紅葉狩り２０１９　奈良編

2019/11/27 - 2019/11/27

11月26日　ＪＲにて滋賀県木之本駅～バス～徒歩で鶏足寺・石道寺～ＪＲにて京都駅～バスで永観堂ライトアップ
11月27日　早朝散歩　梅小路公園・東寺～近鉄にて奈良に。徒歩で巡る。～近鉄にて京都駅～徒歩で東寺ライトアップ
11月28日　京阪電車で出町柳駅下車。下賀茂神社～京阪電車と徒歩でぶらぶら。～ＪＲで滋賀県の坂本駅下車。日吉神社

2019年は温暖化で紅葉がちょっと遅めの年だった。そして紅葉具合は、奈良はほぼ満足。が、京都は、こんなもんか、ってレベル。最悪ではないが最高でもない。自分が若かった頃に見た紅葉って（かれこれ三十年以上前の話）、もっときれいだったような気がするのだけど、単に記憶が美化されてるだけなのかしらん。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

京都で早朝散歩して、宿に荷物を置きに行って、などしていたら、近鉄奈良駅に着いたのが11時半近くになってしまった。観光案内所でマップをもらい、コンビニでパンを購入して出発。
久しぶりに春日大社に行ってみる。

記憶より距離があって時間を要し、かつ、観光客の多さにうんざりして、ここは行かなくてもよかったな、と。春日大社内部には入らず、境内横から脇道に出る。

水谷茶屋の裏手に出てくる。

車道側の正面から。ここのもみじは、本来はもっときれいなはずなんだけど。なんか、ちょっと物足りない気がした。赤が足りないのか。でも、大勢の人が写真撮影。

車道をずんずん上に登って、春日山遊歩道に入る。柳生街道の隣のではなく、若草山の横を上っていく遊歩道の方。観光協会でもらったマップには道の名前が記載されてないのだが、たぶんこれも春日山遊歩道のはず。うっそうとしているが、この辺はまだ電柱と電線がある。

二度ほどパラパラと小雨が降り、すぐに止んだが、曇天で紅葉が映えないのが残念。

月日亭という高級そうな料亭までは車が入ってくるのだが、その先の道には入れなくなっていて、徒歩のみ可。そして、電柱もない。

春日山原始林が広がっている。この道、しっかり整備されていて歩きやすいのに、めったに人と会わないのがよいんです。

し～ん、としている。
あまり人に知られてない。かつ、若草山の頂上にたどり着くのに40分くらいかかるので、忙しい観光には向かないから。私は今回、月日亭近くの東屋で昼食用パンを食べながら休憩して、頂上まで1時間でした。

こんなに原生林パワーにあふれているのに、奈良駅から徒歩でも行けてしまう。道幅も広く、デコボコも水たまりもない。たとえば吉野山だと、近鉄電車を乗り継いで、ものすごく遠方に感じる。そのうえ桜と紅葉シーズンにはそこそこ人出があるので、気軽に行ってみようとは思わないのだけど。・・・・ここ最高です。

この道は紅葉シーズンの私のお気に入り散策路になっていて、前回は2年前に来たと思っていたのだけど、記録を調べてみたら2014年って、もう5年も前でした。

ついつい上を向いて歩いてしまう。

樹々の枝ぶりが好きなもので。

遊歩道ですれ違った観光客は5組ほど。そのうち一組は中華系の人たちで、このルートをどうやって知ったのか、不思議だった。

自然あふれる静かな道なので、吉野山みたいに大軍でハイキングに来られちゃったら嫌だな～と。かなり心配。インバウンド嫌いだから、私。

春日山原始林がいつまでも静かでありますように。

若草山の山頂駐車場を通り抜けて到着。
鹿がたくさんいることにビックリ。そして違和感。鹿が逃げていかない。この辺は、下の観光エリアと違って鹿が野生だから、こんな風に人の近くをうろうろしないはずなのに。5年のうちにインバウンドが進んだ影響なのか。

逃げていかないから、写真は撮りやすいんですけど。

鹿せんべいをもらいに近寄ってくるわけではないのだけれど。

何を思う？

結婚式用の撮影部隊が鹿に餌をやるから、いつの間にやら餌付けされた？
かなり以前から、秋には奈良公園のイチョウの木のあたりで、韓国系の撮影部隊が結婚式用の写真を撮ってはいたのだけど、今ではこんなところにまで出没中なの？

しっかり見張ってる。

山頂から少し下ったところにあるゲートで150円払って若草山を下山。6年前には下山で集金されることはなかった（単に徴収係がいなかっただけ）。ここまでツアーバスで来て下山というパターンが増えたのかな。広大な若草山の整備に費用がかかりそうなので、素直に払います。ちなみに、往復でも片道でも150円。

この広場にも鹿がいて、ここの鹿たちは鹿せんべいだけじゃなく、休憩中の人の食料を狙って近づいてきます。奈良公園の鹿と同じです。なんだかな～。インバウンドって！

眼下の奈良市街に向かって右の道から下ります。若草山の下山には右と左、2種類の道があって、紅葉が楽しめる右道が好き。もっとも、左道がどんな風景なのか、歩いたことがないので不明。
道はしっかり整備されているが、先刻の遊歩道に比べて道幅が狭く、足元注意。

立ち止まって、頭上がきれい。

前方が明るい。やっと日差しが出てきた様子。

真っ赤なのもあるが、オレンジ色だったり、黄色だったり、これから色づき始めるのも。

ついつい上を見てしまう。

きれい。

いちばん赤かったモミジ。

日差しの効果もあって、血のような色。

見晴らしのいいところまで下りてきた。下山に要した時間は20分。

興福寺の五重塔をアップ。

若草山から手向山八幡宮、三月堂を通って二月堂に。

二月堂から道なりに降りて行って、イチョウの木があるところで左折。

てきとうに歩いているので、どのあたりか不明。今年は紅葉時期にイチョウの黄葉が絶好調。まだ緑色の葉っぱが残っているほど。

ちょうど西日が当たって、イチョウが輝いてる。ただ、この辺りは発掘調査中で、柵に囲われて木に近づけない。

紅葉のその奥にイチョウの木。どうしても黄色に目が行く。

こっちの木は訪日客が寝転んで独占中。かっては、鹿にせんべい、そして東大寺を見てそそくさとバスで去っていったものなのに、今では個人旅行でのんびりしてる。

鏡池から東大寺を。

東大寺。あと15分ほどで拝観終了という時間。中には入らず、広い敷地をぶらぶらと回って、日も暮れたので南大門から出る。

ちょっと浮見堂に寄ってみた。17時20分ごろ。日没後の薄明りの中、ライトアップ中。この時間になるとさすがに人も少なく、鹿の鳴き声ばかりで寂しい。

すっかり暗くなり、人は減ったが車のラッシュアワーで、歩いている横をひっきりなしに通り過ぎていく。五重塔を目印に興福寺の中を突っきり、近鉄奈良駅に。奈良旅は終了。