復活！仙台空港発着の遊覧飛行

2019/07/03 - 2019/07/03

仙台空港での遊覧飛行が復活！

飛行機をチャーターして遊覧飛行....なんだか敷居が高そうで尻込みしてしまいそうだが....天候次第なところは別として、実は意外と簡単に申し込み～遊覧飛行を楽しむことができる。

仙台空港では2011年の大震災が起こる前までは数社の航空事業会社が遊覧飛行を実施していたが、震災以降航空事業会社の撤退などあり一般向けの遊覧飛行は行われていなかった。

そんななか2019年7月より仙台空港のサウスエリアに居を構える新中央航空が遊覧飛行をスタートさせたというので、さっそく空中散歩を楽しんできた。

※一般の旅客機と同じように手荷物検査や離着陸時おけるデジタル機器の使用制限があるので注意

料金やコースは2020年2月現在　最少催行人数２名　最大３名

　Ａコース 15分 6,800円　岩沼市 または 名取市
　Ｂコース 20分 9,070円　仙台市長町
　Ｃコース 30分 13,610円　仙台市街地
　Ｄコース 50分 22,680円　松島方面
　Ｅコース 60分 27,220円　蔵王方面

詳しくは新中央航空のサイトをチェックして欲しい。

また、岩沼市へのふるさと納税の返礼品としても、こちらの遊覧飛行が商品ラインナップとして登場しているので、興味のある方はチェックしていただきたい。

今回利用したＢコースなら95,000円のふるさと納税で返礼として利用できる。またお手軽なＡコースなら70,000円のふるさと納税で楽しめそう。

※掲載画像について
一部、搭乗日時以外に撮影したものや、別航空機で撮影されたものも含まれています。

エリア 宮城

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: 個別手配

仙台空港ターミナルビルへ行くのなら簡単だが、航空事業会社だといまいち事務所がどこにあるのか判りづらい。
遊覧飛行をしている新中央航空は広い仙台空港の中でも「サウスエリア」というところにあり、国道４号または仙台空港ＩＣから宮城県道20号（仙台空港線）を仙台空港へ向かう途中、左手にある下野郷郵便局の先を左折して入る。

※この写真は仙台空港から国道４号・仙台空港ＩＣへ向かっている状況で撮影

目印になる下野郷郵便局。

下野郷郵便局横から入り、突当たり左すぐにこの建物がある。
ここが新中央航空の事務所、そして格納庫だ。

中に入り諸手続きと注意事項等説明、料金の支払いを済ませていよいよこれから搭乗する飛行機へ。

その前にもちろん保安検査を受けなければならない。

これから空中散歩を誘ってくれる飛行機はこちら。
　" Cessna 172P Skyhawk "
小型機のベストセラー！そして小型機の代名詞といえる Cessna そのもの。
パイロットを含め４人乗りで、新中央航空では２～３名で遊覧飛行が楽しめる。
機内はちょっと狭めだが問題なし。

では、空中散歩へ出かけましょう！

※離陸時のデジタル機器の制限があるので、離陸後機長からOKが出てからの撮影

今回は友人と一緒に遊覧飛行を楽しむ。

仙台空港を離陸して高度1000ft（約300m）。
杜せきのした駅周辺が見えてきた。

これから名取川を渡る。
町並みがミニチュアのようだ。

太子堂駅付近を走行する東北新幹線を発見！。

目的地の仙台・長町エリアに到着。

真下には仙台市立病院。

ここで時間まで旋回する。
発展目まぐるしい長町駅周辺。
高層マンション群が目立つ。

JR東北本線の長町駅と太子堂駅の中間くらいの位置か。

名取川の上空から北方面を眺める。

今回は長町駅を中心に反時計回りに旋回してもらった。

時間が来たので仙台空港へ帰還。
レポーティングポイントの熊野堂へ向かう。
ここから仙台空港への着陸の許可を取り空中散歩もファイナルフェーズへ。

仙台空港へのアプローチ。いままでミニチュアのように見えていた町並みが、だんだんと現実サイズに戻ってくる。
仙台空港には２本の滑走路があるが、そのうち短いＡ滑走路（1200m）へ着陸。短い時間ながら充分に楽しめた。

※遊覧飛行の離着陸時のデジタル機器の使用が禁止されているため、別のプライベート機から撮影

オマケ....

航空会社事務所からエプロン（駐機場）へ出るときに格納庫内を歩くのだが、運が良ければ格納庫内では珍しい複葉機を遠巻きに見ることができることも。
古そうに見えるが高性能で曲技飛行ができる現役のカワイイ飛行機だ。

※状況に応じて撮影できない場合もあり
※オーナーの許可を得て掲載

ひょっとして見ることができるこちらの複葉機は Pitts special （Pitts S-2C）という飛行機。
現在日本で飛んでいる機体は名古屋・小牧空港をベースにしている Pitts S-2B と、仙台空港をベースにしているこの機体の２機のみで非常に貴重な飛行機だ。

※許可を得ての撮影（別日に撮影）、オーナーの許可を得て掲載

空中散歩を終えてパイロットさんやスタッフと記念写真。

20分ほどの遊覧飛行だったが普段の旅客機と違い、操縦するシーンや前方の風景、手に取るように見える眼下の町並みなど、普段の生活からちょっと離れた特別な時間が流れていた。

また機会を作って空中散歩したい。