8泊10日 Happy New Year in New York(1)　年越しのブルックリンブリッジ

2017/12/30 - 2018/01/06

2017~2018年の年越しを過ごしたニューヨーク。
人気のタイムズスクエアでの年越しは叶わなかったけれど、人生で最も印象に残る年越しを迎えることができた。

2017年
12/30 ニューヨーク到着
12/31 マンハッタン街歩き、ブルックリンブリッジでの年越し
2018年
1/1　アメリカ自然史博物館、セントラルパーク、エンパイヤステートビル
1/2　ブルックリン街歩き、メトロポリタン美術館
1/3　自由の女神像　メモリアルパーク
1/4　イントレピッド海洋航空宇宙博物館、ニューヨーク市立図書館、
　　　ロックフェラーセンター
1/5　帰国

想像以上の寒さに見舞われつつも、ブルックリンブリッジでの年越しの瞬間は、忘れられない思い出になった。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

マンハッタンのPenn Stationに到着したのは、12月30日の夜。
地下鉄から地上に出た時の夜とは思えない明るさは今でも忘れられない。

自宅からバスと新幹線を乗り継ぎ、成田空港へ。
成田空港からニューアーク国際空港まで約11時間を飛行機で過ごし、
空港から電車に乗り、更に約30分。
丸1日近くかけて到着したマンハッタンは、まさに眠らない街だった。

Penn Stationから少し迷いつつも徒歩でホテルに移動し、チェックイン。
荷物を置いて、さっそくマンハッタンの街へ。
まずは食事のために近くのモールへ。

34丁目ペンステーション駅 駅

ホテルの近くのMacy'sというデパート。
夜だというのに、人が多く、賑わっている。
内装は、クリスマスは数日前に終わったにも関わらず、まだクリスマス仕様の赤と緑。
天井には、サンタさんのオブジェが飾ってある。

メイシーズ (ヘラルドスクエア店） 百貨店・デパート

食事ができそうなお店に入店し、ピザを注文。
満腹にはならなかったけれど、機内食も食べたし、疲れていたのでそこまで食欲もなく充分な量だった。

食後は、Macy'sから徒歩で行けるタイムズスクエアの辺りを散歩してみた。

タイムズスクエアの前はとにかく明るく、まるで昼間のようだった。
年越し前ということもあるだろうけど、夜だというのに、人も多く、かなり賑わっている。

タイムズスクエア 散歩・街歩き

広告の光が眩しいタイムズスクエア。

明日、ここで有名なニューイヤーカウントダウンが行われる。
本当は参加する予定だったのだけれど、空港に到着してすぐに予定を変更した。
理由は、寒すぎるから。
気温は事前に調べたけれど、想像していた体感の寒さと、実際に感じた寒さがあまりにかけ離れていてとても無理だと感じた。
そう何度も来れる場所ではないから頑張ろうかとも思ったけれど、ニューヨークで他に行きたいところもあったし、後の工程を考慮して、今回はやめることにした。

本日の観光はこれで終了。
明日からの日程に備え、ホテルに戻って就寝。

翌日、12月31日、大晦日。
相変わらず寒いマンハッタンの街は、凍った雪で道が白くなっている。
その日は天気も悪く、冷え込みもきつい。

昨夜行ったMacy's再び。
目的は、ニューヨークだからおしゃれなものがたくさんあるのかな、という好奇心によるウィンドウショッピング。

2階から覗き込む売場の景色がキラキラしていて綺麗。

広い店内を歩き、ウィンドウショッピング。
店内には観光客も多くいて、観光客限定の割引などを行っているお店もある。

日本ではあまり見慣れないデザインの商品などもあって、本当は見るだけのつもりだったけど、おしゃれなブーツを1足買ってしまった。

ウィンドウショッピングを終えて、街歩き。

有名なフラットアイアンビル。
先端が薄く、先端から徐々に厚みが増えていく、いわゆる三角形のビル。
建築に興味があるわけではないけれど、この形はすごいと思う。

フラットアイアンビルディング 現代・近代建築

電車に乗ってブルックリンブリッジへ。
今夜年越しを迎える予定のブルックリンブリッジ。
タイムズスクエアでの年越しを諦めた際に、どこかよい場所はないかと調べたところ、この橋で花火を見ることができるという情報を得た。

さすが有名な橋だけあって、観光客で混雑している。
橋の手前には、観光客向けの防寒具や絵葉書などの出店まである。

ブルックリン橋 建造物

大きなブルックリンブリッジ。
車が通る橋と、歩いて渡る橋は分かれており、広さもあって、安全にのんびりと景色を楽しむことができる。

橋から見るマンハッタンの街。
天気が悪いのが残念だけど、ビルがひしめき合う都会の景色がすごい。
ビルばかりだと無機質な景色になりがちだけど、マンハッタンのビルはデザインも凝ったものが多く、おしゃれ。

渡り終えた先のブルックリンの街。
橋の近くはオフィスビルが多く、観光客が立ち入れるような場所は少ない印象。

ビルの隙間の広場のような場所にクリスマスツリーを発見。
立派な大きなクリスマスツリー。
年末に行ったのにところどころでクリスマスの景色も楽しめるのが嬉しい。

歩き疲れたので、マックで休憩がてら昼食を食べ、マンハッタンの街へ戻ることに。
20分くらいかけて渡ってきたブルックリンブリッジだったけど、帰りはメトロに乗って一瞬で通過。

メトロで移動し、Grand Centralへ。
駅舎の美しさもさることながら、飲食店や商店が多くある有名な駅。

多くの人で賑わう駅舎内。
ここにも多くの観光客が集まっている。

グランド セントラル ターミナル 駅

アメリカの映画やドラマで目にしたことがある駅舎の中央の大きな時計。
200億年に1秒も狂わないという正確さから、かなり価値の高い時計らしい。
とはいえ、その場に一瞬行っただけの私には、正確さよりも、そのデザインが素敵だったことのほうが印象に残った。

天井も、星座が描かれているらしく、まるでプラネタリウムのよう。
この天井の星座は、私たちが地上から見上げる星座とは向きが逆になっているらしい。
逆だと言われてもあまりピンとこないけれど、高い天井一面に描かれた星座は本当に幻想的で美しかった。

年越しまでまだしばらく時間があるので、街をふらふら散歩。
クリスマスツリーとイルミネーションを発見した。

ベンチに囲まれた三角形の謎のスペースに、カボチャらしきオブジェ。
手前には、玉ねぎのようなオブジェもある。

なんだろうこれは。
さすがにハロウィンの飾りではないと思うけれど、不思議な空間。

歩いているだけで楽しいマンハッタンの街。

タイムズスクエアの近辺にも行ってみたけれど、警察官が立つ立入禁止区域が多く、とても近付くことができない。
周辺の道は混雑しており、お祭りの雰囲気と熱気に包まれている。

私たちもそろそろブルックリンブリッジに移動。

ブルックリンブリッジの手前のカフェで時間をつぶし、橋に移動したのが年越しの30分程前。
夜が更け、気温は更に下がり、氷点下を下回っている。
かなり着込んできたけれど、とにかく寒い。
30分程度がかなり長く感じる。

橋には、同じように年越しを待つ人々が集っている。
橋から見る夜景は、昼間とはまた一味違って美しい。

いよいよ年越しの時。
周辺の人々がカウントダウンを始める。

ブルックリン橋 建造物

年越しの瞬間は、意外と一瞬だった。
花火は、よく探さないと見つけられないくらい遠かったし。

それでも、寒空の下、異国の橋の上で、小さく見えるタイムズスクエアのくす玉や遠くに見える花火を見ていると、
こんな遠い場所で新しい年を迎えることができたのだなぁ、と不思議な気持ちになる。

こうして迎えた2018年。
新しい1年が楽しいものでありますように。
残りの5日間が楽しい旅行になりますように。

感慨深い気持ちになりつつも、あまりの寒さで余韻に浸る間もなく、ブルックリンブリッジを後にした。