2019/05/24 - 2019/05/25
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RAINDANCEさん
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神奈川県西部、相模湾に面する市である小田原を訪れました。戦国時代には後北条氏の城下町として栄え、江戸時代には小田原藩の城下町、東海道小田原宿の宿場町として盛えた町です。
★豊臣秀吉の小田原征伐の舞台となり、戦国時代が幕を閉じた地である「小田原城」と「石垣山城(一夜城)跡」へ。
★小田原と言えばかまぼこ、「鈴廣蒲鉾の里」に立ち寄り、そのあとは2017年にオープンした壮大なアート施設「江之浦測候所」へ。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎小田原蒲鉾
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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小田原市に入り、まず向かったのは小田原城。小田原はこれまで、近くは通るものの大体いつも湯河原や伊豆の方に通り過ぎてしまい、なぜか目的地になりませんでした。
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しかし、前々から小田原は城をはじめとして気にはなっていた場所であり、小田原だけをじっくり見る訪問を敢行です。
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まずはその小田原城へ。公共無料Pみたいなのは無い様なので、南入口近くのコインパーキングに車を駐めて城跡へ。こちらは「小峯橋」、宇治からお茶を献上する一行が行き来したので”お茶壺橋”という通称で呼ばれたそう。
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堀を見ながら正面入り口に回ります。堀は「オオガハス」の群生で覆われています。
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正面入り口の橋、「馬出門土橋」が見えてきました。
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正面入り口の「馬出(うまだし)門」。平成21年(2009年)復元とのこと。
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内冠木門と土塀で周囲を囲む枡形門の構造を持つこの門は、馬屋曲輪へ通ずることからこの名が付いたとされているそうです。
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門を入ったところ。
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住吉橋の向かいにある「二の丸観光案内所」。
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ちょっとのぞいてみました。
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「住吉橋」と「渡櫓(わたりやぐら)門」。
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その奥に「銅(あかがね)門」。
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平成9年(1997年)の復元だそうです。見事な梁。
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土塀の模型。銅門の復元に当たり江戸時代の工法が再現されています。
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「小田原城NINJA館」。かつての「小田原城歴史見聞館」が、2019年4月にNINJA館に生まれ変わった模様。戦国時代の北条氏を陰で支えたと言われる「風魔忍者」をテーマとし、忍者の存在や歴史を学べる体験型の施設らしい。
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本丸へ向かいます。
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本丸の正門「常盤木門」。多聞櫓と渡櫓門を配した堅固な門です。
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常盤木門をくぐると、本丸に建つ天守閣が姿を現します。昭和35年(1960年)に、市制20周年記念事業として、総工費8千万円をかけて復元されたそうです。
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天守閣に上るには、ここでチケットを買います。
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天守閣と常盤木門のセットチケット料金は大人600円。
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まずは天守閣へ。
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小田原城は、戦国時代から北条氏の拠点として知られています。明治の取り壊しの後、現在の建物は江戸時代の状態に似せて復元されたものということです。
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城の守り神でありシンボル、シャチホコ。
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昔の写真がありました。地震による崩壊?
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昭和の天守閣再建前までは、ここに観覧車があったらしい。
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再建工事中。
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天守からの眺め。山の方。
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海の方。相模湾、真鶴方面。
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本丸。天気も良く、良い眺めです。
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摩利支天像や…
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…像が納められていた天守型厨子といった、天守に祀られていたものが安置されていました。
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天守閣を出て本丸へ。本丸の片隅に「手裏剣打ち道場」。外国人の方が興じておられました。風魔小太郎を統領とする”風魔忍者”が北条に仕えていたという逸話あり。
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セット券で「常盤木門SAMURAI館」にも入ります。
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こちらは、甲冑や刀剣といった武具に特化した展示。
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プロジェクションマッピング「花伐つ鎧」。武士の世界観を表現したもの…とのこと。
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小田原征伐により開城されたことで戦国時代が終焉を迎え、豊臣秀吉の天下統一が始まりました。
さて、そろそろ本丸および小田原城を後にします。 -
続いて、小田原城に隣接する「報徳二宮神社」へ。
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小田原出身の「二宮尊徳(通称:金次郎)」を祀る神社です。明治42年(1909年)創建の本殿、神明造りという様式だそうです。
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薪を背負いながら本を読む金次郎の像…あまりにも有名ですね。でも、金次郎が本当にこんなことをしていたかは定かではないらしい。この像が全国各地で見られるのは、金次郎が農政で行った自発的な貢献を、自発的な国家への献身に置き換えて国民に植え付けようとする政策に、石材業者が乗っかって普及させたのだとか。...知りとう無かったわ。
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小田原城・報徳二宮神社をあとにして向かったのは、小田原名産かまぼこの中でも最も有名なかまぼこ製造会社”鈴廣”が展開する「鈴廣かまぼこの里」。その中の一つがこの「鈴廣蒲鉾博物館」。
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かまぼこ・ちくわについて学んだり、手作り体験ができる施設です。
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ちくわを作っているところ。
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パネルをつかったかまぼこの解説。
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見えるかまぼこ工場も併設しています。
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3Fのかまぼこキッチンラボ。
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博物館の隣は「鈴廣蒲鉾本店」。
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そのまた隣には「すずなり市場」。色んな製品が試食できますよ。
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次に向かったのは「石垣山城跡」、鈴廣蒲鉾からは数キロ、車で10分ほど。
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石垣山城は、別名「石垣山一夜城」あるいは「太閤一夜城」などと呼ばれた城です。
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天正18年(1590年)、豊臣秀吉が小田原征伐の際に80日で築いたという城の跡です。
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小田原城の西3kmの笠懸山山頂に築かれ、小田原城や相模湾が見渡せます。築いた後に周囲の木を伐採したので、小田原城から見れば一夜にして突然城が現れた様に見えたのだそう。
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さて、次の訪問先へ。伊豆半島方面へ南下します。
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小田原市の南の端っこにある「江之浦測候所」に着きました。
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「測候所」というからには、気象庁と関係があり、気象測定か何かを行う場所かと思ってしまいますが、そうではありません。お寺の山門のようなものがあります。
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ここは、現代美術作家の杉本博司氏が2017年にオープンしたアート施設です。「小田原文化財団 江之浦測候所」。
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杉本氏が“自らの集大成となる作品”と表現する、「構想10年、工事10年」の歳月をかけたという大作です。
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ミカン畑を転用した広いエリアには、様々なテーマのアートが点在しています。
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これは、「冬至光遥拝隧道(とうじこうようはいずいどう)」。冬至に朝日が昇る方角に向かって一直線に作られた70メートルの鉄製のトンネルです。冬至を生死の節目とみなす人類の古い記憶をもとに製作され、冬至の朝には朝陽がトンネルの奥まで差し込むように設計したとのこと。
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隧道の途中には採光のための「光井戸」があり、ガラスが敷き詰められています。
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アイルランドのニューグレンジやUKのストーンヘンジ、ペルーのマチュピチュなどといった古代遺跡も、冬至の朝陽を特別なものと考え造られていました。
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「鎌倉時代の十三重塔」。
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千利休作の「待庵」を模した茶室。春分・秋分の日には、日の出とともに、太陽の光がにじり口から茶室の室内に届くのだとか。
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茶室。
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「夏至光遥拝(げしこうようはい)100メートルギャラリー」の突端。ここは最後に行きます。
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つづら折りの道を進みます。
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道の先には小さな小屋が。
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たくさんの化石が並べられていました。
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数理模型「オンデュロイド:平均曲率が0でない定数となる回転面」。
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数理模型「負の定曲率回転面」。
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古代ローマ円形劇場遺跡を実測して再現したという硝子舞台「光学硝子舞台」の観客席。
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杉本氏にとって、”ここから見える海景は子供の頃に見た原風景”なのだそう。
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「根府川石 浮橋」。
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「石舞台」。これは春分・秋分の朝陽の方向を向いています。
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「明月門」から出てきました。
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海抜100メートル地点に建つ全長100メートルのギャラリー棟「夏至光遥拝(げしこうようはい)100メートルギャラリー」。
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海の景色のアート作品がずらっと展示されています。
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杉本氏は、「悠久の昔、古代人が意識を持ってまずしたことは、天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。そしてそれがアートの起源でもあった。そして、天空を“測候”し、人類が、冬至、夏至、春分、秋分を節目として生きていた原点にもう一度立ち戻る、そこに未来へ通じる糸口が開かれている。」…と述べているそうです。
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この測候所は「いったい何を測候する場所なのか」の問いに対しては、上記が答えになる様です。
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レセプションルームに戻ってきました。
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写真で紹介した以外にも多くの作品がありますので、小田原へ行く際にはぜひお立ち寄りください。…といっても、完全予約制(近代以前の人口密度体感のため、入場人数を限定し、日時指定の予約・入れ替え制 となっている)ですので、訪問の際は公式サイトでの予約をお忘れなく。
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小田原を後にする頃には、赤富士(といっても、赤は背景ですが)がきれいに見えました。小田原はこれまで、伊豆・箱根・湯河原の手前で通り過ぎてしまいがちでしたが、じっくり訪れるに値する見どころしっかりの町でした。
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