高速船「ナッチャン」と「寝台特急あけぼの」に乗る旅

2008/10/26 - 2008/10/28

コロナで旅立て無いので、昔の写真で旅行記を作成してみました。2008年10月、東日本フェリーで運行していた高速船「ナッチャン」に乗りに行った時の旅行記です。

2008年5月、オーストラリアのインキャット社が製造した「ナッチャンRera」と「ナッチャンWorld」が青森～函館間に就航しました。いつか乗りに行きたいと思ってましたが、LCCなんて言葉すら無い当時は北海道に行くのはハードルが高かったのです。
ところがその年の9月、燃料費高騰を理由に10月末で「ナッチャン」の運航を休止するとニュースで報じられ、急遽旅立ちました。
この時、今では廃止になった江差線の木古内ー江差間や「寝台特急あけぼの」にも乗車しています。

当時あった企画乗車券「青森・函館フリーきっぷ」（28600円）を使用しています。それにしても、この10年余りでJR東日本から特急券込みの企画乗車券が消えてしまいましたね。
まぁ飛行機の方が安くて早くて便利なのでいいですけど。

エリア 七飯・江差(北海道)

まずは大宮駅から八戸行きの「はやて13号」に乗車します。
今は新函館北斗駅まで新幹線が開業していますが、当時は八戸止まりだったんですよね。

大宮駅 駅

東北新幹線に乗車中です。
行程的に夜勤明けなので、新幹線の中では寝てたと思います。

この旅で使用した「青森・函館フリーきっぷ」です。

終点の八戸駅に到着しました。
この八戸乗り換えは、ちょうど私が北海道などへ遠出できるようになった時期と重なって、ずいぶんお世話になりました。

八戸駅 駅

「特急つがる13号」に乗車します。

「つがる」に使用されるE751系と485系です。

建設中の東北新幹線を横目に見ながら八戸駅を発車しました。

この時は新青森開業はもちろん、北海道新幹線なんかも、ずっと先の話だと思ってました。

何を撮ったのか分かりません。。

青森駅に到着しました。

青森駅 駅

ぜんぜん記憶に無いですが、八甲田丸に立ち寄っていたようです。

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館

エンジンですね。

車両甲板に居るのはDD16-31号機と車両の出し入れに控車として使用したヒ600です。

青森港フェリーターミナルにやってきました。

特徴的な双胴船の「ナッチャン」が近づいてきました。

青森港に入港します。この船はナッチャンWorldですね。

湾内で回頭する「ナッチャンWorld」を正面から撮影しました。

美しい船です。まさか半年で撤退とは。。
2020年現在、この「ナッチャンWorld」は防衛省が借り上げています。

「ナッチャンWorld」の模型です。

ビジネスクラスを予約しました。私1人だけでした。

青森フェリーターミナルを出港します。

青森港フェリーターミナル ラーメンコーナー グルメ・レストラン

ナッチャンは徐々に速度を上げていきます。

現在の船の位置です。陸奥湾を抜けて津軽海峡に差しかかろうとしています。

こちらはエコノミークラスです。ビジネスクラスの座席と色が違うだけじゃね？
そして船内はガラガラです。燃料大量消費する高速船でコレじゃ採算割れしますね。

北海道の街の灯りが見えてきました。

函館港に入港します。

北海道に上陸しました。

翌朝、谷地頭まで市電の乗り鉄をしてました。

函館駅に戻ってきました。485系の「白鳥」です。

当時はボロい485系の「白鳥」よりも789系の「スーパー白鳥」を選んで乗ってました。でも今思えば、こっちの方が貴重でしたね。

江差線に乗車しています。
この時、先ほどの485系に乗ったのか、それとも普通列車に乗ったのか記憶が無いです。

沖合いを航行中の「ナッチャン」が見えました。

この時は、新函館（仮称）- 札幌間が未着工だったんですよね。ってか、北海道新幹線って必要ですかね。。
ん？東京へ3時間57分って？2020年でも3時間58分ですけど。。

江差線で乗車するのはキハ40-807です。2020年4月現在はキハ40-1807となり道南いさりび鉄道で朱色5号の首都圏色になってますね。

木古内で乗り換えます。

虹が見えてきました。

くっきり見えてて美しいです。

海が見えてきました。思いっきり荒れてます。。

終点の江差駅に到着しました。

江差駅の駅舎です。
江差に来たのは、この時が最初で最後でした。

江差駅 駅

乗ってきた列車で戻ります。

木古内から「スーパー白鳥」に乗って本州へ戻ります。

下り「スーパー白鳥」がやってきました。

当時、新幹線用のレールの敷設も進んでいたんですね。

吉岡海底駅を通過していきます。

青函トンネルの最深部を示す緑のランプが見えてきました。

青函トンネルを抜けます。

建設中だった北海道新幹線の館沢トンネルです。

立派な高架橋の海峡線から降りて、津軽線を進みますます。

海が見えてきました。

沖合を航行中のナッチャンが見えました。

建設中の新青森駅が見えました。

青森車両センターには改造待ちの京浜東北線の209系が居ました。

夕食です。

青森駅から「寝台特急あけぼの」に乗って帰ります。

ディーゼル機関車に牽引されてやってきました。

この頃は「あけぼの」以外にも北斗星や日本海、北陸も残っていましたが、2020年では過去の物になっちゃいました。

機関車はEF81-94号機です。
この機関車、2010年12月に廃車になりました。

こんどは後ろに来ました。

「あけぼの」のテールマークです。

今夜の宿はB寝台下段の個室です。

時間的に大館駅かな...

翌朝、目を覚ましたら大宮駅に到着するところでした。
荒川を渡っています。

上野に帰ってきました。
このあと列車は推進運転で尾久へ戻っていくんですよね。この頃は頻繁に見ていた光景でしたが、それも懐かしいです。

この旅行記へのコメント （2）

• TX-1000さん 2020/04/27 20:37:06

  10年ひと昔ですね。

  Akr様
  
  コメントありがとうございます！
  皆さんが昔の写真で旅行記を書いてるのを見て、私も始めてみました。
  
  10年ひと昔とはよく言ったもので、仰る通りこの10年にあまりで北海道の鉄道事情はずいぶんと変わってしまいました。旅行記を書いていて懐かしかったです。
  
  ナッチャンに関しては燃料価格が高騰してる時期でしたし、登場した時代が悪かったのかも知れません。
  
  当時はあけぼの以外にも北陸も居て、推進運転で尾久へ帰っていくのを会社に行く途中の日暮里駅でよく見てました。写真を撮っておけば良かったと後悔しています。
  
  この旅行に行けない期間を利用して過去の写真で旅行記を作ったり、今ある旅行記へ内容を追加していますので良かった見てください。

• Akrさん 2020/04/26 11:16:14

  10年ちょっと前の事なのに・・・

  TX-1000さま
  
  こんにちは。Akrでございます。
  
  やはりみなさん出かけられないのでこういった懐古旅行記が多いですね。観る側にしてみればとても興味深いです。
  
  旅行記の写真を拝見してみて、10年ちょっと前の事なのにいまではすべてが変わってしまってますね。
  ・はやて号(いまも辛うじてありますか）
  ・MAXやまびこ号＆つばさ号のコンビ。
  ・新幹線が八戸止まり
  ・JR北の特急電車が東北本線を走ってた。
  ・あけぼの号
  などなど・・・
  
  ナッチャンは確か東日本フェリーでしたね。鳴り物入りで登場しましたが鳴かず飛ばずで引退。でも青函間のアクセスが２回乗り換え＆高い特急料金のいまなら良きライバルになったのかもしれませんね。
  
  表新写真の81に牽かれたあけぼのが上野駅地平ホームに着く。
  これも記憶の彼方に行ってしまいましたね。私が最後に乗った時は牽引機が64でした。
  
  在宅でも良い事あるもんです(笑)
  お陰様で、とても懐かしく拝見させていただきました。
  
  -Akr-