東照宮・中禅寺湖～会津若松鶴が城、安達太良山、五色沼、そして磐梯山などの紅葉を訪ね、帰途は仙台港から名古屋港の太平洋フェリーを利用して、２０時間を洋上に揺られて帰りました。<br /><br />　この「その３」は、秋保温泉・仙台～太平洋フェリー～名古屋のようすについて記しています。

2019 日光・福島　紅葉紀行　その３　　秋保温泉・仙台城～太平洋フェリー～名古屋

11いいね！

2019/10/20 - 2019/10/25

1530位(同エリア3166件中)

エリア

仙台(宮城)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 4.5

グルメ: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: 自家用車

旅行の手配内容: 個別手配

　５日目。　秋保（あきう）温泉、かがり火の湯「緑水亭」。
　ロビーからフロントをパチリ。
　お部屋、１５畳＋バルコニー。
　昨日の夕食。他に、刺身、天婦羅、焼き物、香物、ご飯、味噌汁、デザートなどなどでお腹いっぱい！

　私たちの卓の係の男の子が「富樫」という名札だったので、「奥州では富樫という名前はやんごとないけれど、ひょっとしてあの勧進帳で有名な富樫左衛門尉康之のご子孫か？」と聞くと、「ええまぁ」という返事…。
　関守であった安宅の関は石川県だし、あまり聞くと話があいまいになってしまうかもしれなかったので、あとは当たり障りのない話をしてきたのですが、爽やかな応対をしてくれる好青年でした。
　これが緑水亭が『かがり火の湯』と冠するゆえんの露天風呂です。
　【風呂場にカメラを持ち込むわけにはいかず、これは宿のパンフより】

　大浴場から石段を４０～５０段ほど降りねばならないのがたいへんですが、情緒のある露天風呂でした。

　ブッフェ形式の朝食です。
　出発のとき、宿のスタッフ（ひとりだけ和服だったから若女将さんかな？）が庭園を歩くご夫婦を、カメラに収めていました。

　スタッフはみんな、気軽に声をかけてくれるし、部屋で「蔵王はどちら？」とたずねたら、早速に付近の地図を何枚か持ってきてくれる親切さでした。
　午前９時５０分、ホテルを出発して、仙台「青葉城」へ向かいました。

　１０時２０分、仙台市青葉区に入ってきました。青葉城は、もう近くです。

　
　青葉城の敷地内に「宮城県護国神社」があります。

　この鳥居のすぐ前に車を止め、まずこのお社に参拝しました。
　護国神社から２～３分歩くと、伊達政宗公の像が見えてきました。

　独眼竜「伊達政宗」は仙台藩６２万石を築き、奥州に覇を唱えた英雄…。
　改めて紹介するまでもないですね。
　像の後ろには、本丸跡がありました。

　青葉山の高台にある城跡からは、仙台市中心部が一望されます。
　城跡の一角に、「荒城の月」の作詞者「土井晩翠（どいばんすい…ホントはつちい）」（仙台市出身）の銅像がありました。

　１１時１５分、青葉城をあとにして、仙台港へ向かいます。
　１１時４０分、仙台港　太平洋フェリー発券所に到着。
　事前に予約がしてあった名古屋までの乗船券を購入し、船着き場の駐車場に並びます。
　出航予定は、１２時５０分です。

　
　１２時１５分、乗船が始まりました。

　係員が、１０台ぐらいをひとつのグループにして「右へ。前から入ってください」とか、「左へ。後ろから乗ってください」などと指示してくれます。

　無事、乗り込みました。ここは４階の船倉です。

　この階数をしっかりと覚えておかないと、下船するときに自分の車に行くのに、エレベーターを何階で降りるのか、迷ってしまいます。
　出航直前、上甲板に出てみました。
　１２時５０分、船は定時に動き始めました。

　カモメが、しばらくの間、いっしょに付いてきます。
　仙台港が、遠ざかっていきます。
　太平洋フェリーは、苫小牧～仙台～名古屋間を、「いしかり」「きそ」「きたかみ」の３隻で毎日（苫小牧～名古屋は隔日）運行しています。

　この吹き抜け部分は、案内所、売店、レストラン・カフェバー、ロビー、風呂などがあり、各自の船室から出てきて、くつろぐことができます。

　これが案内カウンター
　左が売店、その向こうはご婦人用大浴場。
　ご婦人用大浴場の向かい側に、男性用の浴場があります。

　利用した人から、とてもキレイで、入り心地は申し分ないと聞いて、タオルを肩に出かけてみました。
　２人ほど先客が見えましたが、浴場は大きな湯舟が二つあり、洗い場は１０数人分がありました。掃除も行き届いていて綺麗ですし、湯も透明感あふれるもので、ゆったりと入ることができました。
　ただ、大きな船ですから、船内を歩き回っていたりロビーに座っているときには感じなかったのですが、やはり船は揺れていたようで（新たな台風が接近していて、船長さんが船内放送で「いつもよりも波がありますので、速力を上げて航行します」と言っていました）、湯船につかっていると船の揺れに合わせて身体が右へぷかぷか左へゆらゆらと動いてしまうのです。湯船の中では捕まるものも無く、いつも泳いでいるような感覚でした。
　でも、良い風呂でした！
　レストランのメニューです。
　夕食のバイキング。２０００円ですから、これでＯＫでしょう。
　ロビーに置いてあった船長さんの服と帽子を借りてパチリ！
　（自由にご着用ください…と、３サイズほどあります）

　これを着たところで、「進路をアメリカへ」と言いに行こうかと思ったのですが、燃料がないかなぁ…と気づいて止めました。（…冗談、冗談！）
　
　午後８時から、ピアノとコントラバスの音楽ショーが始まったので、聴きにいきました。

　客のリクエストに応じて演奏するなど、軽妙洒脱な演出で楽しかったです。
　ロビーでは、大型のテレビを見たり、談笑したり、船窓から暗い海を見たりして、皆さん思い思いにくつろいでおられます
　喫茶コーナー
　そのメニュー　その１

　メニュー　その２
　６日目。　カフェで、モーニングセットを頼みました。
　名古屋の天気は雨。中部国際空港（セントレア）が見えてきたのですが、靄に霞んで何だかわかりませんね。

　今、午前９時３０分、あと１０分ほどで名古屋港です。予定では１０時３０分到着ですから、４０～５０分早く着きます。船長さんが言っていた通り、船はスピードアップして航行してきたのですね。
　この翌日には、この航路は『運航休止』でしたから、やはり台風は迫ってきていて、波は大きかったのでしょう。
　伊勢湾岸自動車道のトリトンです。もう間もなく、名古屋港に入港です。

　６日間の旅も、無事終了…。秋の冷え込みの急激な、東北の紅葉の鮮やかさは印象的でしたが、さらに時間をかけて歩いてみたいという思いが残っています。
　また次回、ゆっくりと時間を取って出かけようと思います。
　
　帰宅してから食べた、福島ドライブの途中のお店屋さんで買ったリンゴと巨峰が、すーごく美味しかったことを、書き忘れてはなりませんね。