
2020/02/16 - 2020/02/25
14位(同エリア170件中)
風神さん
2019.12中国湖北省武漢市に始まり、世界に広がったコロナ禍は、私の人生の中で、とりわけ旅行歴のなかで大変大きな出来事です。
そこで私の旅行ブログのどこかに、コロナ禍の経過を書き残しておきたいと考え、コロナ禍前最後の旅行であるこのナミビア旅行記の前文として載せることにしました。
☆☆☆2019.12.8中国湖北省武漢市で新型コロナウイルス患者が発生。
WHOのテドロス事務局長は2019.9に、既に新型コロナウイルスが発生していた可能性と、武漢にある研究施設からの漏出も否定しきれないと述べています。
当初中国当局とWHO、日本の厚労省も「人から人への感染は証明されていない」と表明していました。しかし実際は2019.12時点で人から人への家族内感染が確認されていました。武漢市当局が「人→人感染」が起こっていることを公表したのは3週間後、その間3800人が死亡したとされています。
2020.1.16、日本でも初めて中国籍男性に新型コロナウイルス感染が発見されました。
武漢市が都市封鎖されたのはその一週間後の2020.1.23、その後湖北省全体が封鎖されましたが、なぜか日本政府は湖北省以外の中国からの入国を認め続け、都市封鎖前に武漢を脱出した中国人が他の都市経由で多数来日「今、武漢は大変ですから避難ついでに日本観光に来ました、すいません」と報道のインタビューに語る始末。中国全土からの入国禁止が決まったのは、中国要人の来日取りやめが決定した直後です。
一方で日本のそれなりの専門家や立場の人物が「ただの風邪」「危険性は季節性インフルエンザレベル」と語っていた事実もあります。
さらに、横浜港では大型クルーズ船をめぐる大騒動がますます深刻化する中、そのタイミングでこの旅に出ました。旅行中、各国首脳が感染するなど世界各地で新型コロナウイルス感染が広がっていることが伝わってきました。
帰路エチオピアのアディスアベバから成田への飛行機が珍しくすいていたこと、基本マスクをつけない欧米人や黒人のマスク着用が多かったことが印象的でした。
いったい、次の海外旅行はいつ可能になるのでしょうか!?☆☆☆
さて、このブログの説明です。
2020年2月16日から2月25日まで、既成のツアーでナミビアに行ってきました。
2泊の砂漠キャンプ、砂丘登り、野生動物のサファリ、ミニクルーズ、観光フライト、少数部族の村訪問と盛沢山の内容です。
楽しめたことは楽しめたのですが、しかしどれも小振りでインパクトに欠け、強い印象には欠ける旅になりました。
本ブログは、成田からインチョン・アディスアベバを経由して到着したナミビアの首都ウィントフックのホセア・クタコ空港から、翌日のヒンバ族の村訪問までです。
- 航空会社
- エチオピア航空
-
成田を発ち、最後の経由地エチオピアのアディスアベバから空路約5時間半、
やっとナミビアの首都ウィントフックのホセア・クタコ空港に到着しました。
成田から約26時間かかりました。
(写真は復路のものです) -
もちろん国際空港ですが、
小規模で古い感じのする空港です。
到着も出発もここから出入りします。 -
空港入り口から見るとこんな感じ。
工事中の再開発地区のようです。 -
このシマウマバスに乗って出発です。
-
中はシートピッチが長めにとってあり、
ゆったりしたレイアウトです。 -
街を出てじきにこんな風景です。
-
長閑な田舎。
-
ナミビア人の90%はキリスト教徒、
教会はよく目にします。 -
ナミビアは全体的には田舎風ですが・・・
-
ガソリンスタンドや・・・
-
スーパーマーケットは・・・
-
機能的で清潔です。
先進国に引けを取りません。 -
午後9時過ぎ、やっと今晩泊まる
エトーシャ・タレニ・ビレッジに到着です。 -
テント風のダイニング。
ビュッフェスタイルで、
料理・スイーツ・飲み物は豊富でした。
しかし実際に泊まる各コテージは、広い敷地内に散らばっていて道は真っ暗、
標識も不十分で、見つけるのに苦労しました。
コテージそのものは、質素ですが、特段問題はありませんでした。
シャワーの湯量・温度とも十分でした。 -
翌朝も暗いうちに出発、
まずはエトーシャ国立公園の動物サファリを楽しみます。
エトーシャ国立公園は、日本の四国程の面積があります。 -
ダチョウ
よく見ます。 -
トムソンガゼルの群れ
-
途中オカクエヨと言う、ホテル・ポストオフィス・展望塔などがあるエリアに寄ります。
その展望塔の上から見るとこんな大平原です。
道路状況はまだ良好です。 -
オリックス
しばしば見ます。
国立公園の外ではゲームハンティングの対象であり、
その肉は食用にされます。
私も食べてみましたが、硬くて噛めません。
そもそもナイフで切るのさえ大変です。
部位や調理法にも因るかもしれませんが。 -
オリックス
-
こんな感じの平原がどこまでも続いています。
-
ヌー
オグロヌーの方です。
オジロヌーは尾の色がはっきり白色です。 -
ヌー
-
後ろ向きですが、
アフリカオオノガン
飛ぶ鳥の中で最も重くなり、20kgにもなるとされています。
タンザニアでも何回か見ましたが、
数メートルでさえ飛んでいるのは見たことがありません。 -
ライオン
-
人を気にしません。
-
子どもライオン
-
遠くに猛禽類と思われる大型の鳥。
-
かなり大型です。
-
またライオン、雌です。
-
まだ若そうです。
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別の雌
-
こちらは雄。
-
いかにもライオンらしいライオンです。
-
鬣(たてがみ)も長く若くはないようです。
しかし老年でもなさそうです。 -
地面にはこんな虫。
コオロギの仲間でしょうか。 -
こんなのもいます。
-
レッドハーテビースト
南部アフリカの乾燥地域で見られます。 -
セグロジャッカル
-
これも
レッドハーテビースト -
レッドハーテビースト
-
レッドハーテビースト
艶のある赤褐色の体色と、
額及び四肢付け根の黒色が特徴です。 -
キリン
褐色と白の模様、地域から判断して
おそらくケープキリンです。 -
同じ個体です。
-
ヒョウ
木の上で休憩中でしたが・・・ -
人が来たせいか・・・
-
木を下り・・・
-
われわれの目前の道路を渡り・・・
-
離れていきました。
-
この一帯は塩性湿地です。
塩湖もあります。 -
リスと
奥の大きい動物は
シママングース -
こんな建物があるところでランチ。
今朝発ったホテルのお弁当です。 -
サバンナシマウマ(バーチェルシマウマ)
アフリカ南部に見られるサバンナシマウマの亜種です。
チャップマンシマウマと呼ばれることがあります。 -
お尻のあたりの縞の間に茶色く見える陰縞が見えます。
これがバーチェルシマウマの特徴です。 -
凄い勢いで走っていきます。
同じサバンナシマウマでもグラントシマウマと呼ばれる亜種は、
ケニア・タンザニアなどアフリカ東部に生息しています。 -
このカットでは、
陰縞が良く分かります。 -
セグロジャッカル
-
日陰がなにより。
-
途中のゲートで。
ナミビアではゴミの分別収集が進んでいます。
たいていの場所には4個ないし3個のダストボックスが置いてあります。
4個の場合、金属・ガラス・プラスチック。その他の分類です。
街は概して清潔です。 -
ただの廃車ではありません。
幹線道路から、農園・住宅などの私有地に入る目印に、
良く廃車が置いてあります。目印・表札がわりです。
健在なら価値あるクラッシクカーである場合もあります。 -
蟻塚(ありづか)
そこらじゅうにあります。 -
これは高さ3mくらいでしょうか。
-
道、地平線、雲、空・・・大地
-
ヒンバ族の村入り口
私は、人の家や生活の場にどやどやと大勢で押し掛けるのは好きではありません。
しかし今回は暇をつぶす場所もなく、
一緒にお付き合いすることにします。 -
こんな土地です。
ヒンバ族(彼らの言語、ヘレロ語を話す人)は、ナミビアに20万人、ボツワナに3万ほどいるそうです。 -
観光用の作り物ではありません。
実際にここで生活しています。
男性は、遊牧で村を離れている由。 -
こんな小屋が10棟くらいあったでしょうか。
-
われわれが着いた後、土産物が並べられました。
-
女性も胸を出していますが・・・
-
驚いたことに何日か後、首都ウィントフックの目抜き通りにある土産物の露店街で、ほぼこの格好で土産物を売っているのを見ました。
もちろん首都の目抜き通りで、そんな恰好をしているのは、ヒンバ族の売り子だけです。 -
髪にも、肌にも、赤土やバターを塗りこんでいます。
そして成人の女性は、上の前歯4本ほどを抜いています。
その方が、彼らの言語(ヘレロ語)を奇麗に発音できるというのが理由だそうですが、無理な理由付けとしか思えません。 -
当然独特の臭気がありますが、
腐敗臭のような不快感を伴う物ではありません。 -
若い女性。
-
やはり若い女性は、細身です。
-
ヒンバ族の女性は、オカ(酸化鉄を多く含んだ岩を砕いた粉)と牛の乳から作ったバターを混ぜたものを、1日2回体中に塗ります。
この髪も、そのようなもので塗り固めています。
一生、入浴・シャワーなしです。 -
ヤギの囲い。
わずかな日陰にかたまっています。 -
子どもは、こちらの気持ちをすぐに感じ取ります。
-
下の子の世話をする、世界共通です。
昔は日本でも普通でした。 -
やんちゃ、アクティブ!
-
この村の子どもは概して、人見知りが少なく、
フレンドリィです。 -
ピースサイン?
観光客が教えた? -
やんちゃ、
まもなく私に殺到!! -
ヒンバ族の子ども撮影No1
この子どもたち、
私のカメラを持ちたがって殺到!!
一斉に手を出してカメラを弄り回します。
そこで即席写真教室、
シャターボタンはこれ、と教え撮らせてみました。 -
作品No2
-
No3
出来栄えはどうでしょうか? -
子どもたちも、
我々とやり取りするのが、楽しそうです。 -
でも当然ですが、個性の差はあります。
-
こちらが楽しければ、
彼らも楽しそうになります。 -
小さい弟の世話。
-
これは大掛かりな「ボードゲーム」です。
帽子の男性は、我々の現地ガイド。
石の数、置く場所、かなり考えて置いているようです。
古くからアフリカ・中近東・東南アジアで行われているマンカラと言うゲームだと思われます。通常はボードゲームですが、ここでは地面に穴をあけてボードゲームと同じような形にしています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9 -
最後に女性がそろって、
歌と踊り。 -
男性は、
遊牧で遠くに行っているそうです。 -
歌はリズムと、
多少のハーモニーで聴かせます。 -
だんだんに熱を帯び、
表情も乗ってきて、
歌声も大きくなっていきます。 -
楽しく、
そしてカルチャーショックを感じたひと時でした。
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