2020/02/11 - 2020/02/13
19位(同エリア43件中)
kazzz747さん
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人生で初めてシェリー酒に出会ったのは、今は無き「銀座しぇりークラブ」でした。常連の方にお連れいただいたので、中瀬航也さんのベネンシアで注いで頂き、その技の華麗さ・シェリー酒の味わい・色合いの多彩さに感動を受けてから15年も経過してしまいました。
ここ10年でヨーロッパ旅行に行き始めたので、まずはメジャーどころを攻めていたら、すっかりヘレス・デ・ラ・フロンテーラは後回しに。今回やっと訪問が叶いました。
正直に言うと、ナパやボルドーのワイナリー巡りの様に、ボデガ一つ一つに大きな特徴があるわけではないので、ボデガ巡りを全制覇する必要は無いと思いますが、ヘレスの町の適度な田舎感、人のやさしさ、お酒とグルメ、旅の楽しみ満載。今回は駆け足になってしまったので、必ず再訪したいです。その際は、ヘレスだけではなく、Sherry Triangleを構成する他の村や、アンダルシアの他の魅力的な地にも足を延ばしたいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イベリア航空の国内線でマドリッドバラハス空港からヘレスまで移動します。羽田 伊丹間くらいの飛行距離です。
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霧の影響で出発が30分ほど遅れました。
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搭乗するのはリージョナルジェット
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優先搭乗をさせていただいたので、この時点では分かりませんでしたが、この後機内はほぼ満席に。
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霧を抜けると遠くに大西洋沿岸沿いの山々が見えてきました。バスク方面にまた行きたい!
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水平飛行があるかないか?すぐ降下に入ると右下にはセビーリャの街が目に入ります。
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降機したところです。ボーディングブリッジ無しで直接ターミナルに向かいます。日本では離島空港位でしかこの方式体験できないので貴重です。
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ヘレスに到着!ターミナルもいたってシンプル
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空港横の駅から2駅で市内に到着。
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駅舎が美しい。
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青空がまぶしい!
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駅から5分程度の場所にある ITACA HOTELにチェックイン オフシーズンということもあり、5000円位で泊まれました。建物は古いですが、内装はしっかりリノベーションされているし掃除も行き届いているので、満足度高いです。
街歩きに便利な場所にあります。 by kazzz747さんItaca Hotel Jerez ホテル
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天井も高いし、窓から光も入ってきてばっちり。
街歩きに便利な場所にあります。 by kazzz747さんItaca Hotel Jerez ホテル
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時差と移動の疲れを忍て、街歩きへ
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町中にあるTAPAS 外のテラス席といい、樽のテーブルといい、スペインバル万歳です。
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ま、まずは定番中の定番のボデガから
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ペペおじさん?それともゴンザレスさん?
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ボデガ見学ツアー(試飲シェリー4杯付で22ユーロ)
まずは、ミニバスで狭い通路を走って敷地内をざっくり見学。ゴンサレス ビアス 博物館・美術館・ギャラリー
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オフシーズンということもあり、見学者はまばらで、3車両に分かれて乗るとほぼ空席。
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シェリーの基になるブドウの栽培ですが、敷地内の畑はあくまで試験用的な位置づけらしく、実際のパルミノ種やペドロヒメネス種の栽培は郊外にあるそうです。
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ミニバスの揺れが酷く、あまり写真を撮れませんでした。一周敷地内を戻り、元の場所に戻りました。
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樽には世界の輸出先の国旗が張ってありました。世界115か国以上に油種されているそうです。
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熟成中のシェリー樽が寝ている、倉庫を見学したり、有名人のサインが入った樽を見学したり、Gonzales Byass社の歴史を知るビデオを見たり、、、、
日本に2か月住んでいたという方が案内してくれて少し日本語を披露されたり、天皇陛下(当時の皇太子さま)がサインされた樽を教えてくださったり、それはよかったのですが、シェリーの製法や歴史などはあまり解説が無く少し不満が残りました。 -
お待ちかねの試飲タイム。
Tio Pepe, Oloroso Alfonso, Croft Pale Cream, Solera 1847を頂きました。
シェリーと言えば、辛口のFino(ここではTio Pepe)かOlorosoばかり飲んでましたが、甘味が口の中に広がって、香りをずっと頼みたい Creamやペドロヒメネス種をつかったシェリーにこの旅でハマってしまいました。 -
試飲コースにはシェリーのみとタパス付きがありました。
日本でタパスメニューを頼むと、ピンチョスだったり、アヒージョのようなものが出てくるのでそれを期待していたら、単純なチーズの盛り合わせでちょっとがっかり。十分美味しいおつまみですが、、、 -
試飲コースが終わると陽が傾くころで、アルカサルが綺麗なオレンジに染まっていました。
アルカサル 城・宮殿
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シェリーもいいですが、クイッとビールのも飲みたくなります。
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お次のボデガはDios Baco こちらは見学コースの時間が合わず、試飲のみとなりました。
http://www.bodegasdiosbaco.com/ -
お出迎えは金属タンクに入ったシェリーたち。種類にもよりますが、リッターで5ユーロから9ユーロ。なんてお買い得なんでしょう。
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こちらは5種類も頂けて、12.5ユーロと良心的
FINO BULERIA
AMONTILLADO
OLOROSO
CREAM
OXFORD 1970 (Pedro Ximénez)
を頂きました。さすがにOXFORDは甘すぎ、CREAMが気に入りましたが、ちょっと個性的過ぎるので、OLOROSO MEDIUMが一番のお気に入りで、ボトルを購入しました。9ユーロ -
お気に入りのOloroso
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甘すぎず、CREAMが意外と口当たりが良い!グラス半分で十分です。
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他にもたくさんBODEGAはありますが、全部は回り切れないので、朝のジョギングついでに敷地の外からだけ見学(と呼べないですね)
こちらは FUNDADOR
https://www.grupoemperadorspain.com/en/bodegasfundador/ -
小道を進むと入口がある Boedgas Tradicion
https://bodegastradicion.es/en/ -
Boedgas Tradicionの入り口付近。歴史を感じる町並みですね~
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最終日出発前に訪れが野が、DIEZ MERITO
https://diezmerito.com/ja/
なんとホームページが日本語対応です -
朝9時半からのツアーに参加でき且つ英語コースだったのでラッキーでした。
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イタリア人のガイドさんにご案内頂きました。
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かなり細かく、「シェリー」を名乗るための条件や製法を詳しく説明頂きました。聞きそびれましたが、ひょっとして醸造学を学ばれたのでしょうか?
樽の上に空間を作るのが「ミソ」 -
シェリーを名乗るにはこの石灰質の土でブドウを育てることが必須だそうです。超乾燥したアンダルシア地方でもブドウが育つのは、この土が長い期間水を蓄えてくれるそうで、なんとブドウ畑に水を人工的撒くのは禁じられているとか。
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ここのボデガはよく結婚式のパーティにも使われるそうです。なぜか分かりますか~?とクイズを出されましたが分からず。
大手の資本が入っているところもありますが、そうであってもBodegaはほぼすべてが家族経営を長く続けているそうで、結婚式があるとその親族に必ず、Bodegaに務めている方がいて「うちでやりましょう~」という流れになり、アットホームなパーティになる、且つお酒も好きなだけ飲めるという理由だそうです。 -
Amontillado Bertola 12 Years
Oloroso Bertola 12 Years
Medium Bertola, over 8 years old.
Pedro Ximénez Bertola 12 Years
を頂きました。ここのAmontilladoはすっきりしながらも深みがある酸味があって気に入ったので、ここではAmontiladoを購入 Mediumとも迷いましたが、スーツケースにはあと1本しか入らない! -
あっという間にヘレスの滞在期間も終わりに近づき、高速列車RENFEでセビーリャとマドリッドを経由してトレドまで半日かけて移動します。
朝ご飯食べずにBodega見学に行ってしまったので、電車の時間まで駅前のカフェで。
カフェなので、サンドイッチBocadillosがメインチョイスになりますがお値段の安いこと安いこと。 -
駅舎の横にある小さいカフェにやってきました。
大昔の高校時代のスペイン語クラスで覚えた単語を並べながら、シェリーと生ハムサンドを頂きます。 -
ヘレスまた絶対来たい!!
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青空の下、外のきれいな空気を吸いながらだからでしょうか。こんなシンプルな食べ物をここまでおいしいと感じられるのか不思議です。
Bocadillos de jamon (生ハムサンドイッチ)
caña (小ビール)
copa del Amontillado (Amontillado グラス)
これでたったの6ユーロ -
もう少しゆっくりしてもよかったですが、電車の時間までもう少しあったので、はしご。駅舎内のカフェに行ってみました。
Finoを一杯頼んだら オリーブも出てきた。 -
カウンターを席から
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スペインのバルやカフェには必ずといっていいほど、生ビールサーバーが設置されててうれしくなります。
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分かれ惜しい。。。。
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セビーリャには急行列車30分程度でついちゃいます。
ここで一度乗り換えセビーリャ観光案内所 (サンタ フスタ駅) 散歩・街歩き
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次は特急AVEに乗り換え、マドリッドアトーチャ駅まで向かいます。
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この旅行で行ったホテル
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Itaca Hotel Jerez
3.08
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