年末年始ガラパゴス子連れ旅行記3～イザベラ島

2018/12/23 - 2019/01/01

動物好きにとって憧れの地、ガラパゴス諸島。
いつか行きたいと夢見た旅先ですが、アメリカに住んでいるうちに行こう！と思い切って予約。
小学生2人と1歳児の子連れ旅行です。
小さい子連れガラパゴス旅行はあまり情報がなかったので、どなたかの参考になれば。

エクアドルまでの往復フライトはExpediaで手配。エクアドル内の移動や宿泊、観光は現地旅行会社のナウタルーツさんにお願いしました。
9月に問い合わせた時点で、島々を回るクルーズツアーは満室だったのでホテルに滞在して観光するスタイルになりました。

今回の旅行記は、★がついている部分です。
旅行日程
12/23 キトヘ移動日。
12/24 ミンドでハチドリ観察&キト市内観光
12/25 サンタクルス島へ移動。ゾウガメツアーに参加
12/26 ノースセイモア島観光ツアー
12/27 プエルトアヨラでのんびり。
★12/28 イザベラ島へ移動。島内観光。
★12/29 ティントレーラスツアー
★12/30 サンタクルス島へ移動
★12/31 グアヤキルへ移動
★1/1 グアヤキルから出国

エリア ガラパゴス(エクアドル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船 タクシー
• 航空会社: タメ航空
• 旅行の手配内容: その他

旅行6日目。今日はイザベラ島へ移動します。
朝食も早々に、プエルトアヨラ港から定期船に乗ります。
港の桟橋にスピードボートを着けられないので、写真のようなウォータータクシーでボートまで乗せてもらいます。ウォータータクシーは現金払いで大人1ドル、子供は半額でした。

他の人の旅行記でも散々書かれていますが、離島行きのスピードボートの揺れは半端ではありません。大丈夫と思っても必ず酔い止めを飲みましょう。エチケット袋は最初に配ってくれます。
景色を楽しむ余裕もなく、ひたすら忍耐の時間でした。

フェリー乗り場 船系

イザベラ島には、2時間半くらいで到着。人生で一番長い2時間半でした…。ここでもボートは接岸できないのでウォータータクシーに乗り換え（大人1ドル）。
到着後、港で入湯料を払います。大人10ドル、子供5ドルでした。ガラパゴスは地味に少額のドル紙幣が減っていきます。

疲労困憊ですが、そのままイザベラ島内のツアーに参加です。
ここはフラミンゴがいる池。遠ーくに小さく写っています。

イサベラ島 自然･景勝地

拡大するとこんな感じ。
一心不乱に餌を食べていました。

池の手前の方には、鴨のつがいもいました。なんという鴨か不明です。ガイドさんもスルーだったので…。

至る所にヨウガントカゲがいます。トカゲくらいでツアーは立ち止まったりしません。この子は赤いほっぺでかわいかった。

フラミンゴ池からテクテク歩いてゾウガメ保護センターへ。ここもチャールズダーウィン研究所と同じく、ゾウガメの保護・繁殖をしている施設です。
比較的大いゾウガメが多かったような。

Arnaldo Tupiza テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ランチを挟んで、午後はコンチャペルラ（Concha de Perla）という港近くのシュノーケリングスポットに行きました。
海につながる歩道には、アシカの子供があちこちにいました。

こっちではお乳を飲んでいる赤ちゃんが！

見た中で一番小さかったこの子は、まだ生まれて2週間くらいだそう。

コンチャペルラは、こんな綺麗な入江です。全く波はなく、天然のプール状態です。
海に降りる階段にはカニがたくさんいて、子供が怖がってしまいあまり海に入れませんでしたが、沖まで行かなくても、きれいなお魚がたくさん見られます。アシカが近くをすいーっと泳いでいくこともありました。

足元は岩なので、フィンをつけるか、足をしっかり覆うウォーターシューズがあると便利です。
更衣室はないので、服の下に水着を着て行きました。

海につながる階段で、ぐでーとアシカが寝ています。ここでは人間が避けて通ります。

ツアーはここで終了。港からタクシーに乗って宿に移動しました。タクシーは、島を流しているので少し待てば来ます。

イザベラ島唯一の町、プエルトビジャミルです。道路はほとんど未舗装で、なんとものんびりした雰囲気でした。

イザベラ島で2泊お世話になったホテル、Sula Sulaはこの町の外れにある3つ星ホテル。
ホテルというより、親戚のおばちゃんちに遊びに来たようななんとも寛げる宿でした。部屋はシンプルながらエアコンあり、お湯も出ます。
Wi-fiが遅いのは、場所柄仕方ないのかも。

旅行7日目は、午前中ラスティントレーラス半日ツアーに参加しました。ラスティントレーラスは、イザベラ島港の沖合に浮かぶ岩礁です。
運が良ければ北半球に住む唯一のペンギン、ガラパゴスペンギンが見られるそう。

朝、お迎えに来てくれたツアーばすで港へ行き、ボートに乗ります。

港の沖合には岩礁がいくつもあり、ウミイグアナやアオアシカツオドリが休んでいます。

10分くらいであっという間に到着です。ここはドライランディングでした。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

こんな、ゴツゴツした岩場のトレイルを歩きます。ここも日陰がないので、日焼け対策と水分補給はしっかりと。

よく見るとウミイグアナだらけ！他の場所に比べて、小さい個体が多かったです。
トレイル上にもいるので、踏まないように歩くのに気を使いました。

なんだか笑っているみたいな表情です。

島の名前になったティントレラスとは、ネムリブカというサメのこと。名前の通り、海にはサメがいました。
夜行性なので、昼間は決まった場所で休んでいるんだそう。それにしても海の透明度がすごい！

浜辺には、アシカのコロニーがあり、何匹も赤ちゃんアシカが寝ていました。
かわいい。

このコロニーの主のオスアシカです。アシカは1匹のオスがハーレムを作るので、彼がここの赤ちゃんアシカたちのお父さんです。

海に目を向けると、エイが泳いでいました。

ウミガメも！ウミガメはこの後イザベラ島の港に戻る間にも見ることができました。
この後は、ボートに乗ってシュノーケリングスポットへ。我が家は例によってチビたちと近くの岩場でお留守番でした。

ペンギンが見られると期待して参加したティントレーラスツアーですが、ガイドさん曰く「この時期（12月～1月）はペンギンは北の方に移動していて、もう1ヶ月くらい見てない」とのこと。
ペンギン目当てなら2月以降がいいそうです。

この言葉に、あきらめかけていましたが、帰り際、港近くの岩礁にペンギンを見つけました！
無理だと思っていたので喜びもひとしお。この日一番の歓声が上がりました。

ペンギンとアオアシカツオドリという、ガラパゴスならではのツーショット。
大満足の半日ツアーでした。

午後からはイザベラ島でフリータイム。
早速町のビーチに繰り出します。コンチャペルラは綺麗だけど、子供にはやっぱり砂浜がいいみたいです。
混雑もなく、ゆったりした時間が流れていました。

さすがガラパゴスのビーチ。少し見渡すと、ウミイグアナが泳いでいます。

すぐ沖の岩にはアシカとウミイグアナが並んでいました。
上空にはカツオドリやグンカンドリが舞い、人間と野生動物が普通に同じ空間にいるという、この世の楽園のような場所でした。

朝のビーチではチドリの仲間？がお散歩中でした。

旅行8日目。イザベラ島で2泊した後、サンタクルス島に帰ります。イザベラ島は本当にのんびりした島で、もう1泊くらいしたかったな。
この後は、サンタクルス島からグアヤキル経由で帰るだけ。楽しかった旅行もおしまいです。

写真はイザベラ島の港。海の色がすごくきれいでした。

旅行9日目、サンタクルス島からエクアドル本土のグアヤキルに戻ります。
バルトラ空港へは、プエルトアヨラからタクシーで1時間弱、バルトラ島への渡し船が10分（待ち時間含む）、空港へのバス15分と意外と時間がかかるのでこの日は観光なし。
グアヤキルについたらもう夕方で市内観光する暇もありませんでした。
ただ、この日は大晦日で日付が変わった瞬間年越しの花火と爆竹が夜通し上がり、すごい音だった…。

最後にイタバカ海峡のペリカン君。ガラパゴス、本当にいいところで、子連れでは少しハードだったけどまた行きたい場所です。

サンタ クルス島 自然･景勝地