長湯温泉の大漁桜　2020

2020/03/19 - 2020/03/19

　日本一の炭酸泉で有名な長湯温泉の一角、くじゅう連山の麓に10ヘクタールの桜の公園づくりがすすんでいます。
　うち、1,500本の大漁桜が見頃を迎えています。

エリア 久住高原(大分)

日本一の炭酸泉、長湯温泉のトンネルを抜けて右折するとすぐ桜の公園があります。
駐車場に車を停め、散策道を100ｍほど歩きます。

すると、広い桜の林、6種類の桜2,600本が植わった公園があります。

10ヘクタールの斜面に2,600本の桜の公園です。
うち1,500本の大漁桜が見頃を迎えています。

本格的オープンは来年を予定しているそうです。
急造の駐車場に散策道と簡単なベンチです。
下草刈りなど手入れが行き届いており、歩きやすいです。

10年前から佐賀関の社長さんが中心になって、斜面を切り開いて2,600本の桜を植林したそうです。

大漁桜の次には枝垂れ桜300本が咲き、次々に八重桜など4月末まで楽しめるそうです。

河津桜が終わり、枝垂れ桜まで間に咲く大漁桜です。
その幕間を埋める、桜好きにはたまらない絶好の桜シーンです。

青い空に薄いピンクの大漁桜が合います。

大分県の天気予報は15時まで晴れでしたが、ここ直入地方の天気はなんとなく怪しい。空を見ると雲が大量に発生しています。

このあとず＾っと曇天の中での観賞となりました。

すぐ北にはくじゅう連山が聳えます。
見えるのは黒岳です。

くじゅう連山をバックに大漁桜

名峰大船山の山頂はあいにく雲の中です。
晴れると最高のシチュエーションです。

くじゅう連山の麓、大漁桜です。

この公園づくり、「くじゅう連山の麓にある長湯こそ、桜が映える」と始まったそうです。

特に枝垂れ桜のころは映えるそうです。
「八重紅の向こうに紫のくじゅう連山」ですね。

桜の株元には菜の花やスイセンが植えられています。

黄色の大杯咲きスイセンが映えます。

株元に大杯咲きスイセン

枝垂れ桜株元に大杯咲きスイセン

斜面の菜の花とスイセン

大杯咲きスイセン

桜公園を西から東へ、南から西へと歩いています。
大杯咲きスイセンが大漁桜に添えます。

南の端です。
１０ヘクタールは広いです。単純計算で５００ｍ×２００ｍですから。

西の丘の桜です。

10年前から植え付けられた大漁桜、整然とした桜林です。

南には長湯の段々畑。
長湯小学校や万象の湯など温泉が続きます。
この時期に久住へ抜ける県道を通ると、この付近に濃い桜があると感じていましたが、案内もなく、駐車場もなく素通りしてました。

ここにあったのか、しかも広い、という印象です。
森の中は雑草もない整然とした桜美林です。

美しい桜の森です。

進入道の桜です。

進入道を駐車場へ戻ります。

ここからはアップで紹介します。

菜の花先に大漁桜の森　東の丘です。

東の大漁桜の森

東端の大漁桜

しかし、こんな山の中になぜ大漁？

大漁桜を調べてみると
大漁桜(タイリョウザクラ)
花は中輪、一重咲きで淡紅色。開花期は３月下旬。

大漁桜(タイリョウザクラ)
熱海市で角田春彦が作出した品種で、桜鯛の色と漁の時期に因んでこの名が付きました。潮風に強い品種です。　　とあります。

黒岳をバックに大漁桜
早咲きの大島桜の種子を熱海市営農場で播種、育成した苗から選抜されました。全ての花に旗弁があり、熱海市では2月中旬から開花するそうです。

そういえば熱海桜によく似ています。
熱海桜は寒桜、一説にはインド原産の寒桜といわれます。
以上から推測するに、大島桜と熱海桜など寒緋系の交配から派生したものと考えられます。

タイハイスイセン

タイハイスイセン

斜面のスイセン

スイセン

美しいスイセン

西の丘から東の大漁桜

西の丘から東の大漁桜

西の丘から南の田園

大漁桜　桜鯛に似ています。
大阪時代、丹後半島までよく桜鯛を釣りに行きました。
やや小さめのピンクの鯛です。酢締めで食べるとおいしい。

西の大漁桜の森です。
帰りは直入から宇佐まで北上しますが、天気は短時間に急変しました。
長湯曇りー庄内大雨ー由布院曇りー安心院晴れー宇佐快晴　でした。