2020/04/13 - 2020/04/13
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さっとん姉さん
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収束の兆しが容易に見えてこない新型コロナウイルスの猛威。
現時点で海外へ行ける見通しがまったく立たない。新しい旅行記を書くネタがほとんど残っていない私。
そこで、これまで構想レベルに留まっていた東南アジアの旅で出会った愛すべき山岳民族(少数民族)の人々との出会いを基軸にしたオムニバスを編んでみることにした。
【オムニバスの編集方針】
○国別
○民族別
○時系列に忠実に
今回も、本編の旅行記ではカットした蔵出しショットを多数採用する予定である。
無謀とも思えるこの企て。
さてさて、どんな仕上がりになりますやら。
(2020.04.14作成開始。過去の旅行記を写すのではなく少しずつ書き足しています。ご容赦願います。)
新型コロナウイルスは人間の健康と生命を奪うだけにとどまらず、わが日本社会に新たな分断や格差の固定化をもたらすような嫌な予感がする。
かつて羽仁五郎という歴史家が辛辣な口調で「日本には老人問題などない。富める老人と貧しい老人の格差があるだけだ。」と論破した。1980年代前半のことである。
コロナ禍で生活を直撃され困窮するのは今の日本社会の中のどのような人々か?
しかと見定めなければなるまい。
(以下、2020.05.31追記)
昨日二つのテレビ番組を視聴した。どちらにも「首長族」が登場した。
①テレビ東京系列、タイのメーホンソーン近郊のパドゥン・カレン族(ミャンマーでの呼称はカヤン族)の村を取り上げていた。昨年私が訪れたパドゥン・カレン族が暮らす二つの村のどちらでもないようだ。
良い内容だったが、「タイで暮らしているパドゥン・カレン族の人々が元々はミャンマーに住んでいて、二十年以上前の政治的事情からタイに移住し、難民として扱われていること」への言及は一切なかった。何も知らない視聴者には誤解を与えかねない。
②NHKのBSプレミアム、ミャンマーのシャン州の山岳地帯を通る鉄道の旅。ほんの短い時間だが、シャン州南部に住むというカヤン族の二人の女性が登場。
この旅行記も何かの役に立つかもしれない。
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2019年6月10日、バンコクから飛行機でチェンマイ空港へ行き、その日のうちにメーホンソーン行きの飛行機に乗り継いだ。
上の写真はその機中から撮影した(16時23分)。
メーホンソーンはミャンマーとの国境近くにあり、メーホンソーンに近い両国の国境の大半は険しい山岳地帯である。 -
初めてメーホンソーン空港に降り立った。照りつける西日が厳しい。
私がメーホンソーンを訪れた目的の一つ(すべてではない)は、有名な「首長族」の人々が暮らす村を訪れることであった。
彼らの正式な呼称は、タイ側ではパドゥン・カレン族(Padaung Karen)といい、故郷のミャンマー側ではカヤン族(Kayan)という。
その身体的特徴から、英語でLong Neck Karenもしくは単にLong Neck People(「首長族」)等と呼ばれることも多い。
私のこれまでの旅行記では、タイ側ではパドゥン・カレン族、ミャンマー側ではカヤン族と呼んでいる。このオムニバスでも同じである。 -
最初のメーホンソーン滞在中は市街の中心部にあるガームター・ホテル(Ngamta Hotel)に宿泊した。
到着翌日の午前中に、日本語ガイドブックに載っているRose Garden Toursという小さな旅行会社を訪ねて行った。場所はホテルから目と鼻の先である。
ところが、ガイドブックや Google Mapに載っている営業開始時刻の午前9時を過ぎてもシャッターは閉まったままである。
翌日の計画を出来るだけ早く立てたいと思っていた私は一旦ホテルに戻り、ホテルの女将さんに相談した。
「他にどこか良い旅行会社を知りませんか?」
その結果、女将さんの知り合いのドライバーを紹介してもらうことになった。
私が事前に紙にメモしておいた5箇所の観光スポットを車で日帰りで回るという条件で、その場で連絡を取ってもらった。
料金は2,000バーツ(約7,000円)。
午前09時にホテルに迎えに来てもらう。
料金の支払いは明日。 -
☆☆☆二度のメーホンソーン滞在中に何度か利用したカフェ 77House'sの入口。☆☆☆
この時点で私は山岳民族(少数民族)の人々が暮らす村を訪れた経験はほぼ皆無であった。※
日本語ガイドブックに載っていたメーホンソーンから最も訪れやすいパドゥン・カレン族の村のことは、ネットでも少し調べていた。
その村を翌日の個人ツアーで訪問を希望する5箇所の観光スポットに入れたのも、軽いノリからであった。
※25年以上前、最初のタイへの旅の中でチェンマイ発の旅行社のツアーに参加し、山岳民族の村らしき場所へ連れて行かれた。しかし、その時の記憶はまったく残っていない。 -
6月12日、午前08時55分に個人ツアーへ出発した。
訪れたスポットは次の通り(訪問順)。
Baan Huai Seua Tao ファイ・スア・タオ村、パドゥン・カレン族が暮らす村
Sutongpe Bridge スートンペー橋、対岸の寺院へ行くため水田の中に作られた竹の橋
Phuklon プークローン、温泉とマッド・スパの施設がある
Nam Tok Pha Sua パースア滝
Tham Pla タム・プラー、魚が集まる洞窟
上の写真は最初のスポット、ファイ・スア・タオ村へ向かう途中の道路。水をかぶって小川のようになっている。 -
午前09時20分、Baan Huai Seua Tao ファイ・スア・タオ村に到着した。
上の写真は村の入口。パドゥン・カレン族の女性の格好をした木彫りの二体の人形に迎えられる。
右側の人形の顔はどことなく女優の片桐はいりに似ている。
ここで入場料として250 バーツ(約870円)を支払う。
引き換えに渡された印刷物には、この入場料は村のコミュニティの発展などのために役立てられる、との説明が英語で書かれていた。 -
☆☆☆上の写真の奥が村へ通じる通路の入口。☆☆☆
両側に土産物屋(おそらくタイ人が営む店だろう)
が並ぶ通路の先に、村の入口があった。
ドライバーさん(ネムカーアイスーンという名前)は車で待機していた。私一人で村に入る。 -
この橋を渡った先がファイ・スア・タオ村のようだ。
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橋の下を流れる小川の先にも家が立ち並んでいる。手前には畑も見える。
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村の奥には山が迫っている。小川の辺りに簡素な造りの家が立ち並んでいる。
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土産物屋が固まっている一角に出た。
時間が早いためか(午前09時30 分頃)、売り子さんはほとんどいない。 -
パドゥン・カレン族の人にまったく出会わない。
各商店にはそれなりに土産物が並んでいるのだが。
この村の活気のない様子に私は戸惑うばかり。テンションもだだ下がり。
団体の観光客でも来れば、売り子さんたちは店の奥から出て来て熱心に商売をするのだろうか。 -
村の奥の方。
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この村の中で気持ち良さそうに寝ている犬がいた。
ここは長くいたいと思う場所ではないと感じられた。
村に入ってから30分も経っていないが、車に戻ることにした。 -
村を出る前に、ドライバーさんに少し離れた場所へ車で連れて行かれた。
パドゥン・カレン族の宗教施設だという。※
太い柱のようなものが何本も立っている。
※後にミャンマーでカヤー族(タイのパドゥン・カレン族と近い民族)の村を訪れた際、これとほぼ同じものを目にした。 -
この日のファイ・スア・タオ村訪問を今(2020年4月)振り返ると、笑ってしまうくらい自分がめちゃめちゃ腰が引けていたことに気づく。
写真を撮らせてもらうかどうかは別として、ガイドブックに写真が載っているような首の飾りをつけたパドゥン・カレン族の女性に一人も出会わなかったことは、あまりにももったいないことだとつくづく思う。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Shu-senseiさん 2020/05/07 16:03:30
- お疲れ様でした
- メーホンソン県に住んでいるものです。
ちょうど今首長族の村の近所の喫茶店でお茶してて、暇つぶしに貴殿の旅行記に出会いました。
首長族の、この村は寂れてるので、もう少し南の村の方が良かったみたいですが、まあ大して変わりません。
今、タイ王国はCOVIDー 19でロックアウト中ですが、県内であれば移動できます。丸2ヶ月自宅隔離で参ってます。
来られたのが6月だと雨ばっかりで楽しくなかったのでは、と思います。
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