2020/03/21 - 2020/03/21
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ミズ旅撮る人さん
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三河地方をあまり訪れることがないので、豊川市と言ったら「豊川稲荷」しか
思い浮かびませんでした。
さすがに誰でも知っている「豊川稲荷」を通過するのは忍びない。
どんなところなのか、何故有名なのかも知らず、行ってみました。
正式名称、圓福山妙嚴寺(えんぷくざん みょうごんじ)は、
駐車場から総門までが遠い。敷地が広いってことですね。
普通に言う「お稲荷さん」とは違って、本格的な神社仏閣でした。
そして、奥の院の更に奥にある「霊狐塚」。これが人気の元でした。
これは、なかなか写真を撮るのがおもしろい。行って見てよかったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
名鉄豊川稲荷駅と、JR飯田線豊川駅からの商店街。
総門付近は、縁起物を扱う店が立ち並んでいます。 -
あった、「いなり寿司」の店。
意外にも、あんまり売っていないんですね。
帰りには忘れずに買って行こう! -
総門前の境内の見取り図を見て感嘆。
さすがに、ただのお稲荷さんとは規模が違うようです。
でも、なぜ総門・山門・参道・本堂が一直線に並んでいないの? -
総門の脇にある灯篭です。
照明部分と台座との間にある8面の浮き彫りには、
「常夜灯」の文字の隣にキツネが彫られています。 -
白い鳥居の前には、大きなキツネの石像もあります。
-
鳥居をくぐると本殿までの参道が続きます。
-
「東海の霊場 豊川いなり」
正式名称は圓福山妙嚴寺です。
鎮守する豐川吒枳尼眞天が稲穂を荷い、白い狐に跨っていることから、
「豊川稲荷」が通称として広まったのだそうです。 -
本殿は総欅造で、昭和5年春に竣工し落慶大開帳が行われました。
-
豊川市に於ける聖火リレーは、豊川稲荷本殿前を起点にしていました。
終点が陸上競技場です。先程訪れた日本車輛製造の前ですね。
2020年のオリンピックは来年に延期されてしまいました。
きっと聖火リレーは2021年に改めて、ここを走ることでしょう。 -
寒巌義尹(かんがんぎいん)禅師は、第八十四代順徳天皇の第三皇子で、
曹洞宗の始祖、道元禅師に師事し、1243年宋へ留学しました。
1263年にも再び入宋し、その帰国の際に霊神が現れました。
稲束を荷い、手に宝珠を捧げ、白狐に跨って声高らかに
真言(しんごん)を唱えます。
「?尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶(オンシラバッタニリウンソワカ)」
この真言が、本殿の向かって左側の柱に掲げられています。
(真言の一文字目が文字化けします。写真の柱で見てください)豊川稲荷 寺・神社・教会
-
本殿内は撮影禁止です。
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「豊川稲荷」の文字は、本殿の内側に向いて書かれていました。
参拝を済ませた人々は、正面に戻るのではなく、
出て左側に回り込んで行きます。 -
圓福山妙嚴寺(えんぷくざん みょうごんじ)は、
12.73ha(31,151坪)という境内の中に、
堂塔伽藍が、大小合わせて90棟以上もあります。
「奥の院」に至る参道には「千本幟」と呼ばれる幟(のぼり)が、
ずらっと並びます。 -
京都の伏見稲荷は朱塗りの鳥居が並ぶことで有名ですが、
豊川稲荷はこの「千本幟」が目を引きます。
奥の院正面にある受付所で1本2,000円で奉納することが出来ます。 -
規模は小さいですが、三重塔もあります。
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「万燈堂」への参道は、片側が灯篭になっています。
奈良の春日大社のように「万燈籠(節分とお盆に行われます)」が
あるのかな? -
「奥の院」が見えて来ました。
旧本殿の拝殿を奥の院拝殿として移築したものです。 -
さて、ここからが「霊狐塚」に向かう参道です。
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参道にはキツネがずらっと鎮座しています。
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こちらは、随分と凛々しいキツネ。
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巻き物をくわえ、噛みつかれそうな形相のキツネ。
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キツネの像にこんなにバリエーションがあるなんて。
奉納する人は、キツネの顔を選んでいるのかなあ? -
「霊狐塚」の文字が刻まれた石碑がありました。
この柵の中が「霊狐塚」のようです。霊狐塚 名所・史跡
-
イチオシ
柵の中はキツネがいっぱい。
どうしてこんなにキツネだらけになったのでしょう。 -
う~~ん、ひょうきんキツネ・・・
君は前掛けを付けないの? -
ほら、みんな付けているよ。
-
キツネの像が広がる中に、いくつかの灯篭があります。
これも寄進されたもののようです。
これらの灯篭に明かりが灯された時の霊狐塚を撮ってみたいなあ。 -
寒巌義尹(かんがんぎいん)禅師の
六代目の弟子・東海義易禅師がここに妙嚴寺を開創した際に、 -
平八郎と名乗る老翁が現れ、禅師の手助けをしました。
-
301の眷属を持つという老翁は、禅師が亡くなると姿を消しました。
この説話により「平八郎稲荷」とも呼ばれるそうです。 -
この説話に出て来る眷属(けんぞく)がキツネなんですね。
-
5つ子キツネに日の光が当たっています。
5体一緒に寄進されたのかと思ったら、
台座には3体に大府、他は、京都・名古屋でした。 -
中部・関西地方が多い中、関東発見。横浜・川崎。
それにしても、意外とひょうきんな顔のキツネが多いのね。 -
キツネたちは、石段の上に置かれているので、すごく迫力があります。
-
ここのキツネの特徴は、棍棒のように太い尻尾を
ピンと上に立てていることです。
指令を待つ姿勢。これが眷属の姿を現しているのでしょう。 -
キツネがくわえるのは、巻き物か宝珠。稲穂や鍵のこともあるそうです。
キツネ像には、目玉を入れない方がいい気がするなあ。
顔がひょうきんになるから。 -
これだけのキツネに囲まれる場所は他にはないですね。
奥の院までで帰らないで良かったです。 -
本殿のそばでは、絵馬を売っています。
絵柄だけを見ていると、1~3の定番の絵馬を選んでしまいそうですが、 -
これを見ると4番が良くなりませんか?
手を加えて、独自の顔になっているのがいいなあ。 -
最後にこれを忘れちゃいけません(と勝手に思っている)。
「稲荷」に来たら、おいなりさん。
「元祖&わさび」のミックス稲荷にしました。
ちゃんと経木(きょうぎ)の箱に入っていました。 -
京都の伏見稲荷大社が稲荷神社の総本山です。
では、豊川稲荷は日本三大稲荷の一社なのかと言うと、
なかなか明確には基準がないそうです。
茨城県の笠間稲荷神社、佐賀県の祐徳稲荷神社、
岡山県の最上稲荷などが列挙されています。
因みに、豊川稲荷の別院が東京・赤坂にあり、
ジャニーズの聖地となっているんだとか。
神田明神がサラリーマンの聖地?みたいなものなのかな? -
駐車場に向かう路上で、こんなマンホールを見つけました。
どうやら、ネーミングライツで、マンホールの蓋に
企業の広告を書いているようです。
OSGは、ドリルなどの機械加工用工具を製造している会社です。
豊川市に本社があります。 -
最後に、豊橋稲荷駅の前を通りました。
駅前ロータリーでは、キツネが踊っていました。
これで、今回の愛知の旅を終えます。
ありがとうございました。
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