2020/02/20 - 2020/02/20
9位(同エリア112件中)
and Relaxさん
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- Q&A回答9件
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イタリア / ベルガモに行ってきました。
歴史が深く、観光にちょうどいいサイズの街です。
とても素敵な街で、美味しいものも豊富にあり、交通の便利も良い所でした。
旅行することにしたのはイタリアに目標を定めて行ったわけでなく、この日旅すると 20/02/2020。いいゴロだと思ったから…と言う単純な理由。格安のフライトで行けそうな所がベルガモだったのです。
しかし
この語呂の良い2月20日の旅、何かおかしいなと思ったほどあまりにも何もかもが簡単に決まってしまうです。
フライトもホテルも電車の移動もいい時刻のものがお値打ちに決まり、通常はどこかで妥協する場面があるのに、それが全く無くスムースに事が運ばれすぎて、何かおかしいなあと思う程でした。
難点だったのは、予約したものは全て「キャンセル返金不可」な事だけ。
そうしたら、旅券発行後しばらくして重大な間違いに気がつきました。
帰りのフライトを間違えて1か月後に取っていたのです。
…
2月を3月に変更しなければ。
出発の1週間前に気が付き、急いで帰り便を取り直しましたが、行きは安くても帰りが高い。とにかく極端に高い。
往復ベルガモ/ミラノからの帰路にこだわらず、他のイタリアの都市であるならヴェネツィアやピサ、パドヴァ、ボローニャでもどこでも、電車で2~3時間乗るつもりでロンドンまでのチケットを探しましたが250ポンドを下りません。
250ポンド
1ポンド=140円のレート。3万5千円UP…。
行きのチケットは18ポンドです。
その差が大きすぎる。
国をまたいでオーストリアやドイツで探しても同じ結果でした。英国ではこの時ハーフタームと呼ばれるスクールホリデイの終わりなので相当数の家族連れが動く超ピークの時期という事だったのです。
格安飛行機会社にこの値段は払いたくない、でも…同じように高額でしたがブリティッシュ・エアウェイズ、アリタリアなどにも何だか出し渋ってしまいます。
3泊4日をあきらめようか・・
もし日にちを延ばせば金額はかなり落ちるので、追加でもう3日泊まってその250ポンド分を低バジェットながら旅行に使ってしまおう! と6泊7日の旅になるよう計画を練り直しました。
こうなると約1週間もの長い旅をしてくることになって、本当に久しぶりの旅行らしい日程に。
帰りはヴェネツィアからです。
フライトは同じライアンエアー。片道50ポンドで10kgの預け荷物付き。
預け荷物は液体系OK。久しぶりにお酒の購入可能ではないですか。イタリア産の質の良いオリーブオイルも持って帰れます。
何より最も好きな旅先のヴェネツィアに数10年ぶりに行く事に急遽決まって大幅に旅行の計画が広がり、初めて行くヴェローナも付け足して最高の気分。
ですが・・・
この時点ではなんだかはっきりわからない新型ウィルス騒ぎで、東洋人であることが気まずいよう感じていました。
そして行き先がよりにもよって北イタリア。ヨーロッパでのアウトブレイクの震源地です。
到着後、この旅行中に急激に北イタリアで猛威を振るい始め、滞在日程を延ばした3日後から数人の感染者が確認され、同じロンバルディア州のコドーニョなど近郊の11の小さな町で初のロックダウンが開始されました。
その後さらに感染の中心となってしまったベルガモ。こんな風にひどいエピデミックを迎えるとは... 旅行記のアップもしばらく見合わせる事にした位です。
又行きたいと思った素敵な街ベルガモですが、しばらくは旅行しにくくなり、私も当分国境を越えた所にはどこへも行かないと思いました。
でもそろそろワクチンも出回り始めたこの頃、マスクを付けて恐る恐るに旅できる時ももうすぐかもしれません。
平凡になりがちな毎日の生活にアクセントを与え続けてくれる旅行…。
ベルガモの街歩き日記スタイルの旅行記には、おまけで飛行機から見えたアルプスの景色を加えてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
飛行機の中から
ロンドンからベルガモへ飛ぶので、ルート的にはアルプス山脈が見れるんじゃないかと期待していたら、思ったように見れました -
いつか通ったらしっかり見ようと心待ちにしていたアルプス山脈上空
通路側からの窓の外、その光景は素晴らしかったです -
キャビンクルーさんに『席を替わってOK』と了解をいただいて、空いている窓際の席に移りました
今度は逆の西側です
夕方近くだったので、太陽の方角を見るとこっちは北西でしょうか
何か有名な山が見られるかな -
谷があってそこに街ができているはず、と望遠レンズにしたら飛行機からでも確認できました
面白ーい -
高い山を探してみる
-
1つだけ突き出ているならマッターホルン
モンブランだったら周りの高い山とほとんど分からない山脈
この山々は・・
アイガーやユングフラウじゃないかと思ってみました(希望的) -
とにかく色が綺麗
これは紫外線のマジックかも
目を保護しなければ -
そして、雪に覆われたアルプスの山塊を越えたと思ったら、すぐに細長い形の湖が現れ、これはきっと2日後に行くコモ湖では とのぞき込みましたが
不明です
違う湖だと思います -
突如夕方の色に変化したイタリア湖水地方
-
どこの湖かわかりませんでした!
このあたりは細長い湖がたくさんありすぎて、区別が付きません
コモ湖ならYの字に見えるはずですが -
平野部のポー平原にさしかかったと思った所でランディング・・・かと思ったらしばらく飛んでいました
-
そして繰り広げられた、目を見張る景観美
-
山と湖の景色を空の上から眺められました
-
向こうの山は雪景色
アルプス山脈が見えていて綺麗
どこでしょう、レッコという所に行くので、そこではないかと食い入るように見ていました -
ポー平原
Pianura padana
きれいに山と平地が分かれている地形
アルプスを南へ超えたらそこはベルガモの空港と思っていたのですが、付近を飛んでいた時間が長く、空からの観光さながらでした
何らかの理由で空港からの指令が出て時間を稼いでいたのかな -
これまでミラノからヴェネツィアまで鉄道の旅をする度、何かが良いなと思ったのは毎回左側に乗っていたからだと気が付きました
左には山脈があります
右だと平野ばかり しかもこのエリアは工場が多い -
その山脈の奥深い部分は雪に覆われたアルプス
この年ヨーロッパはどんよりした暗い冬で、寒くならず雨と風ばかり
なのでむしろ冬らしい寒くて雪のたくさんある場所に行こうかなとも思ったのですが....
オスロを予定したりと候補があった中、イタリア アルプスにある雪の中の屋外スパも気になっていたので、あの山のどこかで踏みしめるときゅっきゅと鳴る雪の感触を楽しんでいたかも知れません -
いよいよライディングです
ロンドンの雨と風から1週間でも離れられると思うだけで本当に幸せ
期待通り、明るい太陽の降り注ぐ大地イタリア
先ほども触れましたが、北イタリアは工場が多く、産業が発達している為この地域は豊かだと言われますが、ほんとにあちこち、何作ってるんだろう と思う程たくさん工場があります -
ベルガモのオリオ・アル・セーリオ国際空港
この空港はミラン・ベルガモ空港と言われ、格安フライトが使用する、割ときれいな、主にミラノへの発着地なのだということです
このときはまだ、その後起こるイタリアでのアウトブレイクを誰も予想していませんでしたが、入国審査の列で武漢の新型コロナウィルスのニュースで見たことがある、PPEに身を包んだ熱を測る検査員がいましたベルガモ オーリオ アル セーリオ空港 (BGY) 空港
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みんなスマホで写真を撮ったりして、最新ニュースとして珍しさの面で興味を示しましたが、何がどうなっているんだ大丈夫か的な感じはあったけれど、この時点では誰もそこまでの危機感を持っていませんでした
とはいえこの時私は不安を抱えての旅 東洋人として敬遠されてしまうかな.. という、自分にとって大きな心配事と共に旅をするところですベルガモ オーリオ アル セーリオ空港 (BGY) 空港
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入国審査で全然進まず、込み合った場所で長い時間並び疲れました
日のある時の1時間をロスして…もう夕暮れ
写真はベルガモ市内に向かうバスの中から
空港内で買っておいたチケットを機械に通してから席に着きます
最初に目に飛び込んできたイタリアの建物は、久しぶりに違う国に来ると何でも違っているのが、とても新鮮に写りました
すごいうれしかったのを覚えています -
ベルガモ周辺のグラフィティはなかなか良かったです
落書きレベルを超えたアートの存在 -
ベルガモ郊外の小さな町の駅舎にはこんな感じのスタイルのグラフィティが見られ、頼んで描かれたものだと思いました
-
そしてベルガモにはこういったちょっとした瓦屋根がところどころあり、いいアクセントになっています
かわら屋根の下の色彩がイタリア国旗 -
駅近くは都会ならどこでも多国籍で雑多な印象
ケバブとピザの店が乱立 -
ここはベルガモの鉄道駅
駅前にツーリスト・インフォメーション・オフィス(お昼休みあり)があります
イタリアは鉄道が安くて今回も乗りました -
駅の横にはバスターミナル
3日後ここからサン・ペッリグリーノ・テルメに行きました
サンペレグリノの炭酸飲料水で有名な街(村ですが)はプレアルプス山間の温泉街
飲み水クオリティのお風呂に浸かれるなんて
この時期に温泉、日本人が入って心配されないのかと疑問を投げかけましたが、感染の心配は私からは無い(と信じていた)ので温泉に入りたい強い思いが勝ちました
けれど実際は自分が受けるリスクが相当あったのですね
この時は普通の日常を過ごしていますが、ウィルスはすごいスピードでベルガモを蝕んでいたのでした -
ベルガモは人口約12万人、程好い感じの大きさの都市でした
写真は駅前のベストウエスタン ホテル ピエモンテ
駅がある新市街は「チッタ・バッサ」と呼ばれ、18世紀からの街並みが所どころ優雅なエリアです
乗った1番のバスは、空港から駅、フニコラーレ乗り場、旧市街チッタ・アルタまで行きますBest Western Hotel Piemontese ホテル
-
夕方を過ぎると光がなく写真がすぐブレてしまう
イタリアにはたくさんのアフリカ人がいて、ベルガモ駅にはいつも居ました
バスで隣に座った、スマホで電話しながら道案内をしてくれた人もアフリカ人で、彼に聞いたお陰で間違えずフニコラーレ乗り場で降りたのがここです
この方はチッタアルタのレストランへ働きに行く途中だそうで、じゃあ後でそこにディナーしに行くかも と挨拶がわりの約束を交わしましたが、のちのちまさかの実現となりました -
ベルガモ旧市街の「チッタ・アルタ」は、駅から1本道の先
小高い丘の上に位置していてとても歴史深く、古代から中世、現代へと続いています
実は乗ってきた1番のバス、そのまま乗っていると丘の上まで行くと後でわかりました
でもここで乗り換えて正解
このフニコラーレ(ケーブルカー)そのものがベルガモの観光目玉の1つでもあるという事
それに今日の宿はフニコラーレ降り場と同じ建物内です -
フニコラーレはレトロでキュート
料金も空港バス含みの24時間パスでOK -
短い急な坂にはケーブルカー
-
ぐんと上がってすぐ着きます
上の建物の1室が今夜のお部屋だろうか
景色がいい部屋かなと期待したけれど裏向きで景観は無し
共同シャワールームの窓がチッタ・バッサの眺望スポットでしたが、そこがおそうじ道具の物置き場になっていて屏風のスクリーンで目隠しされ、超もったいない使い方な宿だったのですが、覗いてみたところ素晴らしいパノラマが見えました -
ポルトガル、箱根で、そしてこのあいだ行って来たサンセバスチャンでもそれぞれ1回ずつ乗っているケーブルカー
毎回面白いです -
丘の下の街並み、チッタ・バッサ
これが見渡せる部屋もある宿
私のシングルルームからではなく、残念 -
フニコラーレを降りました
前はメルカート・デッレ・スカルペ広場
街は坂に作られていてキャラクラーがあります -
チッタアルタのメインロードは「ゴンビート通り」
写真の中ほどの、建物間を入る細い道です
Via Gombito,
Piazza Vecchia,
Via Bartolomeo Colleoni,
と名前が変わる1本道 -
メルカート・デッレ・スカルペ広場 Piazza Mercato delle Scarpe
評判どおりこの中世の街は心躍るムード
ここが城壁に囲まれている丘の上 と思うと更に面白いのでした -
まず今晩のホステルにチェックインして荷物を降ろして
フニコラーレの出口で左右を見ましたが、エントランスがわかりやすくないとどれが宿なのか解らない
いつもの辿り着けない病です -
右に行き左に行き、探し続けました
アーチ型ドア向こうから2番目がゲストハウス入り口
でもはっきりした看板とか無いとわからないんです -
もしかしたらフニコラーレ駅構内にドアがあるのかもしれない と思って出たり入ったり
このとき駅にあった素敵なカフェに気が付いたので、迷ったのは幸運だったとも言えます -
と、ついでにFunicolareのクラシックな造形も見てきましたが、ゲストハウスは無かったです
このフニコラーレ駅構内はPalazzo Suardi と名の付く建物で、以前はパラッツォと呼ばれるお屋敷だったのを改装したようでした -
駅の隣に古風で素敵な薬屋さんがあったので、道も尋ねて写真も撮らせていただきました
「ラ・ルーナという宿の入り口を知りませんか」と聞いたら、お店の親切な女性が連れて行ってくれて場所がわかりました -
これがまた、わかりにくい造りでしたー
説明できるかな
まずブザーを鳴らすと入り口のドアが自動操作され開き、レトロな回り階段を上がりきった最上階にまたドア↑があり、そこから屋外のルーフテラスに一旦出て、やっとゲストハウスLa Luna Blu in Old Townの建物に入るのです -
これが今晩の宿の玄関
フニクラーレの建物の屋上に増築しちゃったようでした
ややこしい
けれど
値段は破格の33ユーロ
こういった改造して作られた不思議な安宿はミラノ界隈にあるよう思います -
冬場ながら33ユーロとは安くないですか?
ベルガモではドミトリー級の安さで同ランクの宿を見つけられホテル選びを楽しめました
泊まったお部屋はオリエント急行と名の付く42号室
シングルルームで部屋のベッドはダブル
窓は内テラス側で新市街を見下ろす景観はなかったけれど、シェアエリアやバスルームも広くてきれい -
MLK のポスターが同士っぽくて良かったです
なのにオーナーは真面目そうだけどむずかしい感じがあり、気を使わなければならなかった -
でもお部屋にプラスティックのカップ1個とネスプレッソのカプセル1個が部屋に備わっていて…
それを持ってロビーにあるマシーンでコーヒーを淹れるのですが、なんか学生に返ったみたいな新鮮さを感じました
ロビーには飲料水のボトルや電子レンジもあり便利
節約の旅ならでは -
古めかしさを感じる螺旋階段を降りて、夜のベルガモ散策に向かいます
-
まずは先ほど来たフニコラーレの駅カフェ
景色が良さそうだったのでお茶します
入り口はオリジナルのようで鉄製
カリフォルニア・ベーカリーというのがカフェの名前ですね -
中に入りました
カゴを集めてオブジェにしているエントランス付近 -
鉄製のドア
開け閉めするとき触れた感じがなんともレトロ -
種類が豊富でそれぞれ大きめのケーキがいっぱいありました
おいしそう オリジナリティを感じます -
カフェの内装は高い天井で素敵
-
手持ちのユーロがなく、エスプレッソを頼む際テイクアウト分の金額しかなかったのに、店内で飲ませていただきました
どうもありがとう!
カウンターでオーダーの時、財布を見て一瞬ドキッとしたけれど、こうしてパノラマの夜景の上でイタリアン・コーヒーを飲めました -
このバルコニーというかベランダは、柱があるせいか王室の方々が手を振る場所みたいなロイヤルなムード
-
ベルガモ新市街地の夜景
2月で少し寒い程度
夜景を見おろしながらエスプレッソくらいの時間は外にいられました -
ベルガモにはこんな木で出来た天井がたくさんあります
-
親切な店員さんに持ち合わせ全部のコインのチップを置いて、飲み終わったカップもカウンターに置いて帰りました
-
昔パラッツォの建物だったという場所なので、古い壁画を活かしているような独特の洒落たインテリアは、元々のオリジナルのものを活用しているのかとふと思う
-
夜の闇に包まれたPiazza Mercato delle Scarpe
こんな暗くなったけれど、写真も撮りながら観光歩きに出かけます -
人々が吸い込まれていく繁華街の道とは逆方向に位置する細い道に入ることにしました
世界遺産登録のヴェネツィアの城壁が見られるのはここではないかと思ったのです -
でも違いました
1本ずれた坂下の道に行けばムーラ・ベネテ=ベネチアの壁やサンジャコモ門に行けたはず
けれど街の重要なスポットである教会群の裏側とも言える道すじの散策になったのでした
静寂に包まれた中世の道を散歩できたのでよかったです -
歩きにくいような、風情があって面白いような、散策した道は沢山の丸い小石を固めた古風なもの
黄金の像を照らすスポットライトに気がついたので立ち止まり写真を撮って
Curia Generalizia Dell'Istituto Delle Figlie Del Sacro Cuore Di Gesu' ガエタノ・ドニツェッティ通り -
大聖堂ドゥオーモの上、空に浮かび上がるような金色の像はベルガモの守護聖人、サンタレッサンドロ
-
ベルガモはWW2で大きな戦災を被らなかった数少ない大都市なんだそうです
貴重です 当時の様子がそのまま残っている感じでした
街自体が博物館なのですね -
中世の街並みの中、建物のドアが開いていて
廊下が見られたので、ここは観光で入れる家かもしれません -
このように天井壁画
典型的なベルガモ風でなくヴェネツィアの建築スタイル、15~16世紀のルネッサンス様式のお屋敷で、崖に沿って建つ美しいテラスのある建物が見学できるのだそうです
Casa Fogaccia o dell'Arciprete
(House Fogaccia of the Archpriest) -
歩いている道の名は ガエタノ・ドニツェッティ通り、19世紀初頭のベルガモに生まれ没したイタリア・オペラを代表する作曲家に由来します
道にはガエターノ・ドニゼッティ(英語風に呼ぶと)と書かれた肖像レリーフ -
通りには宗教的と思われる絵画がいくつか出ていて、どれもが中世の雰囲気を作り上げていました
-
パードレ・レジナルド・ジュリアーニ広場から見る
大聖堂ドゥオーモとMadonna delle indulgenze -
パードレ・レジナルド・ジュリアーニ広場から見る「カンパノーネ」大鐘楼
-
このあたりは・・・・きっと
教会郡の立ち並ぶ裏道
だと思いました -
このコーナー使いがチャーミングすぎる
ピアッツァ(広場)の名に全然ふさわしくない大きさが可愛い -
鳴り出した教会の鐘の音を聞きながら路地を抜けると、何か特別なポルティコが
-
2頭の獅子の柱
その下獅子を支える人物らしい像
彫刻家ジョバンニ・ダ・カンピオーネGiovanni da Campioneが手掛けたものサンタ マリア マッジョーレ教会 寺院・教会
-
サンタ・マリア・マッジョーレ教会の裏側です
正確にはファサードが無い教会なので裏ではないのですが... -
おごそかな雰囲気でした
白い大理石の獅子門 レオーニ・ビアンキ Leoni Bianchi
ベルガモは13世紀からヴェネチア共和国の支配下に置かれていたので、その時代の建造物に備わるこれらのライオン(獅子像)は、かつてセレニッシマ(晴朗きわまる処)と称されたヴェネツィア共和国時代を象徴しているということサンタ マリア マッジョーレ教会 寺院・教会
-
サンタ・マリア・マッジョーレ教会は「正面に入口がなく、東西南北の四方に入口があるのが特徴的な教会」だと言う事、表がどこだかもはや分からなくなります
その入り口のひとつ -
先を進んで行きます
-
本当に古いんだろうなと思う、高い壁に挟まれて歩くゆるやかな坂道
この角を曲がったら暗がりに男の子がラップトップを広げて座っていて、地元民だと判断したなら、保護された古い街に住む子供たちは娯楽が限られていて、これはこれで新鮮で良いなと感想 -
チラッと覘くベルガモの宝庫
Basilica di Santa Maria Maggiore 西側
歴史の財産が暗闇に見られます
美しいけど写真がもっと高精度だったら -
人通りやお店がない大変クラシックな道を歩きました
-
タイムスリップしたようなひっそりとした道筋を、そろそろ人恋しくなるまで歩き続けた頃
-
車はそこそこ入り込めるようで、駐車場がいくつか重厚な数世紀前の建物群の中に出来ています
-
これはまたひっそりとした教会の天使の像に会いました
-
後にエピデミックのため大変な努力を続けたベルガモのことを思うと、悲痛な天使の姿が現実感を帯びます
-
カトリック教会Chiesa di San Salvatoreに続くゆるやかな坂道も同名のVia S. Salvatore
本当に歴史を感じる道 -
ところどころ見られた、建物の角を覆う何かが珍しく写真に撮りました
この場合、道路と壁下に出来ています -
バスの中で会った人のお店でも探そうかな と、そろそろ夕食を思いながら、でもベルガモの城壁を少し見てからにしたい と葛藤しながら歩いていた頃
-
歩いていた道は車が入って来て、さかんにまぶしいヘッドライトに照らされながら行ってみました
ムーラ・ディ・サンタ・グラタ通り -
そうしたらそこは下の街が見える空間
ムーラ・ディ・サンタ・グラタ通り この見晴らし -
十六世紀のベルガモの城壁に囲まれている丘の上のアルタ
城壁に辿り着いたようです -
落ち着きある夜景をちょっと眺めて
丘の麓の町バッサは、夜の明かりがまぶしいほど照らされている訳ではありません -
ここにはベルガモの城壁がぐるりと建っているはずですが
世界遺産の15世紀ヴェネツィア共和国のもと作られたという壁は暗くて見えないので、また明日の朝来ます -
坂の下、車道の街灯ばかりが目立ちます
城壁の上からですが、昼なら壁は左右に確認できると思います -
ということでグーグルマップに頼って、バスで会った方にマークしてもらったレストランまで行くことに
途中やっと明かりが見えて近づいたら、それはベルガモ大学の校舎 -
ひっそりとした暗い道から、突然明るいショーウインドウが見える
ここまで全くお店なし
高い壁だらけで電気が灯っている室内さえあまりありませんでした
こういうところが中世なのかも と思います
ちなみに
歴史的には電気が街や家についたのもつい最近、1920年代でやっとだそうです
それ以前は夜といえば街灯を設置してランプに火をつけない限り、月の灯かりが出ていないと真っ暗なものだったのでしょう、 -
角のお店にはキリスト教的なものが売られていました
ちょっとのぞいてみると -
天使などたくさんのお人形が飾られています
かわいいウッド細工のお店 Dolfi Home Bergamo -
角を曲がり、この道に来てギャップにびっくり
-
なんと、大変な数の人間が闊歩しています
Via Bartolomeo Colleoniという道 -
お店がここにはたくさん
さっきまでひとつも見当たらなかったのに
街を中世から変わらない状態に保つため厳しい決まりがあるはずです -
魅力のあるお店屋さんばかり
夕食時なので気になって見てみました -
Aperitino con Buffetとは、
想像で
ビュッフェ形式の前菜的な食事が9ユーロ
なのでは -
手打ちパスタの並ぶ高級お惣菜やさん
こんな魅力ある食材店がいくつかありました -
旅初日で、まだお土産を買うのには早いけど、見て回るのは楽しい
-
そして歩いていると、大きなガラス窓越しに見て日本人らしい男性2人が席についているMimì - La Casa dei Saporiという店に通りすがり
これはもしかして日本で観光紹介などで知られている店では
とひらめいていたら...
向かいの店から焼きたてのピッツァを持って、先ほどバスで会ったアフリカ人の彼が、通りを越してそのMimìという店に届けていたのです
すごい偶然でした
バスで会ってここでも道で会うなんて -
向かいの店 ダ・ミッモ Da Mimmo Bergamo Alta
すごくインテリアの美しい高級感あるお店
でも料金はそれほど高くありません
ここのキッチンで焼いたピッツァを、お向かいのMimì La Casa dei Saporiで出しているようでした
もう夕食はここに決定です
が、ユーロの現金がない
まずキャッシュをゲットして戻ってきます -
ミミ Mimì La Casa dei Sapori
向かいのDa Mimmoから焼いて届けられるピザをここで出す
どういうことなんだろう
たまたまピザの釜が壊れて借りてるだけかな
それとも、いつもDa Mimmoのピザをメニューに載せているのか -
ATMは5分くらい歩いた所
街の様子を写真に収めながら歩いたので、15分
地元のお菓子屋さんが視界に入って、ここでも写真を -
通りには洒落たお店がたくさんあり、その中でもここは素敵なジャズを流して気を引いていました
Ristorante Vineria Cozzi -
Luogo Pio Colleoniという博物館
お庭のディスプレイがきれい -
お金をおろして戻る道、これらのお店は全部クローズ
この時まだぎりぎりお店が開いている時だったので、ちょっと買い物出来ていればと今更思う -
この地方の特産品ブレザオラを買うつもりだったんだけど
ベルガモには良いチーズも数多くあります -
ポルチーニ茸も地元ベルガモの名産品
生だと思っていたらベルガモで売っていたものでも皆スライスした乾燥きのこ
シーズンは秋なのか -
金曜日の夜のせいできっと盛り上がっていたのでしょうが、ベルガモの小路は溢れかえる程の人でした
写真ではそう見えませんけれど -
ギャラリー店内ではパーティの集まりがみられ、シャンペングラスを手にした人々が陽気にはしゃいでいました
-
あちこちに素敵なお店
入るレストランを決めていなかったら迷いに迷っていたと思います -
ここまで東洋人度0.2% というか私以外2人だけに遭遇
ちなみに翌日のお昼はケーブルカー乗り場でどっと見かけました
皆日本人風でした -
おしゃれなワインバーやレストランをのぞきながら街の散策を兼ね、ATMを探したひとときは、とても楽しい時間でした
ああこの素晴らしい時をもういちど -
ヴェッキア広場周辺です
-
歴史地区の中心
特別なムードがありました
チヴィカ塔
ライオンの噴水
ラッジョーネ宮
とライトアップされていますヴェッキア広場 広場・公園
-
有名な大理石の噴水Fontana del Contariniと、ラジョーネ宮殿Palazzo della Ragione
ラジョーネ宮 城・宮殿
-
18世紀にヴェネツィア共和国によって造られた噴水だそうですが、19世紀になり完全にリフォームされ直されたというフォンターナ・デル・コンタリニ
ライオンと、女の人の頭部を持つ(多分)スフィンクスの口のホースから飲み水が出ている泉のような噴水です -
ヴェッキア広場は一部階段になっていて、その上に立って見ている図
ATMはこの広場にありました
向かいにはPalazzo Nuovo (Angelo Mai Library) -
銀行にてATM
いくらおろせば と少し警戒する瞬間
出来る限り現金払いにして、感覚をなくして旅行中カードを無限に使わないようにしてますが、6日間もある旅行は久しぶりなので、多すぎず、足りなすぎずを考えました -
イタリア語で「鐘」を意味する「カンパノーネCampanone」の愛称
Torre Civica
チヴィカ塔、市の塔ということ
そうか、チヴィカ=シヴィックですね
手前は現在16世紀博物館Museo del Cinquecento の、ポデスタ宮Palazzo del Podestà
チヴィカ塔の下には古風な外階段がついていて、ラジョーネ宮殿のフレスコ博物館 Sala delle Capriate と接続されていますヴェッキア広場 広場・公園
-
お金をおろしたので、再び先ほどのレストランへ向かいます
これは1796年からレストランとホテルを営業している老舗レストラン、「イル・ソーレ・ベルガモ」の外看板
暖かい明かりが良かった、素敵なお店Il Soleイル・ソーレ
Via Bartolomeo Colleoni -
Hotelレストラン、イル・ソーレ横に中世らしさがある道が延びていて散策欲をそそられます
-
夕食時のちょうどいい期間を歩けて嬉しい
Via Bartolomeo Colleoni
大変魅力ある小路でした -
いくつかのホテルやB&Bも、この道 Via Bartolomeo Colleoniにありました
先ほどの中世にタイムスリップしすぎた感じの裏道での長い散策後で、にぎやかな所が特に楽しいです -
同じ道がVia Bartolomeo Colleoniからゴンビート通りVia Gombitoと名前が変わるのでちょっとややこしい
更に付け足すと
ヴェッキア広場前でピアッツァ・ヴェッキアになり、ケーブルカー乗り場までがゴンビート通りとなります -
さっきも通った、おしゃれなジャズの流れるRistorante Vineria Cozzi テラス席
-
この道Via Bartolomeo Colleoni はお買い物にも散策にも適しています
-
15世紀ベルガモの領主バルトロメーオ・コッレオーニは、ヴェネツィア共和国のコンドッティエーレ(傭兵隊長)で、この道の名前となっています
ヴェッキア広場のコッレオーニを祀る礼拝堂もベルガモの貴重な芸術品で必見 -
色々楽しめる通りです
-
ダ・ミッモ レストランに戻ってきました
-
では入ります
ダ・ミッモ ベルガモ・アルタ Da Mimmo Bergamo Alta -
凄く立派なレストラン
-
レセプションもあって、ホテルみたい
と思ったら、上階にお部屋がやはりあるようです -
ダイニングの部屋も3つも4つもありました
-
座った席は1人客にぴったり
Da Mimmo Bergamo Alta
充分大きいテーブル -
ハイクオリティのすべて
こんなレストラン、例えばロンドンで入って1杯飲んで1皿何か食べたら16ユーロでは決して済まされません
白い布のテーブルクロスに重厚なカトラリーが並び、トラットリア的なカジュアルさがなく、ちゃんとしたリストランテ
それでいてピッツァだけでもOK -
コペルト=席料は3.50ユーロ
最初にプロセッコをいただきました
これはコペルトに含まれているサービス それもすごく良い
そして食事に選んだワインは地元産の赤 -
どんなワインかググっているところ
調べたところグラス4ユーロのValcalepio というのがローカルのワインと解り、これこそベルガモで飲むべきワインと注文
カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンドだそう
無難な感じ -
座った席の隣には、大テーブルがデコレーションのためか美しくディスプレイされ置かれている
イタリアの食文化はリストランテの装飾を見ても、並外れて美しいものがあり楽しませてもらえます -
地元料理にしたいところですが下調べ不足でわからずピッツァにします
ピッツァ・アッラ・ロマーナ 7.5ユーロ -
ピッツァが運ばれてきました
ブラックオリーヴ、ケイパーズ&アンチョヴィで
いつもこればっかり
本当はこれにパイナップルを乗せたい(無理)
7.5ユーロは破格かな
でもその後北イタリアを回って、全体にこんなものと思った値段 -
味は普通 より上かな
チーズは熱々すぎても味がなく、ちょうど冷め始めがとても美味しい時で、冷めたら今度は硬く固まって、フォークとナイフで戦うように切りました -
合計でこれはすばらしい
コペルトを払って出してもらえるものと言えば普通はパンだけれどプロセッコのほうがずいぶん良い -
お手洗いに行く途中の階段
そこにあったリアルなオレンジが印象的だった絵 -
トイレが又きれいでした
-
古風にインテリア
-
階段途中の又別の賑やかなお部屋
-
このレストランの歴史のミニ・リーフレットがテーブルに置いてあったのでわかりますが、これがお店を開業したご夫婦
数十年間何世代と継続させるお店営業の努力には尊敬の念を抱きます
リーフレットにはお2人の劇的な出会い、開店当時いかに苦労してピザに欠かせないモッツァレーラを近郊都市ミラノから運んだか など書かれていました
ピッツァは当時ナポリや南イタリア方面だけの食べ物だったので、都会のミラノで唯一モッツァレーラを作っている業者を見つけて頻繁にベルガモまで運んだそうです
自動車が普及していない当時、随分遠かったと思います -
彼がバスであった人
ピッツァの釜近くで探し出して写真をお願いしました
普段着ではめっちゃ今時のアフリカ人の若者なんだけど、ここでは賢明に働く制服を着た人物
この方とバスで会話して、また道で会ったのでディナーをした店
とても縁があって面白かったです -
高級志向でいてリーズナブルなレストランでした
ダミッモを出て、まだ歩いていないエリアを散策します -
細く時には曲がりくねる道をちょっと歩いたと思ったら、突如広場に出くわす という中世の街造り
これがとっても面白い -
この広場は「ピアッツァ・デラ・チッタデッラ」の外枠にある広場
Palazzo Roncalliという外壁にフレスコ画がある建物がありました
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