まえるしかない、と言われ、仕方がないのでタクシーで景邁山まで行くことにした。
タクシーはバスターミナルの外に数台停まっていて、目的地までは260元かかると言われた。
ここから80㎞くらい離れていて、後半は山道なのを考慮すると妥当な値段なので、乗ることにした。 -
景邁山は、プーアル茶の産地で有名な場所だ。
一つの山ではなく、お茶で生計を立てている少数民族が住んでいる山地一帯の総称として景邁山古茶園と呼んでいるようだ。
景邁山古茶園には、少数民族の集落がいくつかあり、伝統的な建物や習慣をよく保存しており、世界遺産にも申請中だという。
一番手前の集落と一番奥の集落は、20㎞以上離れていて、一概に景邁山と言ってもとても広い。
タクシーの運転手は、景邁山とだけ聞いて手前の景邁大寨をイメージしたようで、宿泊先は一番奥の芒洪村だったので、タクシーは280元に増えた。 -
今回の宿泊先。
ネットで外国人が予約できる宿が景邁山上で数軒しかなく、その中でも綺麗そうだったこの宿にした。
タクシーの運転手と宿の若者が学校の同級生だったらしく、道の途中で宿に電話して道を聞いたときにそれが判明した。
運転手は、本当はこの距離だと300元だけど、自分が見間違えたのが悪いから280元でいい、とか言ってたが、知り合いの宿じゃなかったら絶対300元で要求してただろう。
しかし20㎞の山道を20元で走らせるのも申し訳かったので300元出したが、そこは受け取らず、20元お釣りをくれた。 -
泊まった部屋。1泊400元弱。
窓が大きく見晴らしが非常に良い。
虫が入る隙間もなく、4日間快適に過ごせた。 -
宿は、芒洪村にある。
芒洪村は、恵民鎮からの路線バスの終点で、布朗族という少数民族が住んでいる。
山の斜面に家が建っていて、ほぼ坂道だ。 -
芒洪は景邁山にしては大きめの集落で、新しめの家も多かった。
しかし宿は自分の泊まっている一軒しかなく、ちゃんとしたレストランなんかはない。 -
石畳が敷かれている。
この村だけではなく、景邁山の地区全て石畳で舗装されていて、タクシーやバスに乗ると振動がひどく、酔いそうになる。 -
この時期は乾季と雨季が切り替わる時期だったらしく、この日は雨が降ったり止んだりしていた。
しかし宿の部屋からの風景もとても良いので、部屋にいても気分が良い。 -
フロントでお茶を飲んでけと誘われたが、お茶っ葉だけもらってきた。
お金を払おうとしたら要らないと言われた。
さすがお茶の名産地だ。
この一体は、「古樹茶」という樹齢100年以上のお茶の木から葉を採取したものが有名で、生茶と熟茶があり、製造工程が大きく違いらしいが、大雑把に言うと、生茶は緑茶に近く、熟茶は紅茶に近いようだ。
フロントで貰ってきたこれは、生茶の方らしい。
味は、野性味のある葉っぱ感で、後に残る独特の苦味が癖になるかどうかで好き嫌いが決まる。 -
周囲に食堂もないし、宿で夕食を出さないので、出前を取った。
電話番号はフロントで教えてくれ、どこかの店から運んできてくれる。
その店にどんな料理があるか全く分からず、とりあえず小炒肉(肉野菜炒め)を頼んだ。
50元だった。味もとりたてて言うほどのものでもない。 -
翌日は、ゆっくり起きて、周囲を散策した。
この日は大分天気が良かった。 -
芒洪村の入り口付近にあるお寺。
名前は八角寺というらしい。理由は、奥に八角形の塔があるから。
入り口の2つの大石が雰囲気ある。 -
お寺と言ってもこのお堂と奥に八角塔があるだけ。
しかしちょっと日本っぽかった。 -
寺の石垣も日本っぽい。
-
芒洪村の入り口。
村の入り口にはこういう境界を表す目印みたいなものが建っていた。 -
同じ場所にあった道標か何か。
何かが書いてあるが全く読めない。 -
村を出て道をひたすら北へと歩く。
景邁山中の道は、全てこのような石畳で舗装されている。
車に乗ると振動がひどいが、これにはちゃんと理由がある。
舗装していない土の道だと、舞い上がる土埃でお茶っ葉が汚れてしまう。
アスファルトで舗装すると、アスファルトの臭い等でやはりお茶っ葉に悪い影響を与える。
なので、石畳で舗装しているのだという。 -
しばらく歩いて営業している食堂を見つけたので、遅めの朝食を取った。
-
肉と野菜を適当に炒めて貰った。
シシトウなどの他、東南アジアっぽいハーブなんかも入っていて、その味付けと油っこさが、昨日の夜食べた出前の飯にそっくりだった。
値段も40元と高く、間違いなくこの店だと思わされた。 -
またしばらく歩き、芒景村までやって来た。
茶祖廟という高台にある施設に向かう。 -
茶祖廟。
芒景村を見渡せる位置に堂々と建っていて、見た感じ新しい。 -
茶祖廟の裏手には道が続いていた。
-
右手には雰囲気ある回廊があった。
何か京都にでも来ているようだ。 -
中を進むと全く手入れされておらず、枯れ葉が落ちたままで、その先には何もなかった。
もっとちゃんと手入れすればいい観光地になるのにもったいない。 -
裏にポツンとあったトーテムか何か。
-
左側には石畳の道が山奥へと続いていた。
人が頻繁に通ってる形跡があったので、奥へ進んでみた。 -
山の中は、茶樹がたくさん生えていた。
ひときわ低くて枝がヨレヨレで汚らしい木がお茶の木だ。 -
しばらく進むと七公主墳と書いてある看板が立っていた。
「七公主」とは、1,000年以上前のシーサーパンナのタイ族王朝の七番目の姫で、シーサーパンナからこの土地に嫁いできたのだという。
紡績や農耕などの生産技術やタイ族の文字などを伝えたとされ、部族の母と言われる伝説の人物だ。 -
お墓があるのかどうかは全く分からない。
とにかく、この山の茶樹には1,000年以上の歴史があることが分かった。 -
木漏れ日の中をさらに奥に進む。
-
頂上付近まで来ると、何かがあった。
-
これは、茶魂台というらしい。
祭りの時に部族のみんながお供え物を持ち寄ってここに集まり、お茶の神様に祈りを捧げるのだという。 -
茶魂台の真ん中には、布朗族のシンボル的な木像がある。
思ったよりよく手入れされているようだ。 -
毎年1回、漢民族で言う清明節の時期に周辺部族がここに集まり、お茶の神様をお奉りする「茶祖節」という祭りが開かれるのだという。
とても来てみたいが、広場はこの広さで足りるのかとか、あの石畳の山道では狭いのではないかとか、要らぬ心配も浮かぶ。 -
茶魂台の先にも道は続いていた。
祭りで大勢の人が使う道だったかと納得して不安も減り、さらに先まで歩いてみることにした。 -
道の両脇には相変わらず茶樹が並んでいる。
-
日の光を受け茶葉が輝いている。
人が育てているようだが、摘んでいるのかどうなのか分からない。 -
この茶樹は、「茶魂樹」というらしい。
農家の茶畑の中で一番大きな茶樹の一番先に摘んだ茶葉をお茶の神様に捧げるのだという。 -
この竹篭に祭祀品を入れるらしい。
しかしお茶を神様と崇める民族がいることは驚きだった。
茶文化というと、茶道とか禅宗と絡めてイメージしがちだが、この土地には全く異なる茶文化があって、とても面白い。 -
この山には高い木も多く、茶樹に日陰をつくってしまうのが気になったが、そもそもこの辺の茶樹の植生がそうみたいで、木漏れ日くらいがちょうど良いらしい。
再び石畳の道をしばらく歩き、人里近くに来た物音がしてきた。 -
終点まで来て、この山の名を知った。
アイリン山古茶林というらしい。
こちらにはちゃんと看板が出ていて、こっちから入って茶祖廟に抜けるのが正しいようだった。 -
というわけで、アイリン山を抜け、芒景上村までやって来た。
ゆっくり歩いて1時間程度のハイキングコースで、ちょうど良い運動になると思う。
この一帯の茶文化の一端に触れることもでき、とても良いコースだった。 -
芒景上村には宿がいくつかあるようだった。
しかし外国人はネット予約できないっぽい。 -
アイリン山への分岐路。
路線バスも走るメインルートへ戻ってきた。 -
芒景村のスーパー。
カップラーメンやソフトドリンクは売ってたが、ひげそりクリームはなかった。 -
稼働している製茶工場もいくつかあった。
-
芒景村の境界。
ムササビのミイラが乗せてあり、正面から見るとなかなかグロテスクだ。 -
さらに歩いて、翁基村への分岐路まで来た。
翁基村はここから左の道を1㎞弱歩く。 -
分岐点にあったベンチには、新型コロナウィルスに立ち向かうスローガンが張ってあった。
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道中の景色はずっと良い。
まれにバカデカい木がありハッとする。 -
翁基村に着いた。
観光客の車も数台停まっていて、観光地に来た感じがある。 -
翁基村は、芒洪村や芒景村と同じ布朗族の古村落で、保存状態が最も良く観光地として有名な村だ。
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木材と石と瓦だけで建てられた家々がとても美しく、見晴らしも良い。
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宿も数軒あり、観光客向けにお茶を飲ませる店も多く、商業化が大分進んでいた。
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これは「寨心」と言われるオブジェ。
村落の中心部に必ずある。
その集落の象徴みたいなものらしい。
漢民族でいう祖先廟みたいなものか。 -
モダマの房がたくさん釣ってある。
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こっちはさらに多い。
こちらでは「榼藤」と言い、薬として痛み止めなんかに使うらしい。 -
日本だったら鬼瓦がある場所に草が置いてあるのがほのぼのする。
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曲がりくねった坂道。
電動ではないガソリンで動くバイクが必須。 -
お茶っ葉を仕分けている途中のようだ。
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こういう感じで、民族衣装を着て店の軒先でお茶を選り分けているお年寄りが多かった。
キセルを咥えている人もいて、数年前にワ族の翁丁村に行った時もお年寄りがキセルを咥えてたことを思い出した。 -
村では、家ごとに薪が大量に蓄えられている。
ガスなんかはないようだ。 -
折角だから、この村でお茶を試飲することにした。
店内からの見晴らしが良さそうなこの店に入ってみた。 -
民族衣装を着た布朗族の綺麗な女主人が接客してくれた。
当地の古樹茶の生茶と紅茶を飲ませてもらい、紅茶の方が風味が豊かでスッキリと飲みやすかったので、紅茶を買った。
200グラムで100元だった。 -
それから店のテラス席で少し休ませてもらった。
やはり風景がとても良かった。 -
寨心を祭ってある所は、石を積んで綺麗に石垣を作っている。
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駐車場に戻ってきた。
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村落の上部には、立派なお寺がある。
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翁基仏寺という寺院で、11世紀の創建らしく、小さいながらも大変由緒がある。
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狛犬や石段の彫刻も風情がある。
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柱や梁には飾りがなく素朴。
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中は、正面ではなく左側に本尊が据えられている不思議な造りだ。
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線香は御自由にお取り下さいと書いてある。
お詣りに来た人のために書き慣れない漢字で書いてくれたようだ。 -
本堂を横から撮影。
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本堂の隣には、鐘楼だか何だか知らないが、高い建物が建っていた。
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ちょっと銀閣寺っぽい。
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寺院の展望台からだと、駐車場を含めて村を一望できる。
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寺には、柏の木がある。
樹齢1,000年以上だという。 -
木の根元には、お供え物を入れる篭がやはりあった。
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翁基仏寺は、小さいながらも見所の多いお寺だった。
中国のお寺ともタイのお寺とも違う個性があった。 -
翁基村は、古民家以外に特に見所がない村だが、とても良かった。
見晴らしも良く雰囲気もあり村人もフレンドリーで、泊まれたらこっちに泊まってもいいかもしれない。 -
唐突な大木
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翁基村から芒洪村まで5キロ以上の道のりを歩いて戻る。
路線バスも一応あるが、いつ来るのか全く分からない。 -
芒景村まで戻ってきた。
茶祖廟の中を見てなかったので、ちょっと寄ってみた。 -
茶祖廟。
最近建てたみたいに新しい。
祭りのために建て替えたんだろうか。 -
茶祖廟の中。
茶祖の像も新しくて逆に胡散臭い。
お茶の木とかをそのまま置いておく方が説得力があると思う。 -
プーアル茶がお供えされているところに風情を感じる。
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茶祖廟からは集落が見渡せる。
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廟の背後は、午前中登ったアイリン山がある。
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午後5時だが、こんなに日が高い。
基準時間の北京市より大分西側だからで、8時以降にようやく暗くなる。 -
芒景村の道端にあったオブジェ。
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芒洪村まで戻ってきた。
この日だけで10キロ以上歩いたんじゃないか。 -
八角寺にやって来た。
境内を村民が掃除している。 -
八角寺は、本当に日本の神社みたいだ。
屋根の飾りなんかもとても似ている。 -
隣にある八角塔。
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八角塔は高い木に囲まれこぢんまりと建っている。
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小さめのタイっぽい塔もあった。
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宿に戻った。
宿は、崖の上にこんな風に建っているので、部屋からの見晴らしが良い。 -
窓は東向きなので夕陽は見えないが、シャワーを浴びてお茶を飲みながら景色を眺めると、一日歩いた疲れが癒やされる。
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夕飯は、途中のスーパーで買ったカップラーメン。
折角だから、雲南米麺のカップ麺を食べる。
お湯を入れて9分もかかる割には、大して美味しくなかった。
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旅行記グループ 2020年5月雲南省南部旅行
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