2020/03/21 - 2020/03/21
205位(同エリア526件中)
Tomoさん
大阪からフェリー輪行し、今治から尾道までしまなみ海道70kmを走る旅。観光・休憩込みで10時間で走破しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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快晴の連休に当たったため、前からチャレンジしようと思っていた、しまなみ海道の輪行へ出かけることにしました。
大阪メトロとニュートラムに乗って、南港フェリーターミナルへやってきました。 -
クロスバイクを四国まで運ぶため、フェリーを利用して愛媛県・東予港まで向かいます。乗船するのは、オレンジフェリーの「おれんじおおさか」です。
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船内はまるでホテルのような造りで少し驚きました。ロビーや階段も豪華です。部屋に荷物をおいて、まずは大浴場を利用しました。
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シングルルーム。自転車を置くと、ほぼスペースがなくなりましたが、横になれる分、夜行バスよりは快適でしょう。ちなみに、自転車を輪行袋に収納して持ち込む場合は運賃と別途の料金はかかりません。
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大阪南港を22時に出港し、翌朝の6時に東予港に到着しました。今治や松山への連絡バスが来ていましたが、自転車を乗せることが可能な7時発の壬生川行きのバスを利用します。
東予港 乗り物
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10分ほどでJR予讃線の壬生川駅に到着しました。10年ほど前の四国88ヶ所巡礼のときにも利用したことがある駅です。
壬生川駅 駅
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普通電車に乗って今治の1駅先の駅、波止浜まで向かいます。4両だったので車内はガラガラ。輪行袋の持ち込みもラクチンです。
今治駅 駅
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波止浜駅に着くと、さっそく自転車を組み立てました。
8:30、尾道までのしまなみ海道サイクリングに出発します!今回、考えているルートでは80km程の走行距離になります。波止浜 駅
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しまなみ海道の入口である来島海峡大橋へやってきました。
来島海峡大橋 名所・史跡
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うわ~橋まではループ道路が。橋は高いところに架かっているので、緩やかな坂道で橋まで行けるように考えられたものです。
自転車と歩行者専用の道路であり、快適に上っていけました。来島海峡大橋 名所・史跡
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イチオシ
ループ道路の途中から、海峡を見てみました。海がきれい!
来島海峡大橋 名所・史跡
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さあ、いよいよ長いサイクリングの始まりです。コロナウィルスで観光地は寂しいところが多いですが、しまなみ海道は影響が少なく、サイクリング客で賑わっていました。
来島海峡大橋 名所・史跡
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橋の上では立ち止まって瀬戸内海の景色を眺めました。風が強い。。
北の方に浮かぶ小島には、明治時代に造られた帝国陸軍の要塞跡があるそうです。調べたところ面白そうなので、いつか行ってみたいところ。 -
全長4kmの大橋ですが、25~33km/hで走りぬけました。上から見るループ橋もなかなか絵になる面白い光景です。
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大島に入って、浜辺から大橋を見てみました。しまなみ海道の中でも美しい景色の1つといえるでしょう。
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それにしても良い天気でよかった~風が強かったですが、3月にしては暖かい。しまなみ海道はやはり、青空のときに来るのがおすすめです。
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伯方・大島大橋へ行く途中、造船所がありました。タンカーと思われる赤い船が青空に映えていました。
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海沿いにしばらく走っていくと、予想はしていましたが、峠越えが待っていました。かなりの急坂で、ここまで休憩をとらずにきたので、押していきます。。
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坂道を上ったところから、来た道を振り返ると美しい海が!
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峠を越えると、伯方大島大橋までは下り坂になりました。美しい入り江を眺めながら快調に進んでいきます。
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伯方大島大橋の入口にある展望スポットで一休み。橋までの坂道が暑い。。
伯方 大島大橋 名所・史跡
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伯方大島大橋も走りやすいように整備され、25km/h以上で走行。
伯方 大島大橋 名所・史跡
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橋の上からの眺め。右側に見えているのはこれから向かう伯方ビーチ。
伯方 大島大橋 名所・史跡
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伯方ビーチにはサイクルステーションを兼ねた、マリンオアシスはかたがあります。多くのサイクリストで賑わう場所です。
伯方ビーチ ビーチ
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伯方ビーチ。しまなみ海道の海はとにかく美しい。いろんな場所から海の景色を楽しめるのも自転車の醍醐味ですね。
さて、12時に大三島の多々羅しまなみ公園まで行く必要があり、あんまりゆっくりもしていられません。伯方ビーチ ビーチ
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伯方ビーチから坂道を上って大三島橋へ。この橋は小さなもので、すぐに渡り終えました。この先も海岸線に沿ってカーブの多い道路が続きますが、車はそれほど通らないので快適です。
大三島橋 名所・史跡
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多々羅大橋を目印にして走っていると、右手に古城島が浮かんでいました。村上水軍が拠点として使ったという甘崎城跡が残っているそうです。干潮のときに歩いて渡って上陸することができるようです。
甘崎城跡 名所・史跡
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大三島橋から多々羅まではまっすぐの道路が続き、27km/h付近の速度で巡行。多々羅大橋が見えてくると、しまなみ公園もあと少しです。
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出発して3時間20分、11:50に多々羅しまなみ公園に到着しました。ここには各地へ向かう特急バスの停留所があり、松山や今治からやってくる宮浦港行きのバスに乗って、大山祇神社へ向かいます。
この神社はここから西にあり、サイクリングのルートから外れ、さらに高低差もある道なので、効率のよいバスを利用しようと思っていたのです。 -
10分ほどで大山祇神社に着きましたが、バスを使ってよかったと思える道のりでした。ここでは1時間30分ほどあるので、ランチをとることに。せとうち茶屋で、限定メニューのぶり丼を注文。脂がのっていて抜群の美味しさ。
せとうち茶屋 大三島 グルメ・レストラン
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これまた名物の伯方の塩ソフトを食べました。ほんのり塩の味がするかな?という程度で、甘さひかえめのソフトクリーム。疲れた身体に染みます。
某地方局で流れる、は・か・たのしお!というフレーズが浮かぶ。。せとうち茶屋 大三島 グルメ・レストラン
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それでは大山祇神社を参拝します。愛媛県の中でも有名な神社で、しまなみ海道の中でも代表する観光スポットなので、たくさんの参拝客で賑わいます。
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総門。立派な建物ですが、こちらは新しそうです。
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総門の先には天然記念物に指定された樹齢1600年という楠があります。特別な力を授けてくれそうです。
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イチオシ
江戸時代前期に建てられたという立派な拝殿。重要文化財の建築物です。この神社には天照大神の兄神で、海上安全の守護神である大山積大神を祀っています。まず来れない場所に来たのに、御朱印帳を持ってくればよかったなぁと後から後悔。
大山祇神社 寺・神社・教会
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ひっそりと重要文化財に指定された宝篋印塔があります。どこかお寺のようにも思える神社ですね。
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13:32発のバスで大三島インターまで戻り、サイクリングを再開します。多々羅しまなみ公園には面白いスポットがあるので少し散策。海辺のスポットによくある、しあわせの鐘。ロマンチックなムード。
道の駅 今治市多々羅しまなみ公園 道の駅
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イチオシ
「サイクリストの聖地」の碑。自転車でここを訪れる者にとってはたまらないスポット。自転車を前において記念撮影。バックに多々羅大橋が入るのもよいですね。
道の駅 今治市多々羅しまなみ公園 道の駅
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それでは多々羅大橋を渡って生口島へ向かいます。橋の支柱下は多々羅鳴き龍というスポットで、拍子木をたたくと、龍が鳴くように音がこだまする。テレ東のローカル路線バス乗り継ぎの旅ではここを歩いていましたね。
多々羅大橋 名所・史跡
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生口島は日本一のレモンの産地。橋を渡ったところには一面がレモン畑が広がっています。通称、レモン谷と呼ばれています。
生口島には耕三寺や向上寺三重塔、平山郁夫美術館など観光スポットがあるのですが、三原から船で簡単に来れるので、この後の時間を考えて30km/h近くで一気に走り抜けました。 -
生口橋を渡って因島に入ります。因島では水軍城に立ち寄りたいので、通常のサイクリングコースから外れますが、内陸の峠越えの道を行きます。
生口橋 名所・史跡
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イチオシ
途中は急な坂道やトンネルもあったので、ゆっくりと進みました。城の入口に着くと、また坂!!さらに階段!!でしたが、せっかくきたので頑張って行こう。
水軍城は実際にこのような城があったわけでなく、城の形をした博物館なのですが、遠くから見ると、なかなか立派なものです。因島水軍城 名所・史跡
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城門をくぐると博物館までは階段が続いています。正直、きつかった。。
因島水軍城 名所・史跡
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博物館には日本遺産に指定された村上水軍(海賊)の貴重な資料を展示しています。
因島水軍城 名所・史跡
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南北朝時代から室町・戦国時代にかけてこの地で活躍した村上水軍の甲冑や刀剣、戦術に関する資料を見ることができます。水軍の歴史を紹介する映像を見て少し休憩しました。
因島水軍城 名所・史跡
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甲冑。展示物はいずれも歴史を感じさせるものでした。
博物館の見学を終えると、因島大橋を目指して海沿いの道を走っていきます。因島水軍城 名所・史跡
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因島大橋を渡る前に、近くにある大浜崎灯台にも寄っておくことにしました。3つの塔がシンボルである灯台記念館は、船に潮流の情報をしらせるための施設として明治43年に建築されたものです。
大浜埼灯台記念館(旧大浜崎通航潮流信号所) 美術館・博物館
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イチオシ
因島大橋がかかる海峡を布刈瀬戸といい、多くの船舶が行き来しています。明治27年から現在までその船の安全を守っています。
灯台記念館の先に続く道を進むと、階段があり、ここを登れば因島大橋までショートカットできる・・・ことが分かったので自転車をかついで階段を登った!!大浜埼灯台記念館(旧大浜崎通航潮流信号所) 美術館・博物館
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因島大橋は瀬戸大橋と同じように、自動車道の下を走るというものでした。単車も通るので注意しながら走行。橋を渡り切り、下の道路まで下ってくると、感動の景色が待っていました。
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イチオシ
因島大橋に沈む夕日。しまなみ海道で最も美しい橋ではないでしょうか。まるで鷲羽山から見る瀬戸大橋のようでした。
夕日というには少し早いかもしれませんが、これ以上遅くすると、帰りの道が暗くなって怖いのでよしとしましょう。因島大橋 名所・史跡
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出発して9時間30分、18時に向島の渡船乗り場に到着しました。ちょうど前の便が出発したところだったので、10分ほど待って乗船。
向島運航 乗り物
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渡船の運賃は100円、自転車が別途10円の合計110円という格安な設定。渡船に乗って向島に別れを告げると、尾道駅前まではすぐです。
尾道渡船(兼吉渡し) 乗り物
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愛媛県の波止浜を出て10時間、広島県の尾道まで80km走破しました。70kmを超えたあたりから結構きつかったですが、最後まで25km/h以上出せる状態でゴール。学生時代に1日で50km乗ったのが最高でしたが、1.5倍の距離を走り、自信につながるサイクリングだったと思います。
ホイールを外して輪行袋へ収納し、在来線(山陽本線)で福山まで行き、新幹線こだまで岡山へ、みずほ号に乗り換えて新大阪へ。自転車を置くためEX予約でもちろん、一番後ろの席を確保。尾道駅 駅
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