2020/04/08 - 2020/04/08
18位(同エリア315件中)
かっちんさん
津市美杉町の山里を彩る「三多気の桜(みたけのさくら)」は、伊勢本街道から真福院まで1.5kmの参道に500本余りの山桜が並木道となり続きます。
道幅の狭い参道は、まるで桜トンネルの中を歩いているようで、国指定名勝「さくら名所100選」の一つに認定されています。
真福院近くの「棚田と山桜」の風景は、水を張った田んぼに桜の木が映りこみ、まさに「日本の原風景」を見ているようです。
公共交通機関を利用する場合、平日に名松線伊勢奥津駅から三多気集落までコミュニティバスが運行されています。(休日は三多気桜まつり開催中に臨時バスあり)
松阪駅7:32発の名松線に乗ると、伊勢奥津駅前9:12発のコミュニティバスに接続し、棚田に近い三多気集会所前に9:24に到着できます。
帰りはコミュニティバスと名松線の接続が悪く、コミュニティバスに乗り名松線を2時間ほど待つか、参道と伊勢本街道の歴史道(5km強)を散策しながら伊勢奥津駅まで歩く方法があります。
この旅行記では名松線から眺める桜の風景と、日本の原風景「三多気の桜」を紹介します。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・観光三重「三多気の桜」「真福院のケヤキ」
・pixpot「「三多気の桜」棚田と山桜のコラボ!美しき山村の春風景」
・津市「コミュニティバス美杉地域」
・ちぐさ技研工業HP
・巨樹と花のページ「真福院のケヤキ」
・文化遺産オンライン「田中家住宅主屋」
・ウィキペディア「名松線」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝の松阪駅
バス停には通学する高校生たちでごった返しています。
今日は「全国に緊急事態宣言(4/17)」が出される10日前です。 -
名松線の出発(松阪駅)
松阪駅7:32発の名松線は、家城(いえき)にある白山高校生の通学列車となり、2両編成の家城(いえき)行きです。
発車前に松阪~家城間(閉塞区間)が通行できるタブレット(正確にはキャリア)を運転士に渡しています。 -
朝日のあたる山あいの桜(伊勢八太付近)
昨日に引き続き、桜の咲き誇る名松線の景色を紹介します。 -
一本桜の「徳治桜」(一志付近)
植樹した人の名前から「徳治桜(とくはるざくら)」と呼ばれています。 -
新緑と山桜の混じる4月(井関付近)
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日本最大級の風車群(伊勢大井付近)
青山高原ウインドファームの風車です。
麓には近鉄大阪線が走っています。 -
線路脇に、にょきにょき赤いキノコ?(伊勢大井付近)
鉄道敷地の境界を示す「境界石」です。
小川が流れているので複雑な境界線のようです。 -
まもなく家城駅
乗車している列車は左側のホームに入り、家城止まり。
右側のホームに乗継する伊勢奥津行きが待っています。 -
顔を並べる2つの列車(家城駅)
到着した列車は折り返しの松阪行きになります。
伊勢奥津行き発車まで14分間あるので、ブラブラします。 -
農作業の風景(家城駅付近)
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タブレットを運ぶ駅員さん(家城駅)
伊勢奥津行きの発車時刻が近づき、タブレットを渡しに来ます。 -
伊勢奥津行きが受け取ったタブレット(家城駅)
家城~伊勢奥津間(閉塞区間)は別のタブレットを受け取り、発車します。 -
スプリングポイントを通過(家城駅)
朝の列車は手前右側から本線に進入します。
朝以外の列車は手前左側から進入するので、車輪がトングレールを押しのけて通り、通過後トングレールがスプリングで元の定位に戻ります。 -
イチオシ
鮮やかな新緑の若葉(家城付近)
雲出川(くもずがわ)に架かる橋梁を渡ります。 -
民家の庭を彩る桜(伊勢鎌倉付近)
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里山に咲く桜(伊勢鎌倉付近)
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すだれを敷いたような橋(伊勢鎌倉付近)
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「一本桜」が列車のお出迎え(伊勢鎌倉付近)
昨日、鉄道写真を撮った「一本桜」です。 -
ウォータースライダーのプール施設(伊勢八知付近)
夏季期間営業する「美杉リゾートファイアバレイウォーターパーク」。 -
美杉木材市場(伊勢八知付近)
美杉町はその名の通り、美しい杉材の生産地です。 -
伊勢八知駅を過ぎると溪谷沿いへ(伊勢八知~比津)
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土砂崩れの防護柵(伊勢八知~比津)
平成21年(2009)10月の台風18号の被害で不通区間になっていたところです。 -
新緑に覆われる覆道(伊勢八知~比津)
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おやっ、モノレール(伊勢八知~比津)
台風被害の復旧工事に使われていたのでしょうか?
今でも保線のために使っているような・・・ -
「ちぐさモノレール」の表示(伊勢八知~比津)
この会社は作業員や物資を山の上などに運ぶための乗り物を製造しています。
参考までに、かっちんは東京都の桧原村で山岳モノレール(事前予約制)に乗ったことがあります。
旅行記『山岳モノレールでゆく檜原村小林家住宅のツツジまつり 2016(東京)』
https://4travel.jp/travelogue/11121910 -
桜に囲まれる踏切(比津付近)
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ミツマタの庭園(比津駅)
比津駅ホームから見える個人宅のお庭。 -
イチオシ
春爛漫の名松線終着駅(伊勢奥津駅)
花桃に、枝垂れ桜、その先に昭和初期のSL給水塔が残されています。 -
「三多気の桜」案内図
伊勢奥津駅から伊勢本街道を通り「三多気の桜」参道まで4.3km、その先の「棚田・真福院」まで5.1kmです。 -
「山菜の味ご飯」(伊勢奥津駅前)
駅前の観光案内交流施設「ひだまり」で、お昼のお弁当を調達します。 -
三多気行きコミュニティバス(伊勢奥津駅前)
駅前から9:12発の「逢坂・飼坂ルート」バスに乗ります。
桜並木から歩く場合は「三多気」バス停で下車、棚田へ先に行く場合は「三多気集会所前」バス停で降ります。
料金は200円。 -
古木の山桜(棚田の近く)
今回は「三多気集会所前」バス停より少し手前の参道途中で、バスを降ろしてもらいました。
ここから棚田まで歩いてすぐです。
桜並木の参道は急な坂道なので、棚田近くの「三多気集会所前」バス停で降りると楽です。
バス一つ手前の「三多気」バス停から参道ではなく細い車道を迂回して登ります。 -
棚田近くの参道
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「三多気の桜」風景保全地区の案内板
棚田の全景が見える場所に来ています。
美しい風景になるように、建築や修繕などに「風景ルール」を作っています。 -
棚田と山桜の風景(三多気の桜)
水を張った田んぼには、風が少し吹いていて、さざ波が立っています。 -
水鏡に映りこむ桜の木(三多気の桜)
風が止むと桜の木が映りこみます。 -
イチオシ
棚田に佇む3本の山桜(三多気の桜)
桜と棚田が「日本の原風景」を思わせます。 -
道端に咲く「日本たんぽぽ」(三多気の桜)
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真福院の山門に登る石段
棚田より少し高い位置にある真福院を訪ねてみます。 -
樹齢1000年以上の「大ケヤキ」(真福院)
2本の大杉の間に石段が通り、大杉の左側に「大ケヤキ」があります。 -
美しい形の「枝垂れ桜」(真福院)
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イチオシ
日本の原風景「棚田に映る三多気の桜」
真福院から再び棚田に来ています。
山間部の傾斜面につくられた棚田は、春になると水が張られ、桜とともに素晴らしい田園風景になります。 -
茅吹き屋根の「田中家住宅」
棚田の近くにある江戸時代後期の「田中家住宅」。
国の登録有形文化財に指定されています。 -
モクレン(田中家)
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三多気集落の美しい畑
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桜並木の参道
では、棚田をあとにし、桜並木の参道を下ります。 -
道端のスミレ(参道)
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ユキヤナギとレンギョウ(参道)
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桜並木の参道
結構急な下り坂です。 -
イチオシ
茶畑と桃の花の風景(参道)
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スイセン(参道)
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桜トンネル(参道)
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イチオシ
茶畑と見頃になった山桜(参道)
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古木の桜トンネル(参道)
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三多気バス停に到着
参道の途中に大きな駐車場とトイレがあり、ここに三多気バス停もあります。
この後、参道を下り、伊勢本街道を散策しながら伊勢奥津駅まで歩きます。
山里の棚田に咲く桜は、日本の原風景にピッタリです。
今年は例年より早めの開花でした。
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