2017/04/15 - 2017/04/15
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わになのかさん
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4月から5月にかけて、この時期だけに開園するキューケンホフ公園。園内はチューリップをメインに数々の春の花が咲き乱れる。活き活きと咲き誇る花々は、絶妙に配置されていて、自然公園でありつつ、公園全体が緻密に設計された一つの作品のようでもある。
毎年違ったコンセプトで園内はデザインされるので、何回行っても飽きないすばらしい公園である。キューケンホフ公園へのおでかけは、すっかり我が家の春の恒例イベントになっていた。
そんな我が家一押しのキューケンホフ公園だが、意外にも(もしくは予想通り)オランダ人の中には行ったことのない人が多い。チューリップ公園とも言うべき(現にそう言った方が、オランダ人には通じる)キューケンホフは、オランダらしさを求めて訪問する観光客がターゲットなのかもしれない。
いや、しかし、もったいない。確かに午後になってくると人出も多くなり、騒がしい観光客もいないではない。興ざめしてしまうこともある。だけど、朝一に行ってみてほしい。ほとんど人のいない公園で、朝露をたたえた花園を独り占めにできる。
「高いお金出して、あんなとこに行くな!あんなの外国人向けだ!」
エドウィンは言う。これも予想通り。
「あ、でも僕は日本人だからさ。外国人だよ。行ってもいいでしょ。」
「む。。そうか。。そうだな」
だんだんエドウィンの扱いに慣れてきたかもしれない。
だが、彼はここで引き下がる男ではない。
「いや、しかしそんなとこに行かなくても、ほら、このあたり!この辺に行けば、チューリップ畑が嫌っていうくらい見られるぞ!」
地図を指さしながら、彼は熱く語る。
「そこから北上して、このあたりまで行けば、本当に歴史ある風車が残っている街があるんだ。昔、子供たちを連れていってな、そうだ、その時に娘に民族衣装を着せたんだ。これが、またお前!可愛くってさ。娘は金髪だろ、あ?言ってなかったか?また似合うんだよ、オランダ民族衣装!周りからかわいい、かわいいって、あれ、もう帰んの?もうちょっと続きが。来週?わかった。来週話の続きをしよう!良い週末を!キューケンホフ楽しんで来いよー!」
ほら、やっぱりエドウィンの扱いも慣れてきた。
そりゃそうか。もうここに来てずいぶん経ったのだ。
そして、これが最後のオランダの春になるだろう。
これが最後のキューケンホフだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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オランダはライデンにほど近い街、Lisseリッセ。世界的に有名なオランダのチューリップ公園、キューケンホフはここにある。
我が家はこれが三度目の訪問である。
今年は入園口が一新されていた。いつもは空いている裏側の駐車場に停めて、裏門から入場していたのだが、この正門が整備されたからか、今年は閉鎖されていた。代わりに広大な駐車場が正門前に用意されていた。
毎年、近くのホテルで前泊してから朝一で来ていたが、今年は早朝に家を出発して、直接、公園に来た。ひとえに天気の関係だけど。その代わり、今夜はサッセンハイムに一泊して、翌日はザーンスセカンスへ足を延ばす予定である。
前年の訪問は下記リンク
https://4travel.jp/travelogue/11125147 -
キューケンホフは1950年にLisse市長の提案で作られたという。今では700万もの花々が咲くヨーロッパ随一のフラワーパークとなっている。
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チューリップ、ヒヤシンス、水仙などがデザインされて植わる。
オランダは球根栽培に適していて、世界の65%の球根を生産しているそうだ。そして、世界の球根取引の75%がオランダか、もしくはオランダを介して行われる。
「ーーー急に旦那がにわか知識をひけらかしだした件。。」
「ーーーうん、ちょっとね。色々読んだから。」 -
イチオシ
3月を過ぎ4月に入ると、寒々しかったオランダにも少しずつ色が戻ってくる。
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しかし、この時期になっても、オランダの春はまだまだ始まったばかり。木々に緑はなく、葉を落とした枝ばかりの姿のまま。ヨーロッパは緑が芽吹くよりも、花が咲き始める方が早いのだ。
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毎年のテーマをアレンジメントで表現する場所。今年はダッチデザイン、だそうだ。ちょっと、いや、だいぶ、わかりにくい。そうか!それがダッチデザインか!(違う)
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どこを見ても色鮮やかな花がいっぱいで、それらが一つ一つ緻密な設計のもと、配置されている。
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イチオシ
午前中は少し肌寒いが、人影もまばらな開放感ある園内を楽しめる。
そこかしこに広がる明るい色彩に心が躍る。 -
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混まないうちにランチにしよう。レストランはキャンティーン(食堂)方式で、好きなものを取って、まとめてレジで支払うタイプ。サンドウィッチやサラダ、スープなど。特別なものはないが、どれも美味しかった。マンゴースムージーなど、ドリンク類も充実している。ここが、日本のテーマパークとは違うところ。少しお高めなのは一緒だけど。
レストランの外にも、ビタボーレン(オランダ風コロッケボール)や、ハーリング(ニシンの塩漬け)のスタンドもある。どちらかと言うと、そちらで軽食を済ませていく人たちの方が多かった。 -
レストランは温室エリアの一角にある。
ランチの後は屋内の展示を見て回った。ここには珍しい種類のチューリップがたくさんあって、これはこれでおもしろい。 -
オランダでのチューリップの歴史は、トルコから来た球根がはじまりであったそうだ。1630年代に人々の間で流行はピークを迎え、信じられないような高額で取引されるようになる。中には10か月の給料相当額をつぎ込む者も出たとか。そして、その多くは、まだ土の中で眠る球根に対する投資だったのだそうだ。そう、実のところ、大枚をはたいて一枚の紙の誓約書を得る、というものだった。
その後、1633~1634年のアムステルダムでのペスト蔓延を受けて、1637年にはチューリップ流行は一気に衰退した。
当時の人々は、ペストの蔓延はこの馬鹿げた道楽に対する罰であったと口々にささやいたという。
(CV:渡辺とおる)
「地球ドラマ〇ックだ?!」
「がんばって歴史を読んだから、ひけらかしておこうと思って。オランダ語だったからね、読むのに苦労したんだ。」
「がんばったのは翻訳アプリでしょうに。」
「それはそうと、今回重要なことがわかったんだ」
「ーーー何?」
「翻訳して、いい感じの日本語に直すと、地球ドラマ〇ックっぽくなるよね」
「どうでもいいこと言い出した?!」 -
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温室エリアから出ると、外は少し暖かくなっていた。天気も曇り空から青空へ。
人出も多くなってきていた。そろそろ引き時も近い。
今年はミッフィーにダッチデザインを施したオブジェが各所に飾られていた。
なるほど、わからん。やっぱりそれがダッチデザイン! -
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一番奥の風車があるところへ向かうにつれて、人も多くなってくる。
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風車は登れるようになっている。そしてこの風車、ちゃんと動いているのだ。目の前をブンブンと羽根が回る。ここに登ると、裏手のチューリップ畑が一望できる。
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植わってないところがあるのが残念だが、カラフルなパッチワークが見られるスポットだ。でも周囲を少しドライブすれば、もっと一面パッチワークのところも結構ある。
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日本庭園を意識した一角も。
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今まで入ったことがなかった蘭の温室へ。
すべて蘭で構成されている圧巻のエリア。ただし、凄く混んでいた。 -
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いつもよりも少し長く滞在した。午後からは本当に人が多い。朝の誰もいないときを楽しむのがやはり鉄板だ。と言っても、これがきっと最後なのだが。晴れてよかったし、開花時期にもばっちりだったし、もう、悔いはない。
「なんてことはない。」
「なんてことはないよね。悔いだらけだよ。」
「また、絶対来よう!絶対来るからな!」
「ーーーえ?泣いてるの?」
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