2013年11月、伊勢神宮へ参拝に行く前に、高野山の宿坊で一泊し、和歌山側から行きました。2泊目は川湯温泉に宿泊し、熊野本宮大社、熊野速玉大社、神倉神社を詣でました。<br /><br />写真は神倉神社。後ろの大岩がコトビキ岩で御神体です。<br /><br /><br />

和歌山 2013

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2013/11/04 - 2013/11/06

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和歌山

高野山へ行くのは初めて。難波から極楽橋まで、南海高野線特急か急行で行ったものと思われます。（1時間20分以上）

高野山への途中。橋本を過ぎると山深くなって来ます。もうすぐケーブルカーへの乗り換えの極楽橋です。
高野山では奥の院への木立の道がとても良かったです。

総本山金剛峯寺へ。
本堂で説明を伺って。
空海（774～835）さま又は弘法大師さまですね。真言宗の開祖。816年に修禅の道場を願い出て高野山を賜りました。
展示会などをやっていました？

真言宗総本山金剛峯寺の庭。静寂。
紅葉が少しですが見られました～

高野山は標高900メートルなので少し早めに見られました。
高野山名物みろく石。一個105円でした。
石のような外見の甘いお菓子でした。
今夜の宿は宿坊。高野山には50以上の宿坊があるそうです。こちらのお庭も丁寧に掃かれていました。お部屋は和室。六畳。トイレ、お風呂は共同でした。夜は冷え込むらしく石油ストーブが置いてありました。

宿泊した宿坊では写経をしました。
翌日は熊野へ向かって南下します。
JRへの乗換駅橋本駅そばにある竹虎堂さんで串柿というお菓子140円を購入したらやき餅をおまけにつけてくれました。あら、良いのかしら。

名物の甘いものなどを食べながらゆっくりと道成寺へと向かいます。
道成寺本堂。

道成寺駅から5分ほどでしたが、和歌山線はあまり本数がないので次の電車に間に合うように見学しました。日高郡日高川町にあります。

屋根が切れていて下手過ぎる写真です。
道成寺は「安珍と清姫物語」の歌舞伎などで有名なお寺です。

和歌山県最古のお寺でもあります。701年、美しい黒髪と容貌で文武天皇の妃になった宮子姫の創建とか。思ったよりずっと立派なお寺でした。
千手観世音菩薩像。

そのほか日光菩薩、月光菩薩像など沢山の国宝仏像を至近距離にて拝見することができる貴重なお寺でした。また来たいお寺です。

道成寺から田辺市へ、各駅停車だったのでゆっくりと移動。田辺では南方熊楠邸へ。

南方熊楠（1867～1941）は博物学者、生物学者、民俗学者。広範囲の分野で多くの研究を行った孤高の学者です。

日本粘菌の分野では、熊楠以前は36種しか記録されていなかった日本粘菌相に178種追加したそうで世界中が驚いたとか。
また、「ネイチャー」誌へ掲載された論文は51本で、日本人としては今だに最高記録保持者だそうです。
晩年の25年間を過ごした家。

癇癪持ちでそのせいか奇行も多かったということです。
家は娘さんから2006年に田辺市に寄贈され、復元されたものです。

驚異の記憶力を持っていたと言われていた熊楠。晩年、記憶力が衰えたことを嘆いていた、と言うので案外努力の天才だったのかもしれません。
バスで今夜宿泊の川湯温泉に向かいます。なんと2時間近くかかりました。途中で15分ほど休憩がありました。が、トイレなどはなくただの畑の中でした。

高校生が乗っていてあるバス停で下車すると、停留所に親ごさんが車で迎えに来ていました。バスの本数が少ない上、更に車で移動とはかなり大変な通学ですね。

川湯温泉のホテルは普通のホテル、3階建てくらいの、でした。そばを流れる熊野川と支流の大塔川は川底から70度のお湯が湧いています。そこに露天風呂があり、そんな川のそばの温泉に入るのは初めてでしたし、とても自然で良かったです。（確か浴衣のような羽織ものをホテルで貸してくれ、それで入浴しました。全くの露天ですから。）
翌朝1番のバスで熊野本宮大社へ詣でました。

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されたのはこの旅から3年後の2016年10月です。

八咫烏の黒いポストが珍しいその名も「八咫ポスト」。友人にハガキを出しました。
旧熊野大社。川の氾濫で移築される前はここにあったんですね。大斎田。威風堂々といった感じの大鳥居でした。
熊野古道いつか歩いてみたいな。

バスで川沿いを下って新宮へ。
那智の滝は以前行ったことがあります。今回は熊野速玉神社へ向かいました。
八咫烏神社がありました。
熊野速玉神社からそう離れていないところに、ありました！神倉神社です。
見るからに登りずらそう。

この石段は古来からの階段の形態を残してます。今の登りやすい階段とは訳がちがいます。ここを火祭りの時は暗い中を登っていくのです。凄すぎる！！

2020年の火祭りは2月6日に行われました。
やっと登りました。御神体は後ろの大岩です。神社にいたおじさんから呼吸法を教えていただきました。なぜ？なぜか覚えていません。他にも色々ご説明いただきました。

この後伊勢神宮へ向かい、周りの関連神社をたくさん回った後、友人達と合流したのですが写真がないのでこの旅行記はここで終わります。