2017/02/01 - 2017/02/02
8位(同エリア21件中)
栗マリさん
ヴィレロイ&ボッホの本社がザール河沿いのメットラッハ(Mettlach) にあると知って行ってみた。車でフランクフルトから2時間ちょっと,ザールブリュッケンから近郊電車で40分ぐらいの小さな町である。アウトレットもあるのだが、「見ると欲しくなる」私の性格には危険区域(!)(写真は撮ってません)青い小花の「古きルクセンブルグ」シリーズ,「ナイーヴ」シリーズなども集めているのでその本社に行ってみるというのは興味深し。ヴィレロイの本社は昔の修道院を創立者ボッホ氏が買い取って(1801年)そこに陶磁器の工場にしたという。驚いたのは館内の陶磁器博物館だった。現在と昔、、自分が買い集めた食器も少しずつ絵付けや焼き色などが違っているのだが、当時、発祥から展示されている物、繊細な出来には工場の大量生産にはない豪華さ、なるほど、王室御用達の名を誇る「美術品」と言っても過言ではないものばかりで、見ているだけで目の保養になった。ヴィレロイは建築業者の間では専らタイルや湯舟、トイレなどのメーカーとして知られているので、展示物の中に、シャワーキャビネットがあったり、湯舟があったりするのも面白い。
工場の敷地の通りを隔てて、ザンクト・ヨーゼフというネオゴチックの教会というのがある。博物館にパンフレットがあって、係員の人が「時間があったら是非行ってみてね」と勧められた。これは、ボッホ家の寄進によって今は中も見学できるように美しく修理修復されている。ブルーのタイルが美しい。
ザール河の河辺も美しく、お花の咲いている頃にはさらに美しいに違いない、また行ってみたい、と思った。
近くのアウトレットには数軒お店が並び、チョコレートメーカーのカフェに入ったが、そこの食器もヴィレロイであった。
PR
-
ザール河に面した本社工場の入り口(創立者が昔の修道院の建物を1801年に買い取ったものを今でも使っている)
-
左側はザール河。中にはカフェもあるみたいだったけど、この日はクローズ。博物館の人が申し訳ないと言って、翌日使える1ユーロのクーポンをくれたけど、いや、明日はもう来ません!
-
ザール河畔。春になったらまた来たい。きっと緑がきれいだろうなあ、と思いつつ。
-
窓から工場の方の様子が
-
階段上がって展示場の入り口?ーあ、このシリーズ「ウエーブ」!ちょっと大きすぎっ!
-
創立ナンチャラの記念の短編映画見たいのを作ったんだけど、時間あったら見る?と訊かれて連れが「ハイ、時間あります」とか言ったので通された部屋はなんと大きなホール。コンサートでも出来そうな。
お陰様で、創立当時の話とか、創立当時、工場設置に猛反対したメットラッハの住民たちが、夜中に幽霊の格好をして、従業員を脅かして村から追い出そうとしたホントの話、とかを聞くことができた(笑) -
先ずは現在のコレクションの展示から。
-
展示品は日常の生活そのものが
-
あ、これ今使ってる!
-
このシリーズもいいよね~
綺麗にディスプレイされている。もちろん、手に取ってみてもOK。 -
あら、どなたかしらん?面白いことに、この展示の中に自分も入って撮影可能。
-
ちょっと乾杯~!してみた
-
これだけ、石膏の等身大の方々(笑)が座ってらっしゃると結構な存在感。コワイ。
豪華な晩餐会用に食器がセッティングされた中にも入り込んで。 -
と言いながらせっかくなので同席。
-
ヴィレロイの基本、タイルです!
-
ヴィレロイの基本、タイルです!ドレスデンの近くにもこういう作りのカフェがあった。きっとそっちはマイセンが主流でしょうね。
-
どこ見ても美しいタイル
-
これが後述のボッホファミリーがスポンサーになって修復をしたというネオゴチックの教会の案内板。後ほど参ります。
-
これはもう美術品ですね。うちにあるのとどこか違うぞ!
-
昔のものは細工が細かい
-
王宮御用達
ルートヴィッヒ2世に献呈したものやルイ16世に収めた物もあるが、すべて、初めからレプリカを作っておいたとのことで、ここに陳列されているのは、そのコピーの方だとか -
ヴィレロイ&ボッホ
-
何故ミュージアムに湯舟?!と思いきや、ここはヴィレロイなのです。ヨーロッパではTOTOと同じくお風呂場や洗面所のエキスパートなのです。
-
アールヌーボーの素敵なタイル
-
マイセンのブルーオニオンに似ている
-
こんなのティーセットも。トランペットはティーポット。ピアノはタブレット、ティンパニは砂糖壺、ミルク入れはベースetc
-
先ほどの案内板にあったサンクト・ヨーゼフ教会。2013年から中が公開されている。
道路の左側はネオゴチックの教会で、 -
そして、この道路の右側=ヴィレロイ工場の煙突
-
ちょっと暗いですがブルーのヴィレロイタイル
-
ゴブラン織りの様なタイル
-
日が差すとタイルのブルーが明るく。
-
仕事が細かい
-
ボッホファミリーの名がどこかに書いてあったはずなんだけど
-
本社の方に戻ってアウトレットの界隈で小休憩。チョコ(Gubor)のお店で使ってる食器はヴィレロイ。さすが地元です!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
栗マリさんの関連旅行記
ドイツ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
34