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2014年の年末から始めた音楽活動の中で、「キルギス語で歌おう」というテレビ番組に何回か出演しました。この番組はキルギスに住む「キルギス人以外の民族」が、キルギス人歌手と共にキルギス語の歌を歌うという音楽番組です。<br /><br />キルギスにはロシア人、ウズベク人、カザフ人、ドゥンガン人など多数の民族が暮らしていますが、通常他民族間での会話はロシア語が使われます。他民族(特にロシア人)でキルギス語が話せる人は稀ですが、この番組のプロデューサーで歌手のユーリィ・バプコフ氏はボコンバエバ村出身でキルギス語文化の中で育ったのでキルギス語が堪能です。この番組にはロシア人、ウズベク人、アフガン人、ポーランド人、チェチェン人、ドイツ人などが出演していましたが、そのほとんどはキルギス人の多い地域で生まれ育ったなどキルギス語を母語とする人が中心で、私のようにキルギス出身ではない人は少なく、キルギス語が全く分からないのは私含めて2~3人しかいませんでした。<br /><br />そんな中、この音楽番組主催のコンテストを兼ねたフェスが行われることになりました。イシク・クルにある競馬場でフェスティバルが行われ、入賞者には賞金が贈呈されるというものでした。番組のレギュラー出演者と一般公募者を一同に集めビシュケクのスタジオでオーディションを行い、私も含め番組出演者はほとんど合格、一般からも何組か合格しました。<br /><br />このフェスティバルでは1日目は他民族がそれぞれソロのキルギス語歌唱で競い、2日目はキルギス人歌手とチームを組んでコラボを行います。後日コンビを組む歌手が発表され、顔合わせがありました。その歌手の歌をいくつか聞かせていただき、一緒に歌う曲を決めました。<br /><br />が、フタを開けてみるとこのフェスティバル、コンテストとは名ばかりで歌は事前にスタジオで録音したものを本番は口パクとのこと。どうにもそれが嫌だったので私は1日目のソロの方は生で弾き語りをやることにしました。しかもレコーディングに行ってみると私の前にオーディションには参加していなかったキルギス語しか話せないトルコ人の女の子がレコーディング中で、それが正直言って超オンチ…。それを修正してコンテストに出て競うなんて、ばかばかしすぎる…。<br /><br />そんなキルギスの音楽業界ですが、当時働いていた中古車ディーラーでも応援してくれて、同僚の女の子をキルギス語通訳として同行させてくれました。その子のおかげで空き時間も楽しんだこのフェスティバルを振り返ろうと思います。<br /><br /><br />今回の旅程<br /><br />8月21日 ビシュケク→ボステリ→チョルポン・アタ(フェスティバル1日目)→ボステリ <br />8月22日 ボステリ→チョルポン・アタ(フェスティバル2日目)→ボステリ ★いまここ<br />8月23日 ボステリ→チョルポン・アタ→タムチィ→ビシュケク

「キルギス語で歌おう」フェスティバル2

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2015/08/21 - 2015/08/23

125位(同エリア162件中)

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erifdd

erifddさん

2014年の年末から始めた音楽活動の中で、「キルギス語で歌おう」というテレビ番組に何回か出演しました。この番組はキルギスに住む「キルギス人以外の民族」が、キルギス人歌手と共にキルギス語の歌を歌うという音楽番組です。

キルギスにはロシア人、ウズベク人、カザフ人、ドゥンガン人など多数の民族が暮らしていますが、通常他民族間での会話はロシア語が使われます。他民族(特にロシア人)でキルギス語が話せる人は稀ですが、この番組のプロデューサーで歌手のユーリィ・バプコフ氏はボコンバエバ村出身でキルギス語文化の中で育ったのでキルギス語が堪能です。この番組にはロシア人、ウズベク人、アフガン人、ポーランド人、チェチェン人、ドイツ人などが出演していましたが、そのほとんどはキルギス人の多い地域で生まれ育ったなどキルギス語を母語とする人が中心で、私のようにキルギス出身ではない人は少なく、キルギス語が全く分からないのは私含めて2~3人しかいませんでした。

そんな中、この音楽番組主催のコンテストを兼ねたフェスが行われることになりました。イシク・クルにある競馬場でフェスティバルが行われ、入賞者には賞金が贈呈されるというものでした。番組のレギュラー出演者と一般公募者を一同に集めビシュケクのスタジオでオーディションを行い、私も含め番組出演者はほとんど合格、一般からも何組か合格しました。

このフェスティバルでは1日目は他民族がそれぞれソロのキルギス語歌唱で競い、2日目はキルギス人歌手とチームを組んでコラボを行います。後日コンビを組む歌手が発表され、顔合わせがありました。その歌手の歌をいくつか聞かせていただき、一緒に歌う曲を決めました。

が、フタを開けてみるとこのフェスティバル、コンテストとは名ばかりで歌は事前にスタジオで録音したものを本番は口パクとのこと。どうにもそれが嫌だったので私は1日目のソロの方は生で弾き語りをやることにしました。しかもレコーディングに行ってみると私の前にオーディションには参加していなかったキルギス語しか話せないトルコ人の女の子がレコーディング中で、それが正直言って超オンチ…。それを修正してコンテストに出て競うなんて、ばかばかしすぎる…。

そんなキルギスの音楽業界ですが、当時働いていた中古車ディーラーでも応援してくれて、同僚の女の子をキルギス語通訳として同行させてくれました。その子のおかげで空き時間も楽しんだこのフェスティバルを振り返ろうと思います。


今回の旅程

8月21日 ビシュケク→ボステリ→チョルポン・アタ(フェスティバル1日目)→ボステリ 
8月22日 ボステリ→チョルポン・アタ(フェスティバル2日目)→ボステリ ★いまここ
8月23日 ボステリ→チョルポン・アタ→タムチィ→ビシュケク

交通手段
観光バス
  • フェス2日目も開演は夜なので、夕方まで自由時間。ボステリ市内に住む同僚の妹さんが嫁いだお家へお呼ばれ。

    フェス2日目も開演は夜なので、夕方まで自由時間。ボステリ市内に住む同僚の妹さんが嫁いだお家へお呼ばれ。

  • ちょうど同僚のお母様も来ていました。超豪華なおもてなし!

    ちょうど同僚のお母様も来ていました。超豪華なおもてなし!

  • キルギスの肉じゃが、ドゥンダマ。

    キルギスの肉じゃが、ドゥンダマ。

  • 自由時間終わって宿に戻り、会場の競馬場に到着です。今日は天気が怪しくイシク・クルもなんだか不穏な色。

    自由時間終わって宿に戻り、会場の競馬場に到着です。今日は天気が怪しくイシク・クルもなんだか不穏な色。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • ウズベク人のサヨラ、タタール人の出演者(名前失念)と記念撮影。

    ウズベク人のサヨラ、タタール人の出演者(名前失念)と記念撮影。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • ユーリィ・バプコフ氏の息子さんで出演者の(事前レコーディング音源の)編集などを担当しているデニス・バプコフ氏。こう見えて私と同い年です。父のユーリィは結婚3回していて、デニスは最初の奥さんとの子。父ユーリィの現在の奥さんとの娘とデニスの娘が同い年なので、ユーリィ氏は娘と孫が同い年なんですねえ。両方とも今回のフェスに出ていました。<br /><br />ちなみにデニスの奥さんもこのフェスに出ていたジャネッタというキルギス人の有名な美人歌手ですが、フェス中なんか雰囲気悪いなと思っていたら数か月後に離婚しました…。

    ユーリィ・バプコフ氏の息子さんで出演者の(事前レコーディング音源の)編集などを担当しているデニス・バプコフ氏。こう見えて私と同い年です。父のユーリィは結婚3回していて、デニスは最初の奥さんとの子。父ユーリィの現在の奥さんとの娘とデニスの娘が同い年なので、ユーリィ氏は娘と孫が同い年なんですねえ。両方とも今回のフェスに出ていました。

    ちなみにデニスの奥さんもこのフェスに出ていたジャネッタというキルギス人の有名な美人歌手ですが、フェス中なんか雰囲気悪いなと思っていたら数か月後に離婚しました…。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • 空が半分晴れて、半分曇っています。

    空が半分晴れて、半分曇っています。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • フェスが始まるころには雨が降ったりやんだり。フェスの出演順は前日と反対ですが、私は共演のイリスケルディ・オスモンクロフ氏のスケジュールの関係でこの日もトップバッターでした。現地の有名なイケオジ大御所歌手らしく、同僚は「かっこいい~」とメロメロになっていました。こちらのイケメン基準は私にはよくわからない…。しかしとても良い方で、共演した曲の発音指導も丁寧にしてくださり、また1日目に歌った歌と2日目に一緒に歌った歌が偶然にも同じ作詞家・作曲家の作品だったようで後日その2人の先生と一緒にビシュケク郊外のダーチャに招待してくださいました。

    フェスが始まるころには雨が降ったりやんだり。フェスの出演順は前日と反対ですが、私は共演のイリスケルディ・オスモンクロフ氏のスケジュールの関係でこの日もトップバッターでした。現地の有名なイケオジ大御所歌手らしく、同僚は「かっこいい~」とメロメロになっていました。こちらのイケメン基準は私にはよくわからない…。しかしとても良い方で、共演した曲の発音指導も丁寧にしてくださり、また1日目に歌った歌と2日目に一緒に歌った歌が偶然にも同じ作詞家・作曲家の作品だったようで後日その2人の先生と一緒にビシュケク郊外のダーチャに招待してくださいました。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • 出番が終わったらみんな他の出演者のステージ見ながら踊ります。

    出番が終わったらみんな他の出演者のステージ見ながら踊ります。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • キルギス人歌手、イリヤス・アンダッシュさん。キルギス語のヒッピホップみたいな曲調の歌を出してる若手歌手です。「キルギス語で歌おう」のレギュラーですがそれ以外の音楽系イベントでもお会いする機会が多かった歌手の一人です。

    キルギス人歌手、イリヤス・アンダッシュさん。キルギス語のヒッピホップみたいな曲調の歌を出してる若手歌手です。「キルギス語で歌おう」のレギュラーですがそれ以外の音楽系イベントでもお会いする機会が多かった歌手の一人です。

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  • 同室だったロシア人の方とキルギス人歌手。この後雨足が強まって、更衣室のユルタにみんなで避難。

    同室だったロシア人の方とキルギス人歌手。この後雨足が強まって、更衣室のユルタにみんなで避難。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • 番組の司会者でユーリィ・バプコフ氏の現在の奥さん、アセーリ・オスモノワ氏。

    番組の司会者でユーリィ・バプコフ氏の現在の奥さん、アセーリ・オスモノワ氏。

    チョルポン アタ 散歩・街歩き

  • コンテストの結果、私は外国人部門特別賞、なるものをいただいたようです。キルギス語を母語としていない本当の外国籍者の中でトップの点数だったそうです。ありがとうございます。<br /><br />が、私がこの結果を知ったのはビシュケクに帰ってきてから。ずっと「第6回大会」を「第6位」と勘違いしていて、SNS見たアセーリさんが「6位じゃないよ、アンタもっと良い成績だよ!」と訂正してくれた次第です(笑)。<br /><br />というのも、表彰式の時に大嵐になってしまってみんなずぶ濡れ、更に停電で何も見えない状態でもうカオスだったんです。音声だけは復活したんだけど誰が何の賞取ったんだかわけわけらず、あまりの寒さに出演者同士悲鳴あげながら抱き合って暖を取る中「私には何の賞もないの??」「○○の名前が呼ばれてない!」と怒号が響き渡るという事態。<br /><br />帰りのバスの中ではダントツの優勝候補だと思われてたウズベク人のサヨラが何も受賞できなかった(私的には受賞はするけど優勝はないだろうなと予想していた。バリバリの地元人で意外性ないから)ことで取り乱し「私はこのコンテストのために子どもたちを置いてここに来たのに!」と泣き叫び、同意したスタッフも「私もショックよ!なによこの結果は!賄賂よ!」と怒りまくっていてすごーく雰囲気が悪かったのでした。<br /><br />しかし待て、そもそもこのコンテスト、ほとんどの出場者が口 パ ク だ か ら ね ?<br /><br />ちなみに優勝は番組レギュラーのポーランド人(キルギス国籍で母語はロシア語)、2位はマナス語りをやったチェチェン人でした。<br /><br />そして、件のキルギス語しか喋れない超オンチのトルコ人の女の子ですが、修正された歌声の口パクでかなり上位に入っていて、そもそもこの子オーディションにも参加してなかったしなんで出場することになったんだろとバスの中でみんな文句タラタラでしたが(本人はずっと別行動だった)、どうも審査員の親戚だったらしいです。わかりやすー。<br /><br />予定が遅れまくって21時半に始まったフェス2日目、嵐の中の表彰式まで終わったのは深夜1時でした。そしてこのコンテスト、後日談があるのですがそれは次の旅行記で。<br />

    コンテストの結果、私は外国人部門特別賞、なるものをいただいたようです。キルギス語を母語としていない本当の外国籍者の中でトップの点数だったそうです。ありがとうございます。

    が、私がこの結果を知ったのはビシュケクに帰ってきてから。ずっと「第6回大会」を「第6位」と勘違いしていて、SNS見たアセーリさんが「6位じゃないよ、アンタもっと良い成績だよ!」と訂正してくれた次第です(笑)。

    というのも、表彰式の時に大嵐になってしまってみんなずぶ濡れ、更に停電で何も見えない状態でもうカオスだったんです。音声だけは復活したんだけど誰が何の賞取ったんだかわけわけらず、あまりの寒さに出演者同士悲鳴あげながら抱き合って暖を取る中「私には何の賞もないの??」「○○の名前が呼ばれてない!」と怒号が響き渡るという事態。

    帰りのバスの中ではダントツの優勝候補だと思われてたウズベク人のサヨラが何も受賞できなかった(私的には受賞はするけど優勝はないだろうなと予想していた。バリバリの地元人で意外性ないから)ことで取り乱し「私はこのコンテストのために子どもたちを置いてここに来たのに!」と泣き叫び、同意したスタッフも「私もショックよ!なによこの結果は!賄賂よ!」と怒りまくっていてすごーく雰囲気が悪かったのでした。

    しかし待て、そもそもこのコンテスト、ほとんどの出場者が口 パ ク だ か ら ね ?

    ちなみに優勝は番組レギュラーのポーランド人(キルギス国籍で母語はロシア語)、2位はマナス語りをやったチェチェン人でした。

    そして、件のキルギス語しか喋れない超オンチのトルコ人の女の子ですが、修正された歌声の口パクでかなり上位に入っていて、そもそもこの子オーディションにも参加してなかったしなんで出場することになったんだろとバスの中でみんな文句タラタラでしたが(本人はずっと別行動だった)、どうも審査員の親戚だったらしいです。わかりやすー。

    予定が遅れまくって21時半に始まったフェス2日目、嵐の中の表彰式まで終わったのは深夜1時でした。そしてこのコンテスト、後日談があるのですがそれは次の旅行記で。

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