車は京都，大阪を経由、奈良に入り、「道の駅・宇陀路室生」で一休み。<br /><br />義弟夫婦は何度もいじか荘を訪れているらしく、「道の駅・宇陀路室生」もそのルートの常習休憩所の様だ。<br /><br />私も”神を覗く旅路”でここを訪れている。<br /><br />ここは後に天智天皇の皇后となる倭姫命（やまとひめのみこと）が、当時宮中に生じた争いを避ける為、三種の神器の内最も重要な”八咫（やたか）の鏡”を、宮中とは別の安全な場所に安置せんと各地を巡られるのだが、その最初の候補地だったのが莵田の篠幡（うだのしのはた）と云い、現在の宇陀山地一帯であったらしい。<br /><br />”八咫（やたか）の鏡”は伊勢に安置されることになり、今の伊勢神宮となる。<br /><br />いわばここは”宇田神宮”に成損ねるが,その候補となるほどの土地柄だったらしい。<br /><br />直ぐ近くに室生寺も建つ。<br /><br />家族旅行2019秋・投入堂と湖上露天風呂と鮑と・に戻る<br /><br /><br /><br />義弟がこの旅の最後の宿に、遠路はるばる”いじか荘”を選んだのは、前回義弟夫妻でここを訪れた際、夕食に出た鮑の味が忘れられず、是非我々夫婦にも味合わせたいと思ったかららしい。<br /><br />おしながきには「鮑踊り酒蒸し焼き」と有る。<br /><br />読んで字の如く、火で熱くなった土鍋上の鮑は、周囲の襞を上下左右にくねらせ、まるで踊っているような様を見せる。<br /><br />少し可愛そうな気にもなるが、お陰で身は柔らかく、すこぶる美味。<br /><br />”いじか荘”の入り口の右手に高さ10ｍのも満たない、可愛らしい灯台が立つ。<br /><br />”いじか荘”の前は太平洋。<br /><br />このかわいらしい灯台の光はどこまで届くのだろう。<br /><br />朝、太平洋の海から上った太陽が、遥かに強い光で灯台を照らし始めた。<br /><br />義弟夫婦は新幹線大阪駅まで私たち夫婦を車で送ってくれた。<br /><br />家族旅行2019秋・投入堂と湖上露天風呂と鮑と・に戻る。<br />https://4travel.jp/travelogue/11618690<br /><br />

家族旅行2019秋6,灯台・岬の宿”いじか荘”（三重県鳥羽市）の鮑

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2019/10/31 - 2019/11/01

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WT信さん

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車は京都，大阪を経由、奈良に入り、「道の駅・宇陀路室生」で一休み。

義弟夫婦は何度もいじか荘を訪れているらしく、「道の駅・宇陀路室生」もそのルートの常習休憩所の様だ。

私も”神を覗く旅路”でここを訪れている。

ここは後に天智天皇の皇后となる倭姫命（やまとひめのみこと）が、当時宮中に生じた争いを避ける為、三種の神器の内最も重要な”八咫（やたか）の鏡”を、宮中とは別の安全な場所に安置せんと各地を巡られるのだが、その最初の候補地だったのが莵田の篠幡（うだのしのはた）と云い、現在の宇陀山地一帯であったらしい。

”八咫（やたか）の鏡”は伊勢に安置されることになり、今の伊勢神宮となる。

いわばここは”宇田神宮”に成損ねるが,その候補となるほどの土地柄だったらしい。

直ぐ近くに室生寺も建つ。

家族旅行2019秋・投入堂と湖上露天風呂と鮑と・に戻る

義弟がこの旅の最後の宿に、遠路はるばる”いじか荘”を選んだのは、前回義弟夫妻でここを訪れた際、夕食に出た鮑の味が忘れられず、是非我々夫婦にも味合わせたいと思ったかららしい。

おしながきには「鮑踊り酒蒸し焼き」と有る。

読んで字の如く、火で熱くなった土鍋上の鮑は、周囲の襞を上下左右にくねらせ、まるで踊っているような様を見せる。

少し可愛そうな気にもなるが、お陰で身は柔らかく、すこぶる美味。

”いじか荘”の入り口の右手に高さ10ｍのも満たない、可愛らしい灯台が立つ。

”いじか荘”の前は太平洋。

このかわいらしい灯台の光はどこまで届くのだろう。

朝、太平洋の海から上った太陽が、遥かに強い光で灯台を照らし始めた。

義弟夫婦は新幹線大阪駅まで私たち夫婦を車で送ってくれた。

家族旅行2019秋・投入堂と湖上露天風呂と鮑と・に戻る。
https://4travel.jp/travelogue/11618690