2019年末に釜山３日目　旅先で優しさに触れる・順天お寺めぐり

2019/12/28 - 2020/01/01

年末年始の長期休暇を利用してお隣、韓国釜山に行ってきました
日韓関係がギクシャクしている今ですが、行ってみると韓国の方はみんな優しく、もっともっと韓国が好きになりました！
今回は順天（スンチョン）の郊外にある世界遺産のお寺や韓国伝統の村落をめぐります
その中で地元の方の優しさに触れました

エリア その他の都市(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5

12/30（月）
7：20麗水EXPO発KTXで順天に向かいます
順天までは20分と短い時間ですが、特急に乗ってるにもかかわらず8400ウォン
素晴らしい！

麗水エキスポ駅 駅

朝の時間は短距離利用が多いみたいです
たしかに800円くらいなら気軽に使えますよね

順天駅 駅

駅の観光案内所でバスの時刻を教えてもらいました
1番バスは仙岩寺行きです
韓国の路線バスは始発からの出発時刻と、終点の到着時刻だけが決まっていて、途中のバス停の時間は決まっていません
交通状況や運転手さん次第で前後するので注意が必要です

順天駅前のPARIS BAGUETTEというパン屋さんで朝食
韓国ではよく見かけるお店です

8：30の便に乗車し1時間、仙岩寺に到着
料金はTマネー払いだと、なんと1250ウォン
格安！！！

湿気を含んだ空気が霞がかっており、神秘的な雰囲気
参道にある石橋は有名で、パンフレットの写真にも使われています

仙岩寺 寺院・教会

仙岩寺はソナムサと読みます
どこかの宗派の総本山とのこと
門も立派、頭でっかち

2018年に「山寺、韓国の山地僧院」の一つとして世界遺産に登録されています
中は小さなお寺が集まっているような造りです

ちょうど朝のお勤めの時間
そこかしこから読経の声が聞こえきてきました

韓国語のお経なんでしょうが、日本のお経と同じように聞こえます
独特な抑揚のせいでしょうね

谷筋にお寺があるので、山に挟まれるような佇まいです

次は16番バスで楽安邑城民俗村へ向かいます
仙岩寺から楽安への16番バスは1日に3便

山を一つ越えて、30分で楽安（ナガン）邑城民俗村に到着
入場料は3000ウォン

楽安邑城民俗村 旧市街・古い町並み

朝鮮王朝時代の藁葺きの家や当時の役所の建物がキレイに残っています
街をグルっと城壁が囲っており高い部分からは村を一望できますので、ぜひ一周してみてください
城壁は倭寇（日本人海賊）に対抗するために築かれたとのことで、ちょっと複雑な感じです

今でも実際に生活している住民がいるとのこと
韓国の白川郷や大内宿といった感じ
世界遺産の登録を目指しているそうです

なぜか屋根の上にネコ

おやつにホットク　1000ウォン
冬の韓国旅行には欠かせない！
アツアツ、モチモチ、ジュワーです

街の中に井戸があって、野菜を洗ったり、洗濯に使ったりしているようです
日本でも温泉地なんかに行くと同じような施設があったりしますよね

今日は朝が早かったので、まだ時間は12時ちょっと過ぎ
ちょうど西に向かう63番バスがあったので、松広寺（ソングァンサ）を目指します

コクチョン三叉路で乗り換え
ですが、この時間には松広寺方面のバスは無さそう・・・
お寺までは4.5km
タクシーも通りませんので、徒歩で向かいます
1時間歩けば着くでしょう

山道を歩いていると後ろから追い抜いていった車が路肩に停まってくれました
韓国語ですが、どこ行くの？ってな感じ
ソングァンサ、ジャパニーズOK？と聞いてみましたが、おじさんはウェルカムと車に迎えてくれました

ということで、お言葉に甘えて乗っけてもらっちゃいました
ヒュンダイのベストを着たおじさんありがとう！
反日反日とそればっかりニュースされていましたが、会う人みんな優しくて、ニュースって物事の一つの側面しか切り取ってないんだな、と改めて気づかされます
実際に自分の目で見てみないとわからないですね
ますます韓国が好きになりました！

帰りのバスの時刻を先に調べておくんだよ、といっておじさんは颯爽と去っていきました
言いつけを守って、先に順天行きのバスの時刻を調べておきます
本数は日中なら1時間に1本程度ありました

松広寺は海印寺、通度寺と並ぶ韓国の三宝寺院の一つ
午前中に行った仙岩寺よりも賑わっているようでした

松広寺 寺院・教会

境内には澄んだ川が流れており、建物と川の組み合わせがとてもキレイです
冬だったので観光客も少なく、静かに観光できました。

軒下の装飾がカラフル

お寺の内部は日本のお寺に似ていますね

帰りはちゃんとバス、111番で順天まで70分です
やっぱり運賃は1250ウォン、やっす！
運転手さんに順天のバスターミナルまで、と伝えると、降りるときに教えてあげるから、と一番前の席に案内されました

で、目的地に着くとココだよ、とちゃんと声をかけてくれました
ホントに感謝感謝です
高速バスで釜山に戻ります

次のバスまで時間があったので、順天で最も栄えているであろう市場へ

海外ではいつも市場に行きます
その土地の暮らしぶりがわかるような気がして、楽しいんですよね

小腹が減ったので、あんまん
2個で1000ウォン
ちゃんと蒸篭で蒸しているのでフカフカです

韓国では車のドアにスポンジを付けているのをよく見かけます
当てられるのを防ぐんでしょうか、当てるのを防ぐんでしょうか

順天～釜山で17600ウォン
シートは横3列で広々
運転席の上のディスプレーで空席状況がわかります
指定席になっていますが、色のついていない座席は空きなので変更しても大丈夫そうでした

高速道路を快適に飛ばします

高速バスの時間を調べるのはkobusのHPが便利
https://www.kobus.co.kr/main.do

バスで100Km/hを超えるとちょっと怖い

片側4車線の立派な高速道路

西釜山バスターミナルに到着、沙上にあります
釜山には高速バスターミナルが２つあって、沙上の西釜山の方が街に近くで便利です

釜山西部市外バスターミナル バス系

韓国のダイソー
ロゴがオシャレだ！と思ったら日本のもこんなロゴにチェンジしてましたね
セリア派なんで普段あんまり使わないので、知りませんでした

今日のホテルも定宿の東横イン釜山駅２
釜山にいくつかある東横インの中でも比較的安く、徒歩で食事や買い物に行けるので、ベストだと思っています

釜山駅 駅

韓国に来たんなら、やっぱりサムギョプサルを食べておかないと
ということで夕食は一人でも焼肉OKという口コミがあったトネヌというお店へ
釜山駅から徒歩ですぐの釜山草梁(チョリャン)店

お店の雰囲気はこんな感じ、日本の焼肉屋とそっくりです
店員さんは嫌な顔一つせず、一人の私を迎えてくれました
空いていたってのもあるでしょうけど

藁焼きサムギョプサルを注文
サンチュ、キムチ、サラダなどのサイドメニューはセルフで取り放題です
一番最初は店員さんがお肉やもやしを網に置いてくれますが、あとはお好きにっていうスタイル

事前に藁で炙っているので、独特の香りがします
ちゃんと藁で炙ったかつおのたたきの風味です
これがとても美味しかった！
この記事を書いていたらまた食べたくなってきました・・・

一緒に頼んだ弁当箱ご飯
蓋を閉めてマラカスのように振って、ご飯に具を混ぜて食べるのが通の食べ方
やってみたけど、あんまり上手く混ざりませんでした
本日これにて終了！