2020/03/22 - 2020/03/24
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Komabaanさん
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伊豆大島の二日目は島の代名詞でもある椿の庭園と島内の集落を巡ります。
コロナウイルス騒動で是非訪問したいと考えていた「火山博物館」「大島公園椿資料館」と「御神火温泉・元町浜の湯」が閉鎖でしたが、その分、古い島の信仰の跡を訪ねることができました。
大島にある「国際優秀つばき園」(それがどの程度エライのか判りませんが)に認定された「都立大島公園」「椿花ガーデン」「都立大島高校」を全て、そして大島の古い信仰の証である旧郷社三社中の二社「大宮神社」さまと「波治加麻神社」さまへ伺うことができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伊豆大島二日目の朝は快晴!元町港からは遥かに富士山も見えました。
元町港 乗り物
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眼を南西に向けると、利島や新島といった伊豆諸島の島々も視界に入ってきます。
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まずは元町の南にある「野増」(のまし)という地域に向かいます。
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途中、大島一周道路沿いに「大宮神社」さまの一ノ鳥居があります。
大島にある三つの旧郷社のひとつです。大宮神社 寺・神社・教会
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しばらく石段を登るとニノ鳥居が、
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三ノ鳥居
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この先も長い石段が続きますが、それよりも周囲の古木巨木が目につきます。
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遂に四ノ鳥居です。その奥に拝殿。
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周囲には小さな祠が。
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古木もたくさん。古くからの信仰の山だったのでしょう。
因みに当社は、昨日登拝した三原山山上に鎮座する「三原神社」さまの里宮或いは遥拝所でもあったようです。 -
振りかえれば大海原。
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さて野増集落へと向かいます。
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島の風情ある火の見櫓
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十一面観音堂。小さなお堂ですが地元の方が大切にしているのがわかります。
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プリミティブ・アートそのもの
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定期的に手入れがされているようです。
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古くから流刑地であった伊豆大島。
こちらには武田信玄の孫で、徳川の世になっても幕臣大久保長安の庇護を受けていた武田信道が、長安の失脚と共にこの地へ流されてきた。 -
こちらが屋敷跡であり、お墓でもある。
ちなみに流刑地としての伊豆七島は、大島があまりにも本土に近く抜け出すのが容易なこと、小島は引き取るだけの余裕のないことなどから最終的には新島、三宅島、八丈島のみとなったそうです。 -
続いて「波治加麻神社」さまへ。
こちらも大島にある旧郷社三社のひとつです。 -
こちらもやはり一ノ鳥居からの参道が長い。足元も石段ではなく林道に近く、トレッキングシューズでちょうどいい感じでした。
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それにしても鬱蒼とした林の中を進むので、自ずと厳かな気持ちになります。
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拝殿で無事に参拝を行ないました。
昨日波浮港まで出かけながら、大島の三つの旧郷社のひとつ「波布比咩命神社」さまへお参り出来なかったことが残念です。大島再訪の理由になりそうです。 -
さて遂に三原山登山に次ぐイベント「都立大島公園」での椿三昧へ!
コロナウイルス騒動で椿資料館は閉館でしたが、肝心の椿の庭園は公開されており、以下では素晴らしい椿の世界をご覧ください。
これは「古金欄」(蘭ではない欄!)東京都立大島公園椿園・椿資料館 公園・植物園
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「大虹」、大島公園内ではかなり多かった。
都立大島公園 公園・植物園
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「散椿」
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「横雲」、奈良のお菓子「糊こぼし」にそっくり。あ、お菓子が椿にそっくりなのか…
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「紺侘助」、おそらく皆さんがイメージする椿そのもの。
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「福娘」、なんとなく納得のネーミングです。
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「御所車」
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こちらも「大虹」
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「蝦夷錦」
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「草子洗」、実はこの花が一番気に入りました。
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「沖の浪」
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「紅乙女」、ほとんど薔薇ですね。
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椿は「変化朝顔」とおなじように、江戸時代に品種改良がブームとなっていたようです。
現在世界にある鑑賞用の椿の殆どは18世紀(シーボルトも!)そして特に1930年代に日本から輸出された椿の改良種だそうです。 -
「春の台」(はるのうてな)
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「リンゴ椿」
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「桐野西表鳳山」
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「黄泉銀花」
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「胡蝶侘助」
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「源氏唐子」
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大島公園から海岸線へ降りてゆきました。
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あまり通る人も少なそうな藪道を海へ向かって降りてゆきます。
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海岸線に出ました!島の東岸で岩場が続きます。
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対岸には房総半島の先端、館山がみえます。
実はこのあと「行者窟」という伝承で役行者がいらした窟へ向かう予定だったのですが、想定以上に厳しい行程とみましたので断念、次回に譲りました。 -
大島公園へ戻り、お約束?の「大島牛乳アイス」
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先程、波治加麻神社で通った「泉津」(せんず)の集落へ戻ります。
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「椿トンネル」にある「泉津の切り通し」へ。
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まるで木の根が二つに割れてできたような切り通しです。
近年パワースポットとして人気だとか。
私も「気」をいただきました。 -
大島の北半分からは実によく富士山が見えます!
島の観光協会がわざわざ「島から見る富士山」をわざわざ売り出すのもわかります。 -
今度は「椿花カーデン」に寄ります。
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こちらの椿園も素晴らしいのですが、庭園から眺める富士山から伊豆半島にいたる眺めが素晴らしい。ビアガーデンやったら流行るだろうな…
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眼下には大島空港の滑走路が。
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ウサギ園も併設されており、しばし和みました。
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離島前の昼食はやはり「べっこう」を食べたくて、地元料理のお店「雑魚や紀陽丸」さんへ。
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先程、海岸線で岩場を見たので貝を食べたいアタマになっていて、「めっかり」という巻貝の茹でたやつを頂きました。(内地では「シッタカ」という、とお店の方に聞きました)
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「べっこう」とは唐辛子系の絡みの入った白身魚のヅケのこと。こちらではカンパチのヅケを丼にして出していました。
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昼食後はどうせなら島内の椿の三名園を全て廻ろうということで、都立大島高校の椿園を訪ねました。
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高校の農林科が実際に教材として活用している椿園、温室などが国際的にも評価されている、ということでしょう。一般公開もされていて「公園」臭もなく(=都立大島公園)、「営業」臭(=椿花ガーデン)もなく、園芸実習然とした雰囲気が良かったです。
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温室内
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椿園
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青空と椿!
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お世話になりました。
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さて最後に元町へ戻りました。
利島、新島などがクッキリと見えます。 -
島のスーパーでも「べっこう寿司」普通に売っていました。
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元町では、保元平治の乱で敗れ、この島に流された源為朝(頼朝、義経の叔父)の館跡が温泉旅館になっています。ちなみにこの為朝、流刑の身でありながら島の代官を従えるようになり、ついには追討をうけ自害する。
いづれにせよ江戸時代の初期まで流刑の地であった伊豆大島でこの他の流人にかかわる伝承は絶えない。 -
大型船(さるびあ丸)は9割方以上、岡田港に投錨するので、小型高速船中心の元町港は静かなものです。港にあるオブジェと。
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今回は伊豆大島の入りも出も岡田港。
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かなり立派な港湾の建物・待合所。
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ロビーで「あんこ犬」と一緒に!
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最後までキッチリと観光客をしました!
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高速艇二艘(一つは久里浜行)のうちの一艘に乗りますが、その二艘に加え「さるびあ丸」まで停泊しており、港はそれなりに賑わっていました。
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大島観光協会がおこなている調査
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YOUはどこから?
世界中から伊豆大島に来ている… -
船着場から見た港湾ビル
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高速ジェット船乗り組み!
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往路とは違い、わずか2時間チョイで竹芝桟橋到着。
楽しくかつ色々と学べた伊豆大島の旅でした。島の皆さま、御世話になりありがとごさいました。
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